JP2541560Y2 - フイルタプレスのケーキの剥離装置 - Google Patents
フイルタプレスのケーキの剥離装置Info
- Publication number
- JP2541560Y2 JP2541560Y2 JP1991068781U JP6878191U JP2541560Y2 JP 2541560 Y2 JP2541560 Y2 JP 2541560Y2 JP 1991068781 U JP1991068781 U JP 1991068781U JP 6878191 U JP6878191 U JP 6878191U JP 2541560 Y2 JP2541560 Y2 JP 2541560Y2
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- Japan
- Prior art keywords
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- filter plate
- cake
- plate
- metal mesh
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、フイルタプレスのケ
ーキの剥離装置の改良に関する。
ーキの剥離装置の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、フイルタプレスに用いられるろ材
としてろ布が一般に知られており、また、金属ろ材も例
えば、実公昭３８−２３６８８号で知られている。ま
た、ケーキを剥離するために、ろ布を振動させること
は、例えば、実公昭６０−２２９７１号で知られてい
る。
としてろ布が一般に知られており、また、金属ろ材も例
えば、実公昭３８−２３６８８号で知られている。ま
た、ケーキを剥離するために、ろ布を振動させること
は、例えば、実公昭６０−２２９７１号で知られてい
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来、フイルタプレス
は、ろ過せんとする原液に高圧力をかけられるので、ろ
過効率がすぐれ各種の原液の固液分離に用いられるが、
使用上の最大の課題は高圧力でろ材に押し付けられたケ
ーキを如何に効率よく剥離するかの点にある。この点、
上述のろ材としてろ布を用いているものでは、高圧であ
るためにろ布の目にケーキが押し込まれ、短期間の使用
でろ過効率が低下し、取替えなければならない。
は、ろ過せんとする原液に高圧力をかけられるので、ろ
過効率がすぐれ各種の原液の固液分離に用いられるが、
使用上の最大の課題は高圧力でろ材に押し付けられたケ
ーキを如何に効率よく剥離するかの点にある。この点、
上述のろ材としてろ布を用いているものでは、高圧であ
るためにろ布の目にケーキが押し込まれ、短期間の使用
でろ過効率が低下し、取替えなければならない。
【０００４】また、実公昭３８−２３６８８号のような
金属ろ材であっても、その目に押し込まれたケーキは除
去しにくく、剥離性の悪いケーキでは、この考案のよう
に金網を多層に重ねて使用することはできない。この考
案は、複式のフイルタプレスのろ板に関するもので、ケ
ーキはろ枠内に形成され、剥離性の良好なものに限られ
るものである。
金属ろ材であっても、その目に押し込まれたケーキは除
去しにくく、剥離性の悪いケーキでは、この考案のよう
に金網を多層に重ねて使用することはできない。この考
案は、複式のフイルタプレスのろ板に関するもので、ケ
ーキはろ枠内に形成され、剥離性の良好なものに限られ
るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この考案は、上述のよう
な課題を解決したものであって、その要旨とするところ
は、水平状に架設した一対のガイドレール上に、多数の
ろ板を移動自在に並列して、これらろ板間のろ過室に形
成されたケーキを、加振装置でろ板を振動させて排出す
るようにしたフイルタプレスにおいて、上記ろ板の両肩
に設けた受振板の上方に、受振板の列に沿ってバイブレ
ーターを設けた加振シャフトを配設し、この加振シャフ
トを前後のフレームの上部に配設した昇降シリンダーに
連結するとともに各ろ板のガイドレールへの懸架部に、
弾性ゴムを止着し、更に、ろ板の表裏両面のろ過床にメ
タルメッシュよりなる金属ろ材を張設したものである。
また、上記ろ板に張設するメタルメッシュおよびその周
辺のろ板のシール面を弗素樹脂でコーティングしてもよ
いものである。
な課題を解決したものであって、その要旨とするところ
は、水平状に架設した一対のガイドレール上に、多数の
ろ板を移動自在に並列して、これらろ板間のろ過室に形
成されたケーキを、加振装置でろ板を振動させて排出す
るようにしたフイルタプレスにおいて、上記ろ板の両肩
に設けた受振板の上方に、受振板の列に沿ってバイブレ
ーターを設けた加振シャフトを配設し、この加振シャフ
トを前後のフレームの上部に配設した昇降シリンダーに
連結するとともに各ろ板のガイドレールへの懸架部に、
弾性ゴムを止着し、更に、ろ板の表裏両面のろ過床にメ
タルメッシュよりなる金属ろ材を張設したものである。
また、上記ろ板に張設するメタルメッシュおよびその周
辺のろ板のシール面を弗素樹脂でコーティングしてもよ
いものである。
【０００６】
【作用】この考案は、上述のように構成してあり、各ろ
板間に形成されるろ過室の内壁のろ過面がメタルメッシ
ュで構成されるので、ケーキが付着しにくく、付着して
も剥離し易い。したがって、ろ板を開板することによっ
て、メタルメツシュ上に形成されたケーキは、その重量
によって剥離して落下する。また、剥離性の悪いケーキ
でメタルメッシュの目にケーキが残存する場合には、次
に行なわれる加振装置によるろ板の加振によって剥離除
去することができる。このように剥離性の悪いケーキに
対しては、メタルメッシュおよびその周辺のろ板のシー
ル面に弗素樹脂をコーティングしておくと、完全にケー
キを剥離することができ、一層効果的である。
板間に形成されるろ過室の内壁のろ過面がメタルメッシ
ュで構成されるので、ケーキが付着しにくく、付着して
も剥離し易い。したがって、ろ板を開板することによっ
て、メタルメツシュ上に形成されたケーキは、その重量
によって剥離して落下する。また、剥離性の悪いケーキ
でメタルメッシュの目にケーキが残存する場合には、次
に行なわれる加振装置によるろ板の加振によって剥離除
去することができる。このように剥離性の悪いケーキに
対しては、メタルメッシュおよびその周辺のろ板のシー
ル面に弗素樹脂をコーティングしておくと、完全にケー
キを剥離することができ、一層効果的である。
【０００７】
【実施例】図１において、符号１はフレーム、２は左右
のフレーム１、１間に橋架したガイドレール、３はこの
ガイドレール上に移動自在に並列したろ板、４はこの各
ろ板をルーズに連結する等長のチェーンであり、各ろ板
はこのチェーン４によって等間隔に同時に開板するよう
にしてある。
のフレーム１、１間に橋架したガイドレール、３はこの
ガイドレール上に移動自在に並列したろ板、４はこの各
ろ板をルーズに連結する等長のチェーンであり、各ろ板
はこのチェーン４によって等間隔に同時に開板するよう
にしてある。
【０００８】次に、図２に基づいてろ板３の構成を説明
する。図２において、符号３ａは、ろ板３のろ過床に張
設したメタルメッシュ、３ｂはろ板３の支持腕で、この
支持腕３ｂに弾性ゴム３ｅが止着してあり、ガイドレー
ル２上にろ板３が弾性ゴム３ｅを介して移動自在に懸架
してある。符号３ｃは、ろ板３の両肩部にそれぞれ立設
した支柱上に設けた受振板であり、その上方には、加振
シャフト５が設けてあり、図１に示すようにその両端部
が前後のフレーム１．１の上部から垂下させた空圧シリ
ンダー６のピストン７に連結されて、ピストン７を伸縮
させて加振シャフト５を昇降させるようにしてある。そ
して、加振シャフト５の両側にバイブレーター５ａが配
設してあり、加振シャフト５を昇降させながら加振シャ
フト５を振動させ、ろ板３の両肩部の受振板３ｃを加振
してろ板３からケーキを剥離するようにしてある。尚、
図２において符号３ｄは原液の供給口を示すものであ
り、メタルメツシュ３ａの裏面に図示を省略している
が、多数の突条、突起等からなるろ過床が形成してあ
り、ろ液はこのろ過床を流下してろ板外に取出されるよ
うにしてある。符号８は加振シャフト５の上至点に設け
たリミットスイッチである。
する。図２において、符号３ａは、ろ板３のろ過床に張
設したメタルメッシュ、３ｂはろ板３の支持腕で、この
支持腕３ｂに弾性ゴム３ｅが止着してあり、ガイドレー
ル２上にろ板３が弾性ゴム３ｅを介して移動自在に懸架
してある。符号３ｃは、ろ板３の両肩部にそれぞれ立設
した支柱上に設けた受振板であり、その上方には、加振
シャフト５が設けてあり、図１に示すようにその両端部
が前後のフレーム１．１の上部から垂下させた空圧シリ
ンダー６のピストン７に連結されて、ピストン７を伸縮
させて加振シャフト５を昇降させるようにしてある。そ
して、加振シャフト５の両側にバイブレーター５ａが配
設してあり、加振シャフト５を昇降させながら加振シャ
フト５を振動させ、ろ板３の両肩部の受振板３ｃを加振
してろ板３からケーキを剥離するようにしてある。尚、
図２において符号３ｄは原液の供給口を示すものであ
り、メタルメツシュ３ａの裏面に図示を省略している
が、多数の突条、突起等からなるろ過床が形成してあ
り、ろ液はこのろ過床を流下してろ板外に取出されるよ
うにしてある。符号８は加振シャフト５の上至点に設け
たリミットスイッチである。
【０００９】この考案に係る装置は、上述のように構成
されていて、各ろ板間に形成されるろ過室の内壁はメタ
ルメッシュ３ａで構成される。従って、このメタルメッ
シュ３ａで構成されるろ過面にケーキが付着することが
なく、ろ板３を開板することによってその重量で剥離し
除去することができる。そして、このろ板３の開板のみ
で剥離しないケーキも、加振シャフト５を昇降させなが
ら振動させてろ板３を加振することで剥離除去すること
ができる。このケーキを剥離除去する際、メタルメッシ
ュ３ａおよびろ板３のシール面に弗素樹脂をコーティン
グしておくとそのはつ水性および滑り性によって、ケー
キの剥離を助長し、一層効果的である。この考案では、
上述のように、ろ板の開板、ろ板の加振と自動的操作で
ケーキの剥離が行なわれるが、このケーキの剥離は、全
室同時に行われるもので従来の各ろ室を逐一開板してケ
ーキを剥離するものに比較すれば、極めて能率的なるも
のである。
されていて、各ろ板間に形成されるろ過室の内壁はメタ
ルメッシュ３ａで構成される。従って、このメタルメッ
シュ３ａで構成されるろ過面にケーキが付着することが
なく、ろ板３を開板することによってその重量で剥離し
除去することができる。そして、このろ板３の開板のみ
で剥離しないケーキも、加振シャフト５を昇降させなが
ら振動させてろ板３を加振することで剥離除去すること
ができる。このケーキを剥離除去する際、メタルメッシ
ュ３ａおよびろ板３のシール面に弗素樹脂をコーティン
グしておくとそのはつ水性および滑り性によって、ケー
キの剥離を助長し、一層効果的である。この考案では、
上述のように、ろ板の開板、ろ板の加振と自動的操作で
ケーキの剥離が行なわれるが、このケーキの剥離は、全
室同時に行われるもので従来の各ろ室を逐一開板してケ
ーキを剥離するものに比較すれば、極めて能率的なるも
のである。
【考案の効果】
【００１０】このように、この考案はフイルタプレスに
おいて、ろ材としてケーキの剥離性のよいメタルメッシ
ュを用いるとともに、振動装置を設けた加振シャフトで
ろ板を加振し、そのろ材をろ板とともに振動させること
によってケーキを完全に剥離することができる。そし
て、これのケーキの剥離操作は、全室一挙になされるも
のであり、しかも、ろ板とガイドレールの間に弾性ゴム
が介在させてあるので、ろ板の振動がガイドレールに伝
達されることがないものである。また、ろ板のろ過床に
張設したメタルメッシュとろ板のシール面とに弗素樹脂
をコーティングしておけば、そのはっ水性と滑り性によ
り、ケーキの剥離を助長しえるものである。
おいて、ろ材としてケーキの剥離性のよいメタルメッシ
ュを用いるとともに、振動装置を設けた加振シャフトで
ろ板を加振し、そのろ材をろ板とともに振動させること
によってケーキを完全に剥離することができる。そし
て、これのケーキの剥離操作は、全室一挙になされるも
のであり、しかも、ろ板とガイドレールの間に弾性ゴム
が介在させてあるので、ろ板の振動がガイドレールに伝
達されることがないものである。また、ろ板のろ過床に
張設したメタルメッシュとろ板のシール面とに弗素樹脂
をコーティングしておけば、そのはっ水性と滑り性によ
り、ケーキの剥離を助長しえるものである。
【図１】 この考案に係るフイルタプレスの概略の側面
図である。
図である。
【図２】 図１のフイルタプレスのろ板を取出して示す
正面図である。
正面図である。
【符号の説明】 ２ ガイドレール ３ｅ 弾性ゴム ３ ろ板 ３ａ メタルメッシュ ３ｃ 受振板 ５ 加振シャフト５ａ バイブレーター ６ 空圧シリンダー
Claims (2)
- 【請求項１】 水平状に架設した一対のガイドレール２
上に、多数のろ板３を移動自在に並列して、これらろ板
３．３間のろ過室に形成されたケーキを、加振装置でろ
板３を振動させて排出するようにしたフイルタプレスに
おいて、上記ろ板３の両肩に設けた受振板３ｃの上方
に、受振板３ｃの列に沿ってバイブレーター５ａを設け
た加振シャフト５を配設し、この加振シャフト５を前後
のフレーム１．１の上部に配設した昇降シリンダー６．
６に連結するとともに、各ろ板３のガイドレール２への
懸架部に、弾性ゴム３ｅを止着し、更に、ろ板３の表裏
両面のろ過床にメタルメッシュよりなる金属ろ材３ａを
張設したことを特長とするフイルタプレスのケーキの剥
離装置。 - 【請求項２】 請求項１記載のメタルメッシュ３ａおよ
びそのメタルメッシュ３ａの周辺のろ板３のシール面
に、弗素樹脂をコーティングしたことを特長とするフイ
ルタプレスのケーキの剥離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991068781U JP2541560Y2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | フイルタプレスのケーキの剥離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991068781U JP2541560Y2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | フイルタプレスのケーキの剥離装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0513506U JPH0513506U (ja) | 1993-02-23 |
| JP2541560Y2 true JP2541560Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=13383621
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991068781U Expired - Lifetime JP2541560Y2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | フイルタプレスのケーキの剥離装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2541560Y2 (ja) |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5246620B2 (ja) * | 1974-03-26 | 1977-11-26 | ||
| JPS5433660Y2 (ja) * | 1975-08-14 | 1979-10-16 | ||
| JPS54119974U (ja) * | 1978-02-10 | 1979-08-22 | ||
| JPH0454803Y2 (ja) * | 1988-03-14 | 1992-12-22 | ||
| JPH0398604A (ja) * | 1989-09-08 | 1991-04-24 | Ishigaki Kiko Kk | フイルタプレス |
| JP3047005U (ja) * | 1997-09-09 | 1998-03-31 | 有限会社甲奴砕石 | 家屋の床下地盤構造と、これに使用する竹の活性炭入り袋体 |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP1991068781U patent/JP2541560Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0513506U (ja) | 1993-02-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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