JP2541527Y2 - 結束具 - Google Patents

結束具

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JP2541527Y2
JP2541527Y2 JP1993013960U JP1396093U JP2541527Y2 JP 2541527 Y2 JP2541527 Y2 JP 2541527Y2 JP 1993013960 U JP1993013960 U JP 1993013960U JP 1396093 U JP1396093 U JP 1396093U JP 2541527 Y2 JP2541527 Y2 JP 2541527Y2
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JP1993013960U
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JPH0667979U (ja
Inventor
猛 山崎
宏 桜井
Original Assignee
株式会社ブレスト工業研究所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は複数の長尺状物体を結束
する結束具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、中小規模の建物の空調工事におい
て、各部屋ごとに冷暖房を行なう方が経済的という観点
から、セントラルヒーティング方式よりヒートポンプ方
式が多く採用されている。
【0003】このヒートポンプ方式では、図7に示すよ
うに、内部に設置した室内機2と建物1の外部に設置し
た室内機3との間を連結する液体用、ガス用の2本の冷
媒管4、5及び制御ケーブル6を配設する配設工事が必
要であり、このため、建物1の内部に沿って冷媒管4、
5及び制御ケーブル6を1.5〜2メートル間隔で天井
側に固定した吊りボルト7の下端部に支持具8で支持し
たり、あるいは壁部に支持具(図示せず)で支持する。
しかして、この2本の冷媒管4、5は図11に示すよう
に、それぞれ液体用、ガス用のパイプ4a、5aの外周
に、空気層を大量に含んだ可とう性を有する肉厚の発泡
性合成樹脂から成る断熱被覆層4b、5bが被覆され、
さらにその外周に外層フィルム4c、5cが被覆された
構造であり、この支持部において強く締め付けると、冷
媒管4、5の可とう性を有する断熱被覆層4b、5bが
圧縮陥没して断熱性を喪失するため、前記支持具8は冷
媒管4、5、制御ケーブル6を遊びのある状態で囲むだ
けで、冷媒管4、5、制御ケーブル6を強く締め付けな
い構造となっている。
【0004】このため、冷媒管4、5、制御ケーブル6
の配設において冷媒管4、5及び制御ケーブル6がばら
ついたり、ずれたりしないように2ケ所の支持箇所の中
間部cで結束する必要がある。
【0005】この結束のために、従来では、図8に示す
結束バンド9を用いて、図9に示すように、その頭部9
aの逆止爪9bが内壁に突設された挿通穴9cに、逆止
溝9dを有する帯片9eを挿通して引っ張ることによっ
て結束するか、あるいは図12に示すように接着性のビ
ニールテープ10を巻き付けて結束していた。
【0006】しかし、このように結束バンド9あるいは
接着ビニールテープ10で結束する場合において、図1
1に示すように冷媒管4、5の可とう性の断熱被覆層4
b、5bを強く締め付け圧縮しないように外周に鎖線A
で示すように結束したのでは、制御ケーブル6が小径の
場合には、制御ケーブル6が結束バンド9あるいは接着
ビニールテープ10に全くあるいは僅かしか接触しない
ので、動いたり、軸方向にずれたりするため、図9、1
0に示すように、冷媒管4、冷媒管5の断熱被覆層4
b、5bが窪むまで結束バンド9の帯状片9eを強く引
っ張って、あるいは接着ビニールテープ10をきつく巻
き付けて強く結束して制御ケーブル6が動いたりずれた
りしないように強く押圧するようにしていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の結束方法では、可とう性のある断熱被覆層4
b、5bを強く圧縮陥没させて空気層をつぶしてしまう
と、断熱性が著しく劣化し、このため、空調システムの
冷暖房効果を損なうという問題点があった。
【0008】また、結束バンド9の場合には、頭部9a
の小さな挿通穴9bに帯片9eを挿入しなければならな
いため、結束作業が煩雑で時間がかかり、また、ビニー
ルテープ10の場合にも、巻き付ける作業が煩雑で時間
がかかるという問題点があった。
【0009】また、作業工程として2本の冷媒管4、5
のみを先に配設し、その後で制御ケーブル6を配設する
場合があるが、このような場合、先に2本の冷媒管4、
5のみを結束バンド9あるいはビニールテープ10で結
束し、その後でさらに制御ケーブル6を2本の冷媒管
4、5に重ねてさらに結束バンド9あるいはビニールテ
ープ10で2重に結束しなければならないため、結束作
業に著しく時間がかかり、また、2重に結束するため結
束材のコストが2倍かかるという問題点があった。
【0010】本考案は、このような問題点を解決した結
束具を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本考案の請求項1では、2本の大径長尺物と1本
の小径長尺物を互いに平行、密着状態で結束する結束具
であって、弾性材から成り、平行密着状態の前記2本の
大径長尺物の窪み部側へ向かって内方へ円弧状に湾曲膨
出した内方湾曲部と外方へ円弧状に湾曲膨出した外方湾
曲部とが連続して円弧状に湾曲して設けられ、両端の前
記外方湾曲部の弾性によって平行密着状の2本の大径長
尺物を互いに押圧させて脱落不能に保持するとともに、
平行密着状の2本の大径長尺物間の窪み部に平行密着状
に配置された小径長尺物を前記内方湾曲部の弾性によっ
て2本の大径長尺物へ押圧した状態で保持するようにし
たことを特徴としている。
【0012】
【0013】請求項1では、平行密着状の2本の大径長
尺物は、その外周形状に沿って連続した外方湾曲部およ
び内方湾曲部に囲まれつつ、両端の外方湾曲部の弾性に
よって互いに押圧した状態で脱落不能に保持され、密着
平行状の2本の大径長尺物間の窪み部に1本の小径長尺
物が内方湾曲部の弾性によって2本の大径長尺物へ押圧
された状態で保持される。
【0014】
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。図1は本考案の一実施例による結束具を示してい
る。
【0016】結束具20は、湾曲した帯板状にプラスチ
ックで一体成形されて適度の弾性を有し、2本の平行密
着状態に配置した2本の冷媒管4、5の外周形状に沿っ
て、内方へ、即ち、密着した2本の大径の冷媒管4、5
の境界部に形成される窪み部B側(図2参照)へ向かっ
て円弧状に膨出した内方湾曲部21と、この内方湾曲部
21の両側において、平行密着状に配置された2本の冷
媒管4、5の外周形状に沿って、外方へ円弧状に膨出し
た第1、第2の外方湾曲部22、23とが、内方湾曲部
21の両側に一体的に連続して設けられている。第1、
第2の外方湾曲部22、23の各自由端には肉厚部22
a、23aが設けられている。第1、第2の外方湾曲部
22、23はそれぞれ冷媒管4、5の外周面の曲率半径
より小さな曲率半径に設定されている。内方湾曲部21
の背面部には、配管路の区分のために鉛筆やペンで書き
込みできるようにシボ加工部21aが設けられている。
【0017】図2、3にはヒートポンプ方式における室
外機と室内機間を連結する冷媒管4、5及び制御ケーブ
ル6を前記したように隣り合う2ケ所の支持箇所の中間
で結束する場合を示している。即ち、冷媒管4、5のう
ちの一方に、例えば冷媒管4に第1の外方湾曲部22の
自由端の肉厚部22aをひっかけて第2の外方湾曲部2
3側をその弾性に抗して引き伸ばして、第2の外方湾曲
部23を冷媒管5に被せる。すると、図2、3に示すよ
うに結束具20は弾性復帰して冷媒管4、冷媒管5をそ
れぞれ第1の外方湾曲部22、第2の外方湾曲部23の
弾性で冷媒管4、5を互いに押圧させた状態で保持する
と共に、制御ケーブル6を内方湾曲部21の適度の弾性
で冷媒管4、5の密着部の窪み部B側へ押圧した状態
で、冷媒管4、5及び制御ケーブル6を平行密着状に保
持する。従って、冷媒管4、5及び制御ケーブル6をワ
ンタッチ操作で強く締め付けることなく平行密着状に保
持できる。従って、冷媒管4、5の断熱被覆層4b、5
bがほとんど圧縮されない状態で保持される。
【0018】なお、先に2本の冷媒管4、5を配管して
結束具20で結束し、その後にさらに制御ケーブル6を
配設して結束する場合には、先に取付けた結束具20を
2本の冷媒管4、5の一方よりはずし、制御ケーブル6
を束ねた後に、もう一度同じ結束具20で結束すればよ
い。
【0019】図4は本考案の他の実施例を示している。
この実施例の結束具20では、後から制御ケーブル6を
配線する場合に、結束具20を一旦冷媒管4、5からは
ずして再度冷媒管4、5及び制御ケーブル6の全体を結
束しなおさなくてもよいように、結束具20の内方湾曲
部21の背面に制御ケーブル6を保持するためのほぼC
字状の保持部24が一体的に突設されていて、図5に示
すように、保持部24の開口部24aから制御ケーブル
6を保持部24の弾性に抗して嵌入させれはよい。
【0020】図6はさらに他の実施例を示すもので、結
束具20の内方湾曲部21の背面には向かい合った2つ
の弾性片25a、25bが突設され、その開口部25c
から制御ケーブル6を嵌入させればよい。
【0021】なお、本考案の結束具は冷媒管以外の他の
任意の長尺物の結束にも使用できることは勿論である。
また、本考案の結束具は弾性材であればプラスチック以
外のものでもよい。
【0022】
【考案の効果】本考案の結束具は、以上説明したよう
に、請求項1では、結束すべき平行密着状の2本の大径
長尺物の外周形状に沿って外方湾曲部と内方湾曲部が連
続して設けてあり、両端の外方湾曲部の弾性によって2
本の大径長尺物を互いに押圧させて平行密着状態で保持
するとともに、密着平行状の2本の大径長尺物間の窪み
部に小径長尺物を内方湾曲部の弾性で押圧して保持する
ようにしたので、従来の結束具バンドやビニールテープ
で結束する場合のように過度に強い締め付けがなされる
ことがなく、2本の大径長尺物の外周を囲む結束具全体
の適度の弾性によって2本の大径長尺物を互いに押圧さ
れた密着状態で保持するから、例えば可とう性のある断
熱被覆層を有する冷媒管を結束する場合でも、冷媒管の
断熱被覆層が圧縮陥没されて断熱性を劣化されるおそれ
がなくなる。
【0023】また、結束においてワンタッチ操作で結束
具を取付けられるので、結束作業が著しく簡単となり、
作業者の施工技術が平均でき、作業時間の著しい短縮化
が可能となる。
【0024】また、2本の大径長尺物を一旦結束した
後、さらにもう1本の小径長尺物(例えば制御ケーブ
ル)を結束する場合にも、結束具を取りはずして再び取
付ければよいので、従来のように2重に結束する必要が
なくなり、コストを低減できる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図
【図2】図1に示す結束具の使用状態を示す断面図
【図3】図1に示す結束具の使用状態を示す斜視図
【図4】本考案の他の実施例を示す斜視図
【図5】図4に示す結束具の使用状態を示す断面図
【図6】本考案の他の実施例を示す斜視図
【図7】ヒートポンプ方式の空調システムを示す概略図
【図8】従来の結束に用いる結束バンドを示す斜視図
【図9】結束バンドによる従来の結束状態を示す斜視図
【図10】ビニールテープによる従来の結束状態を示す
斜視図
【図11】冷媒管を圧縮しない結束状態を示す説明図
【符号の説明】
4 冷媒管 5 冷媒管 6 制御ケーブル 20 結束具 21 内方湾曲部 22 第1の外方湾曲部 23 第2の外方湾曲部 21a シボ加工部 24 保持部 25a、25b 保持部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本の大径長尺物と1本の小径長尺物を互
    いに平行、密着状態で結束する結束具であって、 弾性材から成り、平行密着状態の前記2本の大径長尺物
    の窪み部側へ向かって内方へ円弧状に湾曲膨出した内方
    湾曲部と外方へ円弧状に湾曲膨出した外方湾曲部とが連
    続して円弧状に湾曲して設けられ、 両端の前記外方湾曲部の弾性によって平行密着状の2本
    の大径長尺物を互いに押圧させて脱落不能に保持すると
    ともに、平行密着状の2本の大径長尺物間の窪み部に平
    行密着状に配置された小径長尺物を前記内方湾曲部の弾
    性によって2本の大径長尺物へ押圧した状態で保持する
    ようにしたことを特徴とする結束具。
JP1993013960U 1993-03-01 1993-03-01 結束具 Expired - Lifetime JP2541527Y2 (ja)

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JPH0667979U JPH0667979U (ja) 1994-09-22
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