JP3023668U - 断熱保温材付空調ダクト及び空調ダクト管被覆用断熱保温シート - Google Patents

断熱保温材付空調ダクト及び空調ダクト管被覆用断熱保温シート

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JP3023668U
JP3023668U JP1995011738U JP1173895U JP3023668U JP 3023668 U JP3023668 U JP 3023668U JP 1995011738 U JP1995011738 U JP 1995011738U JP 1173895 U JP1173895 U JP 1173895U JP 3023668 U JP3023668 U JP 3023668U
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美治 永田
孝 仮名田
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Fujimori Sangyo Co Ltd
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Fujimori Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状保持性ひいては断熱保温性を向上し、か
つ断熱保温シートによるダクト管の被覆作業を容易にす
る。 【解決手段】 断熱保温材3をその繊維の方向が基紙7
面に対して垂直になるように基紙7に接着した断熱保温
シート11により、基紙7を表面側にしてダクト管21を被
覆する。断熱保温シート11は、密度の異なる断熱保温材
の単位体をダクト管21の周方向に向けて基紙7に配列す
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、形状保持性ひいては断熱保温性に優れ、かつ断熱保温シートによる ダクト管の被覆作業が容易な断熱保温材付空調ダクト及び空調ダクト管被覆用断 熱保温シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
断熱保温材のグラスウールを基紙に接着した断熱保温シートを基紙が表面側と なるように丸めてダクト管を被覆した断熱保温材付空調ダクトは知られている。 かかるダクトにおいては、グラスウールのガラス繊維の方向が基紙面に沿う方向 に、すなわち基紙面と平行に、いわば積層されるような態様で接着されている。 そして、このダクトは、配管施工の際、図5に示すように、吊りバンド41で吊 り下げて取り付けることがよく行なわれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のダクトにおいては、グラスウールのガラス繊維の方向が基紙面に沿う方 向にいわば積層されるような態様で接着されているため、配管施工後、負荷を受 ける部分、例えば吊りバンドで吊り下げて取り付けた場合には、負荷を受けるシ ートの下方の部分が圧迫されてつぶれるように変形し易く、厚みが薄くなったと ころはひいては断熱性能の低下を招く。また、断熱保温シートでダクト管を被覆 する際、丸められるシートの内外周の径の差に基づく弾性的な復元力が大きく、 ダクト管の被覆作業がしにくい傾向があった。
【0004】 本考案は、上記問題点に鑑み創案されたもので、形状保持性ひいては断熱保温 性に優れ、かつ断熱保温シートによるダクト管の被覆作業が容易な断熱保温材付 空調ダクト及び空調ダクト管被覆用断熱保温シートを提供することを目的とする 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 断熱保温材をその繊維の方向が基紙面に対して垂直になるように基紙に 接着した断熱保温シートにより、基紙を表面側にしてダクト管を被覆してなる断 熱保温材付空調ダクトである。繊維の方向が基紙面に沿う方向ではなく、基紙面 に対して垂直になるように基紙に接着したため、ダクト管を被覆した断熱保温材 の繊維の方向はダクト管に対して放射状となり、外方から負荷を受けても変形し にくく、断熱性能も低下しにくい。また、断熱保温シートをダクト管に巻き付け て被覆する際、丸められるシートの内外周の径の差に基づく弾性的な復元力も従 来のものと比べて小さく、ダクト管の被覆作業がし易い。
【0006】 (2) 上記(1)の断熱保温材付空調ダクトにおいて、前記断熱保温シートは 、密度の異なる断熱保温材の単位体をダクト管の周方向に向けて基紙に配列して なる断熱保温材付空調ダクトである。このように密度の異なる断熱保温材の単位 体を配列することにより、負荷を受け易い部分に密度の大きい単位体を位置させ ることができ形状保持性を維持しつつ、全体の密度の調整を行なうことができ、 また全体の密度の調整も容易である。また、密度の小さい単位体を存在させるこ とで、ダクト管を被覆する際のシートの復元力も緩和でき、ダクト管の被覆作業 がし易い。
【0007】 (3) 上記(2)の断熱保温材付空調ダクトにおいて、ダクト管に複数条に接 着剤を塗布して前記断熱保温シートをダクト管に接着して被覆してなる断熱保温 材付空調ダクトである。断熱保温シートでダクト管を被覆する際には断熱保温シ ートの復元力が働くが、ダクト管に複数条(例えば周を等分する位置の長手方向 2〜3条)に接着剤を塗布して断熱保温シートをダクト管に接着して固定すると 、被覆作業がし易くかつ確実に行なえる。
【0008】 (4) 断熱保温材をその繊維の方向が基紙面に対して垂直になるように基紙に 接着してなる空調ダクト管被覆用断熱保温シートである。該断熱保温シートを空 調ダクト管の被覆に用いることにより、上記(1)に記載の断熱保温材付空調ダ クトと同様な作用を奏する。
【0009】 (5) 上記(4)の断熱保温シートにおいて、前記断熱保温シートは、密度の 異なる断熱保温材の単位体を、被覆すべきダクト管の周方向に向けて基紙に配列 してなる空調ダクト管被覆用断熱保温シートである。該断熱保温シートを空調ダ クト管の被覆に用いることにより、上記(2)に記載の断熱保温材付空調ダクト と同様な作用を奏する。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基いて説明するが、本考案は以下の実施の 形態に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲で適宜変更して実施できる ものである。
【0011】 図1は本考案の実施の一形態を示す断熱保温材付空調ダクト1の斜視図、図2 は本考案の実施の一形態を示す断熱保温シート11の側面図、図3は製造方法を 説明するための断熱保温材の斜視図、図4は本考案の実施の他の形態を示す断熱 保温シート11の側面図である。
【0012】 図1,2に示すように、断熱保温材付空調ダクト1は、断熱保温シート11と ダクト管21とからなり、断熱保温シート11は断熱保温材3と基紙7とからな る。断熱保温材3は、その繊維の方向が基紙7面に対して垂直になるように基紙 7に接着されて断熱保温シート11を構成しており、基紙7を表面側にしてダク ト管21を被覆している。
【0013】 断熱保温材3は不燃性の繊維質のもので、グラスウールが好適に用いられる。 ロックウールその他の材質を用いてもよい。
【0014】 断熱保温材シート11における断熱保温材3の厚さは、通常10〜40mm程 度であるが、必要に応じて適宜選択され、特に限定されるものではない。また、 断熱保温材3の密度はグラスウールの場合、通常、24〜40kg/m3 程度で あるがこれに限定されるものではない。後述するように密度の異なる断熱保温材 の単位体を配列することができる。
【0015】 基紙7の材料は、20〜200μm厚のアルミ箔又は15〜100g/m2 の ガラスクロス単体あるいは前記アルミ箔とガラスクロスの複合体のようなもので ある。
【0016】 ダクト管21の太さは、通常、内径100〜400mm程度、長さは3〜4m 程度であるが、必要に応じて適宜実施され、特に限定されるものではない。材質 は、0.5〜1.2mm程度の板厚の通常ダクトに使用されている亜鉛鋼板やス テンレス鋼板である。
【0017】 本考案に係る断熱保温シート11の好適な製造方法について、密度の異なる断 熱保温材の単位体を配列する場合を例示して説明する。図3を参照して説明する と、先ず、それぞれ密度の異なる断熱保温材3,4,5,3,4,5,…を繊維 方向を平行にして順次積み重ねておき、これを所定厚さt(断熱保温材の厚さに 相当する)に切断することにより、密度の異なる断熱保温材の単位体3a,4a ,5a,…が配列された状態で得られる。密度の異なる断熱保温材の単位体3a ,4a,5a,…は、例えば、40kg/m3 ,32kg/m3 ,25kg/m 3 ,…というような密度の順にすることができるが、その配列は様々なものが適 用できる。密度の種類は複数種類であればよい。
【0018】 次に、図4に示すように、これらの断熱保温材の単位体3a,4a,5a,… をその繊維の方向が基紙7面に対して垂直になるように基紙7に接着していくこ とにより、密度の異なる断熱保温材の単位体3a,4a,5a,…を、被覆すべ きダクト管21の周方向に向けて基紙7上に配列した断熱保温シート11が得ら れる。
【0019】 また、断熱保温材の単位体3a,4a,5a,…の肉厚hは、通常20〜10 0mm程度のものが適用され、単位体3a,4a,5a,…の肉厚hを全て同一 肉厚の素材を適用してもよく、また単位体3a,4a,5a,…の肉厚hを各々 異なった肉厚の素材を適用して配列したような状態でも実用できるものである。
【0020】 さらに、断熱保温シート11を、基紙7を表面側にしてダクト管21に巻くよ うに付けて被覆する。この被覆方法は種々の方法があるが、断熱保温シート11 を丸めるとき断熱保温シート11の復元力が働くので、図1に示すように、ダク ト管21に点状あるいは線状に複数条(図1では長手方向に3条であるが、これ に限定されるものではなく周方向でもよく、また間欠的であってもよい)に接着 剤31を塗布して断熱保温シート11をダクト管21に接着して固定すると、作 業がし易い。符号33は巻き付けたシート11の端部表面を止める止着テープで ある。シート11の端面同士も接着剤32で接着されている。
【0021】 もっとも、このような接着剤の塗布は必須のものではなく、しなくてもよい。 そして、断熱保温シート11のダクト管21への固定方法は、公知の方法、例え ば、スタッドピンを用いて電流を流して溶着する方法等を用いてもよい。
【0022】 本考案に係る断熱保温材付空調ダクトは、従来の空調ダクトと同様、それぞれ の口径に適合するダクト管と連結して使用される。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る断熱保温材付空調ダクト及び空調ダクト管 被覆用断熱保温シートによれば、吊り下げ等による負荷を受けても変形しにくく 、断熱性能も低下しにくい。また、断熱保温シートをダクト管に巻き付けて被覆 する際、丸められるシートの内外周の径の差に基づく弾性的な復元力も従来のも のと比べて小さく、ダクト管の被覆作業がし易い。
【0024】 また、断熱保温シートは、密度の異なる断熱保温材の単位体をダクト管の周方 向に向けて基紙に配列することにより、形状保持性を維持しつつ、全体の密度の 調整を行なうことができ、また全体の密度の調整も容易である。また、密度の小 さい単位体を存在させることで、ダクト管を被覆する際のシートの復元力も緩和 でき、ダクト管の被覆作業がし易い。
【0025】 さらに、ダクト管に複数条に接着剤を塗布して前記断熱保温シートをダクト管 に接着して被覆してなる断熱保温材付空調ダクトでは、被覆作業がし易くかつ確 実に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の一形態を示す断熱保温材付空調
ダクト1の斜視図である。
【図2】本考案の実施の一形態を示す断熱保温シート1
1の側面図である。
【図3】製造方法を説明するための断熱保温材の斜視図
である。
【図4】本考案の実施の他の形態を示す断熱保温シート
11の側面図である。
【図5】ダクトの吊り下げ例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 断熱保温材付空調ダクト 3,4,5 断熱保温材 3a,4a,5a 密度の異なる断熱保温材の単位体 7 基紙 11 断熱保温シート 21 ダクト管 31 接着剤

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱保温材をその繊維の方向が基紙面に
    対して垂直になるように基紙に接着した断熱保温シート
    により、基紙を表面側にしてダクト管を被覆してなる断
    熱保温材付空調ダクト。
  2. 【請求項2】 前記断熱保温シートは、密度の異なる断
    熱保温材の単位体をダクト管の周方向に向けて基紙に配
    列してなる請求項1記載の断熱保温材付空調ダクト。
  3. 【請求項3】 ダクト管に点状あるいは線状に複数条に
    接着剤を塗布して前記断熱保温シートをダクト管に接着
    して被覆してなる請求項2記載の断熱保温材付空調ダク
    ト。
  4. 【請求項4】 断熱保温材をその繊維の方向が基紙面に
    対して垂直になるように基紙に接着してなる空調ダクト
    管被覆用断熱保温シート。
  5. 【請求項5】 前記断熱保温シートは、密度の異なる断
    熱保温材の単位体を、被覆すべきダクト管の周方向に向
    けて基紙に配列してなる請求項4記載の空調ダクト管被
    覆用断熱保温シート。
JP1995011738U 1995-10-11 1995-10-11 断熱保温材付空調ダクト及び空調ダクト管被覆用断熱保温シート Expired - Lifetime JP3023668U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017217147A1 (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 旭ファイバーグラス株式会社 グラスウール保温帯

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017217147A1 (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 旭ファイバーグラス株式会社 グラスウール保温帯
JPWO2017217147A1 (ja) * 2016-06-14 2019-04-11 旭ファイバーグラス株式会社 グラスウール保温帯

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