JPH071399U - 無機質繊維パイプカバー - Google Patents
無機質繊維パイプカバーInfo
- Publication number
- JPH071399U JPH071399U JP3519693U JP3519693U JPH071399U JP H071399 U JPH071399 U JP H071399U JP 3519693 U JP3519693 U JP 3519693U JP 3519693 U JP3519693 U JP 3519693U JP H071399 U JPH071399 U JP H071399U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- inorganic fiber
- pipe cover
- fiber pipe
- inorganic
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自在に折れ曲り、端部から無機繊維がほつれ
ることのない取扱いが容易な無機質繊維パイプカバー 【構成】 軸方向に垂直な断面に平行に無機質繊維が配
向する円筒中部と軸方向円筒周面に平行に無機質繊維が
配向する円筒端部とからなる円筒の周面を外皮材で被覆
したことを特徴とする無機質繊維パイプカバー。
ることのない取扱いが容易な無機質繊維パイプカバー 【構成】 軸方向に垂直な断面に平行に無機質繊維が配
向する円筒中部と軸方向円筒周面に平行に無機質繊維が
配向する円筒端部とからなる円筒の周面を外皮材で被覆
したことを特徴とする無機質繊維パイプカバー。
Description
【0001】
本考案は配管及び円形ダクトに使用する無機質繊維パイプカバーに関する。
【0002】
従来、配管及び円形ダクトの保温、保冷のために使用する無機質繊維パイプカ バーで自在に折れ曲がるものに、軸方向に垂直な断面に平行に繊維が配向する無 機質繊維パイプカバー(実開平3−96499)がある。しかし、実開平3−9 6499に開示される無機質繊維パイプカバーは、その端部においても、無機質 繊維は軸方向に垂直な断面に平行に配向しているため、外皮材等とのこすれ等に より無機質繊維が層状にほつれ、徐々に製品が崩れたり、また施工時の端部の処 理に手間がかかるといった問題がある。
【0003】
本考案は前記問題を解決し、端部が崩れにくい無機質繊維パイプカバーを提供 することを課題とする。
【0004】
前記課題は、本考案の、軸方向に垂直な断面に平行に無機質繊維が配向する円 筒中部と軸方向円筒周面に平行に無機質繊維が配向する円筒端部とからなる円筒 の周面を外皮材で被覆したことを特徴とする無機質繊維パイプカバーによって解 決される。以下本考案を図に基づいて説明する。
【0005】 本考案は図1及び図2に示すとおり、円筒中部3の無機質繊維2が無機質繊維 パイプカバー1の軸方向に垂直な断面に平行に配向し、円筒端部6の無機質繊維 2が軸方向円筒周面に平行に配向し、その周面を外皮材7で被覆し、外皮材7を 1枚残して軸方向に切断面8を入れた無機質繊維パイプカバーである。
【0006】 本考案の円筒中部3は図3及び図4に示すとおり、板面に平行に無機質繊維2 が配向する無機質繊維板4から板面に垂直にリング状板5を打ち抜き、該リング 状板5を複数枚積層し接着剤で貼着して円筒状に成型して得る。
【0007】 本考案の円筒端部6は図5及び図6に示すとおり、公知のシート状に積層され た無機質繊維を円筒芯に巻き付けて筒状に成型し軸方向に垂直に所定の厚さに裁 断して得る。前記シート状に積層された無機質繊維はシート面に平行に無方向に 積層されるので円筒端部6の無機質繊維2は軸方向円筒周面に平行に配向する。
【0008】 円筒中部3と円筒端部6は接着剤によって接合して一体の円筒とし、該円筒の 周面を伸縮可能な外皮材7によって被覆し切断面8を入れて本考案の無機質繊維 パイプカバー1を得る。
【0009】 本考案において用いる無機質繊維板4は、ロックウール、ガラスウール、セラ ミックウール等からなり、無機質繊維2が板面に平行に配向し、密度が80〜2 00kg/m3 である。密度が80kg/m3 より低いとパイプカバーとして用 いた場合伸びた側の密度が低くなり過ぎ断熱効果が低下する。密度が200kg /m3 より高いとパイプカバーとして用いた場合圧縮される部分の密度が高くな り過ぎ縮むことができず自在に折れ曲がることが困難となる。
【0010】 本考案においてリング状板5とリング状板5との接着、円筒中部3と円筒端部 6との接着に使用する接着剤としては合成ゴム系、酢ビ系、エポキシ系、澱粉系 等の接着剤が使用される。接着剤の使用量は50〜250g/m2 である。
【0011】 本考案において用いる外皮材7としては伸縮可能な外皮材がよく、例えば伸縮 可能にするため表面にシワをいれるアコーディオン加工を施したアルミクラフト 紙、アルミガラスクロス、アルミガラスクラフト紙等が使用できる。
【0012】
【作用】 本考案の無機質繊維パイプカバーの円筒端部の無機質繊維は軸方向円筒周面に 平行に無機質繊維が配向しているので外皮材等とのこすれ等により無機質繊維が 層状にほつれることはなく、また無機質繊維パイプカバーの円筒中部の無機質繊 維は軸方向に垂直な断面に平行に配向しているので自在に折れ曲がる。外皮材は 無機質繊維をカバーして保護すると共に無機質繊維の円筒に追随して自在に折れ 曲がる。
【0013】
[実施例1] 無機質繊維板(日東紡績(株)製、商品名インサルフェルト#840Z、厚さ 75mm)を板面に垂直に外径176mm、内径76mm、厚さ75mmのリン グ状板を打ち抜き、該リング状板14個を合成ゴム(住友スリーエム(株)製、 スプレーのり77)で積層貼着し長さ1050mmの円筒中部を得た。次に軸方 向円筒周面に平行に無機質繊維が配向している市販の無機質繊維パイプカバー( 日東紡績(株)製、ダンカバー#330[65A−50]、外径176mm、内 径76mm)を長さ50mmに切断し円筒端部を2個を得た。円筒中部を中に、 円筒端部を両端に配し合成ゴム(住友スリーエム(株)製、スプレーのり77) で積層貼着し円筒を得た。該円筒を外皮材(日東紡績(株)製、アルミガラスク ロス)で被覆し合成ゴム(住友スリーエム(株)製、スプレーのり77)で貼着 し本考案の無機質繊維パイプカバーを得た。
【0014】 [比較例1] 円筒端部を両端に配さない以外は実施例1と同様にして比較例の無機質繊維パ イプカバーを得た。
【0015】 [比較] 実施例1及び比較例1で得た無機質繊維パイプカバーを同様に、何回も曲げた り伸ばしたり、配管に装着して外観をチェックした。実施例1で得た無機質繊維 パイプカバーの端部はほつれることはなかったが比較例のものは軸に垂直な層状 のほつれが生じた。
【0016】
本考案の無機質繊維パイプカバーは円筒中部の無機質繊維が軸方向に垂直な断 面に平行に配向しているので自在に折れ曲がり、円筒端部の無機質繊維は軸方向 円筒周面に平行に無機質繊維が配向しているので無機質繊維パイプカバーの端部 から層状に剥がれることはない。このため本考案の無機質繊維パイプカバーは自 在に折れ曲がり、端部からの無機質繊維の剥がれもないので取扱いが容易であり 作業効率も優れる効果がある。
【図1】本考案の無機質繊維パイプカバーの全体の概略
を示す図。
を示す図。
【図2】本考案の無機質繊維パイプカバーの無機質繊維
の配向を模式的に示す図。
の配向を模式的に示す図。
【図3】本考案の無機質繊維パイプカバーの円筒中部を
構成するリング状板を無機質繊維板から打ち抜くことを
模式的に示す図。
構成するリング状板を無機質繊維板から打ち抜くことを
模式的に示す図。
【図4】本考案の無機質繊維パイプカバーの円筒中部を
構成するリング状板を模式的に示す図。
構成するリング状板を模式的に示す図。
【図5】本考案の無機質繊維パイプカバーの円筒端部を
軸方向円筒周面に平行に無機質繊維が配向する円筒を所
定の厚さに裁断して得ること模式的に示す図。
軸方向円筒周面に平行に無機質繊維が配向する円筒を所
定の厚さに裁断して得ること模式的に示す図。
【図6】本考案の無機質繊維パイプカバーの円筒端部の
概略図。
概略図。
1:無機質繊維パイプカバー 2:無機質繊維 3:円筒中部 4:無機質繊維板 5:リング状板 6:円筒端部 7:外皮材 8:切断面
Claims (1)
- 【請求項1】 軸方向に垂直な断面に平行に無機質繊維
が配向する円筒中部と軸方向円筒周面に平行に無機質繊
維が配向する円筒端部とからなる円筒の周面を外皮材で
被覆したことを特徴とする無機質繊維パイプカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3519693U JPH071399U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 無機質繊維パイプカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3519693U JPH071399U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 無機質繊維パイプカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071399U true JPH071399U (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=12435114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3519693U Pending JPH071399U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 無機質繊維パイプカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071399U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52850U (ja) * | 1974-08-16 | 1977-01-06 | ||
JP2011196392A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Mitsubishi Electric Corp | 真空断熱材およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP3519693U patent/JPH071399U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52850U (ja) * | 1974-08-16 | 1977-01-06 | ||
JPS5338612Y2 (ja) * | 1974-08-16 | 1978-09-19 | ||
JP2011196392A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Mitsubishi Electric Corp | 真空断熱材およびその製造方法 |
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