JP2541128Y2 - 吸着パット - Google Patents

吸着パット

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JP2541128Y2
JP2541128Y2 JP1990080510U JP8051090U JP2541128Y2 JP 2541128 Y2 JP2541128 Y2 JP 2541128Y2 JP 1990080510 U JP1990080510 U JP 1990080510U JP 8051090 U JP8051090 U JP 8051090U JP 2541128 Y2 JP2541128 Y2 JP 2541128Y2
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JP
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suction pad
skirt
ring
suction
sucked
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JP1990080510U
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純 下泉
秀彦 前園
裕樹 渥美
直 渡並
寛倫 田中
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、吸着パット本体内を減圧して吸着する吸着
パットに関する。
「従来の技術」 従来の吸着パットは、例えば第8図に示すような笠状
の可撓性材よりなるスカート11を有したものである。
(実開昭61−78596号参照)。その吸着方法は、スカー
ト11が基台12に取り付けられ中心孔13を介してスカート
11の内部を減圧すると、スカート11の吸着面がエアを遮
断するため被吸着部材を吸着する。
そして、吸着パットは被吸着部材として自動車の内部
に敷設するフロアマット41を対象とすることがある。フ
ロアマット41は、表面がエアの透過性が大きい例えば繊
維状の材料で、裏面がエアを遮断する例えばビニルで構
成される。しかしながら、上記従来の吸着パットでは、
フロアマット41の吸着面である繊維状の表面とスカート
11との間にエアがもれる間隙がスカート11の周囲にで
き、スカート11内の真空圧があがらないためフロアマッ
ト41の吸着ができないという問題点があった。
「考案が解決しようとする課題」 本考案は上記の問題点を解決するためなされたもので
あり、その目的とするところは、表面がエアの透過性が
大きい材料よりなり裏面がエアを遮断する材料で構成さ
れる被吸着部材を吸着することができ、吸着時における
吸着性が高い吸着パットを提供することにある。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するため、本考案では、エア通路た
る中心孔を有する吸着パット本体内を減圧して被吸着部
材を吸着する吸着パットであって、前記吸着パット本体
内へのエアの流入を遮断する可撓性を備え、かつ、前記
吸着パット本体に固定された円すい形状のスカートと、
このスカートの内部に配置されてその一端部が前記吸着
パット本体に固定され、かつ、薄板円筒体で形成された
リングとを備え、前記被吸着部材に圧接する前記リング
の先端部が鋭角に形成されていることを特徴とする吸着
パットが提供される。
「作用」 上記のように構成された吸着パットでは、吸着パット
本体内を減圧して被吸着部材を吸着するにあたり、薄板
円筒体で形成されたリングの一端部が吸着パット本体に
固定されているため、スカートが撓んだ場合でも、リン
グは撓むことなくその剛性により被吸着部材に強く押し
付けられる。また、リングの先端が鋭角に形成されてい
るため、被吸着部材におけるエアの透過性が大きい材料
に食い込みやすく、エアを遮断する材料とリング先端と
の間に形成される隙間が可及的に挟められ、かつ、被吸
着部材に対するリング先端の単位面積あたりの当接圧力
が可及的に高められてエア漏れが減少する。このように
して、吸着パット本体内部の真空圧をあげ、スカートが
被吸着部材の形状に追従し前記リングの先端部よりもれ
るエアを遮断しさらに真空圧をあげ、吸着する。
「実施例」 本考案の実施例について図面を参照し説明する。
第1図(a)は本考案の吸着パットの断面図であり、
第2図は吸着面より見た底面図である。吸着パット1
は、エア通路たる中心孔2Aと、中心孔2Aに連通する開口
部2Bとを備えた吸着パット本体2、スカート3、ワイヤ
4、固定具5、抑制板6、およびリング7で構成され
る。
第3図は本考案の組付け斜視図である。スカート3
は、可撓性材である厚さ0.5mmの薄板状のゴム板で外形
を円すい形状に形成され、上端部を同心円状内側に平坦
にしリング7の上部と内面で係合する。ワイヤ4は、適
度な剛性をもち円形スカート3の底部外周よりやや小さ
く形成され、中央部でリング7を固着するべく形成され
た数個の固定具5によりスカート3の外面に固着され
る。ワイヤ4はスカート形状維持部材をなす。抑制板6
は、薄板状で硬度の強い鉄板等で略八角形状に形成さ
れ、吸着パット本体2の内部を減圧、昇圧するための空
気孔6Aを、吸着パット本体2の下方開口部の形状に合わ
せて抑制板6の中央部に複数個設け、吸着パット本体2
とスカート3の間に係合する。リング7は、厚さ0.5mm
程度の薄板円筒体で形成され、下方先端部8は第1図
(b)に示すように垂直方向に鋭角にされる。なお、下
方先端部8の形状は第1図(c)、(d)の様に形成し
てもよい。そして、第3図に示すように、リング7の上
端には外向きフランジ7Aが形成され、スカート3の上端
には内向きフランジ3Aが形成されている。これら抑制板
6と、スカート3の内向きフランジ3Aと、リング7の外
向きフランジ7Aとが、第1図(a)に示すように吸着パ
ット本体2の下方の開口部2Bを取り囲む底壁部外面に対
してビス9等で数個所螺着される。
上記の構成に基づき作動について図面を参照し説明す
る。非吸着時においては第3図に示すワイヤ4がスカー
ト3の外形である円すい形状を保ちスカート3の自重に
よる変形を防ぐ。
第4図はフロアマット41を吸着する時の吸着パットを
一部省略した断面図である。被吸着部材であるフロアマ
ット41は表面がエアの透過性が大きい繊維状の材料41A
よりなり、裏面がエアを遮断するビニル材料41Bよりな
る。そして、吸着パット本体2内を減圧してフロアマッ
ト41を吸着するにあたり、薄板円筒体で形成されたリン
グ7の外向きフランジ7Aがスカート3の内向きフランジ
3Aと共に吸着パット本体2に固定されているため、スカ
ート3が撓んだ場合でも、リング7は撓むことなくその
剛性によりフロアマット41に強く押し付けられる。ま
た、リング7の先端が鋭角に形成されているため、フロ
アマット41を吸着する時、リング7の先端部が繊維状の
材料41Aに食い込みやすく、ビニル材料41Bとリング7の
先端との隙間を可及的に挟めることができ、かつ、フロ
アマット41に対するリング7の先端の単位面積あたりの
当接圧力を可及的に高めることができ、エアもれを遮断
する(第4図中A部)。従って、吸着パット本体2の中
心孔を介して吸着パット本体2と嵌合する図示略のエア
ダクトにより減圧され吸着パット本体2の内部の真空圧
があがる。そして、抑制板6の前記空気孔6Aを介してリ
ング7の内部の真空圧があがる。さらに、吸着パット1
が第6図に示すロボット61のハンド62に押圧され、スカ
ート3がフロアマット41の表面の形状に追従し変形す
る。よって、第4図中のA部よりもれるエアをB部にお
いて遮断しスカート3の内部の真空圧があがりフロアマ
ット41が吸着される。第4図中の破線矢印はエアの流入
経路を示す。
第5図は本実施例における抑制板6の働きを示す説明
図である。抑制板6はスカート3の吸着面より大きく形
成されているため、フロアマット41の吸着面の自重によ
る変形を抑制板6が下面で制限することができ、スカー
ト3の中心線とフロアマット41とのそり角Xが大きくな
り吸着面におけるエアもれが減少する。
第6図はフロアマット41を自動車のボディ63内部にロ
ボット61により敷設する時の正面図であり、第7図は平
面図である。ロボット61は作業台64に置かれたフロアマ
ット41を前述のごとく吸着パット本体2の内部を減圧し
て吸着し自動車のボディ63の内部に敷設する。
「考案の効果」 本考案は、吸着パット本体内を減圧して被吸着部材を
吸着するにあたり、薄板円筒体で形成されたリングの一
端部が吸着パット本体に固定されているため、スカート
が撓んだ場合でも、リングは撓むことなくその剛性によ
り被吸着部材に強く押し付けられる。また、リングの先
端が鋭角に形成されているため、被吸着部材におけるエ
アの透過性が大きい材料に食い込みやすく、エアを遮断
する材料とリング先端との間に形成される隙間が可及的
に挟められ、かつ、被吸着部材に対するリング先端の単
位面積あたりの当接圧力が可及的に高められる。このよ
うにしてスカートの吸着面におけるエアもれが減少し吸
着パット本体内の真空圧が保たれるため、表面がエアの
透過性が大きい材料よりなり裏面がエアを遮断する材料
で構成される被吸着部材の安定した吸着が可能となると
いう優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(b)は本考案の吸着パットの断面図、
第2図は吸着面より見た底面図、第3図は組付図、第4
図はフロアマットを吸着する時の吸着パットを一部省略
した断面図、第5図は本実施例における抑制板の働きを
示す説明図、第6図はフロアマットを自動車のボディ内
にロボットにより敷設する時の正面図、第7図は平面
図、第8図は従来の吸着パットの断面図である。 3……スカート、4……ワイヤ(スカート形状維持部
材)、7……リング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡並 直 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)考案者 田中 寛倫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−192886(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エア通路たる中心孔を有する吸着パット本
    体内を減圧して被吸着部材を吸着する吸着パットであっ
    て、前記吸着パット本体内へのエアの流入を遮断する可
    撓性を備え、かつ、前記吸着パット本体に固定された円
    すい形状のスカートと、このスカートの内部に配置され
    てその一端部が前記吸着パット本体に固定され、かつ、
    薄板円筒体で形成されたリングとを備え、前記被吸着部
    材に圧接する前記リングの先端部が鋭角に形成されてい
    ることを特徴とする吸着パット。
JP1990080510U 1990-07-27 1990-07-27 吸着パット Expired - Lifetime JP2541128Y2 (ja)

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JPH0438392U JPH0438392U (ja) 1992-03-31
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