JPH0325502Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0325502Y2 JPH0325502Y2 JP1986120449U JP12044986U JPH0325502Y2 JP H0325502 Y2 JPH0325502 Y2 JP H0325502Y2 JP 1986120449 U JP1986120449 U JP 1986120449U JP 12044986 U JP12044986 U JP 12044986U JP H0325502 Y2 JPH0325502 Y2 JP H0325502Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- check valve
- hose
- vacuum hose
- built
- vacuum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Pipe Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
a 産業上の利用分野
本考案は逆止弁内蔵型バキユームホースに係
り、特にバキユームホースの一端部を拡径し、こ
の拡径部に逆止弁本体を圧入したバキユームホー
スに関する。
り、特にバキユームホースの一端部を拡径し、こ
の拡径部に逆止弁本体を圧入したバキユームホー
スに関する。
b 従来の技術とその問題点
自動車用のブレーキブースタのように負圧室を
有する圧力機器(被吸引機器)には、上記負圧室
と真空源とを連通するバキユームホースが接続さ
れる。このバキユームホースには、ホース接続部
の省略ないしコストダウンの見地より逆止弁を内
蔵させたものがあるが、このような逆止弁内蔵型
バキユームホースにあつては逆止弁内の有効通路
面積が狭められてしまうという問題がある。従つ
て、ダイヤフラムの直径が例えば230mmを超える
ような大型のブレーキブースタには上述の逆止弁
内蔵型バキユームホースを使用できないという不
都合がある。もつとも、ホース自体の直径を全体
的に太くすればこのような不都合も解消できる
が、ホースの引廻しスペースやコストの制限があ
るため現実的でない。
有する圧力機器(被吸引機器)には、上記負圧室
と真空源とを連通するバキユームホースが接続さ
れる。このバキユームホースには、ホース接続部
の省略ないしコストダウンの見地より逆止弁を内
蔵させたものがあるが、このような逆止弁内蔵型
バキユームホースにあつては逆止弁内の有効通路
面積が狭められてしまうという問題がある。従つ
て、ダイヤフラムの直径が例えば230mmを超える
ような大型のブレーキブースタには上述の逆止弁
内蔵型バキユームホースを使用できないという不
都合がある。もつとも、ホース自体の直径を全体
的に太くすればこのような不都合も解消できる
が、ホースの引廻しスペースやコストの制限があ
るため現実的でない。
本考案は上述の問題点を有効に解決すべく創案
するに至つたものであつて、その目的は逆止弁内
の有効通路面積を低コストで増大させることにあ
る。
するに至つたものであつて、その目的は逆止弁内
の有効通路面積を低コストで増大させることにあ
る。
c 問題点を解決するための手段
上述した問題点を解決するため本考案は、逆止
弁体を収納した円筒状の逆止弁本体がゴム製のホ
ース内で、被吸引機器の近傍に内蔵された逆止弁
内蔵型バキユームホースにおいて、上記バキユー
ムホースの上記被吸引機器側の端部を拡径して上
記バキユームホースの内周面に段部を形成し、上
記逆止弁本体を上記バキユームホースの拡径部よ
りもやや太く形成し、上記逆止弁本体を上記拡径
部に圧入してその端部を上記段部に圧着させたも
のである。
弁体を収納した円筒状の逆止弁本体がゴム製のホ
ース内で、被吸引機器の近傍に内蔵された逆止弁
内蔵型バキユームホースにおいて、上記バキユー
ムホースの上記被吸引機器側の端部を拡径して上
記バキユームホースの内周面に段部を形成し、上
記逆止弁本体を上記バキユームホースの拡径部よ
りもやや太く形成し、上記逆止弁本体を上記拡径
部に圧入してその端部を上記段部に圧着させたも
のである。
d 作用
上述の如く構成された逆止弁内蔵型バキユーム
ホースにあつては、逆止弁本体の直径を大きくし
ているので、有効通路面積の拡大を図れ、大型圧
力機器に対する逆止弁内蔵型バキユームホースの
適用が可能になる。また、逆止弁本体の端部をホ
ース内の段部に圧着させているため、逆止弁本体
のホース内での位置ずれを防止できる。
ホースにあつては、逆止弁本体の直径を大きくし
ているので、有効通路面積の拡大を図れ、大型圧
力機器に対する逆止弁内蔵型バキユームホースの
適用が可能になる。また、逆止弁本体の端部をホ
ース内の段部に圧着させているため、逆止弁本体
のホース内での位置ずれを防止できる。
e 実施例
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図および第2図に示す如く、本考案の
ゴム製のバキユームホース1はその一端部が拡径
され、ホース1内周面に段部2を形成している。
ホース1の拡径部1aは、第1図に示す如くホー
ス1端部にやや太い芯棒3を圧入し、この状態の
ままホース1を加硫成形し、その後芯棒3を引抜
くことにより構成する。ホース1および芯棒3の
大きさは通例ホース1内径に対して拡径部1aは
約1.3倍位に取ることが可能であり、第3図に示
す如くブレーキブースタ4用のホース1の場合で
は、例えばホース1内径が8.7mm、芯棒3直径が
11mmで構成する。又拡径部長さは約50mmあればよ
く、上記芯棒圧入による成型は容易に行える。
する。第1図および第2図に示す如く、本考案の
ゴム製のバキユームホース1はその一端部が拡径
され、ホース1内周面に段部2を形成している。
ホース1の拡径部1aは、第1図に示す如くホー
ス1端部にやや太い芯棒3を圧入し、この状態の
ままホース1を加硫成形し、その後芯棒3を引抜
くことにより構成する。ホース1および芯棒3の
大きさは通例ホース1内径に対して拡径部1aは
約1.3倍位に取ることが可能であり、第3図に示
す如くブレーキブースタ4用のホース1の場合で
は、例えばホース1内径が8.7mm、芯棒3直径が
11mmで構成する。又拡径部長さは約50mmあればよ
く、上記芯棒圧入による成型は容易に行える。
逆止弁5は、第2図に示す如くホース1の拡径
部1aよりもやや太く形成され、拡径部1aに圧
入される。この逆止弁5は、合成樹脂で構成され
た円筒状の逆止弁本体5aと、この逆止弁本体5
a内に収納された逆止弁体5bで構成されてい
る。逆止弁体5bは常時はばね6の附勢力によつ
て弁座7に圧着している。
部1aよりもやや太く形成され、拡径部1aに圧
入される。この逆止弁5は、合成樹脂で構成され
た円筒状の逆止弁本体5aと、この逆止弁本体5
a内に収納された逆止弁体5bで構成されてい
る。逆止弁体5bは常時はばね6の附勢力によつ
て弁座7に圧着している。
逆止弁本体5aの外周面にはゆるやかに膨らん
だ膨出部8が円周方向に沿つて形成され、この膨
出部8とホース1内周面との強い圧着力にてシー
ル性が確保されるようになつている。なお、逆止
弁本体5aの端部は段部2に圧着させておく。
だ膨出部8が円周方向に沿つて形成され、この膨
出部8とホース1内周面との強い圧着力にてシー
ル性が確保されるようになつている。なお、逆止
弁本体5aの端部は段部2に圧着させておく。
以上のように構成したバキユームホース1は、
第2図および第3図に示す如く例えばブレーキブ
ースタ4の口金パイプ9に接続され、ホース1外
周にクランプ10を装着して固定される。
第2図および第3図に示す如く例えばブレーキブ
ースタ4の口金パイプ9に接続され、ホース1外
周にクランプ10を装着して固定される。
f 考案の効果
逆止弁内蔵型バキユームホース1は上述の如く
構成されてなり、ホース直径に比べ比較的太い逆
止弁を採用することができるので、逆止弁の通路
における有効通路面積を従来よりも増大させるこ
とができる。このため、比較的大型の圧力機器に
対してもこの種のバキユームホース1を低コスト
で適用することが可能になる。又逆止弁挿入に必
要なホース口元部のみを拡径する為、ホース全体
を太くするよりコスト的に有利である。
構成されてなり、ホース直径に比べ比較的太い逆
止弁を採用することができるので、逆止弁の通路
における有効通路面積を従来よりも増大させるこ
とができる。このため、比較的大型の圧力機器に
対してもこの種のバキユームホース1を低コスト
で適用することが可能になる。又逆止弁挿入に必
要なホース口元部のみを拡径する為、ホース全体
を太くするよりコスト的に有利である。
また、逆止弁本体をホースに挿入するに際し
て、逆止弁本体が段部に当つて、そこに位置決め
されるので、逆止弁本体を所定の位置に設置でき
る。しかも、逆止弁本体をホース内に装填した後
は、段部によつて逆止弁本体が吸引方向に移動す
るのが防止されるので、ホース外周にクランプを
装着して逆止弁を固定しなくても、逆止弁の位置
ずれが確実に防止される。
て、逆止弁本体が段部に当つて、そこに位置決め
されるので、逆止弁本体を所定の位置に設置でき
る。しかも、逆止弁本体をホース内に装填した後
は、段部によつて逆止弁本体が吸引方向に移動す
るのが防止されるので、ホース外周にクランプを
装着して逆止弁を固定しなくても、逆止弁の位置
ずれが確実に防止される。
従つて、クランプ装着の手間を省略でき、一層
のコストダウンを図れる。
のコストダウンを図れる。
図面は本考案の一実施例を示したものであつ
て、第1図は加硫成形工程におけるバキユームホ
ースの一端部の縦断面図、第2図は逆止弁を組込
んだバキユームホースの一端部の縦断面図、第3
図はバキユームホースを接続したブレーキブース
タの側面図である。 1……バキユームホース、1a……拡径部、2
……段部、3……芯棒、4……ブレーキブース
タ、5……逆止弁、5a……逆止弁本体。
て、第1図は加硫成形工程におけるバキユームホ
ースの一端部の縦断面図、第2図は逆止弁を組込
んだバキユームホースの一端部の縦断面図、第3
図はバキユームホースを接続したブレーキブース
タの側面図である。 1……バキユームホース、1a……拡径部、2
……段部、3……芯棒、4……ブレーキブース
タ、5……逆止弁、5a……逆止弁本体。
Claims (1)
- 逆止弁体を収納した円筒状の逆止弁本体が、ゴ
ム製のホース内で、かつ被吸引機器の近傍に内蔵
された逆止弁内蔵型バキユームホースにおいて、
上記バキユームホースの上記被吸引機器側の端部
を拡径して上記バキユームホースの内周面に段部
を形成し、上記逆止弁本体を上記バキユームホー
スの拡径部よりもやや太く形成し、上記逆止弁本
体を上記拡径部に圧入してその端部を上記段部に
圧着させたことを特徴とする逆止弁内蔵型バキユ
ームホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986120449U JPH0325502Y2 (ja) | 1986-08-06 | 1986-08-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986120449U JPH0325502Y2 (ja) | 1986-08-06 | 1986-08-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6327790U JPS6327790U (ja) | 1988-02-23 |
JPH0325502Y2 true JPH0325502Y2 (ja) | 1991-06-03 |
Family
ID=31008770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986120449U Expired JPH0325502Y2 (ja) | 1986-08-06 | 1986-08-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0325502Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6112339B2 (ja) * | 2012-10-31 | 2017-04-12 | 株式会社ノーリツ | 配管構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5650869B2 (ja) * | 1976-06-28 | 1981-12-01 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5650869U (ja) * | 1979-09-27 | 1981-05-06 |
-
1986
- 1986-08-06 JP JP1986120449U patent/JPH0325502Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5650869B2 (ja) * | 1976-06-28 | 1981-12-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6327790U (ja) | 1988-02-23 |
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