JP2541109B2 - Pll方式オフセット周波数合成回路 - Google Patents
Pll方式オフセット周波数合成回路Info
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- JP2541109B2 JP2541109B2 JP5165226A JP16522693A JP2541109B2 JP 2541109 B2 JP2541109 B2 JP 2541109B2 JP 5165226 A JP5165226 A JP 5165226A JP 16522693 A JP16522693 A JP 16522693A JP 2541109 B2 JP2541109 B2 JP 2541109B2
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPLL方式オフセット周
波数合成回路に関し、特に入力信号の周波数に対して極
めて僅かなオフセット周波数を加算した周波数の信号を
生成するPLL方式のオフセット周波数合成回路に関す
るものである。
波数合成回路に関し、特に入力信号の周波数に対して極
めて僅かなオフセット周波数を加算した周波数の信号を
生成するPLL方式のオフセット周波数合成回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、入力信号の周波数に対してあるオ
フセット周波数を加算した周波数の信号を生成するオフ
セット周波数合成回路は、特開昭62−36921号公
報、特開平1−265617号公報及び特開平2−73
722号公報に開示の如く、基本的には図2に示すよう
なPLL回路方式を採用したものである。
フセット周波数を加算した周波数の信号を生成するオフ
セット周波数合成回路は、特開昭62−36921号公
報、特開平1−265617号公報及び特開平2−73
722号公報に開示の如く、基本的には図2に示すよう
なPLL回路方式を採用したものである。
【0003】図2において、位相比較器21は周波数f
c の入力信号とミキサ23からのミキサ出力周波数(f
v −fo )の信号との位相差を検出し、その位相差に応
じた制御信号を発生する。この制御信号は電圧制御発振
器22の制御電圧となっており、その発振周波数はfv
であり、この発振出力周波数fv とオフセット信号周波
数fo とがミキサ23にて混合され、両周波数の差成分
である(fv −fo )のみが選択的に抽出されて、先の
位相比較器21の1入力となっている。
c の入力信号とミキサ23からのミキサ出力周波数(f
v −fo )の信号との位相差を検出し、その位相差に応
じた制御信号を発生する。この制御信号は電圧制御発振
器22の制御電圧となっており、その発振周波数はfv
であり、この発振出力周波数fv とオフセット信号周波
数fo とがミキサ23にて混合され、両周波数の差成分
である(fv −fo )のみが選択的に抽出されて、先の
位相比較器21の1入力となっている。
【0004】この様に、PLL回路構成とすることによ
って、電圧制御発振器22の出力からfv =fo +fc
の周波数信号を得ることができ、結果的に入力信号周波
数fc に対してオフセット周波数fo を合成した周波数
の信号が得られるものである。
って、電圧制御発振器22の出力からfv =fo +fc
の周波数信号を得ることができ、結果的に入力信号周波
数fc に対してオフセット周波数fo を合成した周波数
の信号が得られるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種のPLL
方式のオフセット周波数合成回路においては、図2に示
す如くアナログ方式のミキサ23を用いる必要があるた
めに、入力信号の周波数fc に対してオフセット周波数
fo が極めて小さい場合には、電圧制御発振器の発振周
波数と入力信号周波数とが極めて近いものとなって、ミ
キサ出力の正確な分離が困難であり、よって精度良い発
振出力を得られないという欠点がある。
方式のオフセット周波数合成回路においては、図2に示
す如くアナログ方式のミキサ23を用いる必要があるた
めに、入力信号の周波数fc に対してオフセット周波数
fo が極めて小さい場合には、電圧制御発振器の発振周
波数と入力信号周波数とが極めて近いものとなって、ミ
キサ出力の正確な分離が困難であり、よって精度良い発
振出力を得られないという欠点がある。
【0006】そこで、本発明はこの様な従来のものの欠
点を解決すべくなされものであって、その目的とすると
ころは、入力信号周波数に対して極めて僅かなオフセッ
ト周波数を加算した周波数を精度良く生成することが可
能なPLL方式のオフセット周波数合成回路を提供する
ことにある。
点を解決すべくなされものであって、その目的とすると
ころは、入力信号周波数に対して極めて僅かなオフセッ
ト周波数を加算した周波数を精度良く生成することが可
能なPLL方式のオフセット周波数合成回路を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるPLL方式
オフセット周波数合成回路は、電圧制御発振器と、この
発振器の発振周波数を第1のディジタル値に変換する第
1の変換手段と、この第1のディジタル値とオフセット
周波数に対応したディジタル値とを加算する加算手段
と、入力周波数を第2のディジタル値に変換する第2の
変換手段と、この第2のディジタル値と前記加算手段の
加算出力とを比較してその差に応じた差ディジタル値を
生成する手段と、この差ディジタル値に応じて前記電圧
制御発振器の制御電圧を生成する手段とを含むことを特
徴とする。
オフセット周波数合成回路は、電圧制御発振器と、この
発振器の発振周波数を第1のディジタル値に変換する第
1の変換手段と、この第1のディジタル値とオフセット
周波数に対応したディジタル値とを加算する加算手段
と、入力周波数を第2のディジタル値に変換する第2の
変換手段と、この第2のディジタル値と前記加算手段の
加算出力とを比較してその差に応じた差ディジタル値を
生成する手段と、この差ディジタル値に応じて前記電圧
制御発振器の制御電圧を生成する手段とを含むことを特
徴とする。
【0008】
【実施例】次ぎに本発明について図面を用いて説明す
る。
る。
【0009】図1は本発明の実施例を示すブロック図で
ある。周波数fc の入力信号はカウンタ1にてカウント
され、また、電圧制御発振器3の周波数fv の発振出力
はカウンタ2によりカウントされ、これ等カウント出力
は夫々ホールド回路4,5にてホールドされる。
ある。周波数fc の入力信号はカウンタ1にてカウント
され、また、電圧制御発振器3の周波数fv の発振出力
はカウンタ2によりカウントされ、これ等カウント出力
は夫々ホールド回路4,5にてホールドされる。
【0010】このとき、周期カウンタ6からの周期パル
ス(fc やfv よりも小さい周波数のパルス)のタイミ
ングにより、ホールド回路4,5は各カウンタ1,2の
そのときのカウント値を取込みホールドすると共に、両
カウンタ1,2はリセットされて再び入力周波数fc ,
fv のカウントを行う。
ス(fc やfv よりも小さい周波数のパルス)のタイミ
ングにより、ホールド回路4,5は各カウンタ1,2の
そのときのカウント値を取込みホールドすると共に、両
カウンタ1,2はリセットされて再び入力周波数fc ,
fv のカウントを行う。
【0011】ホールド回路4のホールド出力は比較器7
の一入力となっており、またその他入力には加算器8の
加算出力が印加されている。この加算器8はホールド回
路5のホールド値と外部からのオフセット値とを加算す
るものであり、このオフセット値はオフセット周波数f
o に対応したディジタル値であるものとする。
の一入力となっており、またその他入力には加算器8の
加算出力が印加されている。この加算器8はホールド回
路5のホールド値と外部からのオフセット値とを加算す
るものであり、このオフセット値はオフセット周波数f
o に対応したディジタル値であるものとする。
【0012】比較器7は両入力の値を比較し、ホールド
回路4の値よりも加算器8の加算値が小さければ、カウ
ントダウン指示信号を生成し、大であればカウントアッ
プ指示信号を生成する。アップダウンカウンタ9は比較
器7からのアップ/ダウン指示に応じて周期カウンタ6
の周期パルスをアップ/ダウンカウントする。
回路4の値よりも加算器8の加算値が小さければ、カウ
ントダウン指示信号を生成し、大であればカウントアッ
プ指示信号を生成する。アップダウンカウンタ9は比較
器7からのアップ/ダウン指示に応じて周期カウンタ6
の周期パルスをアップ/ダウンカウントする。
【0013】このカウンタ9の出力はD/A(ディジタ
ル/アナログ)コンバータ10にてアナログ変換され、
フィルタ11を介して電圧制御発振器3の制御電圧とな
る。
ル/アナログ)コンバータ10にてアナログ変換され、
フィルタ11を介して電圧制御発振器3の制御電圧とな
る。
【0014】この様にディジタル的にPLL回路を構成
することによって、入力信号周波数fc からオフセット
周波数fo だけずれた周波数fv が、電圧制御発振器3
から発振される様に制御されるのである。
することによって、入力信号周波数fc からオフセット
周波数fo だけずれた周波数fv が、電圧制御発振器3
から発振される様に制御されるのである。
【0015】
【発明の効果】以上述べた如く、ディジタル的にPLL
を構成しているので、オフセット周波数が入力信号周波
数に対して極めて小さくても、これら周波数をディジタ
ル値として加算処理できることになって、精度良いオフ
セット周波数合成が可能となるという効果がある。
を構成しているので、オフセット周波数が入力信号周波
数に対して極めて小さくても、これら周波数をディジタ
ル値として加算処理できることになって、精度良いオフ
セット周波数合成が可能となるという効果がある。
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】従来のPLL方式オフセット周波数合成回路の
ブロック図である。
ブロック図である。
1,2 カウンタ 3 電圧制御発振器 4,5 ホールド回路 6 周期カウンタ 7 比較器 8 加算器 9 アップダウンカウンタ 10 ディジタル/アナログコンバータ 11 フィルタ
Claims (3)
- 【請求項1】 電圧制御発振器と、この発振器の発振周
波数を第1のディジタル値に変換する第1の変換手段
と、この第1のディジタル値とオフセット周波数に対応
したディジタル値とを加算する加算手段と、入力周波数
を第2のディジタル値に変換する第2の変換手段と、こ
の第2のディジタル値と前記加算手段の加算出力とを比
較してその差に応じた差ディジタル値を生成する手段
と、この差ディジタル値に応じて前記電圧制御発振器の
制御電圧を生成する手段とを含むことを特徴とするPL
L方式オフセット周波数合成回路。 - 【請求項2】 前記第1及び第2の変換手段は、前記入
力周波数及び前記発振周波数の各周期よりも大なる周期
の周期信号を生成する周期カウンタと、前記入力周波数
及び前記発振周波数を夫々カウントしかつ前記周期信号
によりリセットされる第1及び第2のカウンタとを有す
ることを特徴とする請求項1記載のPLL方式オフセッ
ト周波数合成回路。 - 【請求項3】 前記差ディジタル値を生成する手段は、
前記差に応じて前記周期信号をアップダウンカウントす
るアップダウンカウンタを有することを特徴とする請求
項2記載のPLL方式オフセット周波数合成回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5165226A JP2541109B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | Pll方式オフセット周波数合成回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5165226A JP2541109B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | Pll方式オフセット周波数合成回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06350442A JPH06350442A (ja) | 1994-12-22 |
JP2541109B2 true JP2541109B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=15808260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5165226A Expired - Fee Related JP2541109B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | Pll方式オフセット周波数合成回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541109B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100348358B1 (ko) * | 2000-08-21 | 2002-08-09 | 웰링크 주식회사 | 주파수 안정도가 양호한 디지털 pll 회로 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP5165226A patent/JP2541109B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06350442A (ja) | 1994-12-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |