JP2541000Y2 - コンテナ昇降装置 - Google Patents

コンテナ昇降装置

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JP2541000Y2
JP2541000Y2 JP1990111207U JP11120790U JP2541000Y2 JP 2541000 Y2 JP2541000 Y2 JP 2541000Y2 JP 1990111207 U JP1990111207 U JP 1990111207U JP 11120790 U JP11120790 U JP 11120790U JP 2541000 Y2 JP2541000 Y2 JP 2541000Y2
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修 山口
春美 村田
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、上下方向複数の各棚よりコンテナを取出し
て高さの異なる搬送部に供給可能としたコンテナ昇降装
置に関する。
(従来の技術) この種のコンテナ昇降装置を利用したものに、本願出
願人による特願昭63−157383号に開示の自動保管検索装
置があり、この自動保管検索装置は縦横にマトリックス
状に配列された複数の棚を有し、相互に棚の開放側が向
かい合うように前後に対向配置された一対の収納エリア
と、これら一対の収納エリアで挟まれる空間において各
棚段ごとに左右方向に水平移動自在に設けられると共に
各棚との間でコンテナの出し入れを行うピッカーと、各
収納エリアの一端部側において、収納エリアの棚と同列
に揃えて各棚段ごとに設けられたコンテナー時載置用と
しての出庫用仮置き棚および入庫用仮置き棚と、出庫用
仮置き棚に載置されているコンテナを受取り、所定の高
さまで昇降移送して収納エリアの外部に送り出す出庫用
コンテナ昇降装置と、収納エリアの外部から送られてく
るコンテナを載せて昇降移送し、各入庫用仮置き棚にコ
ンテナを移載する入庫用コンテナ昇降装置とを備えてお
り、出庫用コンテナ昇降装置に採用されている。
また各出庫用仮置き棚に隣接する収納エリアの各棚に
は、出庫用仮置き棚上に載せられたコンテナを出庫用コ
ンテナ昇降装置に受渡すためにコンテナを押し出し操作
する出庫用プッシャーが棚段ごとにそれぞれ設けられて
いる。
そして、ピッカーによって棚から取出されたコンテナ
は出庫用仮置き棚上に移載され、移載されたコンテナは
出庫用プッシャーによって押し出され、出庫用コンテナ
昇降装置側に移された後、外部に通じる高さまで昇降移
送されて、外部に送り出される。また外部から送られて
くるコンテナは入庫用コンテナ昇降装置に取込まれた
後、目的の棚段まで昇降移送され、その棚段の入庫用仮
置き棚に移載され、移載されたコンテナはピッカーによ
り目的の棚に収納されるよう構成されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記出願に開示された構造によれば、
出庫用仮置き棚上のコンテナを出庫用コンテナ昇降装置
に移載するための出庫用プッシャーを各棚段ごとに設置
しなければならず、コスト高を招くと共に、各出庫用プ
ッシャーが載置された棚のスペースが利用できず、スペ
ースの無駄を招く欠点があった。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み、コンテナ昇降装
置自身に棚上のコンテナを取込む機構を設けることによ
って、各棚段ごとの出庫用プッシャー等よりなる移載機
構の設置を不要としてコスト低減を図ると共にスペース
の無駄防止を図ったコンテナ昇降装置を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための技術的手段は、昇降操作自
在に支持された昇降台を備え、昇降台の側方に隣接して
配置された上下方向複数の各棚上に載置されるコンテナ
を昇降台上に移載して昇降移送し、他側方の搬送部に昇
降台上のコンテナを送り出すコンテナ昇降装置におい
て、前記昇降台はコンテナを送り出す搬出機構を備える
と共に、棚に載置されたコンテナを取込んで搬出機構に
受渡すコンテナ取込み機構を備え、該コンテナ取込み機
構は、棚に載置されたコンテナの一側より下面側を通っ
て他側に突出されるべく、棚方向に出退操作自在に設け
られた取込みアームと、取込みアームの突出側端部に設
けられた係止爪とを備え、該係止爪は取込みアームの前
記出退操作時に棚上に載置されたコンテナに係止する起
立姿勢と前記取込みアームの進出方向後方側に伏倒して
コンテナ位置下方に退避する伏倒姿勢とに起倒自在に支
持され、係止爪を前記起立姿勢に復帰させるべく弾発付
勢する付勢バネが備えられ、取込みアームの進出操作時
にコンテナの前記一側に転動自在に当接すると共に係止
爪の前記伏倒姿勢でコンテナ下面側に転動自在に当接さ
れるガイドローラが係止爪に軸支されてなる点にある。
(作用) 本考案に係るコンテナ昇降装置によれば、昇降台が目
的とする棚高さまで昇降操作され、その後、昇降台に備
えられたコンテナ取込み機構の取込みアームが進出操作
される。そして、付勢バネにより起立姿勢で保持されて
いる係止爪のガイドローラがコンテナ一側に当接し、こ
の状態でさらに進出操作されると、付勢バネの付勢力に
抗して係止爪が伏倒姿勢とされ、このコンテナ位置下方
に退避した係止爪の伏倒姿勢で取込みアームがコンテナ
の下面側を通って他側側に突出状とされる。
また、この取込みアームのコンテナ下面側通過時に、
前記ガイドローラはコンテナ面側に沿って転動する。
そして、コンテナの下面側を通って前記突出状とされ
ると、付勢バネに蓄勢された付勢力により係止爪が起立
姿勢に復帰され、取込みアームの突出側端部で係止爪が
上方突出状とされる。その後取込みアームが後退操作さ
れる際、係止爪がコンテナ他側に係止し、取込みアーム
の後退移動に伴ってコンテナが昇降台側に引込み操作さ
れ、昇降台に備えられた搬出機構に受渡される。この状
態で昇降台が昇降操作され、コンテナを所定の高さまで
昇降移送し、搬出機構の作動により搬送部に送り出され
る。
また別の棚上に載置されたコンテナを移送する際にも
同様に昇降台が昇降操作されてコンテナ取込み機構が作
動される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
第1図は自動保管検索装置の最上段の高さから見た概略
平面図であり、第2図はその斜視図である。
この自動保管検索装置では、ハウジング1内の前側と
後側とに収納エリア2,3が設けられ、各収納エリア2,3に
は物品の保管場所としての棚4が縦横にマトリックス状
に配列されている。前後の収納エリア2,3は棚4の開放
側が互いに向き合う配置とされ、これら前後の収納エリ
ア2,3で挟まれる中間の領域には、収納エリア2,3の各棚
段ごとにコンテナ5を棚4に対して出し入れするピッカ
ー6が左右方向に水平移動自在となるように設けられて
いる。すなわち、前後の収納エリア2,3の各棚段の対応
する高さ位置にはそれぞれ一対のレール7が左右方向に
延設されて、このレール7上にピッカー6が走行自在に
載架されている。このピッカー6には、第1図に示すよ
うに一対の出入アーム6aが設けられていて、前後の収納
エリア2,3の棚4に収納されているコンテナ5をピッカ
ー6上に取込んだり、ピッカー6上から棚4内へコンテ
ナ5を挿入できるようになっている。
一方、前後の収納エリア2,3の左端側には、ピッカー
6の走行空間と対向して通信用コラム8が立設され、こ
の通信用コラム8の前面側には第2図に示すように各棚
段のピッカー6に対向する高さ位置にそれぞれコラム側
光通信ユニット9aが配設されるとともに、各ピッカー6
にも、コラム側光通信ユニット9aと対向し合うピッカー
側光通信ユニット9bがそれぞれ設けられている。そし
て、コラム側光通信ユニット9aはこの自動保管検索装置
の全体の制御を行うメインコンピュータ10に接続されて
いて、通信用コラム8とピッカー6との間で光通信ユニ
ット9a,9bによる光信号の授受を行うことによって、ピ
ッカー6の動作を制御するように構成されている。また
各ピッカー6の動力用電源は、各レール7などに沿わせ
た図示しないトロリーダクトを経て得るようになってい
る。
また前側収納エリア2の右端側には、第1図に示すよ
うに外部からコンテナ5を送り込む搬入コンベア11に通
じる最下位置から各棚段までコンテナ5を持ち上げる入
庫用コンテナ昇降装置12が設けられている。
この入庫用コンテナ昇降装置12は、コンテナ5を載置
する入庫用昇降台13と、この昇降台13を昇降駆動する入
庫用コラム14とを有し、入庫用昇降台13は前側収納エリ
ア2の棚4と同列に揃えて配置されている。また入庫用
コラム14は、第1図に示すように前後の収納エリア2,3
で挟まれる中間の領域に立設されており、この入庫用コ
ラム14に沿って昇降動作されるガイド部材15が入庫用昇
降台13の一側に一体的に備えられている。そしてこのガ
イド部材15の昇降駆動は第1図に示すように入庫用コラ
ム14の上端に設けられた入庫用モータ16によって行なわ
れる。なお、この入庫用モータ16は入庫用コラム14から
後側収納エリア3の方に片寄らせて配置されている。入
庫用昇降台13上には、前側収納エリア2の棚4と同列に
揃えて並べられた搬入コンベア11から送られてくるコン
テナ5を取込むための一対の取込みコンベア17が設けら
れるとともに、これら取込みコンベア17と平行に入庫用
プッシャー18が設けられている。この入庫用プッシャー
18は、一対のスプロケット19a,19bに掛け渡されたエン
ドレスチェーン20の一部にアクチュエータ21を固設して
構成され、入庫用昇降台13上に取り込まれたコンテナ5
を、エンドレスチェーン20の回転駆動に伴ってアクチュ
エータ21で押し、後述する入庫用仮置き棚22に押し込む
ように構成されている。
また、前側収納エリア2の上記した入庫用コンテナ昇
降装置12の左側には、これに隣接して第1図に示すよう
に棚4の1つ分の面積を占める入庫用仮置き棚22が各棚
段ごとに上下方向複数設けられている。この仮置き棚22
は上記した入庫用コンテナ昇降装置12の入庫用昇降台13
上から入庫用プッシャー18によって押し出されるコンテ
ナ5を受けて一時載置しておくためのものである。
さらに、後側収納エリア3の右端側には、第1図に示
すようにピッカー6によって収納エリア2,3の各棚段か
ら検索,取出しされてきたコンテナ5を搬送部としての
搬出コンベア23に通じる最下位置まで降ろして外部に送
り出す出庫用コンテナ昇降装置24が前記入庫用コンテナ
昇降装置12と対応して設けられている。
また、後側収納エリア3の上記した出庫用コンテナ昇
降装置24の左側には、これに隣接して第1図に示すよう
に棚4の1つ分の面積を占める出庫用仮置き棚25が前記
入庫用仮置き棚22と対応して各棚段ごとに上下方向複数
設けられている。この仮置き棚25はピッカー6によって
棚4から検索,取出しされて移送されてきた出庫すべき
コンテナ5を一時載置しておくためのものである。
出庫用コンテナ昇降手段24は入庫用コンテナ昇降装置
12と略同様に構成されており、コンテナ5を載置する出
庫用昇降台26と、この昇降台26を昇降駆動する出庫用コ
ラム27とを有し、出庫用昇降台26は後側収納エリア3の
棚4と同列に揃えて配置されている。また出庫用コラム
27は、第1図に示すように前後の収納エリア2,3で挟ま
れる中間の領域に立設されており、この出庫用コラム27
に沿って昇降動作されるガイド部材28が出庫用昇降台26
の一側に一体的に備えられている。そしてこのガイド部
材28の昇降駆動は第1図に示すように出庫用コラム27の
上端に設けられた出庫用モータ29によって行なわれる。
この出庫用モータ29は出庫用コラム27から前側収納エリ
ア2の方に片寄らせて配置されている。出庫用昇降台26
上には、この上に載せられたコンテナ5を、後側収納エ
リア3の棚4と同列に揃えて並べられた搬出コンベア23
上へ送り出すための一対の排出コンベア30が備えられる
と共に、出庫用仮置き棚25に載置されたコンテナ5を取
込んで排出コンベア30に受渡すコンテナ取込み機構31が
備えられている。
第3図〜第7図に基づき、出庫用コンテナ昇降装置24
をさらに詳述すると、出庫用コラム27は両外側にそれぞ
れ上下方向の溝部27aを備え、ガイド部材28の両側およ
び上下に備えられたガイド輪32が溝部27a内面に沿って
転動自在に嵌入されると共に、溝部27aと反対側のコラ
ム27内面側に転動自在に当接する押え輪33が上下左右に
それぞれ備えられている。コラム27には上下のスプロケ
ット34にエンドレスチェーン35を掛け渡したエンドレス
チェーン機構36が一対並設され、これら一対のエンドレ
スチェーン機構36の各チェーン35の途中にガイド部材28
が連結され、チェーン35の駆動に伴い昇降台26が昇降操
作されるよう構成されている。コラム27の上部背面側に
前記モータ29が設けられ、モータ29の駆動軸29aに固定
されたスプロケット37と、前記エンドレスチェーン機構
36の上部側スプロケット34に直結状とされたスプロケッ
ト38との間にエンドレスチェーン39が掛け渡されてい
る。
前記各排出コンベア30は昇降台26の左右両端部にそれ
ぞれ軸支された駆動ローラ41および従動ローラ42と、両
ローラ41,42間に掛け渡されたコンベアベルト43とを備
え、また両ローラ41,42間にはコンベアベルト43上側の
たわみを防止すべく、ベルト43下面側を支持する支持ロ
ーラ44がベルト43の移動方向に所定間隔を有して複数配
設されている。昇降台26にはコンベア駆動モータ45が搭
載されており、コンベア駆動モータ45と両側の駆動ロー
ラ41とがスプロケットとエンドレスチェーンによる連動
機構46によって連動連結されている。
そして駆動モータ45の回転駆動によって連動機構46を
介して両排出コンベア30のコンベアベルト43が所定の方
向に循環回走され、ここに両排出コンベア30,駆動モー
タ45,連動機構46等によりコンテナ5を搬出コンベア23
に送り出す搬出機構47が構成される。
前記コンテナ取込み機構31は、一対の排出コンベア30
間で前後方向に所定間隔を有し、かつコンテナ5の搬送
方向Pに沿って平行状に配設された一対のガイド軸49
と、両ガイド軸49にその軸心方向、即ち搬送方向Pにそ
れぞれ摺動自在に外嵌状とされた一対の支持ブロック50
と、両支持ブロック50を互いに一体的に連結する側面視
コ字状の連結板51と、搬送コンベア23側端部が両支持ブ
ロック50の上部に枢支ピン52で前後方向の軸心回りに摺
動可能に枢支された前後一対の取込みアーム53とを備
え、各取込みアーム53の出庫用仮置き棚25側他端にはガ
イド輪54か転動自在に装着されている。
また各取込みアーム53のガイド輪54側端部には係止爪
55の下端部が前後方向の軸心を有する支持軸56を介して
起倒自在に支持されると共に、係止爪55の回動を規制す
べく、ストッパ片57およびストッパピン58が装着されて
いる。そして支持軸56には第7図に示される如く、係止
爪55が取込みアーム53より上方に突出してストッパ片5
7,ストッパピン58に当接した起立姿勢で弾発状に保持す
べく付勢バネ59が装着されており、仮想線で示される如
く、係止爪55の上端部側を付勢バネ59の付勢力に抗して
搬送方向Pに伏倒可能に構成している。また係止爪55上
端部の出庫用仮置き棚25側には前後方向の軸心を有する
支持軸60を介してガイドローラ61が転動自在に軸支さ
れ、係止爪55上端部の他面側にはゴム板や樹脂板等より
なる係止板62が装着されている。
さらに両取込みアーム53の係止爪55側端部の下側に位
置した昇降台26側部には取込みアーム53下面側を支持す
る緩衝機構64が備えられており、緩衝機構64は第6図お
よび第7図に示される如く、昇降台26側に固定の断面コ
字状の取付ブラケット65と、取付ブラケット65の上・下
片65a,65bをそれぞれ上下方向に挿通状とされた各一
対、合計4本の軸体66とを備え、対の軸体66の上方突出
端部は側面視コ字状の支持ブラケット67に溶接等により
固着のナット68に螺合され、軸体66の上・下片65a,65b
間には上下一対のワッシャ69およびワッシャ69間に圧縮
状に介在された緩衝バネ70が套嵌され、軸体66の下方突
出端部は対の軸体66を連結する連結板71を挿通状として
ナット72が締結されている。73はロールピンで上側ワッ
シャ69の移動を規制している。また支持ブラケット67の
上端部には前後方向の軸心を有する支持軸74を介して支
持ローラ75が転動自在に軸支されている。そして各取込
みアーム53の下辺が各支持ローラ75に弾支されている。
前記対のガイド軸49間の中間部に位置した左右方向両
端部には昇降台26上に支持ブラケット76,77を介して前
後方向の軸心回りに回転自在にスプロケット78,79がそ
れぞれ軸支され、両スプロケット78,79間にエンドレス
チェーン80が掛け渡されている。また一方のスプロケッ
ト78側には一体的にスプロケット81が連結され、該スプ
ロケット81と昇降台26に搭載されたアーム駆動モータ82
の駆動軸82aに固定されたスプロケット83との間にエン
ドレスチェーン84が掛け渡されている。さらに第5図に
示される如く、一方の支持ブロック50下端部と連結板51
間にわたって上下方向のガイドピン85がガイド軸49長手
方向に離間して一対立設され、両ガイドピン85に上下方
向摺動自在に摺動筒86が嵌合支持されると共に、摺動筒
86は両ガイドピン85間の中間部でエンドレスチェーン80
の連結ピン87側に連結されている。
そして、駆動モータ82の回転駆動によって、エンドレ
スチェーン84を介してスプロケット81が回転され、ここ
にスプロケット78は回転され、エンドレスチェーン80が
所定方向に循環回走される。この際、エンドレスチェー
ン80の一側に摺動筒86,ガイドピン85,連結板51を介して
両支持ブロック50が連動連結されているため、両支持ブ
ロック50はガイド軸49に沿って往復移動自在とされ、こ
の両支持ブロック50の搬送方向Pの往復移動によって各
支持ブロック50に連結された取込みアーム53が第3図下
想線で示される如く、出庫用仮置き棚25側に出退操作さ
れる。なお、仮置き側25上面側には各取込みアーム53が
通過できる溝89がそれぞれ切欠き形成されている。また
取込みアーム53は仮置き棚25上に載置されたコンテナ5
の一側より下面側を通って他側に突出すべく、所定長さ
を有している。
前記昇降台26の上面側の前縁部および後縁部には、コ
ンテナ5を所定位置に案内すべく、仮置き棚25側端部が
拡開状とされたガイド板90が立設されている。
また入庫用コンテナ昇降装置12や出庫用コンテナ昇降
装置24には昇降台13,26や各モータ16,29,45,82を駆動制
御する制御機構が適宜具備されている。
次に、この自動保管検索装置におけるコンテナ5の入
庫動作を説明すると、入庫用コンテナ昇降装置12はその
入庫用昇降台13が搬入コンベア11に通じる最下位置まで
降下して待機しており、このとき入庫用プッシャー18は
そのアクチュエータ21がエンドレスチェーン20の下側の
張架ラインの途中に位置する状態で停止している。この
状態のもとで搬入コンベア11を介して外部からコンテナ
5が送り込まれてくると、取込みコンベア17がコンテナ
5を取込む回転方向に駆動され、コンテナ5は入庫用昇
降台13上に取込まれる。コンテナ5の取込みが完了する
と、入庫用モータ16が作動して入庫用昇降台13が上昇動
作し、目的の棚段に達すると停止する。この作業におい
て、コンテナ5を収納エリア2,3の棚4に戻す方式が固
定ロケーション方式の場合、つまり指定された位置の棚
4に戻す方式の場合には、指定された棚4のある棚段に
入庫用昇降台13が停止させられる。
これに対して、コンテナ5を戻す棚4を特定せずその
都度最短時間でコンテナ5を返却できる空の棚4を指定
してその棚4に戻すフリーロケーション方式の場合に
は、まず現在、動作を完了して待機しているピッカー6
の待機位置と各段の空の棚4の位置とがメインコンピュ
ータ10によって確認される。そして、上記待機位置およ
び空の棚4の位置のデータを元にして、現在の待機位置
から入庫用仮置き棚22までコンテナ5を迎えに行って、
空の棚4まで移送する往復移動距離の最も短い棚段が決
定される。この決定に基づき、当該棚段の入庫用仮置き
棚22に入庫用昇降台13が停止させられる。
上記のようにして目的の棚段に入庫用昇降台13が停止
すると、つぎに入庫用昇降台13上の取込みコンベア17お
よび入庫用プッシャー18が作動を開始し、入庫用プッシ
ャー18のアクチュエータ21に押されてコンテナ5は入庫
用仮置き棚22上に移載される。コンテナ5の移載を終え
ると入庫用プッシャー18は元の状態に復帰して、入庫用
昇降台13は最下位置まで降下する。
一方、メインコンピュータ10から光通信ユニット9a,9
bを通じて上記した棚段のピッカー6に対し入庫動作の
指令が与えられ、対応するピッカー6はコンテナ5の移
載されている入庫用仮置き棚22までコンテナ5を迎えに
行く。このあと、コンテナ5はピッカー6に取り込まれ
て目的の棚4に収納される。
次に自動保管検索装置におけるコンテナ5の出庫動作
を説明すると、外部コンピュータからのオンラインある
いはフロッピーディスクによるメインコンピュータ10へ
の入力によって収納エリア2,3からの所望の物品の取出
しがリクエストされると、メインコンピュータ10ではそ
の物品を入れているコンテナ5が収納されている棚4の
段数および列番の割出しが行なわれる。ついで該当棚段
のピッカー6に光通信ユニット9a,9bを通じて出庫動作
の指令が送信される。この指令の送信は、取出しのリク
エスト物品が多数あって、これらに対応する目的の棚4
の段数がそれぞれ異なる場合には、各棚段のピッカー6
に例えばそれぞれ並行して送信される。指令を受けたピ
ッカー6は目的の棚4の位置まで移動してコンテナ5を
取り出し、出庫用仮置き棚25に移載する。
一方、出庫用コンテナ昇降装置24では、出庫用昇降台
26が目的の棚段に向けて昇降動作を開始し、目的の棚段
に達すると停止する。
なお昇降台26上の取込みアーム53は第3図,第4図に
示される如く、後退した位置で予め待機している。昇降
台26がコンテナ5の待つ棚段に到達すると、コンベア駆
動モータ45およびアーム駆動モータ82が回転駆動され、
排出コンベア30が作動されると共に、取込みアーム53が
出庫用仮置き棚25側に進出操作される。取込みアーム53
の進出によって突出端側のガイド輪54による案内の下、
取込みアーム53の端部がコンテナ5の下面側に案内され
る。この際、取込みアーム53の他端側が支持ブロック50
側に枢支され、突出端部側下面が緩衝機構64で弾支され
ているため、取込みアーム53の自重による垂れ下がりが
有効に防止されると共に、枢支部回りに遊端部側が上下
動可能であり、昇降台26の停止高さ精度による誤差が吸
収でき、ここに円滑にコンテナ5下面側に案内され、ま
たコンテナ5が空の軽量状態であってもコンテナ5の持
上げが有効に防止できる。その後、起立姿勢とされた係
止爪55のガイドローラ61がコンテナ5の一側に当接さ
れ、さらに取込みアーム53が進出操作されると、付勢バ
ネ59の付勢力に抗して係止爪55が支持軸56回りに回動操
作され、第3図仮想線で示される如く、係止爪55が伏倒
姿勢となった状態でコンテナ5下面側に案内され、コン
テナ5下面側に沿って移動する。この際、ガイドローラ
61がコンテナ5下面側に沿って転動するため、取込みア
ーム53の進出操作が円滑になされる。その後、取込みア
ーム53の係止爪55側端部がコンテナ5の他側より突出す
ると、第3図仮想線で示される如く、付勢バネ59に蓄勢
された付勢力によって係止爪55が起立姿勢に復帰する。
その後、エンドレスチェーン80の循環回走により、取込
みアーム53は後退操作に切換わり、後退操作が開始され
る。この際、チェーン80に連結された摺動筒86はガイド
ピン85の下端部側に移動する。この後退操作によって取
込みアーム53より上方に突出する起立姿勢とされた係止
爪55の係止板62にコンテナ5他側が当接状に係止され、
さらに取込みアーム53が後退操作されると、仮置き棚25
上のコンテナ5が昇降台26側に引込み操作され、排出コ
ンベア30上に受渡される。なお、この後退操作時の取込
みアーム53の下方への逃げは、仮置く棚25に形成された
溝89の底部89aにガイド輪54が当接することによって規
制されている。そして排出コンベア30上にコンテナ5が
受渡されると、排出コンベア30によってコンテナ5は第
3図および第4図仮想線で示される如く、所定位置まで
搬送し、ここにコンテナ5の昇降台26側への移載が完了
する。一方、取込みアーム53は初期の待機位置に復帰
し、アーム駆動モータ82が停止する。
その後、コンテナ5を載せた出庫用昇降台26は降下動
作を開始し、搬出コンベア23に通じる最下位置まで降下
する。最下位置に到達すると、昇降台26の搬出コンベア
30が再び作動を開始し、コンテナ5は搬出コンベア30の
働きによって昇降台26上から送り出され、さらに搬出コ
ンベア23を介して外部へ送り出される。
なお、取込みアーム53が単一の幅広構造であってもよ
い。
(考案の効果) 以上のように、本考案のコンテナ昇降装置によれば、
昇降操作自在に支持された昇降台にコンテナを送り出す
搬出機構を備えると共に、棚に載置されたコンテナを取
込んで搬出機構に受渡すコンテナ取込み機構を備え、該
コンテナ取込み機構は、棚に載置されたコンテナの一側
より下面側を通って他側に突出されるべく、棚方向に出
退操作自在に設けられた取込みアームと、取込みアーム
の突出側端部に設けられた係止爪とを備え、該係止爪は
取込みアームの前記出退操作時に棚上に載置されたコン
テナに係止する起立姿勢と前記取込みアームの進出方向
後方側に伏倒してコンテナ位置下方に退避する伏倒姿勢
とに起倒自在に支持され、係止爪を前記起立姿勢に復帰
させるべく弾発付勢する付勢バネが備えられ、取込みア
ームの進出操作時にコンテナの前記一側に転動自在に当
接すると共に係止爪の前記伏倒姿勢でコンテナ下面側に
転動自在に当接されるガイドローラが係止爪に軸支され
てなるものであり、昇降台に備えられたコンテナ取込み
機構の取込みアームの出退操作により棚上に載置されて
いるコンテナを係止爪で係止させて引込み、昇降台側に
移載する方式であるため、昇降台をそれぞれの棚の高さ
に位置させることによって、単一のコンテナ取込み機構
で各棚からのコンテナの移載に兼用でき、従来の如く、
各棚段ごとにプッシャー等の移載機構を設置する必要が
なく、コスト低減が図れる。また昇降台側にコンテナ取
込み機構を備えているため、棚側に各棚ごとの移載機構
設置用のスペースを別途確保する必要がなく、スペース
の無駄が防止でき、省スペース化が図れる。さらに、取
込みアームの進出操作時に、起立姿勢とされた係止爪に
軸支されたガイドローラがコンテナ一側に当接して係止
爪が付勢バネの付勢力に抗して伏倒姿勢とされ、取込み
アームの端部がコンテナ他側より突出した際に、付勢バ
ネの付勢力により係止爪が自動的に起立姿勢に復帰され
る構造であり、取込みアームの出退操作によって簡単に
コンテナを昇降台側に移載でき、コンテナを移載する際
の制御が容易となる。また、係止爪に設けられたガイド
ローラがコンテナ一側や下面側に転動自在に当接する構
造であり、係止爪が付勢バネにより起立姿勢方向に弾発
付勢されているにもかかわらず、取込みアームの進出操
作が円滑になされる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す自動保管検索装置の概略
平面図、第2図は同斜視図、第3図は第1図III−III線
矢視一部断面図、第4図は第3図平面図、第5図は第3
図V−V線矢視図、第6図は第3図VI−VI線矢視図、第
7図は第3図の一部拡大図である。 5…コンテナ、23…搬出コンベア、24…出庫用コンテナ
昇降装置、25…出庫用仮置き棚、30…排出コンベア、31
…コンテナ取込み機構、47…搬出機構、53…取込みアー
ム、55…係止爪

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降操作自在に支持された昇降台を備え、
    昇降台の側方に隣接して配置された上下方向複数の各棚
    上に載置されるコンテナを昇降台上に移載して昇降移送
    し、他側方の搬送部に昇降台上のコンテナを送り出すコ
    ンテナ昇降装置において、 前記昇降台はコンテナを送り出す搬出機構を備えると共
    に、棚に載置されたコンテナを取込んで搬出機構に受渡
    すコンテナ取込み機構を備え、該コンテナ取込み機構
    は、棚に載置されたコンテナの一側より下面側を通って
    他側に突出されるべく、棚方向に出退操作自在に設けら
    れた取込みアームと、取込みアームの突出側端部に設け
    られた係止爪とを備え、該係止爪は取込みアームの前記
    出退操作時に棚上に載置されたコンテナに係止する起立
    姿勢と前記取込みアームの進出方向後方側に伏倒してコ
    ンテナ位置下方に退避する伏倒姿勢とに起倒自在に支持
    され、係止爪を前記起立姿勢に復帰させるべく弾発付勢
    する付勢バネが備えられ、取込みアームの進出操作時に
    コンテナの前記一側に転動自在に当接すると共に係止爪
    の前記伏倒姿勢でコンテナ下面側に転動自在に当接され
    るガイドローラが係止爪に軸支されてなることを特徴と
    するコンテナ昇降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59138512A (ja) * 1983-01-25 1984-08-09 Kito Corp 棚用コンテナ類搬出入装置
JPH0829805B2 (ja) * 1988-01-21 1996-03-27 村田機械株式会社 自動倉庫

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