JP2540605Y2 - 燃料温度調節装置 - Google Patents

燃料温度調節装置

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JP2540605Y2
JP2540605Y2 JP1990049427U JP4942790U JP2540605Y2 JP 2540605 Y2 JP2540605 Y2 JP 2540605Y2 JP 1990049427 U JP1990049427 U JP 1990049427U JP 4942790 U JP4942790 U JP 4942790U JP 2540605 Y2 JP2540605 Y2 JP 2540605Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車エンジン等の内燃機関に供給され
る燃料を一定の温度に調節する燃料温度調節装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
一般に、エンジン等の内燃機関の燃焼室内で効率よく
燃焼させるには、その燃焼室内に流入される燃料と空気
の温度を最適な状態(燃料は20〜30℃、空気は40〜50
℃)に調節することが望ましい。
しかしながら、従来では燃料タンクから燃料パイプお
よびこの先端の燃料噴射部を経て燃焼室へ流れる過程に
おいて、燃料の温度を一定に調節する装置がなかった。
〔考案が解決しようとする課題〕
そのため、外部の気温によって、燃料タンクや燃料パ
イプ内の燃料の温度が変化するため、特に外部の気温が
低い場合には、燃料が冷却して内燃機関の性能に悪影響
を及ぼすという問題点があった。
この考案は前記課題を解決するために、燃焼室に流入
される燃料の温度を一定に調節することにより、内燃機
関の性能の安定に寄与し、かつ、安全性の高い燃料温度
調節装置を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記課題を解決するため、燃焼室に燃料を
噴射する燃料噴射部と、この燃料噴射部に燃料を供給す
るための燃料パイプとを有する内燃機関の燃料温度調節
装置であって、前記燃料タンクに連通する前記燃料パイ
プに一側が接続され、燃料噴射部に連通する燃料パイプ
に他側が接続された収納部と、この収納部内に設けら
れ、前記燃料パイプ内の燃料の流通方向に沿って配置さ
れた焼結発熱体で形成された長尺柱状の加熱部と、この
加熱部の一側から他側まで貫通形成された燃料が流通す
る複数個の連通孔と、前記連通孔に燃料が流入する入口
近傍に設けられ、前記連通孔に流入する燃料の温度を検
出する燃料温度検出手段と、この燃料温度検出手段によ
り検出された燃料温度に応じて前記加熱部への給電を制
御する制御部とからなることを特徴とする。
〔作用〕
この考案に係る燃料温度調節装置によれば、加熱部を
収納した収納体は、燃料パイプの途中部位に設けられ
る。加熱部の一側から連通孔に流入してくる燃料の温度
は、連通孔の入口近傍に設けられた燃料温度検出手段に
よって感知される。制御部は、燃料温度検出手段によっ
て感知された燃料温度が所定の温度より低い場合には、
加熱部に給電して前記連通孔を通過する燃料を加熱し、
燃料温度を上昇させる。加熱部の一側から連通孔に流入
してくる燃料の温度が所定温度より高いときには、前記
制御部は加熱部への給電を停止し、前記連通孔を通過す
る燃料の温度が過度に上昇しないように防止する。
このようにして、燃料噴射部に供給する燃料の温度を
一定に調節することができる。また、前記加熱部が焼結
発熱体で形成されているので、発火等の不安もなく安全
性の高い燃料温度調節装置を提供することができる。
〔実施例〕
この考案に係る実施例を図面に基づいて説明する。図
面はこの考案に係る燃料温度調節装置Aを示す側断面図
である。
図中、1は燃料を加熱する加熱部であり、PTC(posit
ive temprature coefficent)ヒーター等の焼結発熱体
で形成されている。加熱部1は燃料の流通方向に沿った
長尺円柱状に形成され、内部に燃料が通過するための小
径の連通孔1aが軸方向に沿って一側から他側に複数貫通
形成されている。また、側面は絶縁カバー2で覆われて
いる。
3はその加熱部1等へ給電するための電源である。
4,4′は加熱部1の側周面に取り付けられた収納部で
ある一対の金属ケースである。各金属ケース4,4′の先
端部4a,4′aはやや小径に形成されており、一側の先端
部4aを燃料タンクに連通する燃料パイプ5に嵌着して接
続し、他側の先端部4′aを燃料噴射部に連通する燃料
パイプ5′に嵌着して接続する。
6は加熱部1及び絶縁カバー2を各金属ケース4,4′
に組み込んだ後、その基端部を結合するサポータであ
る。このサポータ6は絶縁材で形成され、金属ケース4,
4′を絶縁する役目をしている。7は金属ケース4,4′と
サポータ6とを結合するための接着材である。
8は金属ケース4,4′を介して伝達される燃料の温度
に応じて、電源3から前記加熱部1への給電を制御する
制御部である。この制御部8は、金属ケース4の下部で
あって加熱部1に燃料が流入する側に取り付けられた燃
料温度検出手段としてのNTC(negative temprature coe
fficent)サーミスタ9と、NTCサーミスタ9からの電流
を増幅するアンプ10と、加熱用回路11を開閉する電磁リ
レー12とからなる。
次に、この考案に係る燃料温度調節装置Aの作用につ
いて説明する。
電源3から加熱部1に給電することにより、加熱部1
の温度が上昇し、燃料タンク(図示しない)から燃料パ
イプ5を介して送られてきた燃料が、連通孔1aを一側か
ら他側に流通する間に所定の温度(20℃〜30℃)まで加
熱される。加熱された燃料は燃料パイプ5′を介して燃
焼室(図示しない)に供給される。
一方、制御部8のNTCサーミスタ9が金属ケース4か
ら伝わってくる加熱部1に流入してくる燃料の温度を感
知し、もしその燃料の温度が基準以上(例えば、40℃以
上)に高くなった場合、換言すれば、NTCサーミスタ9
からの電流が基準以上である場合、電磁リレー12の作用
で加熱用回路11を遮断(開放)することになる。
また、逆に前記燃料の温度が基準以下(例えば、20℃
以下)になると、電磁リレー12の作用で、加熱用回路11
を閉じて、加熱部1を加熱(保温)する。
この考案に係る燃料温度調節装置Aによれば、燃料タ
ンクに連通する燃料パイプ5に一側が接続され、燃料噴
射部に連通する燃料パイプ5′に他側が接続された収納
部である一対の金属ケース4,4′と、この金属ケース4,
4′に設けられ、燃料パイプ5,5′内の燃料の流通方向に
沿って配置された焼結発熱体で形成された長尺柱状の加
熱部1と、この加熱部1の一側から他側まで貫通形成さ
れた燃料が流通する複数個の連通孔1aと、連通孔1aに燃
料が流入する入口の近傍に設けられ、連通孔1aに流入す
る燃料の温度を検出する燃料温度検出手段であるNTCサ
ーミスタ9と、このNTCサーミスタ9により検出された
燃料温度に応じて加熱部1への給電を制御する制御部8
とからなるので、燃料を一定の温度(20〜30℃)に調節
して内燃機関の燃焼室へ供給することができ、内燃機関
の性能の安定に寄与することができるほか、金属ケース
4,4′からなる収納体の両端を途中で切断した燃料パイ
プ5,5′に接続しているので、加熱部1を燃料噴射部の
近くに設けることができるようになり、かつ、その着脱
も簡単になる。さらに、NTCサーミスタ9を加熱部1の
燃料流入口近傍に設けたので、加熱部1に流入する燃料
温度を検出し、燃料温度が高温の場合には速やかに加熱
部1の電源を遮断して連通孔1aを通過する燃料の過度の
温度上昇を防止して、より安全な加熱装置を得ることが
できるようになる。
また、前記加熱部1が焼結発熱体で形成されているの
で、加熱温度を一定に保つことができ、発火等の不安も
なく安全性の高い燃料温度調節装置Aを提供することが
できる。
この考案は前記述べた実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的事項の
範囲内において、種種の変更が可能である。
例えば、燃料の温度に応じて前記加熱部への給電を制
御するために、バイメタルサーモスタット等を利用して
もよい。また、連通孔1aは単数であってもよい。
〔考案の効果〕
この考案に係る燃料温度調節装置によれば、連通孔を
通過する燃料を一定の温度に調節して燃焼室へ供給する
ことができ、たとえ外部の気温が低い場合でも内燃機関
の性能の安定に寄与することができる。また、収納部
は、燃料パイプを途中部位で切断し、両端を燃料パイプ
に接続しているので、加熱部を燃料噴射部の近傍に設け
ることができるようになり、かつ、その着脱も簡単であ
る。さらに、燃料温度検出手段を加熱部の燃料流入口近
傍に設けたので、加熱部に流入する燃料温度を検出し、
燃料温度が高温の場合には速やかに加熱部の電源を遮断
して連通孔を通過する燃料の過度の温度上昇を防止し
て、より安全な加熱装置を得ることができる。
また、前記燃料温度検出手段が前記加熱部の燃料流入
側に設けられ、前記加熱部が焼結発熱体で形成されてい
るので、発火等の不安もなく安全性の高い燃料温度調節
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に係る燃料温度調節装置を示す
側断面図である。 A……燃料温度調節装置 1……加熱部 1a……連通孔 3……電源 5……燃料パイプ 8……制御部 9……NTCサーミスタ(燃料温度検出手段) 10……アンプ 12……電磁リレー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射部と、こ
    の燃料噴射部に燃料を供給するための燃料パイプとを有
    する内燃機関の燃料温度調節装置であって、 前記燃料タンクに連通する前記燃料パイプに一側が接続
    され、燃料噴射部に連通する燃料パイプに他側が接続さ
    れた収納部と、 この収納部内に設けられ、前記燃料パイプ内の燃料の流
    通方向に沿って配置された焼結発熱体で形成された長尺
    柱状の加熱部と、 この加熱部の一側から他側まで貫通形成された燃料が流
    通する複数個の連通孔と、 前記連通孔に燃料が流入する入口近傍に設けられ、前記
    連通孔に流入する燃料の温度を検出する燃料温度検出手
    段と、 この燃料温度検出手段により検出された燃料温度に応じ
    て前記加熱部への給電を制御する制御部と、 からなることを特徴とする燃料温度調節装置。
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