JP2572959Y2 - 吸気予熱装置 - Google Patents

吸気予熱装置

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JP2572959Y2
JP2572959Y2 JP1992036187U JP3618792U JP2572959Y2 JP 2572959 Y2 JP2572959 Y2 JP 2572959Y2 JP 1992036187 U JP1992036187 U JP 1992036187U JP 3618792 U JP3618792 U JP 3618792U JP 2572959 Y2 JP2572959 Y2 JP 2572959Y2
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Japan
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intake
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heater
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control valve
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JP1992036187U
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JPH0589862U (ja
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茂雄 松嶋
利和 矢内
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ディーゼルエンジンの
始動補助装置、特には大型ディーゼルエンジンの予熱装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】直接噴射式ディーゼルエンジンの、寒冷
時の始動補助装置としての吸気予熱装置にはインテーク
ヒータ方式が多く用いられている。従来のインテークヒ
ータ方式には燃焼式と電熱式とがあるが、燃焼式の一例
としては図3に示すようなものがある。
【0003】エンジンの吸気マニホールド1内にインテ
ークヒータ10を配設する。インテークヒータ10への
燃料回路32は、燃料回路を開閉するマグネットバルブ
31を経由して燃料フィードポンプ35の回路34に接
続している。36は燃料フィルタ、37は燃料タンクで
ある。
【0004】インテークヒータ10およびマグネットバ
ルブ31は、コントロールリレー30を介してキースイ
ッチ20と接続している。
【0005】図4はインテークヒータ10の断面図であ
り、ハウジンク11にはシーズヒータ12が取着されて
おり、燃料供給ノズル13および気化チューブ14が設
けられている。シーズヒータ12の周囲には空気取り入
れ用の小穴16を有するカバー15が装着されている。
【0006】予熱操作はキースイッチ20を操作して、
インテークヒータ10に通電してシーズヒータ12を加
熱し、次にマグネットバルブ31を開いて燃料をインテ
ークヒータ10に送る。燃料は燃料供給ノズル13から
気化チューブ14に至り、気化した燃料はカバー15の
小穴16からの空気と混合してシーズヒータ12の熱に
より着火、燃焼し吸気マニホールド1の吸入空気を加熱
する。
【0007】一般にインテークヒータ10による吸入空
気の加熱は、エンジン始動後も冷却水温度が一定温度に
達するまで続けられ、後熱(アフタヒート)が行われ
る。冷却水温度が規定の温度に達したり、或いはキース
イッチ20をOFFにすればインテークヒータ10への
通電は停止し、マグネットバルブ31は閉じてインテー
クヒータ10の燃焼は終わる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記構成によれば、イ
ンテークヒータに供給された燃料は13の小穴から侵入
し帰化して燃焼する。そのため、燃料圧力が上昇した
時、多量の燃料が供給されるため、帰化が十分されず液
状のままヒータ部へ侵入する、そのため未燃の燃料が吸
気マニホールドにたれ落ちることがある。従って、多量
の燃料を燃焼させる必要のある大型ディーゼルエンジン
には適さない。
【0009】また、後熱終了後、マグネットバルブ31
を閉じるとともにシーズヒータ12への通電も停止す
る。そのため、マグネットバルブ31とインテークヒー
タ10とを接続している燃料回路34に残っている燃料
は、そのまま吸気マニホールド1内に流れるという問題
がある。
【0010】本考案は上記の問題点に着目してなされた
もので、燃料が吸気マニホールド内にたれ落ちることが
なく、多量の燃料を燃焼させることができる大型ディー
ゼルエンジンに適した吸気予熱装置を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
本考案に係る吸気予熱装置の第1の考案においては、エ
ンジン始動時、燃焼室内に噴射された燃料を燃やし易く
するために吸気通路内の空気を加熱するインテークヒー
タを設けた吸気予熱装置おいて、吸気通路内の吸気中の
空気に燃料を噴霧する燃料噴射ノズルと、供給された燃
料が燃焼して、燃料噴射ノズルから噴霧された燃料を吸
気通路内で燃焼するインテークヒータとからなる。第1
の考案を主体とする第2の考案は、エンジン水温を検出
する温度センサと、吸気通路内に設けられた燃料噴射ノ
ズルおよびインテークヒータへの燃料の供給を制御する
燃料制御弁と、エンジン始動時に、温度センサからの信
号を受けてエンジン水温が所定値以下のとき、インテー
クヒータの電気ヒータへの通電の指令、および、燃料制
御弁に開き指令を出力するコントローラとからなる。ま
た、第1の考案あるいは第2の考案を主体とする第3の
考案は、エンジン水温を検出する温度センサと、吸気通
路内に設けられた燃料噴射ノズルおよびインテークヒー
タへの燃料の供給を制御する燃料制御弁と、温度センサ
からの信号を受けて、エンジン始動後エンジン水温が所
定値以上のとき先に燃料制御弁に開き指令を出力し、そ
の後にインテークヒータの電気ヒータへの通電を遮断す
る指令を出力するコントローラとからなる
【0012】
【作用】上記構成によれば、吸気マニホールド内にイン
テークヒータの上流に燃料噴射ノズルを設けたため、燃
料噴射ノズルから噴射された燃料は、吸気マニホールド
内の空気と混合し、インテークヒータが火種となって燃
焼する。また、エンジン水温が所定値以下のとき、イン
テークヒータと制御弁に指令を出力し、インテークヒー
タに燃料を供給するとともにインテークヒータの熱によ
り供給された燃料を燃焼させて火種とし、かつ、このと
き制御弁からの燃料を燃料噴射ノズルにより噴射させて
インテークヒータの火種で燃焼させ空気を加熱する。
た、燃料制御弁を閉じた後、一定時間インテークヒータ
に通電する信号を発信する制御装置を設けたため、燃料
回路内に残った燃料を完全に燃焼させることができる。
【0013】
【実施例】以下に、本考案に係る吸気予熱装置の実施例
について、図面を参照して詳述する。図1は吸気予熱装
置の全体構成図であり、吸気マニホールド1内にインテ
ークヒータ10を配設し、その上流に燃料噴射ノズル2
を配設する。インテークヒータ10および燃料噴射ノズ
ル2への燃料回路4は燃料制御弁3を介して燃料フィー
ドポンプの燃料回路5に接続している。
【0014】キースイッチ20とインテークヒータ10
とを接続する回路上には、回路の開閉を司るリレーA2
4と、抵抗のない回路A26と抵抗器28を有する回路
B27を切り換えるリレーB25とが設けられている。
【0015】制御装置21はキースイッチ20、リレー
A24、リレーB25、オルタネータ22およびエンジ
ン冷却水の水温センサ23とそれぞれ接続している。
【0016】次に、作動について図2の動作チャートに
従って説明する。キースイッチ20をONにすると制御
装置21からの信号により、リレーA24とリレーB2
5とはONとなり、インテークヒータ10に通電を開始
する。このとき、リレーB25はインテークヒータ10
を急速に加熱するために回路A26をONにする。
【0017】キースイッチ20をスタートSTの位置に
すると、制御装置21の信号により燃料制御弁3が開か
れ燃料はインテークヒータ10および燃料噴射ノズル2
に供給され、インテークヒータ10が燃焼を開始すると
燃料噴射ノズル2から噴射された燃料は、インテークヒ
ータを火種として燃焼し、吸気マニホールド1内の空気
を加熱し、エンジンは始動する。
【0018】エンジンが始動するとキースイッチ20を
ONの位置にしてエンジンは自立運転に入るが、冷却水
の温度が予め定められた温度TB に達するまでは予熱装
置は燃焼を続け、後熱(アフタヒート)を行う。
【0019】制御装置21はオルタネータ22の電圧信
号を受けており、エンジン始動後、電圧が上昇して予め
定められた電圧VB に達すると、インテークヒータ10
への通電電圧を減らすためにリレーB25に信号を発信
し、抵抗器28のある回路B27に切り換える。
【0020】エンジン冷却水の水温が上昇し、予め定め
られた温度TB に達すると制御装置21は燃料制御弁3
に信号を発信して回路を閉じる。しかしながら、燃料は
燃料制御弁3とインテークヒータ10および燃料噴射ノ
ズル2との間の燃料回路4に残っているため、制御装置
21はリレーA24に信号を発信し、更に時間tA だけ
ONにしてインテークヒータ10に通電を継続し、残っ
た燃料を燃焼させる。
【0021】後熱を中止したい場合、または不要の場
合、後熱をOFFにするために、キースイッチ20と制
御装置21との間にON,OFFスイッチを設けてもよ
い。
【0022】
【考案の効果】以上詳述したごとく、本考案はディーゼ
ルエンジンの燃焼式吸気予熱装置の、吸気マニホールド
内に設けたインテークヒータの上流に燃料噴射ノズルを
配設したので、燃料噴射ノズルからの多量の燃料を、大
量の空気とともに、インテークヒータを火種として燃焼
することができるため、大型ディーゼルエンジンの大量
の吸気の予熱にも対応できる。
【0023】また、後熱時、燃料制御弁を閉じた後も、
一定時間インテークヒータに通電する信号を発信する制
御装置を設けたため、燃料回路に残った燃料を燃焼させ
ることができ、吸気マニホールド内に燃料がたれ落ちる
ことのない吸気予熱装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の吸気予熱装置の全体構成図である。
【図2】本考案の予熱装置の動作チャートである。
【図3】従来の吸気予熱装置の全体構成図である。
【図4】インテークヒータの断面図である。
【符号の説明】
1 吸気マニホールド 2 燃料噴射ノズル 3 燃料制御弁 4 燃料回路 10 インテークヒータ 20 メインスイッチ 21 制御装置 22 オルタネータ 23 水温センサ 24 リレーA 25 リレーB 26 回路A 27 回路B 28 抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 31/04

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン始動時、燃焼室内に噴射された
    燃料を燃やし易くするために吸気通路内の空気を加熱す
    るインテークヒータを設けた吸気予熱装置おいて、吸気
    通路内の吸気中の空気に燃料を噴霧する燃料噴射ノズル
    と、供給された燃料が燃焼して、燃料噴射ノズルから噴
    霧された燃料を吸気通路内で燃焼するインテークヒータ
    とからなることを特徴とする吸気予熱装置。
  2. 【請求項2】 エンジン水温を検出する温度センサと、
    吸気通路内に設けられた燃料噴射ノズルおよびインテー
    クヒータへの燃料の供給を制御する燃料制御弁と、エン
    ジン始動時に、温度センサからの信号を受けてエンジン
    水温が所定値以下のとき、インテークヒータの電気ヒー
    タへの通電の指令、および、燃料制御弁に開き指令を出
    力するコントローラとからなることを特徴とする請求項
    1記載の吸気予熱装置。
  3. 【請求項3】 エンジン水温を検出する温度センサと、
    吸気通路内に設けられた燃料噴射ノズルおよびインテー
    クヒータへの燃料の供給を制御する燃料制御弁と、温度
    センサからの信号を受けて、エンジン始動後エンジン水
    温が所定値以上のとき先に燃料制御弁に開き指令を出力
    し、その後にインテークヒータの電気ヒータへの通電を
    遮断する指令を出力するコントローラとからなることを
    特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の吸気予熱装
    置。
JP1992036187U 1992-04-30 1992-04-30 吸気予熱装置 Expired - Lifetime JP2572959Y2 (ja)

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JPH0589862U JPH0589862U (ja) 1993-12-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60192280U (ja) * 1984-05-30 1985-12-20 日野自動車株式会社 デイ−ゼル・エンジンに使用される始動補助装置
JPH0663492B2 (ja) * 1986-12-15 1994-08-22 本田技研工業株式会社 エンジンの低温始動装置
DE3921739C1 (ja) * 1989-07-01 1990-11-08 Daimler-Benz Aktiengesellschaft, 7000 Stuttgart, De

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JPH0589862U (ja) 1993-12-07

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