JP2540546Y2 - マンホール保安柵 - Google Patents

マンホール保安柵

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JP2540546Y2
JP2540546Y2 JP735790U JP735790U JP2540546Y2 JP 2540546 Y2 JP2540546 Y2 JP 2540546Y2 JP 735790 U JP735790 U JP 735790U JP 735790 U JP735790 U JP 735790U JP 2540546 Y2 JP2540546 Y2 JP 2540546Y2
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高 川井
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株式会社産業資材センター
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建設、土木、道路工事の現場に使用される保
安柵で、特に下水道、電話工事等で使用されるマンホー
ルの保安柵(マンホール屏風)に関するものである。
〔従来の技術〕
建設、土木、道路工事の現場では種々の保安柵が使用
されており、下水道、電話工事等のマンホール保安柵
(マンホール屏風)は、従来は外周部の保安枠を構成す
るパイプと、面を構成する帆布とからなり、これらは四
辺形をなしていて、これらを三体ないし四体つないで上
方から見てがコの字状、または四辺形になるように組合
わすことにより、工事中に人または車輌の進入を防止す
るようにしてきた。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来のマンホール保安柵は、上方から見て
コの字状、または四辺形になるようにしかできないの
で、必ずしも工事現場の状況に合わせた最適な形に保安
柵を構成することができず、作業時の道路等の占有面積
が必要以上に大きくなると言う問題があった。また、前
述のように外周部の保持枠を構成するパイプと面を構成
する帆布とからなっているので、一応折畳み式になって
いるが、保持枠を構成するパイプの存在のため、収納性
が悪いとともに、輸送時、嵩高になるという問題もあっ
た。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、本考案の目的の一つは、使用時には、従来のコの
字形や四角形だけではなく、マンホール等の形に沿った
円筒形(円形)あるいは馬蹄形等をも構成でき、工事現
場の状況に合わせた最適な形に構成して、作業時の道路
等の占有面積を可能な限り小さくすることができるマン
ホール保安柵を提供することにある。
本考案の他の目的は、不使用時には巻物状にまとめる
ことができ、収納および輸送等に非常に便利なマンホー
ル保安柵を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるマンホール保安柵は、互いに対向する内
周側辺および外周側辺と、前記内周側辺の両端から外側
に対称的に広がりながら前記外周側辺側に向かって延び
る一対の斜辺と、前記外周側辺と前記斜辺との交角をそ
れぞれ面取りする一対の面取り部とを備えた横断面形状
をそれぞれ有する多数の柵材を具備しており、 これらの柵材は互いに平行な方向に延びるようにして
隣接されており、隣り合う前記柵材同士は、それぞれの
前記面取り部付近において蝶番式に接続されているもの
である。
〔作用〕
このマンホール保安柵においては、隣り合う柵材の斜
辺同士をぴったりと接触させると、柵材は上方から見て
(柵材の長さ方向と平行方向に見て)円状ないしは円弧
状に整列する(このとき、内周側辺がこのマンホール保
安柵の内周側、外周側辺が外周側にそれぞれ位置するこ
とになる)。したがって、柵材の個数および横断面の寸
法を適当に設定することにより、このマンホール保安柵
で適当な大きさの円筒を構成することができる。そし
て、このマンホール保安柵の両端部を結合具で互いに結
合すれば、前記円筒形状をしっかり保持できる。
他方、次のようにして、このマンホール保安柵を上方
から見て馬蹄形に構成することもできる。すなわち、こ
の場合は、このマンホール保安柵の中央部分は、前記円
筒形状を構成する場合と同様にして、上方から見て半円
形を構成させる一方、このマンホール保安柵の両側部分
は、隣接する複数の柵材の上部に、これらの複数の柵材
に跨って、断面コの字状をなす端部カバーを被せ、これ
らの柵材を上方から見て直線状に整列した状態に保持す
ることにより、上方から見て直線状に固定すればよい
(この場合、マンホール保安柵の両側部分においては、
隣り合う柵材の斜辺同士はぴったりと接触せず、ある角
度をなした状態に保持される)。
また、前記半円形部は設けず、3つの直線状部を形成
することにより、上方から見てコの字状とすることもで
きるし、4つの直線状部を形成することにより、上方か
ら見て四角形状とすることもできる。
したがって、このマンホール保安柵は、工事現場の形
に応じて円形、コの字状、四角形、馬蹄形等の種々の最
適な形とし、作業時の道路等の占有面積をできるだけ小
さくすることができる。
また、このマンホール保安柵は、面取り部が設けられ
ているため、不使用時は、内周側辺の方が外側、外周側
辺の方が内側にそれぞれなるようにして、巻物状に巻い
て小さくまとめることができ、収納および運搬に大変便
利である。
〔実施例〕
図面は本考案の実施例を示すものであって、第1図は
円筒状に載置されたとき外側からみた正面図、第2図は
一部を省略した第1図の平面図、第3図は第2図のよう
に円形にして使用した時の状態の部分的な拡大平面図、
第4図は収納、運送時の状態を示す平面略図、第5図は
本考案保安柵を馬蹄形にして使用した状態の平面図、第
6図は第5図に使用する端部カバーの断面図を示す。
本実施例における柵は、多数の長尺の柵材1とこれら
の柵材1に貼り付けられたシート状材Aとを有してな
る。各柵材1は、その横断面が内周側辺2、外周側辺
3、一対の斜辺4、および一対の面取り部5を有する多
角形状とされた中空筒状とされている。前記内周側辺2
と外周側辺3とは互いに平行な関係で互いに対向されて
いる。前記一対の斜辺4は内周側辺2の両端から外側に
対称的に広がりながら外周側辺2側に向かって延びてお
り、各斜辺4と内周側辺2とがなす角度はそれぞれ93度
とされている(すなわち、各斜辺4は内周側辺2と直角
な方向に対しそれぞれ外側に3度ずつ傾いている)。前
記面取り部5は、外周側辺3と斜辺4との交角をそれぞ
れ面取りしている。
前記柵材1の寸法は、例えば長さを80cm位、内周側辺
2の長さを5cm、内周側辺2と外周側辺3との間の間隔
を1.5cmとされる。
なお、前記柵材1は、例えば塩化ビニール等の合成樹
脂射出成型品とすれば、大変製造も簡単で、軽量とする
ことができる。
前記多数の柵材1は、互いに平行な状態で互いに隣接
させており、外周側辺3をなす面にターポリン、あるい
は合成ゴムのようなシート状材Aを、溶着または接着に
より貼り付けられている。これにより、隣り合う柵材1
同士は、それぞれの面取り部5付近において蝶番式に接
続されている。
前記シート状材Aの幅方向の両端部には、第3図に示
されるように、ベルベットファスナーのような結合具B
が設けられており、この結合具Bにより該両端部を互い
に結合したり、その結合を解除したりすることができる
ようになっている。
次に、本実施例の使用方法を説明する。
第2図およびこれをさらに拡大した第3図に示される
ように、隣り合う柵材1の斜辺4同士をぴったりと接触
させると、柵材1は上方から見て(柵材1の長さ方向と
平行方向に見て)円状ないしは円弧状に整列する(この
とき、内周側辺2がこのマンホール保安柵の内周側、外
周側辺3が外周側にそれぞれ位置することになる)。こ
こにおいて、前記例のように内周側辺2の長さを5cm、
内周側辺2と外周側辺3との間の間隔を1.5cmとする
と、柵材1を60個とすることにより、このマンホール保
安柵で直径1m位の円筒を構成できる。そして、シート状
材Aの両端部を結合具Bで互いに結合すれば、前記円筒
をしっかり保持できる。
また、結合具Bの結合を解除してシート状材Aの両端
部を切り離せば、このマンホール保安柵は一枚の長い簾
のようになる。前記例のように内周側辺2の長さを5c
m、内周側辺2と外周側辺3との間の間隔を1.5cmとした
場合、このマンホール保安柵を平面状に展開すると、こ
のマンホール保安柵の長さは3m20cm位になる。
第5図は、このマンホール保安柵を工事現場の形に応
じて馬蹄形にして使用する場合の平面図を示している。
図中Eはこの柵のうちの中央部分を示しており、前記第
2図および3図の場合と同様にして隣り合う柵材1の斜
辺4同士をぴったりと接触させることにより、半円形を
形成している。図中C,C′はこの保安柵の両側部分を示
しており、この両側部分C,C′の複数の柵材1の上部
に、これらの柵材1に跨って、第6図にその断面形状が
示される断面コの字状の端部カバーDを被せることによ
って、この両側部分C,C′の複数の柵材1を上方から見
て直線状に整列した状態に保持している(この場合、隣
り合う柵材1の斜辺4同士はぴったりと接触せず、角度
6度をなした状態に保持される)。これにより、このマ
ンホール保安柵の両側部C,C′は上方から見て直線状に
固定されている。
前記第6図に示すような断面コの字状の端部カバーは
長さ、深さ等について多くの種類を用意して、工事現場
の形に応じて使用することができる。したがって、例え
ば、第5図のような半円部は設けず、3つの直線状部を
形成することにより、上方から見てコの字状とすること
もできるし、4つの直線状部を形成することにより、上
方から見て四角形状とすることもできる。
このようにこのマンホール保安柵は、工事現場の形に
応じて円形、コの字状、四角形、馬蹄形等の種々の最適
な形とし、作業時の道路等の占有面積をできるだけ小さ
くすることができる。
また、このマンホール保安柵は、面取り部5が設けら
れているため、不使用時は、第4図に示すように、前記
第2図および3図の場合とは逆に、内周側辺2の方が外
側、外周側辺3の方が内側にそれぞれなるようにして巻
物状に巻いて小さくまとめることができ、収納および運
搬に大変便利である。
なお、前記実施例においては、シート状材Aの高さを
柵材1の長さより短くし、シート状材Aが柵材1の上下
にはみ出さないようにしているが、シート状材Aの下端
側が柵材1の下端よりはみ出すようにして、工事中の風
の吹き込むを防止できるようにしてもよい。
また、前記実施例においては各柵材1にシート状材A
を貼り付けることにより各柵材1を蝶番式に接続してい
るが、本考案においては、シート状材Aを用いないで、
面取り部5付近を蝶番式に接続しても同様な効果を奏す
る。
〔効果〕
以上のように本考案によるマンホール保安柵は、 (イ)使用時には、従来のコの字形や四角形だけではな
く、マンホール等の形に沿った円筒形(円形)あるいは
馬蹄形等をも構成でき、工事現場の状況に合わせた最適
な形に構成して、作業時の道路等の占有面積を可能な限
り小さくすることができる。
(ロ)不使用時には巻物状に巻いて小さくまとめること
ができ、収納および輸送等に非常に便利である。
等の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、第1図は円
筒形にして使用しているときの外側からみた正面図、第
2図は一部を省略した第1図の平面図、第3図は第2図
のように円筒形にして使用したときの状態を部分的に拡
大したものの平面図、第4図は収納、運送時の状態の平
面略図、第5図は本考案の保安柵を馬蹄形に使用した状
態の平面略図、第6図は第5図に示す端部カバーの断面
図を示す。 1……柵材、2……内周側辺、3……外周側辺、4……
斜辺、5……面取り部、A……シート状材、B……結合
具、D……端部カバー。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向する内周側辺および外周側辺
    と、前記内周側辺の両端から外側に対称的に広がりなが
    ら前記外周側辺側に向かって延びる一対の斜辺と、前記
    外周側辺と前記斜辺との交角をそれぞれ面取りする一対
    の面取り部とを備えた横断面形状をそれぞれ有する多数
    の柵材を具備しており、 これらの柵材は互いに平行な方向に延びるようにして隣
    接されており、隣り合う前記柵材同士は、それぞれの前
    記面取り部付近において蝶番式に接続されていることを
    特徴とするマンホール保安柵。
  2. 【請求項2】隣り合う前記柵材同士は、各柵材の前記外
    周側辺をなす面にシート状材を貼り付けられることによ
    り、それぞれの前記面取り部付近において蝶番式に接続
    されている請求項1記載のマンホール保安柵。
  3. 【請求項3】前記マンホール保安柵の両端部の結合およ
    び該結合の解除を行う結合具を備えた請求項1または2
    記載のマンホール保安柵。
  4. 【請求項4】隣接する複数の前記柵材の上部に、これら
    の柵材に跨って、断面コの字状をなす端部カバーを被せ
    ることによって、これらの柵材を上方から見て直線状に
    整列した状態に保持してなる請求項1,2または3記載の
    マンホール保安柵。
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JPH0399020U JPH0399020U (ja) 1991-10-16
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