JP2535486Y2 - 仮設道路 - Google Patents
仮設道路Info
- Publication number
- JP2535486Y2 JP2535486Y2 JP1990092672U JP9267290U JP2535486Y2 JP 2535486 Y2 JP2535486 Y2 JP 2535486Y2 JP 1990092672 U JP1990092672 U JP 1990092672U JP 9267290 U JP9267290 U JP 9267290U JP 2535486 Y2 JP2535486 Y2 JP 2535486Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- embankment
- road
- buoyancy
- temporary road
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Road Paving Structures (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） この考案は、軟弱な地盤に施工する仮設道路に関す
る。
る。
（従来の技術） 従来大がかりな工事の場合に建設資材を運ぶための仮
設道路が作られるようになるが、この種の仮設道路は、
一般に地盤層の上に直接盛土を施工し、その盛土層の上
に砂利等からなる路盤層を形成し、さらにその上にアス
ファルト舗装層を形成するものであった。
設道路が作られるようになるが、この種の仮設道路は、
一般に地盤層の上に直接盛土を施工し、その盛土層の上
に砂利等からなる路盤層を形成し、さらにその上にアス
ファルト舗装層を形成するものであった。
（考案が解決しようとする課題） ところが、この従来の仮設道路では、特に、地盤層が
軟弱の場合には、盛土の荷重が大きく、盛土自体の自重
によって仮設道路が沈む虞れがあった。それに加えて車
の交通荷重によって轍部に荷重が集中し、その轍部が極
端に沈下する等道路としての機能が失われるため、頻繁
に補修作業を行なっているのが現状である。
軟弱の場合には、盛土の荷重が大きく、盛土自体の自重
によって仮設道路が沈む虞れがあった。それに加えて車
の交通荷重によって轍部に荷重が集中し、その轍部が極
端に沈下する等道路としての機能が失われるため、頻繁
に補修作業を行なっているのが現状である。
そこで、この考案は、このような従来の問題点を解決
するために創案されたもので、盛土荷重の低減、交通荷
重の分散により、仮設道路の沈下量の低減を図り、長期
間にわたり安定した路面が得られる仮設道路を提供する
ことを目的としている。
するために創案されたもので、盛土荷重の低減、交通荷
重の分散により、仮設道路の沈下量の低減を図り、長期
間にわたり安定した路面が得られる仮設道路を提供する
ことを目的としている。
（課題を解決するための手段） 前記目的を達成するために、この考案は、軟弱な地盤
層と、この地盤層に敷設され多孔材料が充填されほぼ道
路巾の長さに形成された筒状の袋を、道路を横切るよう
に多数並べて連続結合した浮力層と、浮力層を被覆する
盛土層と、盛土層の上に形成された路盤層と、路盤層の
上に形成されたアスファルト舗装層とで構成する。
層と、この地盤層に敷設され多孔材料が充填されほぼ道
路巾の長さに形成された筒状の袋を、道路を横切るよう
に多数並べて連続結合した浮力層と、浮力層を被覆する
盛土層と、盛土層の上に形成された路盤層と、路盤層の
上に形成されたアスファルト舗装層とで構成する。
（作用） かかる仮設道路によれば、ほぼ道路巾の長さに形成さ
れた筒状の袋を、道路を横切るように多数並べて連続結
合することで、安定した浮力層が容易に得られると共
に、浮力層によって盛土荷重が大巾に軽減され、自重に
よる沈下量の低減が図れる。また、車輌等の交通荷重
は、筒状の袋全体で受けるようになり轍部に集中する荷
重の分散が図れる。
れた筒状の袋を、道路を横切るように多数並べて連続結
合することで、安定した浮力層が容易に得られると共
に、浮力層によって盛土荷重が大巾に軽減され、自重に
よる沈下量の低減が図れる。また、車輌等の交通荷重
は、筒状の袋全体で受けるようになり轍部に集中する荷
重の分散が図れる。
（実施例） 以下、第１図と第２図の図面を参照しながらこの考案
の一実施例を詳細に説明する。
の一実施例を詳細に説明する。
第１図は、この考案の仮設道路１の一部破断斜視図を
示し、仮設道路１は、軟弱な地盤層３と、浮力層５と、
盛土層７と、砂利等の路盤層９と、アスファルト舗装層
11とで主に構成されている。
示し、仮設道路１は、軟弱な地盤層３と、浮力層５と、
盛土層７と、砂利等の路盤層９と、アスファルト舗装層
11とで主に構成されている。
軟弱な地盤層３は、基礎地盤を形成する。浮力層５
は、発泡スチロール等の非常に軽く安価に手に入る多孔
材料13が充填された筒状の袋15を多数並べることで形成
されている。
は、発泡スチロール等の非常に軽く安価に手に入る多孔
材料13が充填された筒状の袋15を多数並べることで形成
されている。
多孔材料13となる発泡スチロールは所定の大きさに形
成され充填専用のもの、あるいは、廃棄物となった発泡
スチロールを再利用するもの双方が使用されている。
成され充填専用のもの、あるいは、廃棄物となった発泡
スチロールを再利用するもの双方が使用されている。
筒状の袋15は、両端が綴じられた円筒状のネット袋と
なっているが、四角筒、五角筒、六角筒等であっても良
く、また、ネットの材質はポリプロピレンファイバー
（PPF）が採用されている。
なっているが、四角筒、五角筒、六角筒等であっても良
く、また、ネットの材質はポリプロピレンファイバー
（PPF）が採用されている。
また、筒状の袋15は、連結片19で結合され並列状態が
確保されていて、一定の間隔を置いて止杭21で地盤層３
に固定されている。
確保されていて、一定の間隔を置いて止杭21で地盤層３
に固定されている。
さらに、袋15の径ｄは、盛土層７の高さＨの約半分を
占めており、その長さｌは仮設道路１の巾Ｌにほぼ等し
い。
占めており、その長さｌは仮設道路１の巾Ｌにほぼ等し
い。
なお、浮力層５を構成する筒状の袋15の上面側と下面
側はシート又はネット（PPF）23によりサンドイッチ状
に挟まれネット状の袋15内に盛土が入り込まないように
なっている。
側はシート又はネット（PPF）23によりサンドイッチ状
に挟まれネット状の袋15内に盛土が入り込まないように
なっている。
盛土層７は、前記浮力層５を被覆し両側にのり面25が
形成されている。盛土層７の上面には砂利等の路盤層９
が、その路盤層９の上にアスファルトが舗装され、表面
はアスファルト舗装層11となっている。
形成されている。盛土層７の上面には砂利等の路盤層９
が、その路盤層９の上にアスファルトが舗装され、表面
はアスファルト舗装層11となっている。
このように構成された、仮設道路１によれば、盛土層
７の容積の略半分に相当する部分が、浮力層５で占めら
れるため、盛土荷重が大巾に軽減される結果、沈下量が
低減される。例えば、盛土層７の高さが約1mの場合の盛
土荷重を対比した場合、従来の盛土層では、約2.04t/m2
であったのに対し、本実施例の盛土層７では浮力層５に
よって約1.41t/m2に軽減されるようになった。
７の容積の略半分に相当する部分が、浮力層５で占めら
れるため、盛土荷重が大巾に軽減される結果、沈下量が
低減される。例えば、盛土層７の高さが約1mの場合の盛
土荷重を対比した場合、従来の盛土層では、約2.04t/m2
であったのに対し、本実施例の盛土層７では浮力層５に
よって約1.41t/m2に軽減されるようになった。
また、車輌等の通過時の交通荷重は、筒状の袋15の全
巾に亘って受けるために集中荷重が起きにくく、轍がで
きにくくなる。
巾に亘って受けるために集中荷重が起きにくく、轍がで
きにくくなる。
以上述べたように、この考案によれば、ほぼ道路巾の
長さに形成された筒状の袋を、道路を横切るように多数
並べて連続結合することで、安定した浮力層が容易に得
られると共に、浮力層によって、盛土層，路盤層，アス
ファルト舗装層全体の荷重を大巾に軽減できる。したが
って、自重による沈下量の低減が図れると共に車輌を介
して入力される交通荷重を筒状の袋全体で受けるため、
轍ができにくくなる。また、仮設道路として機能が安定
して維持されるようになる。
長さに形成された筒状の袋を、道路を横切るように多数
並べて連続結合することで、安定した浮力層が容易に得
られると共に、浮力層によって、盛土層，路盤層，アス
ファルト舗装層全体の荷重を大巾に軽減できる。したが
って、自重による沈下量の低減が図れると共に車輌を介
して入力される交通荷重を筒状の袋全体で受けるため、
轍ができにくくなる。また、仮設道路として機能が安定
して維持されるようになる。
第１図は本考案の仮設道路の一部破断斜視図、第２図は
第１図II−II線矢視図である。 １……仮設道路 ３……地盤層 ５……浮力層 ７……盛土層 ９……路盤層 11……アスファルト舗装層 13……多孔材料 15……筒状の袋
第１図II−II線矢視図である。 １……仮設道路 ３……地盤層 ５……浮力層 ７……盛土層 ９……路盤層 11……アスファルト舗装層 13……多孔材料 15……筒状の袋
Claims (1)
- 【請求項１】軟弱な地盤層と、この地盤層に敷設され多
孔材料が充填されほぼ道路巾の長さに形成された筒状の
袋を、道路を横切るように多数並べて連続結合した浮力
層と、浮力層を被覆する盛土層と、 盛土層の上に形成された路盤層と、路盤層の上に形成さ
れたアスファルト舗装層とから構成されることを特徴と
する仮設道路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990092672U JP2535486Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 仮設道路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990092672U JP2535486Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 仮設道路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0450407U JPH0450407U (ja) | 1992-04-28 |
| JP2535486Y2 true JP2535486Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=31829318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990092672U Expired - Fee Related JP2535486Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 仮設道路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2535486Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101351075B1 (ko) * | 2009-10-28 | 2014-01-15 | 한국건설기술연구원 | 다중 그물망을 이용한 부등침하 방지기능을 갖는 보도 블록 포장구조 및 보도 블록 포장방법 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52109721A (en) * | 1976-03-11 | 1977-09-14 | Kaihatsu Kiko | Method of building earth construction on soft ground |
-
1990
- 1990-09-05 JP JP1990092672U patent/JP2535486Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0450407U (ja) | 1992-04-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |