JP2540395B2 - 横葺金属屋根板の係合方法および吊り子 - Google Patents

横葺金属屋根板の係合方法および吊り子

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JP2540395B2 JP3162389A JP16238991A JP2540395B2 JP 2540395 B2 JP2540395 B2 JP 2540395B2 JP 3162389 A JP3162389 A JP 3162389A JP 16238991 A JP16238991 A JP 16238991A JP 2540395 B2 JP2540395 B2 JP 2540395B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横葺金属屋根板を、棟
側から軒側に葺き下げる工法における上下段列の屋根板
の係合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の横葺金属屋根板は、軒先から棟に
向け、長尺屋根板を順次に係合させながら葺き上げてい
く工法にて葺いている。
【0003】長尺屋根板の長手方向に沿った上下側縁を
それぞれ折曲して棟側係止部および軒側係合部を形成
し、下段列の屋根板の棟側係止部を、まずこの棟側係止
部を係合させる係合片を有する吊り子にて係合し、吊り
子を棟側から軒側に配してあるタルキに固定し、次に上
段列の屋根板の軒側係合部を下段列の屋根板の棟側係止
部に係合させるようにして順次葺き上げている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、金属屋根板
を棟側から軒先に葺き下げる工法におけるものであるた
め、先に上段列の屋根板が存し、この軒側係合部に対
し、下段列の屋根板の棟側係止部を係合させ、かつ吊り
子等で固定せねばならないが、上下段列の屋根板の係合
位置において、上下段列の屋根板の係合部と係止部が重
なり合うため、下段列の屋根板係止部を係合する吊り子
の固定位置が、上段列の屋根板の裏面に入り込んでしま
うため、まず吊り子のタルキへの固定が不可能である。
また、吊り子を固定し、そして下段列の屋根板の係止部
を吊り子にて係合できたとしても、次に上段列の屋根板
の係合部を、先に吊り子に固定した下段列の屋根板の係
止部に係合させることは、屋根板の係合部と係止部と
が、そもそも施工後に外ずれ難い構造に形成してあると
ころから、困難である。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、下段列
の屋根板を先にタルキ等の屋根板構造材にスライド可能
に固着した吊り子にて係合固定し、この下段列の屋根板
を吊り子本体とともに軒側に引き下げることができるよ
うに構成し、引き下げと同時に上段の屋根板の係合部内
に下段の屋根板の係止部が進入し係合し得るようにした
ものである。
【0006】そのために、吊り子に長孔を設け、吊り子
の止め具に対し吊り子本体がスライドできるようにし
た。
【0007】
【実施例】通常横葺金属屋根板1は、図1に示すよう
に、屋根板1の一側には、上方に折曲して立上げた棟側
係止部2を有し、他側には下方に逆コ字状に折曲した軒
側係合部3が形成されている。この棟側係止部と軒側係
合部を次段列の屋根板の軒側係合部と棟側係止部とにそ
れぞれ係合させて屋根板面を形成する。そして各屋根板
は、吊り子にて棟側係止部が係止されて屋根構造材に固
定されている。
【0008】本発明による屋根板の係合方法は、まず上
段列の屋根板1が、さらにその上段列の屋根板(図示せ
ず)の軒側係合部に上段列の屋根板の棟側係止部が係合
され、かつ吊り子で固定されており、この上段列の屋根
板1の軒側係合部3が自由な状態で葺き下げられてい
る。そしてこの屋根板1の内側には、軒側係合部3に近
く屋根構造材のタルキ4上に吊り子用の固定金具5が既
に取付けてある。
【0009】この固定金具5は、生産段階において、タ
ルキの所定位置に予じめ固着しておくと現場作業が楽で
ある。この固定金具5に長孔を有する吊り子6を、その
長孔内に固定金具5を挿通させるようにして嵌着させる
(図2)。この際は、上段の屋根板の軒側係合部3を上
方に持ち上げながら作業する。
【0010】吊り子6の構造は、図6に示すように一端
が下向きのフック状に立上がった係止片7となってお
り、ベース部8には中央に長孔9が穿けられており、か
つこの長孔9の係止片7側の端部は、前記吊り子の固定
金具5の頭部10が挿通し得るように大径の円孔11と
なっている。また固定金具5は、ナット等の頭部10が
ボルト12に螺合しており、しかし完全に螺合されず、
ボルト12の頭とナット等の頭部10間には間隙13が
設けられ、この間隙は、ボルト軸の小径となっている。
【0011】そこで吊り子6を一旦固定金具5に嵌合さ
せたのちに、この吊り子6、および上段の屋根板の軒側
係合部3を持ち上げ、下段列に葺く屋根板の棟側係止部
14を軒側より進入させ、吊り子6の係止片7に係止さ
せる(図3、図4)。この後、上段の屋根板の軒側係合
部3および吊り子6を押し下げると、吊り子6はタルキ
4面に密着し、吊り子6の長孔9が固定金具5の小径間
隙13と同一面となる。 次に、下段列の屋根板15を
軒方向に引下げると、吊り子6は、固定金具5にその長
孔9が嵌合されたままスライドし、下段列の屋根板の棟
側係止部14に係止されたままスライドし、上段列の屋
根板1の軒側係合部3内に進入し係合する(図5)。
【0012】吊り子6は、大径の円孔11より小径の長
孔9が固定金具5の大径の頭部10にて脱落が阻止さ
れ、屋根板を確実にタルキに固定する。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上述べたような吊り子を使
用し、上下段列の屋根板を係合して葺下げるので、従来
の屋根板をそのまま利用でき、かつ簡単に上下段列の屋
根板の係合を行なうことが可能となる。
【0014】また吊り子用の固定金具を、工場の生産段
階においてタルキの所定位置に固着しておくと、現場で
の高所における危険な作業の省略になり有利である。
【0015】このように本発明の係合方法は作業性が良
く、また吊り子も従来の製品に長孔を設けるためのパン
チングの一工程が加えられるに過ぎないので、コストの
掛からない屋根葺が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】屋根板の側面図
【図2乃至図5】屋根板の係合工程を示す図
【図6】吊り子の斜視図
【符号の説明】
1 屋根板 2 棟側係止部 3 軒側係合部 4 タルキ 5 固定金具 6 吊り子 7 係止片 8 ベース部 9 長孔 10 頭部 11 円孔 12 ボルト 13 小径間隙 15 下段列屋根板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棟側から軒側に葺き下げる屋根板の裏面
    にて、一端が下向きのフック状に立上がった屋根板用の
    係止片となっており、ベース部中央に前記係止部側に大
    径の孔を有する長孔が穿けられた吊り子本体と、この大
    径の孔内に挿通し得る頭部がボルトにて螺合されてな
    り、ボルトの頭と前記頭部間に間隙が存するようにボル
    トが螺合された固定金具とから成る吊り子が屋根構造材
    にスライド自在に固着されており、この係止片にて下段
    列の屋根板の棟側係止部を係止させ、次に吊り子本体と
    ともに下段列の屋根板を軒側に引下げることにより、上
    段の屋根板の軒側係合部に係合させる横葺金属屋根板の
    係合方法。
JP3162389A 1991-06-07 1991-06-07 横葺金属屋根板の係合方法および吊り子 Expired - Fee Related JP2540395B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS612739U (ja) * 1984-06-11 1986-01-09 三洋電機株式会社 充電表示装置
JPH01154950A (ja) * 1987-12-14 1989-06-16 Sanko Metal Ind Co Ltd 横葺外囲体
JPH01318645A (ja) * 1988-06-20 1989-12-25 De-A Gaisou Kk 屋根材

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