JP2540252C - - Google Patents
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- platen roller
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- sensor
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- 230000000875 corresponding Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 241001164374 Calyx Species 0.000 description 1
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、プラテンローラの偏心・へこみ及びパルスモータギアの偏心等に
よる色ズレをなくすことができるプリンタに関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来例の構成を図3を参照しながら説明する。図3は、従来のプリンタのメカ
部分の側面を示す図である。 【0003】 図3において、1はプラテンローラ、2はプーリー、3はタイミングベルト、
4及び5はプーリー、6は印画される用紙、7はインクシート、8はサーマルヘ
ッド、9は用紙6をはさむクランパ、10は用紙搬送ガイド、11はクランパ開
閉機構、12はピックアップローラ、13はペーパーカセット、14は排紙搬送
経路、15a及び15bは排出ローラ、16はパルスモータ、17はパルスモー
タギア、18は駆動ベルトである。 【0004】 また、PH1は印画開始位置センサ、PH2はクランパ内用紙有無センサ、P
H3はクランパ開閉位置センサ、PH4は用紙先後端センサ、PH5はペーパー
カセット用紙有無センサである。 【0005】 つぎに、前述した従来例の動作を図4を参照しながら説明する。図4は、従来
のプリンタの動作を示すフローチャートである。 【0006】 プラテンローラ1を駆動する際に、どれだけプラテンローラ1を駆動させたか
をRAM等に記憶させておき、クランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有り
を検出した位置で、各色の印画開始時でのプラテンローラ1の位置が同じになる
ように、補正駆動量を計算し、プラテンローラ1のみを駆動させて空送りする。
なお、クランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有りの状態では用紙6を動か
すことなくプラテンローラ1のみを駆動できる。 【0007】 例えば、パルスモータ16によりプラテンローラ1を1回転させるパルス数が
1000個の場合、印画開始位置(印画開始位置センサPH1がクランパ9有り
を検出した位置)からクランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有りを検出し
た位置までのプラテンローラ1の駆動量と、クランパ開閉位置センサPH3がク
ランパ9有りを検出した位置から上記印画開始位置までのプラテンローラ1の駆
動量(プリンタ固有の固定値)とを加算した駆動量、すなわち印画開始位置セン
サPH1を起点としたクランパ9の1周回分の駆動量が4776個のときには、
クランパ9が印画開始位置センサPH1の位置で224(=5000−4776
)個分のパルス数の駆動となるように、クランパ9がクランパ開閉位置センサP
H3の位置で(224−上記固定値)個分のパルス数を駆動する。 【0008】 すなわち、ステップ20において、ピックアップローラ12、用紙搬送ガイド
10によって、用紙6をペーパーカセット13から給紙する。 ステップ21において、印画開始位置センサPH1がクランパ9有りとなるま
でプラテンローラ1を駆動する。 【0009】 ステップ22において、クランパ内用紙有無センサPH2が用紙6有りとなる
までプラテンローラ1を駆動する。 そして、ステップ23において、1色印画する。 【0010】 ステップ24において、全部の色(例えば、シアン、イエロー、マゼンタ等)
を印画したか否かが判断され、NOの場合には次のステップ25へ進み、YES
の場合にはステップ27において印画した用紙6を排紙搬送経路14、排出ロー
ラ15a、15bを介して排紙する。 【0011】 ステップ25において、クランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有りとな
るまでプラテンローラ1を駆動する。 ステップ26において、印画開始時から現在までのプラテンローラ1の駆動量
と上記固定値より、プラテンローラ1の位置合わせの補正駆動量を計算し、プラ
テンローラ1のみを駆動してステップ21へ戻る。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】 上述したような従来のプリンタでは、プラテンローラ1を駆動する際、どれだ
けプラテンローラ1を駆動させたかをRAM上に記憶させておき、クランパ開閉
位置センサPH3がクランパ9有りを検出した位置で、印画開始時でのプラテン
ローラ1の位置が同じになるように、パルスモータギア17の位置を考慮せずに
補正駆動量を計算し、プラテンローラ1のみを駆動させていた。従って、プラテ
ンローラ1とパルスモータギア17のギア比が整数比でない場合(例えば、1:
2.5)には、印画開始時にサーマルヘッド8の抵抗値(ヒートライン)と接触
するプラテンローラ1の位置は各色毎に同じになるが、プラテンローラ1を駆動
するパルスモータのギアの位置が各色によって異なることになり、パルスモータ
ギア17に偏心等があるときは色ズレが起こるという問題点があった。 【0013】 この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、プラテンロー ラ及びパルスモータのギアに偏心・へこみ等があっても色ズレを解消することが
できるプリンタを得ることを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】 この発明に係るプリンタは、プラテンローラの給紙側にあるクランパ開閉機構
近傍に設けられクランパの有無を検出するセンサと、前記プラテンローラの駆動
量を記憶する記憶手段と、印画開始位置から前記センサが前記クランパを検出し
たときまでの前記駆動量に基づいて前記プラテンローラ及びこのプラテンローラ
を駆動するパルスモータギアのギア比に拘わらず常に前記プラテンローラ及びパ
ルスモータギアの同じ位置から各色の印画を開始するように前記プラテンローラ
だけを所定補正量駆動する駆動制御手段とを備えたものである。 【0015】 【作用】 この発明においては、プラテンローラの給紙側にあるクランパ開閉機構近傍に
設けられたセンサによって、クランパの有無が検出される。 また、記憶手段によって、前記プラテンローラの駆動量が記憶される。 さらに、駆動制御手段によって、印画開始位置から前記センサが前記クランパ
を検出したときまでの前記駆動量に基づいて前記プラテンローラ及びこのプラテ
ンローラを駆動するパルスモータギアのギア比に拘わらず常に前記プラテンロー
ラ及びパルスモータギアの同じ位置から各色の印画を開始するように前記プラテ
ンローラだけが所定補正量駆動される。 【0016】 【実施例】 実施例1. この発明の実施例1の構成を図1を参照しながら説明する。図1は、この発明
の実施例1を示すブロック図であり、メカ部分30の中身は上述した従来例のも
のと全く同一である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。 【0017】 図1において、31はI/Oインターフェース、32はバスを通じて接続され たCPU(中央演算処理装置)、33はプログラム等を記憶するROM、34は
データ等を記憶するRAMである。 【0018】 ところで、この発明のセンサは、前述したこの発明の実施例1ではクランパ開
閉位置センサPH3に、この発明の記憶手段は、実施例1ではRAM34に、こ
の発明の駆動制御手段は、実施例1ではCPU32にそれぞれ相当する。 【0019】 つぎに、前述した実施例1の動作を図2を参照しながら説明する。図2は、こ
の発明の実施例1の動作を示すフローチャートである。 【0020】 プラテンローラ1を駆動する際に、どれだけプラテンローラ1を駆動させたか
をRAM34に記憶させておき、クランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有
りを検出した位置で、各色の印画開始時でのプラテンローラ1及びパルスモータ
ギア17の位置が同じになるように、補正駆動量を計算し、プラテンローラ1の
みを駆動させて空送りする。なお、クランパ開閉位置センサPH3がクランパ9
有りの状態では用紙6を動かすことなくプラテンローラ1のみを駆動できる。 【0021】 例えば、プラテンローラ1とパルスモータギア17のギア比が1:2.5、パ
ルスモータ16によりプラテンローラ1を1回転させるパルス数が1000個の
場合、印画開始位置(印画開始位置センサPH1がクランパ9を検出した位置)
からクランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有りを検出した位置までのプラ
テンローラ1の駆動量と、クランパ開閉位置センサPH3がクランパ9を検出し
た位置から上記印画開始位置までのプラテンローラ1の駆動量(プリンタ固有の
固定値)とを加算した駆動量、すなわち印画開始位置センサPH1を起点とした
クランパ9の1周回分の駆動量が4776個のときには、プラテンローラ1の駆
動量が1000×(1/0.5(=ギア比2.5の端数))の倍数になるように
、すなわち1000×2の倍数になるように、クランパ9が印画開始位置センサ
PH1の位置で1224(=6000−4776)個分のパルス数の駆動となる
ように、クランパ9がクランパ開閉位置センサPH3の位置で(1224−上記 固定値) 個分のパルス数を駆動する。 【0022】 また、プラテンローラ1とパルスモータギア17のギア比が1:2.25、パ
ルスモータ16によりプラテンローラ1を1回転させるパルス数が1000個の
場合、印画開始位置からクランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有りを検出
した位置までのプラテンローラ1の駆動量と、上記固定値とを加算した駆動量、
すなわち印画開始位置センサPH1を起点としたクランパ9の1周回分の駆動量
が4776個のときには、プラテンローラ1の駆動量が1000×(1/0.2
5(=ギア比2.25の端数))の倍数になるように、すなわち1000×4の
倍数になるように、クランパ9が印画開始位置センサPH1の位置で3224(
=8000−4776)個分のパルス数の駆動となるように、クランパ9がクラ
ンパ開閉位置センサPH3の位置で(3224−上記固定値)個分のパルス数を
駆動する。 【0023】 なお、プラテンローラ1とパルスモータギア17のギア比が1:2、パルスモ
ータ16によりプラテンローラ1を1回転させるパルス数が1000個の場合、
印画開始位置からクランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有りを検出した位
置までのプラテンローラ1の駆動量と、上記固定値とを加算した駆動量、すなわ
ち印画開始位置センサPH1を起点としたクランパ9の1周回分の駆動量が47
76個のときには、プラテンローラ1の駆動量が1000の倍数になるように、
クランパ9が印画開始位置センサPH1の位置で224(=5000−4776
)個分のパルス数の駆動となるように、クランパ9がクランパ開閉位置センサP
H3の位置で(224−上記固定値)個分のパルス数を駆動すればよいことにな
る。 【0024】 すなわち、図2のステップ40〜45及びステップ47は、従来例を示す図4
のステップ20〜25及びステップ27と同一である。 【0025】 ステップ46において、印画開始時から現在までのプラテンローラ1の駆動量 と上記固定値 より、プラテンローラ1及びパルスモータギア17の位置合わせの
補正駆動量を計算し、プラテンローラ1を駆動してステップ41に戻る。 【0026】 この発明の実施例1は、前述したように、印画開始時でのプラテンローラ1及
びパルスモータギア17の位置が同じになるように、CPU32が補正駆動量を
計算しプラテンローラ1のみを空送りして各色毎にプラテンローラ1及びパルス
モータギア17の位置合わせを行うので、プラテンローラ1及びパルスモータギ
ア17の固定位置を検出するためのセンサ等を取り付けることなく、プラテンロ
ーラ1の偏心・へこみ及びパルスモータギア17の偏心などによる色ズレを解消
することができるという効果を奏する。 【0027】 【発明の効果】 この発明は、以上説明したとおり、プラテンローラの給紙側にあるクランパ開
閉機構近傍に設けられクランパの有無を検出するセンサと、前記プラテンローラ
の駆動量を記憶する記憶手段と、印画開始位置から前記センサが前記クランパを
検出したときまでの前記駆動量に基づいて前記プラテンローラ及びこのプラテン
ローラを駆動するパルスモータギアのギア比に拘わらず常に前記プラテンローラ
及びパルスモータギアの同じ位置から各色の印画を開始するように前記プラテン
ローラだけを所定補正量駆動する駆動制御手段とを備えたので、プラテンローラ
及びパルスモータギアに偏心・へこみ等があっても色ズレを解消することができ
るという効果を奏する。
よる色ズレをなくすことができるプリンタに関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来例の構成を図3を参照しながら説明する。図3は、従来のプリンタのメカ
部分の側面を示す図である。 【0003】 図3において、1はプラテンローラ、2はプーリー、3はタイミングベルト、
4及び5はプーリー、6は印画される用紙、7はインクシート、8はサーマルヘ
ッド、9は用紙6をはさむクランパ、10は用紙搬送ガイド、11はクランパ開
閉機構、12はピックアップローラ、13はペーパーカセット、14は排紙搬送
経路、15a及び15bは排出ローラ、16はパルスモータ、17はパルスモー
タギア、18は駆動ベルトである。 【0004】 また、PH1は印画開始位置センサ、PH2はクランパ内用紙有無センサ、P
H3はクランパ開閉位置センサ、PH4は用紙先後端センサ、PH5はペーパー
カセット用紙有無センサである。 【0005】 つぎに、前述した従来例の動作を図4を参照しながら説明する。図4は、従来
のプリンタの動作を示すフローチャートである。 【0006】 プラテンローラ1を駆動する際に、どれだけプラテンローラ1を駆動させたか
をRAM等に記憶させておき、クランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有り
を検出した位置で、各色の印画開始時でのプラテンローラ1の位置が同じになる
ように、補正駆動量を計算し、プラテンローラ1のみを駆動させて空送りする。
なお、クランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有りの状態では用紙6を動か
すことなくプラテンローラ1のみを駆動できる。 【0007】 例えば、パルスモータ16によりプラテンローラ1を1回転させるパルス数が
1000個の場合、印画開始位置(印画開始位置センサPH1がクランパ9有り
を検出した位置)からクランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有りを検出し
た位置までのプラテンローラ1の駆動量と、クランパ開閉位置センサPH3がク
ランパ9有りを検出した位置から上記印画開始位置までのプラテンローラ1の駆
動量(プリンタ固有の固定値)とを加算した駆動量、すなわち印画開始位置セン
サPH1を起点としたクランパ9の1周回分の駆動量が4776個のときには、
クランパ9が印画開始位置センサPH1の位置で224(=5000−4776
)個分のパルス数の駆動となるように、クランパ9がクランパ開閉位置センサP
H3の位置で(224−上記固定値)個分のパルス数を駆動する。 【0008】 すなわち、ステップ20において、ピックアップローラ12、用紙搬送ガイド
10によって、用紙6をペーパーカセット13から給紙する。 ステップ21において、印画開始位置センサPH1がクランパ9有りとなるま
でプラテンローラ1を駆動する。 【0009】 ステップ22において、クランパ内用紙有無センサPH2が用紙6有りとなる
までプラテンローラ1を駆動する。 そして、ステップ23において、1色印画する。 【0010】 ステップ24において、全部の色(例えば、シアン、イエロー、マゼンタ等)
を印画したか否かが判断され、NOの場合には次のステップ25へ進み、YES
の場合にはステップ27において印画した用紙6を排紙搬送経路14、排出ロー
ラ15a、15bを介して排紙する。 【0011】 ステップ25において、クランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有りとな
るまでプラテンローラ1を駆動する。 ステップ26において、印画開始時から現在までのプラテンローラ1の駆動量
と上記固定値より、プラテンローラ1の位置合わせの補正駆動量を計算し、プラ
テンローラ1のみを駆動してステップ21へ戻る。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】 上述したような従来のプリンタでは、プラテンローラ1を駆動する際、どれだ
けプラテンローラ1を駆動させたかをRAM上に記憶させておき、クランパ開閉
位置センサPH3がクランパ9有りを検出した位置で、印画開始時でのプラテン
ローラ1の位置が同じになるように、パルスモータギア17の位置を考慮せずに
補正駆動量を計算し、プラテンローラ1のみを駆動させていた。従って、プラテ
ンローラ1とパルスモータギア17のギア比が整数比でない場合(例えば、1:
2.5)には、印画開始時にサーマルヘッド8の抵抗値(ヒートライン)と接触
するプラテンローラ1の位置は各色毎に同じになるが、プラテンローラ1を駆動
するパルスモータのギアの位置が各色によって異なることになり、パルスモータ
ギア17に偏心等があるときは色ズレが起こるという問題点があった。 【0013】 この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、プラテンロー ラ及びパルスモータのギアに偏心・へこみ等があっても色ズレを解消することが
できるプリンタを得ることを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】 この発明に係るプリンタは、プラテンローラの給紙側にあるクランパ開閉機構
近傍に設けられクランパの有無を検出するセンサと、前記プラテンローラの駆動
量を記憶する記憶手段と、印画開始位置から前記センサが前記クランパを検出し
たときまでの前記駆動量に基づいて前記プラテンローラ及びこのプラテンローラ
を駆動するパルスモータギアのギア比に拘わらず常に前記プラテンローラ及びパ
ルスモータギアの同じ位置から各色の印画を開始するように前記プラテンローラ
だけを所定補正量駆動する駆動制御手段とを備えたものである。 【0015】 【作用】 この発明においては、プラテンローラの給紙側にあるクランパ開閉機構近傍に
設けられたセンサによって、クランパの有無が検出される。 また、記憶手段によって、前記プラテンローラの駆動量が記憶される。 さらに、駆動制御手段によって、印画開始位置から前記センサが前記クランパ
を検出したときまでの前記駆動量に基づいて前記プラテンローラ及びこのプラテ
ンローラを駆動するパルスモータギアのギア比に拘わらず常に前記プラテンロー
ラ及びパルスモータギアの同じ位置から各色の印画を開始するように前記プラテ
ンローラだけが所定補正量駆動される。 【0016】 【実施例】 実施例1. この発明の実施例1の構成を図1を参照しながら説明する。図1は、この発明
の実施例1を示すブロック図であり、メカ部分30の中身は上述した従来例のも
のと全く同一である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。 【0017】 図1において、31はI/Oインターフェース、32はバスを通じて接続され たCPU(中央演算処理装置)、33はプログラム等を記憶するROM、34は
データ等を記憶するRAMである。 【0018】 ところで、この発明のセンサは、前述したこの発明の実施例1ではクランパ開
閉位置センサPH3に、この発明の記憶手段は、実施例1ではRAM34に、こ
の発明の駆動制御手段は、実施例1ではCPU32にそれぞれ相当する。 【0019】 つぎに、前述した実施例1の動作を図2を参照しながら説明する。図2は、こ
の発明の実施例1の動作を示すフローチャートである。 【0020】 プラテンローラ1を駆動する際に、どれだけプラテンローラ1を駆動させたか
をRAM34に記憶させておき、クランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有
りを検出した位置で、各色の印画開始時でのプラテンローラ1及びパルスモータ
ギア17の位置が同じになるように、補正駆動量を計算し、プラテンローラ1の
みを駆動させて空送りする。なお、クランパ開閉位置センサPH3がクランパ9
有りの状態では用紙6を動かすことなくプラテンローラ1のみを駆動できる。 【0021】 例えば、プラテンローラ1とパルスモータギア17のギア比が1:2.5、パ
ルスモータ16によりプラテンローラ1を1回転させるパルス数が1000個の
場合、印画開始位置(印画開始位置センサPH1がクランパ9を検出した位置)
からクランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有りを検出した位置までのプラ
テンローラ1の駆動量と、クランパ開閉位置センサPH3がクランパ9を検出し
た位置から上記印画開始位置までのプラテンローラ1の駆動量(プリンタ固有の
固定値)とを加算した駆動量、すなわち印画開始位置センサPH1を起点とした
クランパ9の1周回分の駆動量が4776個のときには、プラテンローラ1の駆
動量が1000×(1/0.5(=ギア比2.5の端数))の倍数になるように
、すなわち1000×2の倍数になるように、クランパ9が印画開始位置センサ
PH1の位置で1224(=6000−4776)個分のパルス数の駆動となる
ように、クランパ9がクランパ開閉位置センサPH3の位置で(1224−上記 固定値) 個分のパルス数を駆動する。 【0022】 また、プラテンローラ1とパルスモータギア17のギア比が1:2.25、パ
ルスモータ16によりプラテンローラ1を1回転させるパルス数が1000個の
場合、印画開始位置からクランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有りを検出
した位置までのプラテンローラ1の駆動量と、上記固定値とを加算した駆動量、
すなわち印画開始位置センサPH1を起点としたクランパ9の1周回分の駆動量
が4776個のときには、プラテンローラ1の駆動量が1000×(1/0.2
5(=ギア比2.25の端数))の倍数になるように、すなわち1000×4の
倍数になるように、クランパ9が印画開始位置センサPH1の位置で3224(
=8000−4776)個分のパルス数の駆動となるように、クランパ9がクラ
ンパ開閉位置センサPH3の位置で(3224−上記固定値)個分のパルス数を
駆動する。 【0023】 なお、プラテンローラ1とパルスモータギア17のギア比が1:2、パルスモ
ータ16によりプラテンローラ1を1回転させるパルス数が1000個の場合、
印画開始位置からクランパ開閉位置センサPH3がクランパ9有りを検出した位
置までのプラテンローラ1の駆動量と、上記固定値とを加算した駆動量、すなわ
ち印画開始位置センサPH1を起点としたクランパ9の1周回分の駆動量が47
76個のときには、プラテンローラ1の駆動量が1000の倍数になるように、
クランパ9が印画開始位置センサPH1の位置で224(=5000−4776
)個分のパルス数の駆動となるように、クランパ9がクランパ開閉位置センサP
H3の位置で(224−上記固定値)個分のパルス数を駆動すればよいことにな
る。 【0024】 すなわち、図2のステップ40〜45及びステップ47は、従来例を示す図4
のステップ20〜25及びステップ27と同一である。 【0025】 ステップ46において、印画開始時から現在までのプラテンローラ1の駆動量 と上記固定値 より、プラテンローラ1及びパルスモータギア17の位置合わせの
補正駆動量を計算し、プラテンローラ1を駆動してステップ41に戻る。 【0026】 この発明の実施例1は、前述したように、印画開始時でのプラテンローラ1及
びパルスモータギア17の位置が同じになるように、CPU32が補正駆動量を
計算しプラテンローラ1のみを空送りして各色毎にプラテンローラ1及びパルス
モータギア17の位置合わせを行うので、プラテンローラ1及びパルスモータギ
ア17の固定位置を検出するためのセンサ等を取り付けることなく、プラテンロ
ーラ1の偏心・へこみ及びパルスモータギア17の偏心などによる色ズレを解消
することができるという効果を奏する。 【0027】 【発明の効果】 この発明は、以上説明したとおり、プラテンローラの給紙側にあるクランパ開
閉機構近傍に設けられクランパの有無を検出するセンサと、前記プラテンローラ
の駆動量を記憶する記憶手段と、印画開始位置から前記センサが前記クランパを
検出したときまでの前記駆動量に基づいて前記プラテンローラ及びこのプラテン
ローラを駆動するパルスモータギアのギア比に拘わらず常に前記プラテンローラ
及びパルスモータギアの同じ位置から各色の印画を開始するように前記プラテン
ローラだけを所定補正量駆動する駆動制御手段とを備えたので、プラテンローラ
及びパルスモータギアに偏心・へこみ等があっても色ズレを解消することができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】
この発明の実施例1の動作を示すフローチャートである。
【図3】
従来のプリンタのメカ部分の側面を示す図である。
【図4】
従来のプリンタの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 プラテンローラ
9 クランパ
16 パスルモータ
17 パスルモータギア
30 メカ部分
32 CPU
34 RAM
PH3 クランパ開閉位置センサ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 プラテンローラの給紙側にあるクランパ開閉機構近傍に設けら
れクランパの有無を検出するセンサと、 前記プラテンローラの駆動量を記憶する記憶手段と、 印画開始位置から前記センサが前記クランパを検出したときまでの前記駆動量
に基づいて前記プラテンローラ及びこのプラテンローラを駆動するパルスモータ
ギアのギア比に拘わらず常に前記プラテンローラ及びパルスモータギアの同じ位
置から各色の印画を開始するように前記プラテンローラだけを所定補正量駆動す
る駆動制御手段と を備えたことを特徴とするプリンタ。
Family
ID=
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