JPH04292977A - プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、感熱式のプリンタに
関するものである。特に、プリンタの印画制御装置に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来例の構成を図４を参照しながら説明
する。図４は、従来のプリンタを示す側面図である。

【０００３】図４において、（１）はプラテンローラ、
（２）はプーリー、（３）はタイミングベルト、（４）
はプーリー、（５）はプーリー、（６）は用紙、（７）
はインクシート、（８）はサーマルヘッド、（９）はク
ランパ、（１０）は用紙搬送ガイド、（１１）はクラン
パ開閉機構、（１２）はピックアップローラ、（１３）
は用紙カセット、（１４）は排紙搬送路、（１５）、（
１６）は排出ローラ、（１７）はマイクロコンピュータ
などの制御部である。

【０００４】また、ＰＨ１は印画開始位置センサ、ＰＨ
２はクランパ開閉位置センサ、ＰＨ３は用紙先／後端セ
ンサ、ＰＨ４はカセット内用紙有無センサである。なお
、制御部（１７）は、図示していないが各制御対象及び
各センサに電気的に接続されている。

【０００５】つぎに、前述した従来例の動作を図５及び
図６を参照しながら説明する。図５及び図６は、従来の
プリンタの動作を示すフローチャート図である。

【０００６】最初に、メカ初期化処理シーケンスについ
て図５を参照しながら説明する。まず、電源がＯＮかつ
カバーが閉じている場合にイニシャル信号（ＰＲＩＭＥ
）を入力して以下の処理が開始される。従って、プリン
タのカバーが開いているときは動作開始しない。

【０００７】ステップ（２０）において、センサＰＨ４
等により給・排紙路の用紙の有無のチェック処理が行わ
れる。

【０００８】ステップ（２１）及び（２２）において、
プラテンローラ（１）を駆動するプラテンモータ及びカ
ムの初期化処理が行われる。

【０００９】ステップ（２３）において、インクシート
（７）の初期化処理が行われる。つまり、Ｙ（イエロー
）色の部分が先頭になるようにインクシート（７）を送
る。

【００１０】ステップ（２４）において、クランパ（９
）の初期化処理が行われる。つまり、用紙（６）をクラ
ンプする位置へ送る。

【００１１】次に、給紙処理シーケンスについて図６を
参照しながら説明する。動作の順序は、メカ初期化処理
シーケンスの後に実行される。

【００１２】ステップ（３０）において、用紙カセット
（１３）内の用紙（６）がピックアップローラ（１２）
によりピックアップされる。

【００１３】ステップ（３１）において、用紙搬送ガイ
ド（１０）等によりガイドされた用紙（６）が、クラン
パ開閉機構（１１）によりクランパ（９）にクランプさ
れる。

【００１４】ステップ（３２）において、用紙（６）が
印画開始位置まで送られラインカウントされる。

【００１５】ステップ（３３）において、用紙搬送ガイ
ド（１０）が退避される。

【００１６】ステップ（３４）において、インクシート
（７）の印画頭出しが確認される。

【００１７】ステップ（３５）において、クランパ（９
）が印画開閉位置へ送られる。

【００１８】ステップ（３６）において、ヘッドロード
及びピンチクローズされる。つまり、サーマルヘッド（
８）がプラテンローラ（１）の近辺まで降ろされ、プラ
テンローラ（１）が図示しない他のローラと合わされる
。

【００１９】

【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
プリンタでは、メカ初期化、給紙処理などの印画処理に
おいて、用紙（６）をクランパ（９）にクランプした後
に、何かの原因で用紙（６）がクランパ（９）からずれ
たり、クランパ（９）内に無くても印画動作に進みプラ
テンローラ（１）に印画してしまうという問題点があっ
た。この発明は、前述した問題点を解決するためになさ
れたもので、プラテンローラへの印画及びサーマルヘッ
ドのストレスを防ぐことができるプリンタを得ることを
目的とする。

【００２０】

【課題を解決するための手段】この発明に係るプリンタ
は、次に掲げる手段を備えたものである。 〔１〕　　クランパ内の用紙の有無を検出するセンサ。 〔２〕　　メカ初期化処理の場合に前記センサにより用
紙有を検出したとき、及び給紙処理の場合に前記センサ
により用紙無を検出したときはジャム処理を実行する制
御部。

【００２１】

【作用】この発明においては、センサによって、クラン
パ内の用紙の有無が検出される。また、制御部によって
、メカ初期化処理の場合に前記センサにより用紙有を検
出したとき、及び給紙処理の場合に前記センサにより用
紙無を検出したときはジャム処理が実行される。

【００２２】

【実施例】この発明の一実施例の構成を図１を参照しな
がら説明する。図１は、この発明の一実施例を示す側面
図であり、プラテンローラ（１）〜排出ローラ（１６）
及びセンサＰＨ１〜ＰＨ４は上述した従来装置のものと
全く同一である。

【００２３】図１において、（１７Ａ）は各制御対象及
び各センサに電気的に接続されたマイクロコンピュータ
などの制御部、ＰＨ５はクランパ内用紙有無センサであ
る。

【００２４】つぎに、前述した実施例の動作を図２及び
図３を参照しながら説明する。図２及び図３は、この発
明の一実施例の動作を示すフローチャート図である。

【００２５】最初に、メカ初期化処理シーケンスについ
て図２を参照しながら説明する。まず、電源がＯＮかつ
カバーが閉じている場合にイニシャル信号（ＰＲＩＭＥ
）を入力して以下の処理が開始される。従って、プリン
タのカバーが開いているときは動作開始しない。

【００２６】ステップ（４０）において、センサＰＨ４
等により給・排紙路の用紙の有無のチェック処理が行わ
れる。

【００２７】ステップ（４１）及び（４２）において、
プラテンローラ（１）を駆動するプラテンモータ及びカ
ムの初期化処理が行われる。

【００２８】ステップ（４３）において、インクシート
（７）の初期化処理が行われる。つまり、Ｙ（イエロー
）色の部分が先頭になるようにインクシート（７）を送
る。

【００２９】ステップ（４４）において、センサＰＨ５
によりクランパ（９）内の用紙（６）の有無が検出され
る。有りの場合はステップ（４６）のジャム処理へ進み
、無しの場合は次のステップ（４５）に進む。

【００３０】ステップ（４５）において、クランパ（９
）の初期化処理が行われる。つまり、用紙（６）をクラ
ンプする位置へ送る。

【００３１】ステップ（４６）において、ジャム処理が
行われる。つまり、装置を停止させ、オペレーションパ
ネル上の「ＪＡＭ」表示を点灯する。

【００３２】次に、給紙処理シーケンスについて図３を
参照しながら説明する。動作の順序は、メカ初期化処理
シーケンスの後に実行される。

【００３３】ステップ（５０）において、用紙カセット
（１３）内の用紙（６）がピックアップローラ（１２）
によりピックアップされる。

【００３４】ステップ（５１）において、用紙搬送ガイ
ド（１０）等によりガイドされた用紙（６）が、クラン
パ開閉機構（１１）によりクランパ（９）にクランプさ
れる。

【００３５】ステップ（５２）において、用紙（６）が
印画開始位置まで送られラインカウントされる。

【００３６】ステップ（５３）において、用紙搬送ガイ
ド（１０）が退避される。

【００３７】ステップ（５４）において、インクシート
（７）の印画頭出しが確認される。

【００３８】ステップ（５５）において、クランパ（９
）が印画開閉位置へ送られる。

【００３９】ステップ（５６）において、センサＰＨ５
によりクランパ（９）内の用紙（６）の有無が検出され
る。無しの場合はステップ（５８）のジャム処理へ進み
、有りの場合は次のステップ（５７）に進む。

【００４０】ステップ（５７）において、ヘッドロード
及びピンチクローズされる。つまり、サーマルヘッド（
８）がプラテンローラ（１）の近辺まで降ろされ、プラ
テンローラ（１）が図示しない他のローラと合わされる
。

【００４１】ステップ（５８）において、ジャム処理が
行われる。つまり、装置を停止させ、オペレーションパ
ネル上の「ＪＡＭ」表示を点灯する。

【００４２】この発明の一実施例は、前述したように、
センサＰＨ５を追加し、メカ初期化及び給紙処理のとき
にクランパ（９）内の用紙の有無を検出するようにした
ので、正確な印画位置を把握でき、さらにクランパ（９
）内から用紙（６）が外れた場合にプラテンローラ（１
）への直接印画を防ぐことができ、高性能のプリンタを
提供することができるという効果を奏する。

【００４３】

【発明の効果】この発明は、以上説明したとおり、クラ
ンパ内の用紙の有無を検出するセンサと、メカ初期化処
理の場合に前記センサにより用紙有を検出したとき、及
び給紙処理の場合に前記センサにより用紙無を検出した
ときはジャム処理を実行する制御部とを備えたので、プ
ラテンローラへの印画及びサーマルヘッドのストレスを
防ぐことができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示す側面図である。

【図２】この発明の一実施例のメカ初期化処理シーケン
スを示すフローチャート図である。

【図３】この発明の一実施例の給紙処理シーケンスを示
すフローチャート図である。

【図４】従来のプリンタを示す側面図である。

【図５】従来のプリンタのメカ初期化処理シーケンスを
示すフローチャート図である。

【図６】従来のプリンタの給紙処理シーケンスを示すフ
ローチャート図である。

【符号の説明】

（１）　　　　プラテンローラ （６）　　　　用紙 （８）　　　　サーマルヘッド （９）　　　　クランパ （１７Ａ）　　　　制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　クランパ内の用紙の有無を検出するセ
   ンサ、並びにメカ初期化処理の場合に前記センサにより
   用紙有を検出したとき、及び給紙処理の場合に前記セン
   サにより用紙無を検出したときはジャム処理を実行する
   制御部を備えたことを特徴とするプリンタ。