JP2540168Y2 - 連結固着具の打込機 - Google Patents

連結固着具の打込機

Info

Publication number
JP2540168Y2
JP2540168Y2 JP4001091U JP4001091U JP2540168Y2 JP 2540168 Y2 JP2540168 Y2 JP 2540168Y2 JP 4001091 U JP4001091 U JP 4001091U JP 4001091 U JP4001091 U JP 4001091U JP 2540168 Y2 JP2540168 Y2 JP 2540168Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nose
cover
magazine
pressing member
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4001091U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07670U (ja
Inventor
昭広 岸
雅昭 小島
Original Assignee
兼松デュオファスト株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 兼松デュオファスト株式会社 filed Critical 兼松デュオファスト株式会社
Priority to JP4001091U priority Critical patent/JP2540168Y2/ja
Publication of JPH07670U publication Critical patent/JPH07670U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2540168Y2 publication Critical patent/JP2540168Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ステープルや仕上げ釘
のように多数の固着具が一体的に連結された連結固着具
を打込む動力式固着具打込機に関し、特に、連結固着具
を収容したマガジンの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ステープルや仕上げ釘と呼ばれる一体的
に連結された連結釘を打込む打込機はよく知られてい
る。これらの固着具は、壁パネル等の化粧紙を張り付け
るパネルを固着するのに多用されており、特に仕上げ釘
の頭部は普通の丸釘のように大きくなく、打込み後のパ
ネルへの見栄えへの影響を少なくしている。これらの固
着具の打込機の代表例が、特開昭56−56393号公
報や特開平3−43163号公報に開示されている。こ
の打込機は、ピストン及びシリンダを有しピストンに打
込部材が設けられたハウジングと、打出された打込部材
がノーズにある固着具を先端から打出すノーズと、一端
がノーズに臨み、連結固着具をスライド可能に収容して
ノーズに固着具を供給する細長いマガジンを備え、ハウ
ジングから延びるハンドルに設けられたトリガを引く
と、シリンダへ加圧空気を供給してピストンを動作さ
せ、打込部材によりノーズにある固着具を1本ずつ対象
物に打込むように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる構造の連結固着
具用打込機は、多数の固着具を1本ずつ適正に打込対象
物に打込むので好ましい。しかし、この打込機において
マガジンに収容された連結固着具の残量が作業者に不明
であるので、連結固着具を消費してしまった場合にノー
ズ先端を打込対象物にあてがった状態で空打ちしてしま
い、化粧パネルに傷をつける惧れがあった。
【0004】従って、本考案の目的は、連結固着具の残
量が検知でき、打込対象物に空打ちする不具合を解消す
る連結固着具の打込機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案によれば、ステープルや仕上げ釘を打込むの
に適した連結固着具の打込機であって、マガジンが、細
長いマガジン本体と、この本体に収容した連結固着具を
覆うように閉じ、連結固着具の補充の際にはスライドし
て開くことのできる開閉自在なカバーを備え、該カバー
には連結固着具をノーズに供給するように押す押圧手段
が設けられ、該押圧手段は、カバーの内側面に長手方向
に設けられたガイド溝に沿ってスライドする押圧部材
と、ガイド溝に沿って配置され、押圧部材をノーズ方向
に付勢するばねとで構成され、カバーのガイド溝部分の
一部が切除されて外側から前記押圧部材の移動を監視で
きる窓を形成しており、前記押圧部材が押圧している連
結固着具の残量を前記窓からの押圧部材の移動によって
検知できることを特徴とする連結固着具の打込機が提供
される。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1及び図2は本考案に係る連結固着
具の打込機1を示している。打込機1は、ピストン及び
シリンダを有しピストンには打込部材が設けられたハウ
ジング2と、固着具が先端から打出されるノーズ3と、
一端がノーズ3に臨み、一体的に連結された連結固着具
をスライド可能に収容してノーズに固着具を供給する細
長いマガジン4と、打込機本体2からマガジン4に平行
に延びたハンドル5を備え、マガジン4の、ノーズと反
対側の端部はハンドル5の端部に支持アーム6を介して
固定されている。この打込機1のハンドル5をもって、
ノーズ3の先端を化粧パネル等の打込対象物にあてが
い、ハンドル5に設けられたトリガ7を動作させると、
ハンドルの端部のニップル8に供給された加圧空気が、
打込機本体2のシリンダに供給されてピストンひいては
打込部材が打出され、ノーズ3にある固着具を対象物に
打込む。これらの詳細については特開昭56−5639
3号公報の記載を参照されたい。
【0007】図3〜図5には本考案に係る打込機1のノ
ーズ3とマガジン4の外観が示されている。マガジン4
は、連結固着具を収容するように底面と上面が図面の手
前側に向けて直立した底面壁体11及び上面壁体12で
凹部を形成した細長いマガジン本体10と、このマガジ
ン本体10の凹部に収容した連結固着具を覆うように閉
じ、連結固着具の補充の際にはスライドして図示のよう
に開くことのできる開閉自在なカバー13を備えてい
る。マガジン本体10は、その一端がノーズ3に延びて
おり、収容した連結固着具をカバー13に設けられた押
圧手段がノーズに供給する。かかる押圧手段構成及び作
用に関しては後述する。
【0008】マガジン本体10の底面(図3の底面壁体
11)には、カバー13をスライド可能に受け入れる溝
の外に、マガジン本体10に収容された連結固着具の先
端をスライド可能に案内する溝17が設けられていて、
板状の連結固着具をその先端が該溝に嵌まった状態で受
け入れる。この溝は連結固着具の先端がスライドして移
動するので摩耗して溝が深くなる惧れがあるので、摩損
に強い材料をレール状に形成し、溝17に設けるのが好
ましい。連結固着具の収容後、マガジンカバー13を図
3の状態から左側へ押し込むと、カバー13の押圧手段
が連結固着具をノーズの側に押圧する。なお、カバー1
3を閉じた状態にロックする係止部材18がマガジン本
体10の右側端部に設けられている。カバー13を外す
場合には、該係止部材18を指等で押し上げればよい。
【0009】マガジン本体10には、種々の長さの固着
具の先端が溝17に接してスライドするように、該底面
から固着具長さに対応した種々の高さの拡大頭部のため
の通路溝が形成された通路溝部材20が設けられてい
る。通路溝部材20は、マガジン本体10より狭い幅
(すなわち図3の上下方向長さ)に形成されていて、マ
ガジン本体10の底面壁体11及び上面壁体12の凹部
で位置変更可能に取付けられている。更に詳しくは、通
路溝部材20は片面(図3の裏面)は滑らかな平面に形
成されているが、他の片面すなわち表側の面に複数の通
路溝21が形成されている。そして、この通路溝部材2
0は全体として細長い板状部材で成り、ノーズ側の端部
には突起22が形成されてノーズ側に形成された複数の
凹部23に嵌合して位置決めできるようになっている。
なお、この突起と凹部の関係は、ノーズ側に突起が、ま
た通路溝部材側に凹部が形成されてもよいことは勿論で
ある。また、カバー13の裏面には通路溝部材の通路溝
と協働して他側の通路溝部分を担う通路溝が形成されて
いる。
【0010】通路溝部材20の反対端部は通路溝21が
形成された状態で切断されている。この端部の高さ位置
を固定するのは、マガジン本体10の右側端部からノー
ズ側にばね付勢されて、通路溝部材20を押圧しつつ位
置決めするロック部材24である。図6にも示すよう
に、ロック部材24は、マガジン本体10の長手方向に
形成された案内溝25に沿ってスライド可能に配置され
ており、ばねによってノーズ側に付勢されて、通路溝部
材20をノーズ側に押圧している。そして、このロック
部材24の通路溝部材20の通路溝21に面する側に
は、該通路溝21に嵌合する複数の突条が形成されてい
る。従って、ロック部材24の突条は選択した通路溝2
1に嵌まって通路溝部材20の右側端部の高さ位置を位
置決めし、ロック部材24を右側に引いてその嵌合を外
せば、別の通路溝に嵌めれば通路溝部材20の位置を変
更できる。
【0011】図7は本考案に係るマガジン4のカバー1
3の部分を示している。以下、主に図1、図3及び図7
を参照しながら、本考案に係る連結固着具の残量を検知
できるマガジンカバー13を説明する。カバー13に
は、連結固着具をノーズに供給するように押す押圧手段
として、その裏面すなわち内側面に、カバー13の長手
方向に設けられたガイド溝30に沿ってスライドする押
圧部材31と、ガイド溝30に沿って配置され、押圧部
材31をノーズ3の側に押圧するばね32とが設けられ
ている。なお、ガイド溝30には、図6に示すように、
カバー13の表側に突出した断面矩形の通路を形成する
形状の細長い筒体部分33が設けられ、ここにコイル形
状のばね32が収容されている。そして、図7に示すよ
うに、押圧部材31は、連結固着具を押すプレート34
と筒体部分33をスライドするロッド35とから成り、
両者はねじ連結されている。押圧部材31のプレート3
4の先端は、連結固着具を押さない状態では、図3に図
示のようにカバー13より左側に一部出ている。そし
て、そのプレート34がそれ以上出ないように、図7を
参照すれば、筒体部分33のノーズ側端部には、ロッド
35のストッパ36がねじ37によって固定されてい
る。
【0012】かかる構成により、連結固着具を収容し
て、カバー13を閉じる場合には、押圧部材31のプレ
ート34が図3の左側にばね32を圧縮しながらカバー
13に対して筒体部分33内を移動して連結固着具の端
部を押してノーズ3の打込通路に固着具を供給する。カ
バー13のガイド溝部分、詳細には、ガイド溝30に設
けられた筒体部分33の一部が切除されて窓39が形成
されている。この窓39によってカバー13の外側から
押圧部材31のロッド35の移動を監視できる。従っ
て、この窓39によってロッド35が図7のようにノー
ズ3に近接していることが確認できれば、連結固着具の
残量が、ごく僅かである(若しくは、もうない)ことを
検知できる。すなわち、この窓39は連結固着具の残量
の検知に寄与する。この場合、押圧部材31のロッド3
5に目盛りを設ければ、更に、連結固着具の残量を正確
に検知できる。なお、窓39の位置は図示の例のように
ノーズ3に近いのが好ましいが、押圧部材31のロッド
35の移動を監視できる限り任意の位置に設けることが
できる。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、マガジンのカバーの連
結固着具押圧手段が、カバーの内側面に長手方向に設け
られたガイド溝に沿ってスライドする押圧部材と、ガイ
ド溝に沿って配置され、押圧部材をノーズ方向に付勢す
るばねとで構成され、カバーのガイド溝部分の一部が切
除されて外側から前記押圧部材の移動を監視できる窓を
形成し、押圧部材が押圧している連結固着具の残量を窓
からの押圧部材の移動によって検知できるので、作業者
は、連結固着具の消費量を知ることができ、空打ち等の
不具合を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る連結固着具打込機の正面図であ
る。
【図2】図1の打込機の左側面図である。
【図3】マガジンの正面図である。
【図4】図3のマガジンの左側面図であって、ノーズを
示す図である。
【図5】図3のマガジンの右側面図である。
【図6】図3のマガジンの分解斜視図である。
【図7】図1のマガジンカバーのA−A線断面図であ
る。
【符号の説明】
1 連結固着具用打込機 2 ハウジング 3 ノーズ 4 マガジン 5 ハンドル 7 トリガ 10 マガジン本体 11 底面壁体 12 上面壁体 13 カバー 20 通路溝部材 24 ロック部材 30 ガイド溝 31 押圧部材 32 ばね 33 筒体部分 34 プレート 35 ロッド 36 ストッパ 39 窓

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン及びシリンダを有し、ピストン
    には打込部材が設けられたハウジングと、打出された打
    込部材が固着具を先端から打出すノーズと、一端が前記
    ノーズに臨み、多数の固着具が連結された連結固着具を
    スライド可能に収容してノーズに固着具を供給する細長
    いマガジンを備え、前記ハウジングから延びるハンドル
    に設けられたトリガを作動すると、前記シリンダへ加圧
    流体を供給してピストンを動作させ、打出された打込部
    材によりノーズにある固着具を対象物に打込む、連結固
    着具の打込機において、 前記マガジンは、ハンドルと平行に配置され、前記連結
    固着具を収容する凹部を形成した細長いマガジン本体
    と、この本体の凹部に収容した連結固着具を覆うように
    閉じ、連結固着具の補充の際にはスライドして開くこと
    のできる開閉自在なカバーとを備え、該カバーには連結
    固着具をノーズに供給するように押す押圧手段が設けら
    れ、該押圧手段は、カバーの内側面に長手方向に設けら
    れたガイド溝に沿ってスライドする押圧部材と、ガイド
    溝に沿って配置され、押圧部材をノーズ方向に付勢する
    ばねとで構成され、カバーのガイド溝部分の一部が切除
    されて外側から前記押圧部材の移動を監視できる窓を形
    成しており、前記押圧部材が押圧している連結固着具の
    残量を前記窓からの押圧部材の移動によって検知できる
    ことを特徴とする連結固着具の打込機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の打込機において、押圧
    部材には目盛りが設けられて、連結固着具の残量を正確
    に検知できることを特徴とする打込機。
JP4001091U 1991-05-30 1991-05-30 連結固着具の打込機 Expired - Lifetime JP2540168Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4001091U JP2540168Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 連結固着具の打込機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4001091U JP2540168Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 連結固着具の打込機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07670U JPH07670U (ja) 1995-01-06
JP2540168Y2 true JP2540168Y2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=12568941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4001091U Expired - Lifetime JP2540168Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 連結固着具の打込機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2540168Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07670U (ja) 1995-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6592014B2 (en) Lockout mechanism for fastener driving tool
EP0360573B1 (en) Fastener-driving tool
CA2080320C (en) Fastener-driving tool with improved feeding mechanism
CA2282145C (en) Fastener-driving tool having wear guard defining fastener-guiding surface
US9636811B2 (en) Actuation lockout for a fastener-driving tool
US11931874B2 (en) Powered fastener driver
JP4923440B2 (ja) 打込み工具のコンタクトアーム機構
JP2540168Y2 (ja) 連結固着具の打込機
US5730350A (en) Magazine disposed to a staple tacker
CA2284073C (en) Fastener-driving tool having magazine mounted to tool handle by mortise and tenon mounting
JP4593999B2 (ja) 打ち込み工具
JP2977747B2 (ja) 釘打機における釘の空打防止装置
JPH0753898Y2 (ja) 釘打機のマガジンカバー装置
JP4770278B2 (ja) 打込み工具におけるコンタクトトップ収納構造
JPH04354678A (ja) 連結固着具の打込機
JPH0546851Y2 (ja)
JPS5811501Y2 (ja) 止金打込機のスライダ
JPH0671074U (ja) 連結固着具の打込機
JPH08257936A (ja) コンタクトフットの取付け構造
JPH0521335Y2 (ja)
JPH0675676U (ja) 釘打機のノーズプロテクタ装置
JPH04133580U (ja) 連結固着具の打込機
JPH079361A (ja) 釘送り装置における単連切換え機構
JPH04331079A (ja) 釘抜き機
JPH0118292Y2 (ja)