JP2539811Y2 - 曲り樋 - Google Patents

曲り樋

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JP2539811Y2
JP2539811Y2 JP1047991U JP1047991U JP2539811Y2 JP 2539811 Y2 JP2539811 Y2 JP 2539811Y2 JP 1047991 U JP1047991 U JP 1047991U JP 1047991 U JP1047991 U JP 1047991U JP 2539811 Y2 JP2539811 Y2 JP 2539811Y2
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JP
Japan
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bottom plate
gutter
bent portion
plate
curved
Prior art date
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Application number
JP1047991U
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JPH0498932U (ja
Inventor
弘史 後藤
敏男 酒井
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Toyo Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kagaku Co Ltd
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は曲り樋、特に底板が中空
板のような嵩高板にて形成してなる軒樋の接続 の用に
供される曲り樋に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の曲り樋としてはポリ塩化
ビニルの如き耐候性に優れた熱可塑性樹脂を素材として
射出成型により一体に成形された断面略U字状にして略
L字状に曲成してなるものが一般に使用されている。
【0003】周知のように、曲り樋は曲り部とその両端
部に設けられた軒樋接続部とからなり、これら曲り部と
軒樋接続部の底部は美観性の低下および雨水の滞留を来
さないために上下面を平面となした一枚板状に形成する
ことが必要である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、昨今にあっ
ては軒樋本体の強度アップを目的として、その底板に長
手方向に沿う複数条の中空部を並列して表板の剛性の低
下を裏板の剛性でカバーし得るように中空板状になした
嵩高板からなる合成樹脂製軒樋(図5参照)が考案さ
れ、使用されるに至ったため、従来の考え方によりこの
種の合成樹脂製軒樋に対応し得る曲り樋を製作した場
合、先ず美観性の低下および雨水の滞留を来さないため
に曲り部と軒樋接続部の底部の上下面を平面にした際
は、図6にみられるように曲り部の軒樋接続部近傍が厚
肉になるために成形に際してヒケ等が発生するために成
形性や美観性の低下を来し、次に、上記弊害をなくすた
めに肉厚を均一にした場合には図7に示すように曲り部
の上面に窪みができて雨水が常に滞留して建物に湿気を
与える等の弊害を生じ、また上記欠点を解消するために
均一なる肉厚をもって曲り部の上面を平滑にした場合に
は、図8に示すように曲り部の下面に窪みができて美観
性の低下を来す等何れも一長一短がある等必ずしも満足
し得るものとは言えなかった。
【0005】本考案は従来品の欠点を解消すべく考案さ
れたものであって、底板が中空板のような嵩高板で形成
された軒樋を接続するも、従来みられる成形性の低下や
美観性の低下並びに雨水の滞留を来さない曲り樋を提供
せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記に鑑み考案
されたものであって、底板が中空板のような嵩高板で形
成された軒樋を接続するための略L字状に曲成された断
面略U字状からなる曲り樋であって、曲り部の底板を該
曲り部の両端接続部に接続された上記軒樋の底板の上面
と略面一になるように底上げするとともに底上げにより
該曲り部の底板の下面に形成された窪みを上記両端接続
部の下面と略面一になるように覆い蓋にて閉塞せしめて
なることを特徴とする曲り樋である。
【0007】尚、曲り部の周縁には覆蓋の装着性を良好
ならしめるために段付部が設けられて該曲り部への覆い
蓋の接着作業や融着作業が簡易化ならしめられるように
なされている。
【0008】
【作用】本考案の曲り樋は曲り部の底板を両端接続部に
接続された軒樋の底板の上面と略面一になるように底上
げして該曲り部の底板の下面に形成された窪みを上記両
端接続部の下面と略面一になるように覆い蓋にて閉塞せ
しめてなるために曲り部の底板の上面が両端接続部に接
続された軒樋の底板の上面と略面一にして且つ該曲り部
の底板の下面を両端接続部の下面と略面一に形成するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例について説
明すれば、図1は本考案の曲り樋の一実施例を示す斜視
図、図2は同上分解斜視図、図3は同上断面図を示すも
ので、図中、Aはポリ塩化ビニルの如き耐候性に優れた
熱可塑性樹脂を素材として射出成型により成型された略
L字状に曲成してなる断面略U字状の曲り樋であって、
曲り部1の底板aを該曲り部1の両端接続部2,2に接
続された底板bが中空板のような嵩高板で形成された軒
樋Bの該底板bの上面と略面一になるように底上げする
とともに底上げにより該曲り部1の底板aの下面に形成
された窪み3の開口部分を上記両端接続部2,2の下面
と略面一になるように覆い蓋4にて閉塞してなるもので
ある。
【0010】尚、曲り部1の周縁には図3に示すよう
に、覆い蓋4の装着性を良好ならしめるために段付部5
が設けられて該曲り部1への覆蓋4の接着作業や融着作
業が簡易化ならしめられるようになされており、また、
接続される軒樋Bとしては図5に示すように底板bが複
数条の中空部を並列してなる両面段ボール状の嵩高板か
らなるものが使用される。
【0011】
【考案の効果】以上より明らかなように、本考案の曲り
樋は曲り部の底板を両端接続部に接続された軒樋の底板
の上面と略面一になるように底上げして該曲り部の底板
の下面に形成された窪みを上記両端接続部の下面と略面
一になるように覆い蓋にて閉塞せしめてなる構成よりな
るため、曲り部の底板の上面が両端接続部に接続された
軒樋の谷部の上面と略面一にして且つ該曲り部の底板の
下面が両端接続部の下面と略面一になり、これより底板
が中空板のような嵩高板で形成された軒樋の接続の用に
供せられるも、従来みられる成形性の低下や美観性の低
下並びに雨水の滞留を来さない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の曲り樋の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示す曲り樋の分解斜視図である。
【図3】図1に示す曲り樋の断面図である。
【図4】図1に示す曲り樋の使用状態を示す断面図であ
る。
【図5】本考案の曲り樋に接続される軒樋の一例を示す
斜視図である。
【図6】従来品の使用状態を示す断面図である。
【図7】従来品の使用状態を示す断面図である。
【図8】従来品の使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
A 曲り樋 B 軒樋 1 曲り部 2 両端接続部 3 窪み 4 覆い蓋 a 曲り部の底板 b 軒樋の底板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板が中空板のような嵩高板で形成され
    た軒樋を接続するための略L字状に曲成された断面略U
    字状からなる曲り樋であって、曲り部の底板を該曲り部
    の両端接続部に接続された上記軒樋の底板の上面と略面
    一になるように底上げするとともに底上げにより該曲り
    部の底板の下面に形成された窪みを上記両端接続部の下
    面と略面一になるように覆い蓋にて閉塞せしめてなるこ
    とを特徴とする曲り樋。
JP1047991U 1991-02-05 1991-02-05 曲り樋 Expired - Lifetime JP2539811Y2 (ja)

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JPH0498932U JPH0498932U (ja) 1992-08-26
JP2539811Y2 true JP2539811Y2 (ja) 1997-07-02

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079833A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Newgin Corp 吸殻等回収装置
JP2008079817A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Newgin Corp 吸殻等回収装置
JP2008079818A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Newgin Corp 吸殻等回収装置およびこれに用いられる角度付保持部材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079833A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Newgin Corp 吸殻等回収装置
JP2008079817A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Newgin Corp 吸殻等回収装置
JP2008079818A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Newgin Corp 吸殻等回収装置およびこれに用いられる角度付保持部材

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JPH0498932U (ja) 1992-08-26

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