JP2539696B2 - 缶入り焙煎コ―ヒ― - Google Patents
缶入り焙煎コ―ヒ―Info
- Publication number
- JP2539696B2 JP2539696B2 JP10950890A JP10950890A JP2539696B2 JP 2539696 B2 JP2539696 B2 JP 2539696B2 JP 10950890 A JP10950890 A JP 10950890A JP 10950890 A JP10950890 A JP 10950890A JP 2539696 B2 JP2539696 B2 JP 2539696B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roasted coffee
- quality
- insole
- canned
- agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Tea And Coffee (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ）産業上の利用分野 この発明は焙煎済みのコーヒー豆或いは粉の缶詰に関
し、より詳細には缶内におけるこれらの劣化等を防止す
るための技術に関する。
し、より詳細には缶内におけるこれらの劣化等を防止す
るための技術に関する。
ロ）従来の技術 焙煎済みのコーヒー豆或いは粉（以下、これらを焙煎
コーヒーと称する）を新鮮状態に保つために、それらを
缶詰にして販売に供することが広く行われている。
コーヒーと称する）を新鮮状態に保つために、それらを
缶詰にして販売に供することが広く行われている。
この場合、缶詰にあたり缶内を減圧しても缶内に残存
する気体により焙煎コーヒーが酸化・変質したり、焙煎
コーヒーから多量に発生する炭酸ガスにより缶が膨張し
破裂の危険性が存することは広く知られた現象であり、
従来この現象を防止するために缶内に例えば脱酸素剤等
のような品質保持剤を焙煎コーヒーと共に充填すること
が公知であった。
する気体により焙煎コーヒーが酸化・変質したり、焙煎
コーヒーから多量に発生する炭酸ガスにより缶が膨張し
破裂の危険性が存することは広く知られた現象であり、
従来この現象を防止するために缶内に例えば脱酸素剤等
のような品質保持剤を焙煎コーヒーと共に充填すること
が公知であった。
ハ）発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来技術においては被包した品質
保持剤を焙煎コーヒーと共に単に缶内に投入しているに
過ぎないので、次のような問題点が存した。
保持剤を焙煎コーヒーと共に単に缶内に投入しているに
過ぎないので、次のような問題点が存した。
（ａ）焙煎コーヒーと渾然一体に品質保持剤が缶内に投
入されているので、誤って焙煎コーヒーと共に品質保持
剤がグラインダーやコーヒーメーカーに投入されるおそ
れがあった。
入されているので、誤って焙煎コーヒーと共に品質保持
剤がグラインダーやコーヒーメーカーに投入されるおそ
れがあった。
（ｂ）同様の理由よりメジャースプーンで焙煎コーヒー
を缶内から掬い出すときに、品質保持剤も同時に掬い出
されてしまい作業の邪魔になった。
を缶内から掬い出すときに、品質保持剤も同時に掬い出
されてしまい作業の邪魔になった。
（ｃ）特にグラインド済みのコーヒー粉の場合、静電気
により焙煎コーヒーが品質保持剤の包装の周りにまとわ
りつき需要者に不快感を与えた。
により焙煎コーヒーが品質保持剤の包装の周りにまとわ
りつき需要者に不快感を与えた。
（ｄ）品質保持剤が缶内より分離するので幼児等の誤食
の危険性があった。
の危険性があった。
ニ）課題を解決するための手段 この発明は上記の如き従来技術の問題点に鑑みこれら
を解消することを目的として創作されたものであり、次
の構成よりなることを特徴とする。
を解消することを目的として創作されたものであり、次
の構成よりなることを特徴とする。
即ち、この発明の缶入り焙煎コーヒーは缶底の上に中
底を固定し、この中底と缶底の間に焙煎コーヒーの品質
保持剤を介在させたことを特徴とする。
底を固定し、この中底と缶底の間に焙煎コーヒーの品質
保持剤を介在させたことを特徴とする。
一方、その製法にあたり、缶胴に缶底を巻締めるに際
し、缶胴と缶底との間に中底を介在させると共に、この
中底と缶底の間に焙煎コーヒーの品質保持剤を介在さ
せ、缶の組立にあたり三者を同時に巻締めて固定するこ
とを特徴とする。
し、缶胴と缶底との間に中底を介在させると共に、この
中底と缶底の間に焙煎コーヒーの品質保持剤を介在さ
せ、缶の組立にあたり三者を同時に巻締めて固定するこ
とを特徴とする。
ホ）作用 よって、この発明の装置によれば品質保持剤は焙煎コ
ーヒーとは隔離して缶内に収容され、酸素や二酸化炭素
の吸収作用を生じる。
ーヒーとは隔離して缶内に収容され、酸素や二酸化炭素
の吸収作用を生じる。
又、この発明の方法によれば製缶工程において缶胴と
缶底と中底を内部に品質保持剤を収容した状態で一度の
巻締めにより組み立てる作用を生じる。
缶底と中底を内部に品質保持剤を収容した状態で一度の
巻締めにより組み立てる作用を生じる。
ヘ）実施例 以下、この発明の具体的実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
第１図はこの発明の缶入り焙煎コーヒーの缶部分の組
立前の状態を示す図である。
立前の状態を示す図である。
図中１は缶胴であり、上部に需要者において開封され
るべき缶蓋（特に図示せず）が設けられる公知の構造の
ものである。
るべき缶蓋（特に図示せず）が設けられる公知の構造の
ものである。
図中５は缶底であり、周側に設けられたフランジ部６
を、上記缶胴１の下端に設けたフランジ部２に巻締めす
ることにより缶胴と組み合わされる公知の構造のもので
ある。
を、上記缶胴１の下端に設けたフランジ部２に巻締めす
ることにより缶胴と組み合わされる公知の構造のもので
ある。
そして、図中３はこの発明特有の中底である。
この中底３は下方に品質保持剤７を収容する空間を形
成するように下面開放の丘状とし、周側に巻締めのため
のフランジ部４を設けた構成よりなり、この実施例では
合成樹脂素材により形成される。
成するように下面開放の丘状とし、周側に巻締めのため
のフランジ部４を設けた構成よりなり、この実施例では
合成樹脂素材により形成される。
尚、図中3aは中底３に穿設された通気孔である。
品質保持剤７はこの実施例では酸素及び炭酸ガスを吸
収する性質を有する脱酸素剤（例えば、三菱瓦斯化学株
式会社製の商品名「エージレス―Ｅ」等）を使用してお
り、脱酸素剤本体Ｍを袋内に充填した構造よりなる。
収する性質を有する脱酸素剤（例えば、三菱瓦斯化学株
式会社製の商品名「エージレス―Ｅ」等）を使用してお
り、脱酸素剤本体Ｍを袋内に充填した構造よりなる。
以上の各部材は焙煎コーヒーＣを充填した缶胴１に缶
底５を巻締めるに際し、缶胴１と缶底５との間に中底３
を介在させると共に、この中底３と缶底５の間に品質保
持剤７を介在させ、三者のフランジ部２、４、６をシー
マー等により同時に巻締めて組合せられる。
底５を巻締めるに際し、缶胴１と缶底５との間に中底３
を介在させると共に、この中底３と缶底５の間に品質保
持剤７を介在させ、三者のフランジ部２、４、６をシー
マー等により同時に巻締めて組合せられる。
第２図は上記の組立状態を示す図である。
ト）発明の効果 以上の構成よりなるこの発明は次の効果を奏する。
（ａ）缶内に設けた品質保持剤により、それが脱酸素剤
である場合には焙煎コーヒーの酸化・変質や焙煎コーヒ
ーから多量に発生する炭酸ガスによる缶の膨張が防止さ
れる。
である場合には焙煎コーヒーの酸化・変質や焙煎コーヒ
ーから多量に発生する炭酸ガスによる缶の膨張が防止さ
れる。
（ｂ）品質保持剤は中底内に焙煎コーヒーと区分して収
容されるので、誤って焙煎コーヒーと共に品質保持剤が
グラインダーやコーヒーメーカーに投入されるおそれが
防止される。
容されるので、誤って焙煎コーヒーと共に品質保持剤が
グラインダーやコーヒーメーカーに投入されるおそれが
防止される。
（ｃ）同様の理由にメジャースプーンで焙煎コーヒーを
缶内から掬い出すときに、品質保持剤も同時に掬い出さ
れる事態が防止される。
缶内から掬い出すときに、品質保持剤も同時に掬い出さ
れる事態が防止される。
（ｄ）同様の理由より品質保持剤が缶内より分離しない
ので幼児等の誤食のおそれがない。
ので幼児等の誤食のおそれがない。
（ｅ）品質保持剤は製缶工程において、缶底と一緒に中
底を缶胴に巻締めることにより缶内に収容されるので、
品質保持剤を収容するための特に独立した工程が不要と
なり生産効率が極めて良好である。
底を缶胴に巻締めることにより缶内に収容されるので、
品質保持剤を収容するための特に独立した工程が不要と
なり生産効率が極めて良好である。
第１図はこの発明の缶入り焙煎コーヒーの缶部分の組立
前の分解斜視図、第２図は同上組立状態の一部切り欠き
正面図である。 尚、図中符号（１）……缶胴 （３）……中底 （５）……缶底 （７）……品質保持剤 （Ｃ）……焙煎コーヒー
前の分解斜視図、第２図は同上組立状態の一部切り欠き
正面図である。 尚、図中符号（１）……缶胴 （３）……中底 （５）……缶底 （７）……品質保持剤 （Ｃ）……焙煎コーヒー
Claims (2)
- 【請求項１】缶胴に缶底を巻締めるに際し、缶胴と缶底
との間に通気孔を有する中底を介在させると共に、この
中底と缶底の間に酸素及び炭酸ガスを吸収する性質を有
する脱酸素剤を介在させ、缶の組立にあたり三者を同時
に巻締めて固定したことを特徴とする缶入り焙煎コーヒ
ー。 - 【請求項２】下方に品質保持剤を収容する空間を形成す
るように中底を下面開放の丘状とし、この周側に巻締め
のためのフランジ部を設けた請求項１記載の缶入り焙煎
コーヒー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10950890A JP2539696B2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | 缶入り焙煎コ―ヒ― |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10950890A JP2539696B2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | 缶入り焙煎コ―ヒ― |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH048248A JPH048248A (ja) | 1992-01-13 |
| JP2539696B2 true JP2539696B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=14512045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10950890A Expired - Fee Related JP2539696B2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | 缶入り焙煎コ―ヒ― |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2539696B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001000109A (ja) * | 1999-06-23 | 2001-01-09 | Tomohiro Ishiwaki | レギュラーコーヒーの保存方法 |
| US7235274B2 (en) | 2002-10-16 | 2007-06-26 | General Mills Marketing, Inc. | Dough composition packaged in flexible packaging with carbon dioxide scavenger and method of preparing |
| US8178141B2 (en) | 2005-01-27 | 2012-05-15 | The Folger Coffee Company | Articles of manufacture and methods for absorbing gasses released by roasted coffee packed in hermetically sealed containers |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5926542B2 (ja) * | 1982-06-21 | 1984-06-28 | セメダイン株式会社 | 缶容器の防湿性を増強する方法 |
| JPS6096277U (ja) * | 1983-12-08 | 1985-07-01 | キタノ製作株式会社 | 缶詰状包装容器 |
| JPS62205740A (ja) * | 1986-02-27 | 1987-09-10 | ゼネラル・フ−ヅ・コ−ポレ−シヨン | 抽出性、品質および香気の放出性を改良したコ−ヒ− |
| JPS63144470U (ja) * | 1987-03-16 | 1988-09-22 |
-
1990
- 1990-04-25 JP JP10950890A patent/JP2539696B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH048248A (ja) | 1992-01-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4859337A (en) | Filter for making portions of coffee or tea | |
| US5688545A (en) | Coffee package with enhanced aroma impact | |
| JP5826756B2 (ja) | 香味付けされたパッケージ用インサート | |
| US7159736B1 (en) | Device for preserving freshness of contents of a container | |
| US5344662A (en) | Pressurized package containing a particulate product employing a product separator to contain the product during opening | |
| JP2539696B2 (ja) | 缶入り焙煎コ―ヒ― | |
| US5445291A (en) | Pressurized package for a particulate material employing a venting member | |
| JP3183364U (ja) | コーヒーパウダー | |
| KR960010972B1 (ko) | 기호식품 재료용 향미 보유제 및 향미 보유방법 | |
| JPH047105Y2 (ja) | ||
| EP0583210B1 (en) | A self-sufficient unit of a bag for coffee infusion and carrying container | |
| JPS61203378A (ja) | 穀類等の保存袋 | |
| JP2914904B2 (ja) | かぶら寿しの包装構造 | |
| JPH09226779A (ja) | 粉末食品類の包装構造 | |
| KR200380068Y1 (ko) | 물품포장용기의 콤팩트디스크 수납구조 | |
| CN209777249U (zh) | 一种茶叶胶囊 | |
| JPH08230951A (ja) | 包装体 | |
| JP2868674B2 (ja) | 抗菌性を有する食品用間仕切材 | |
| JPS5836692Y2 (ja) | インスタントコ−ヒ−パツク | |
| JPH03129083U (ja) | ||
| JP2517258Y2 (ja) | 内 蓋 | |
| JPH06284972A (ja) | 缶入りコーヒーパック | |
| JP4264719B2 (ja) | 食品容器 | |
| KR200256795Y1 (ko) | 식품용기 | |
| JPH0548A (ja) | コーヒー豆の保存方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |