JP2538699Y2 - フルブリッジ型インバータ - Google Patents

フルブリッジ型インバータ

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JP2538699Y2
JP2538699Y2 JP11479590U JP11479590U JP2538699Y2 JP 2538699 Y2 JP2538699 Y2 JP 2538699Y2 JP 11479590 U JP11479590 U JP 11479590U JP 11479590 U JP11479590 U JP 11479590U JP 2538699 Y2 JP2538699 Y2 JP 2538699Y2
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capacitor
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正明 井佐
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ネミック・ラムダ株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はフルブリッジ型インバータに関する。
[従来の技術] 一般に、この種のフルブリッジ型インバータは電源お
よび汎用インバータなどの駆動回路などに用いられ、第
4図に示すように、商用電源1を整流回路2により整流
して直流電源となる直流入力電圧Viを入力端子+V,−V
間に供給し、この直流入力電圧Viを整流回路2の出力端
に接続された平滑コンデンサ3により平滑する。平滑コ
ンデンサ3には2個のダイオード8,9を直列に接続した
直列回路と、NPN型トランジスタからなる2個のスイッ
チング素子4,5を直列接続した直列回路と、2個のスイ
ッチング素子6,7を直列接続した直列回路と、2個のダ
イオード10,11を直列接続した直列回路とを並列に接続
し、一方の各直列回路におけるスイッチング素子4,5の
接続点とダイオード8,9の接続点とを接続するとともに
他方の各直列回路におけるスイッチング素子6,7の接続
点とダイオード10,11の接続点とを接続し、さらにスイ
ッチング素子4,5,6,7からなるブリッジ回路の近傍に位
置して平滑コンデンサ3と並列にサージ吸収用コンデン
サ12を挿入接続し、このコンデンサ12により各スイッチ
ング素子4,5,6,7のオン・オフ時におけるサージ電圧を
吸収し、インバータの入力インピーダンスを低下させて
いる。またスイッチング素子4,5の接続点とスイッチン
グ素子6,7の接続点との間に誘導性の負荷として例えば
トランス13の一時巻線を挿入接続して構成され、対角位
置にあるスイッチング素子5,6とスイッチング素子4,7と
を組にして組毎に交互にオン・オフさせてトランス13の
二次巻線両端に交流出力電圧を誘起させるようにしてい
る。
第5図はサージ吸収用コンデンサ12から直流入力ライ
ンに流れる電流IC及びスイッチング素子6,7の接続点か
らトランス13の一時巻線に流れる電流ILの波形を示し、
スイッチング素子5,6がオン状態でスイッチング素子4,7
がオフ状態である場合には、電流はコンデンサ12→スイ
ッチング素子6→トランス13→スイッチング素子5に流
れてトランス13の一次巻線に電流ILを順方向に供給す
る。そして、スイッチング素子5,6がオフ状態になると
トランス13の一次巻線に蓄えられていた電磁エネルギー
が放出して、このトランス13の一次巻線からの電流がト
ランス13→ダイオード8→コンデンサ12→ダイオード11
→トランス13に流れてコンデンサ12が充電されている
間、電流ICは逆方向に流れ、トランス13の一次巻線から
流れる電流ILは減少して零になる。
次に、スイッチング素子4,7がオン状態になると電流
はコンデンサ12→スイッチング素子4→トランス13→ス
イッチング素子7に流れてトランス13の一次巻線には電
流ILが逆方向に供給される。そして、スイッチング素子
4,7がオフ状態になるとトランス13の一次巻線からの電
流は、トランス13→ダイオード10→コンデンサ12→ダイ
オード9→トランス13に流れるため、コンデンサ12が再
び充電されて電流ICが逆方向に流れるとともに、電流IL
は減少して零になる。このように対角位置にあるスイッ
チング素子5,6及びスイッチング素子4,7をそれぞれ組に
して交互にオン・オフ動作を繰り返すことによってトラ
ンス13の一次巻線に電流ILが正逆方向に交互に供給さ
れ、トランス13の二次巻線両端から交流出力電圧が得ら
れる。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術においては、サージ吸収用コンデンサ12
は本来、各スイッチング素子4,5,6,7に対するサージ電
圧を吸収するために設けられたものであり、平滑コンデ
ンサ3からの電流が負荷側に流れるべきものであるが対
角位置にあるスイッチング素子5,6またはスイッチング
素子4,7がオンするたびに、コンデンサ12からトランス1
3の一次巻線に電流が流れることによってコンデンサ12
からリプル電流が流れ出すため、コンデンサ12の容量を
必要以上に大きくしなければならず、インバータの小型
化及び軽量化に問題を有していた。
そこで本考案は、サージ吸収用コンデンサの容量を小
さくすることができるフルブリッジ型インバータを提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は直流電源に平滑コンデンサを介して2個のス
イッチング素子を直列接続した直列回路を2回路並列に
接続するとともにそれぞれの直列回路のスイッチング素
子の接続点間に誘導性の負荷を接続し、前記平滑コンデ
ンサに放電用ダイオードを介してサージ吸収用コンデン
サを並列接続し、前記サージ吸収用コンデンサに2個の
ダイオードを直列接続した直列回路を2回路並列に接続
し、一方の各直列回路におけるスイッチング素子の接続
点とダイオードの接続点を接続するとともに他方の各直
列回路におけるスイッチング素子の接続点とダイオード
の接続点を接続し、対角位置にある2個のスイッチング
素子を組にして組毎に交互にオンオフさせて負荷に交流
電流を流すように構成したものである。
[作用] 上記構成により、対角位置にあるスイッチング素子が
組毎に交互にオンした場合、平滑コンデンサからの電流
が負荷側に流れる。一方、スイッチング素子がオフした
場合、負荷側からの電流はダイオードを通してサージ吸
収用コンデンサに充電され、かつ放電用ダイオードを通
して放電される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示し、第
4図と同一部分に同一符号を付し同一箇所の説明は省略
する。
第1図に示すように、スイッチング素子4,5,6,7のブ
リッジ回路とダイオード8,9,10,11のブリッジ回路との
出力側の接続並びにこの出力側とトランス13との接続は
第4図と一致している。しかし、スイッチング素子4,5,
6,7のブリッジ回路の入力側は平滑コンデンサ3に並列
に接続されてダイオード8,9,10,11のブリッジ回路には
接続されない点、および入力端子+Vと平滑コンデンサ
3の接続点に放電用ダイオード14のカソードを接続する
とともに、入力端子−Vと平滑コンデンサ3の接続点に
放電用ダイオード15のアノードを接続して、ダイオード
14のアノードとダイオード15のカソードとの間にサージ
吸収用コンデンサ12を接続し、このコンデンサ12にダイ
オード8,9,10,11からなるブリッジ回路の入力側を接続
して構成される点で第4図と相違している。
次に上記構成につき、その作用を第2図の波形図を参
照して説明する。
商用電源1を整流回路2に印加すると、この整流回路
2により整流された直流入力電圧Viが平滑コンデンサ3
により平滑されてインバータに供給される。スイッチン
グ素子5,6がオン状態でスイッチング素子4,7がオフ状態
である場合には、電流は平滑コンデンサ3→スイッチン
グ素子6→トランス13→スイッチング素子5に流れてト
ランス13の一次巻線には電流ILが順方向に供給される。
この場合、サージ吸収用コンデンサ12からの電流ICは零
となる。スイッチング素子5,6がオフ状態になるとトラ
ンス13の一次巻線から電流がトランス13→ダイオード8
→コンデンサ12→ダイオード11→トランス13に流れてコ
ンデンサ12に充電されている間電流ICは逆方向に流れ、
コンデンサ12の充電動作が完了するとコンデンサ12の電
荷が、コンデンサ12→ダイオード14→コンデンサ3→ダ
イオード15に流れて電流ICは順方向に流れる。
次にスイッチング素子4,7がオン状態になると電流
は、平滑コンデンサ3→スイッチング素子4→トランス
13→スイッチング素子7に流れ、電流ILが逆方向に供給
され、スイッチング素子5,6がオンになった場合と同様
にコンデンサ12からの電流ICは零となり、スイッチング
素子4,7がオフ状態になると、スイッチング素子5,6がオ
フになった場合と同様にトランス13の一次巻線からの電
流が、トランス13→ダイオード10→コンデンサ12→ダイ
オード9→トランス13に流れて電流ICは逆方向に流れ、
その後コンデンサ12に蓄えられた電荷がコンデンサ12→
ダイオード14→コンデンサ3→ダイオード15に流れて放
電し、電流ICは順方向に流れる。そして、スイッチング
素子5,6及びスイッチング素子4,7が交互にオン・オフ動
作を繰り返すことでトランス13の一次巻線に電流ILが正
逆方向に交互に供給され、トランス13の二次巻線両端か
ら交流出力電圧が得られる。
このように本実施例においては、対角位置にあるスイ
ッチング素子5,6またはスイッチング素子4,7がオンした
場合、平滑コンデンサ3からの電流が負荷側に流れ、オ
フした場合にトランス13の一次巻線からの電流がサージ
吸収用コンデンサに流れるように構成されているため、
サージ吸収用コンデンサ12からリプル電流が負荷側に流
れることが防止され、サージ吸収用コンデンサ12を小容
量にすることができ、インバータの小型化及び軽量化を
図ることが可能になる。
第3図は本考案の第2実施例を示し、第1図と同一部
分に同一符号を付し同一箇所の説明は省略する。
この実施例では第1図の放電用ダイオード15を省略し
た点およびスイッチング素子4,5,6,7のブリッジ回路の
負側入力端とダイオード8,9,10,11のブリッジ回路の負
側入力端とを接続した点以外は第1図における回路と同
一の構成であり、この実施例においても第1実施例と同
一の作用・効果が得られる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく
本考案の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能で
ある。例えば各スイッチング素子はトランジスタの代り
にMOS型FETを用いることもできる。また各スイッチング
素子の駆動回路は適宜選定すればよい。
[考案の効果] 本考案は直流電源に平滑コンデンサを介して2個のス
イッチング素子を直列接続した直列回路を2回路並列に
接続するとともにそれぞれの直列回路のスイッチング素
子の接続点間に誘導性の負荷を接続し、前記平滑コンデ
ンサに放電用ダイオードを介してサージ吸収用コンデン
サを並列接続し、前記サージ吸収用コンデンサに2個の
ダイオードを直列接続した直列回路を2回路並列に接続
し、一方の各直列回路におけるスイッチング素子の接続
点とダイオードの接続点を接続するとともに他方の各直
列回路におけるスイッチング素子の接続点とダイオード
の接続点を接続し、対角位置にある2個のスイッチング
素子を組にして組毎に交互にオンオフさせて負荷に交流
電流を流すように構成したことによりサージ吸収用コン
デンサの容量を小さくすることができるフルブリッジ型
インバータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示し、第1図
は回路構成図、第2図は動作状態を示す波形図、第3図
は本考案の第2実施例を示す回路構成図、第4図及び第
5図は従来例を示し、第4図は回路構成図、第5図は動
作状態を示す波形図である。 3……平滑コンデンサ 4,5,6,7……スイッチング素子 8,9,10,11……ダイオード 12……サージ吸収用コンデンサ 13……トランス(負荷)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源に平滑コンデンサを介して2個の
    スイッチング素子を直列接続した直列回路を2回路並列
    に接続するとともにそれぞれの直列回路のスイッチング
    素子の接続点間に誘導性の負荷を接続し、前記平滑コン
    デンサに放電用ダイオードを介してサージ吸収用コンデ
    ンサを並列接続し、前記サージ吸収用コンデンサに2個
    のダイオードを直列接続した直列回路を2回路並列に接
    続し、一方の各直列回路におけるスイッチング素子の接
    続点とダイオードの接続点を接続するとともに他方の各
    直列回路におけるスイッチング素子の接続点とダイオー
    ドの接続点を接続し、対角位置にある2個のスイッチン
    グ素子を組にして組毎に交互にオンオフさせて負荷に交
    流電流を流すように構成したことを特徴とするフルブリ
    ッジ型インバータ。
JP11479590U 1990-10-31 1990-10-31 フルブリッジ型インバータ Expired - Lifetime JP2538699Y2 (ja)

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