JP2538400Y2 - 製品の収容容器 - Google Patents

製品の収容容器

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JP2538400Y2
JP2538400Y2 JP1991074908U JP7490891U JP2538400Y2 JP 2538400 Y2 JP2538400 Y2 JP 2538400Y2 JP 1991074908 U JP1991074908 U JP 1991074908U JP 7490891 U JP7490891 U JP 7490891U JP 2538400 Y2 JP2538400 Y2 JP 2538400Y2
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崇 児玉
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株式会社ニート
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、OA機器など
に用いられるプラスチック部品などの収容容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、生産された製品は収容容器の容
器本体に投入され、一定数量に達すると、その上面開口
に蓋体を被せてゴミなどの混入を防止するとともに、そ
の収容された製品の良否を判別するため、製品の一部を
サンプルとして抜き取り、検査することが行われてい
る。このようなサンプルは、作業者によって一定時間毎
に抜き取られて検査部門に引き渡される。この際、製品
を収容した収容容器とそのサンプルとが分離しないよう
に、サンプルを収容した袋を収容容器の一側面に粘着テ
ープで貼り付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな製品サンプルの保管方法では、その収容容器の側面
にサンプルを収容した袋に対応してデッドスペースが発
生し、収容容器を配列する上で制約があった。特に、製
品が大量生産されるプラスチック部品などの成形品の場
合、短いサイクルで製品が収容容器に投入されて多数の
収容容器が必要となることから、このようなデッドスペ
ースは空間を有効に利用する上で問題となっていた。
【0004】なお、サンプルを収容容器から切り離して
保管することも行われているが、収容容器とそのサンプ
ルとを関連付けるために記号などを付与しなければなら
ず、作業が煩雑となるものである。
【0005】本考案は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、蓋体に形成された製品の投入口に装着され
る小蓋にサンプルを保管してデッドスペースを発生させ
ることなく配置することのできる製品の収容容器を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上面を開口し
て製品を収容可能な容器本体と、この容器本体の上面開
口を覆うとともに製品の投入口が形成された蓋体と、こ
の蓋体の投入口に着脱自在な小蓋と、からなり、この小
蓋は製品のサンプルを収容可能な凹部が形成されるとと
もに把持部材が立設され、蓋体の投入口に小蓋が装着さ
れた状態で容器本体を積載可能であることを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】容器本体が搬入されると、把持部材を把握し、
容器本体に被せられている蓋体の投入口に装着されてい
る小蓋を離脱させ、蓋体の投入口を通して製品を容器本
体に供給する。設定個数の製品の供給が終了すれば、把
持部材を把握して小蓋を蓋体の投入口に装着する。その
後、小蓋に形成されている凹部に一定個数の製品を供給
し、サンプルとして保管する。
【0008】この結果、製品のサンプルを製品が収容さ
れた収容容器に関連付けて収容容器の外面から突出させ
ることなく、かつ、外部に露出させて保管することがで
きることから、デッドスペースを発生することなく収容
容器を配置することができるとともに、簡単にサンプル
を検査することができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】図1には本考案の収容容器1が示されてお
り、この収容容器1は、製品を収容可能な容器本体2
と、この容器本体2の上面開口を覆うとともに、製品の
投入口3a(図2参照)が形成された蓋体3と、この蓋
体3の投入口3aに装着離脱自在な小蓋5と、よりな
り、蓋体3の投入口3aは図示しないシュートなどに連
通可能となっている。そして、蓋体3の投入口3aに装
着離脱自在な小蓋5は、断面逆ハット状に形成されて凹
部5aが形成されるとともに、この凹部5a内に把持部
材としてのロッド4が立設されている。このロッド4
は、収容容器1を上下に積み重ねる際、支障がないよう
に小蓋5の鍔部から上方に突出しないように、小蓋5の
深さより若干短く形成されている。
【0011】したがって、製品を供給する場合には、小
蓋5に立設されたロッド4を把握して蓋体3から小蓋5
を離脱させ、投入口3aを開口する。そして、図示しな
いシュートを介して製品を供給すれば、この投入口3a
を通して容器本体2の内部に製品を収容することができ
る。設定個数の製品の供給が終了すれば、ロッド4を把
握して小蓋5を蓋体3の投入口3aに装着すればよい。
次いで、一定個数の製品を小蓋5の凹部5aに供給する
ことにより、小蓋5に収容された製品を容器本体2に収
容された製品のサンプルとして関連付けることができ
る。その後、製品を収容した収容容器1を運び出す一
方、新しい空の収容容器1を運び入れればよい。
【0012】この際、製品のサンプルは、収容容器1と
関連付けられて収容容器1の外面から突出することな
く、かつ、外部に露出して保管されていることから、デ
ッドスペースを発生することなく収容容器1を配置する
ことが可能となり、空間を有効に活用することができる
とともに、蓋体3を外してサンプルを採取するなどの作
業が不要となり、簡単にサンプルを検査することができ
る。
【0013】ところで、図2には、これらの収容容器1
に製品を供給する供給装置10が示されている。この供
給装置10は、固定フレーム11に設けられた回動装置
としてのロータリーアクチュエータ12と、このロータ
リーアクチュエータ12の出力軸に一体に連結された旋
回フレーム13と、この旋回フレーム13に取り付けら
れた昇降装置としてのリフトシリンダ14と、このリフ
トシリンダ14のピストンロッドに連結された昇降フレ
ーム15と、この昇降フレーム15に設けられたチャッ
ク装置16とより構成されている。したがって、チャッ
ク装置16は、ロータリーアクチュエータ12を介して
回動自在であり、かつ、リフトシリンダ14を介して昇
降自在に構成されている。
【0014】なお、旋回フレーム13にはリニアベアリ
ング17,17が設けられ、このリニアベアリング1
7,17には昇降フレーム15に連結されたガイドロッ
ド18,18が摺動自在に嵌挿されている。
【0015】また、旋回フレーム13には一方側端部に
開口19aを形成したガイドプレート19が取り付けら
れており、この開口19aにはシュートガイド20が連
結されている。さらに、ガイドプレート19の上面に
は、図示しない成形機に連通されたシュート21の下端
が接しており、その下端は成形品の供給口として開口さ
れている。この結果、ガイドプレート19がロータリー
アクチュエータ12によって設定角度回動すると、ガイ
ドプレート19の上面をシュート21の下端と摺接させ
てその端部に形成された開口19aをシュート21の供
給口に連通させ、成形機から供給された成形品を、シュ
ート21、ガイドプレート19の開口19a、シュート
ガイド20を介して導くことができる。
【0016】一方、ガイドプレート19によってシュー
ト21の供給口が閉鎖されている場合には、成形機から
供給される成形品はシュート21によって一時貯留され
ていることから、成形機による成形作業を中断する必要
がなく、その後、ガイドプレート19を回動してその開
口19aをシュート21の供給口と連通しても、成形品
を周囲に散乱させることもないものである。
【0017】このような収容容器1は、フレーム22に
設置した搬送装置、具体的には一対のチェーンコンベア
23,23を介して供給装置10に向けて搬送される。
そして、フレーム22には、搬送される収容容器1を位
置決めするため、ストッパ24が固定されている。
【0018】このような供給装置10を用いて成型品を
収容容器1に供給する場合について説明すれば、チェー
ンコンベア23,23を駆動することにより、チェーン
コンベア23,23上に載置された収容容器1を供給装
置10に向けて搬送する。そして、収容容器1がストッ
パ24に当接すれば、チェーンコンベア23,23の駆
動を停止し、収容容器1をシュート21の供給口直下に
位置させる。この後、エアシリンダ14を伸長作動させ
て昇降フレーム15を下降させると、チャック装置16
は小蓋5に立設されたロッド4を挟む位置に対向する。
次いで、チャック装置16を作動すれば、ロッド4を把
握することができる。この後、エアシリンダ14を縮小
作動すれば、小蓋5は蓋体3に形成された投入口3aか
ら引き上げられて離脱する。そして、ロータリーアクチ
ュエータ12を駆動すると旋回フレーム13が回動し、
チャック装置16が小蓋5を把持した状態でガイドプレ
ート19をシュート21下端と摺接しつつ回動させる。
ガイドプレート19が設定角度回動すれば、シュート2
1の供給口をガイドプレート19の開口19a、シュー
トガイド20を介して蓋体3に形成された投入口3aに
連通させることができる。
【0019】この間、図示しない成形機によって成形さ
れた成形品は、シュート21下端がガイドプレート19
によって閉鎖されていることから、シュート21内部に
貯留されている。そして、ガイドプレート19の開口1
9aにシュート21の供給口が連通すれば、シュート2
1に貯留されている成形品およびそれ以後成形機から送
られてくる成形品は、開口19a、シュートガイド2
0、蓋体3の投入口3aを経て収容容器1の容器本体2
内部に供給される。
【0020】この結果、収容容器1の交換時において、
成形機による成形作業を中断する必要がなく、しかも、
その際、それらの成形品が周囲に散乱し、不良品として
廃棄されることによる歩留りの低下を防止することがで
きる。
【0021】このようにして成形品が収容容器1に供給
され、設定個数に達すると、チェーンコンベア23,2
3を逆方向に若干駆動させて収容容器1を後退させた
後、再びチェーンコンベア23,23を正方向に駆動さ
せて収容容器1をストッパ24に向けて前進させ、衝突
させる。このような往復移動を行わせることにより、容
器本体2内部に山盛り状に堆積された成形品が均される
結果、収容容器1の内部空間を効率よく利用することが
できる。
【0022】成形品が設定数量供給されると、前述とは
逆方向にロータリーアクチュエータ12を駆動させるこ
とにより、ガイドプレート19を回動させてシュート2
1の供給口を閉鎖すると同時に、小蓋5を蓋体3の投入
口3aと対向する位置に回動させる。次いで、エアシリ
ンダ14を伸長作動すれば、小蓋5は蓋体3の投入口3
aに装着される。この後、チャック装置16を作動させ
てロッド4の把握を解除し、エアシリンダ14を縮小作
動すれば、チャック装置16を上方に退避させることが
できる。そして、再度、ロータリーアクチュエータ12
を駆動させ、ガイドプレート19の開口19aを小蓋5
と対向する位置に回動させる。この間、成形機は成形品
を1ショットもしくは複数ショット成形しており、その
成形品をシュート21の供給口、開口19a、シュート
ガイド20を介して小蓋5の凹部5aに供給する。この
小蓋5に供給された成形品が、それまでに収容容器1に
供給された成形品のサンプルとなる。
【0023】サンプルの採取が終了すれば、チェーンコ
ンベア23,23を逆方向に駆動させ、収容容器1を適
宜の保管場所まで搬送する。この場合、小蓋5の凹部5
aにサンプルが収容され、ロッド4は蓋体3の上面から
突出しないことから、収容容器1を搬送する際、他の収
容容器1を積み重ねても何ら問題はなく、特別な取り扱
いをする必要はない。
【0024】そして、これらの収容容器1は、最終的に
検査部門に搬送され、小蓋5に収容されたサンプルを検
査することにより、その収容容器1内部に収容されてい
る成形品の良否を推定することができる。この際、サン
プルが予め収容容器1と関連付けられてその外部に取り
出されており、蓋体3を外してサンプルを採取するなど
の作業が不要となる。
【0025】一方、設定個数の成形品が収容された収容
容器1が搬出されると、新たな収容容器1がチェーンコ
ンベア23,23を介して搬入され、同様に成形品の供
給が開始される。
【0026】なお、本実施例においては、成形機からの
成形品を供給する場合について説明したが、特に成形品
に限定するものではない。
【0027】また、前述した実施例においては、把持部
材としてロッドを立設したものを例示したが、例えば、
凹部に板材を架設させるようにして把持部材を構成する
ようにしてもよく、特にロッドに限定するものではな
い。
【0028】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、上面を開
口して製品を収容可能な容器本体と、この容器本体の上
面開口を覆うとともに製品の投入口が形成された蓋体
と、この蓋体の投入口に着脱自在な小蓋と、からなり、
この小蓋は製品のサンプルを収容可能な凹部が形成され
るとともに把持部材が立設され、蓋体の投入口に小蓋が
装着された状態で容器本体を積載可能であることによ
り、製品が収容された収容容器に関連付けてサンプルを
収容容器の外面から突出させることなく、かつ、外部に
露出させて保管することが可能となり、収容容器をデッ
ドスペースを発生させることなく配置することができる
とともに、簡単にサンプルを検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の製品の収容容器を示す斜視図である。
【図2】本考案の製品の収容容器とともに製品の供給装
置を示す斜視図である。
【図3】図2の製品の供給装置を一部省略して示す平面
図である。
【符号の説明】
1 収容容器 2 容器本体 3 蓋体 3a 投入口 4 把持部材(ロッド) 5 小蓋 5a 凹部 10 供給装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を開口して製品を収容可能な容器本
    体と、この容器本体の上面開口を覆うとともに製品の投
    入口が形成された蓋体と、この蓋体の投入口に着脱自在
    な小蓋と、からなり、この小蓋は製品のサンプルを収容
    可能な凹部が形成されるとともに把持部材が立設され、
    蓋体の投入口に小蓋が装着された状態で容器本体を積載
    可能であることを特徴とする製品の収容容器。
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US3911259A (en) * 1974-04-11 1975-10-07 Texaco Inc Means for controlling the reflux rate and the reboiler temperature of a tower
NL8006519A (nl) * 1980-12-01 1982-07-01 Philips Nv Conferentiestelsel voor telefonie.
JPS59133404A (ja) * 1983-01-20 1984-07-31 Nippon Denso Co Ltd 位置検出装置

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