JP2538372B2 - 活性物質の作用を遅延及び制御する形の皮膚経由又は粘膜経由投与のための治療薬 - Google Patents

活性物質の作用を遅延及び制御する形の皮膚経由又は粘膜経由投与のための治療薬

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JP2538372B2
JP2538372B2 JP2031656A JP3165690A JP2538372B2 JP 2538372 B2 JP2538372 B2 JP 2538372B2 JP 2031656 A JP2031656 A JP 2031656A JP 3165690 A JP3165690 A JP 3165690A JP 2538372 B2 JP2538372 B2 JP 2538372B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <発明の技術分野> 本発明はいわゆる治療システム(以下治療薬という)
の形の活性物質の遅延及び制御された皮膚経由又は粘液
経由投与の為のデバイスに関する。
<従来技術> ここで言う治療薬とは、連続的に1又はそれ以上の医
薬を所定の割合で固定した時間に亘って固定した投与場
所に放出する薬品含有デバイス(device)又は投与の形
態である(ハイルマン、「テラピューテイッシェジステ
ーメ」エンケ出版、スタットガルト、1984年、第24頁参
照)。皮膚経由の治療薬は皮膚を経由して活性物質が放
出されるもので、従って皮膚の上に局所的に投与され
る。
活性物質を使用する場合活性物質は一面において、出
来るだけ少ない量を投与すべきであるし、他面において
は最大の確実さをもって所望の治療効果を約束するよう
に投与されるべきである。この目的の為に、システムパ
ラメータで予め定められている制御要領によって活性物
質が放出される治療薬が多数開発された。多数の全身的
に有効な活性物質においては、一日中に亘っての均一な
高い血漿レベルをもつ必要も要望もない。
例えば、ある種の活性物質に対しては、活性物質レベ
ルが就寝中においては極力低く、睡眠期間の終期のみに
治療の為の必要なレベルに増加することが有利である。
これは特に狭心症予防用のニトロ化合物に適用され
る。これは、第1に狭心症の発作は夜中には希である
が、早朝の時間に比較的頻繁に発生するからであり、ま
た第2に、これらのニトロ化合物に関する耐性の発生の
可能性が数時間の医薬品の投与を中断することによって
避けられるからである。この必要性に適合する投薬は同
様にニコチン、食欲抑制剤、血圧に影響を与える薬剤
(β−ブロッカー)、又は抗喘息薬(β−交感神経作用
薬)にも好ましいであろう。
これを実行する為の投薬の形態は、睡眠時間の終り近
くでの治療が、必要とされる血漿レベルを、患者のそれ
以外の活動無しに増加させるようにするために、夕刻の
投薬後約4−10時間遅延されなければならない。
活性物質の皮膚経由又は粘膜経由投与はこの様な比較
的長い遅延時間に特に適している。浸透の原理を基礎と
する皮膚経由治療薬はUS−PS4655766に記載されている
し、EP−A0249475は拡散行程を基礎とする治療薬を記載
している。又、EP−A0249343は液体、例えば皮膚の液体
によってのみ活性化される治療薬を記載している。
EP−A0249475に記載の治療薬は、原理的には2個の別
々の部材、実際の活性物質リザーバーと或る面積を有す
る無薬剤の部材とから成る。薬品の無い層は投与前では
リザーバーの全放出面に接しており、この薬物の無い層
と反対側の面で皮膚に接せられる。即ち、活性物質につ
いての濃度勾配が治療薬の両部材の間に存在する。フィ
ック(Fick)の法則によれば、その結果活性物質が薬品
の無い層内に拡散侵入して、システムパラメータによっ
て定められた時間の間に皮膚に到着することになる。即
ち、この遅延時間は、投与の前には分離されていた治療
薬の2部分が組合わされた瞬間から、皮膚に治療目的に
十分な量活性物質が放出される瞬間までに経過した時間
に対応する。
EP−A0249475にはこの遅延を計算する2式が記載され
ている。式(1)は膜制御の無いリザーバーに対して有
効であり、 T=L2/6D (1) 又、式(2)は膜によって制御されるリザーバー、即
ち一定フラックス(flux)リザーバーに応用される。
T=(L×C)/(6×J) (2) T(h)遅延時間 L(ch)減速層の厚み D(cm2/h)減速層内での活性物質の拡散係数 C(μg/cm3)減速層内での活性物質の飽和濃度 J(μg/h)リザーバーからの活性物質束 式(1)によれば、減速層の厚みと活性物質の拡散係
数が遅延時間に影響するパラメータとして得られる。遅
延時間の延長は層の厚みの増加と拡散係数の減少によっ
て達成される。
最大流れ容量は次式によって計算されるので、 J(max)=(D×C)/L (3) リザーバーの放出能力が減速層の流れ容量よりも大き
い時には遅延時間を長くすると自動的に活性物質フラッ
クスを制限することが証明される。
これはこの種のシステムの利用を制限する大きな欠点
である。
この欠点はEP−A0249343による治療薬には存在しな
い。
この場合、リザーバーからの活性物質放出は、治療薬
の投与後一定の時間が経過した後に活性化液を吸収して
その流れ容量を大きく増加させ、その為に不透過膜から
活性物質透過膜に事実上切替わる膜によって制御され
る。活性化液は皮膚の湿気それ自体、使用の前に治療薬
を浸漬した液、又は別のリザーバーの中に含有されてい
るもので補助的な操作によってのみ放出される液のどれ
かである。
しかし、この治療薬の一つの欠点は、プログラムされ
た要領で必要な時間に対して膜の透過性の制御が困難で
あると言うことである。これは特に、皮膚からの液体が
活性化に適用される場合に当てはまる。
この場合、大きな個々の差及び制御困難なパラメー
タ、例えば室温と衣類とが重要な役割を持っており、こ
れらは遅延時間の長さ及び治療薬からの活性物質フラッ
クスに対し制御不可能に影響している。
<発明の開示> 従って、活性物質の遅延した皮膚経由又は粘膜経由投
与の為の治療薬を開発することが本発明の目的である
が、この治療薬はEP−A0249475の高信頼性の機能にEP−
A0249343による治療薬の遅延要素によって極めて僅か影
響される活性物質フラックスの長所を組合わせたもので
ある。
この目的は、補助剤を無薬品遅延層の中へ採用するこ
とによって達成される。この補助剤はこれが無くなるま
では、或いは平衡状態になるまでは活性物質を生物的に
利用出来ない形に変換するものである。
実際には、この無薬品遅延層は投与の直前又は直後に
活性物質リザーバーと接触させるが、これは投与してか
らリザーバーと皮膚又は粘膜との間に位置させる。
これは例えば、最初に遅延層を投与場所に設置し次に
そこにリザーバーを置くか、或いはEP−A0249475に記載
の様に、投与の直前に完全な治療薬を作るかによって実
行し得る。
式1と2とは、遅延時間が層の厚みの二乗に比例す
る、或いは層の厚みに直接に比例することを夫々示して
いる。反対に、式3は層の最大流れ容量が層の厚みに反
比例していることを明らかに示している。
このことは流れ容量が遅延時間が長くなるほど低くな
ることを意味している。
遅延層に侵入する活性物質の一部が生物的に利用出来
ない形に変換され、そしてこれは実際問題として最初に
拡散したものであると言うことから、低い流れ容量を伴
う比較的厚い遅延層を使用しなくても長い遅延時間を得
ることが出来る。
本発明の治療薬は原則として非生物学的吸収可能形の
活性物質を含有する2種の可能性が存在する。即ち: a.活性物質が不動化されている、 b.活性物質が塩として存在する、 活性物質はこれがそれ自身では拡散不能のポリマーと
結合されると不動化される。これは、活性物質が酸又は
塩基であり、遅延層内のポリメリックな多塩基又は多価
酸の塩と結合した場合がこの状態である。この場合に、
活性物質は単純な酸−塩基反応でポリメリック塩に変換
され、この形では治療薬を離れることは出来ない。
しかし、活性物質自体が皮膚内に浸透可能な塩の形で
存在していたとしても、有効イオンがイオン交換基によ
って無効のイオンに変換されるならば、不動化し得る。
これらの補助剤は、その表面での物理的な相互作用で
物質を吸収するものであるが、これは不特定な相手と反
応する。これらの物質は、例えば、これらの特徴のため
にクロマトグラフィにしばしば使用されるシリカゲル又
は酸化アルミニウムである。
特に、活性物質の皮膚経由投与の場合、角質層の親油
性関門を通過しなければならない。これは当然、極性又
はイオン性の性質の物質に対しては特に困難である。元
来殆どの活性物質はそれ自体酸又は塩基のいずれかなの
で、これらを塩の形成によって親水性となるのでイオン
化合物として治療薬の中に拡散可能であるとも考えられ
るが、これらは最早角質層を通過出来ず、従って生物学
的吸収は可能ではない。
これらの反応の全てにおいて特徴的なことは、遅延層
内において活性物質と反応する補助剤は、これらが無く
なるか、或いは平衡状態になるまでしかもたないと言う
ことである。この瞬間まで以外では活性物質は生物的吸
収可能のものであれば、投与場所、即ち皮膚又は粘膜に
到達する。
即ち、遅延時間は一方で活性物質リザーバーの放出能
力によって、又、他面では、遅延層内での活性物質との
補助剤の反応量とで定まる。層の厚みを一定に保ったま
ま、補助剤の濃度を増加することによって遅延時間を長
くすることは極めて容易である。実際問題としては、リ
ザーバーと遅延層とを所望に応じて複雑に、例えば多層
に、作ることも可能である。例えば、活性物質フラック
ス制御膜を活性物質リザーバーと遅延層との間に、及び
/又は遅延層と投与位置との間に挿入することは有利で
あろう。
なお又、補助的自己接着性フィルムを設ける必要のあ
る非接着性の、或いは僅かに接着する層を必要に応じて
使用することも適当であろう。
皮膚経由及び粘膜経由治療薬の製造に普通に使用さ
れ、当業者に周知の全ての物質がリザーバー又はバッキ
ング層及び取り外し可能保護層として使用されよう。
バッキング層として適当な材料は例えばポリエステ
ル、PVC、ポリアミド、ポリエチレン、又はポリプロピ
レンのフォイルである。同様に又使用されるのがこれら
の材料の複合フォイルであるが、この場合付加的なアル
ミニウム層が活性物質を不透過にする為に設けられる。
バッキング層に使用されるものと同一の材料が原則と
して保護層として適当する材料であるが、しかし、これ
らは、非接着性(dehesive)が必要である。
リザーバーに対する基本的な材料としては以下に示す
材料が例示される:ポリイソブチレン、スチレンイソブ
チレンブロックコポリマー、ポリシロキサン、ポリメタ
クリレート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミ
ド、及び例えば酢酸ビニル又はアクリル酸誘導体とエチ
レンとのコポリマー。
<実施例> 本発明は更に第1図及び以下の例によって図示説明さ
れる。ここで、第1図中(1)は非透過性バッキング層
を、(2)は活性物質含有リザーバー層を、又、(3)
は無薬品遅延層を示している。
例 活性物質リザーバーの製造 300gのオパノール(Oppanol) B100(バスフ(BAS
F)社製)(平均分子量1270000のポリイソブチレン)の
20%溶液 108gのアビトール(Abitol) (ハーキュレス社製)
(水添アビエチールアルコール)、及び、 108gのピッコタック(Piccotac)C−BHT(ハーキュ
レス社製)(ハイドロカーボン樹脂)のベンジン50%溶
液、及び、 12gのミグリオール(Miglyol) 812(ダイナミット
ノーベル社製)(ココナット脂肪酸の混合グリセリルエ
ステル) を混合、均質化して次に10%のニトログリセリンのロー
ド(load)を有する169gの乳糖(メッグル社のEP D80)
を撹拌下で添加する。この材料を使用して厚み350μの
フィルムをシリコナイズしたクラフト紙に施したが、溶
媒は50℃で20分乾燥して除去する。乾燥フィルムは単位
面積当り220g/m2を示した。
乳糖の含有量が高い為に、このリザーバーフィルムは
接着性が比較的弱く、その為面積当り重量20g/m2の接着
フィルムをポリエステルのアルミナイズしたキャリアフ
ォイルを施す前に積層しなければならない。この接着フ
ィルムは乳糖を含有していないが、しかし、残余部分は
リザーバーの成分と同一である。
遅延層の製造 300gのオパノールB100の20%溶液 108gのアビトールの50%溶液、及び、 108gのピッコタックC−BHTのベンジン50%溶液、及
び、 159gのベンジンを混合、均質化の上、次に、 44gの薄膜クロマトグラフィ用シリカゲル60H(メルク
社、ダルムシュタット、製)を撹拌下で添加する。この
材料を使用してシリコナイズしたクラフト氏に厚み250
μのフィルムを施し、50℃で20分乾燥する。乾燥フィル
ムは54g/m2の面積重量を有する。このフィルムも又、固
形物含量が大きいために接着性が弱いので、同一組成だ
がシリカゲルが無く、面積当り重量20g/m2の接着改善フ
ィルムを積層しなければならない。積層物はアルミナイ
ズしシリコナイズした厚み100μのポリエステルフォイ
ルでカバーするが、このフォイルは取り外し自在保護層
である。
試験管内放出の実行 試験開始の直前に層と遅延層を重ね合わせて16cm2
単位片に切断する。試験管内放出は放出媒体として100m
lの生理的食塩水を使用して32℃の回転ボトル装置で行
った。サンプルはHPLC法で測定した。放出のコースを第
2図に示す。5時間に至るまでは目立った活性物質フラ
ックスは出てこないと言うことが明瞭に認識し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の治療薬の断面図であり、第2図は本発
明の治療薬の放出パフォーマンスを示す図であり(I)
は遅延層に補助剤を含む場合、(II)は含まない場合を
示す。 1:非透過バッキング層、2:活性物質含有リザーバー層、
3:無薬品遅延層。

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非透過性のバッキング層(1)と、活性物
    質含有リザーバー層(2)と、実質上薬品を含んでいな
    い医薬透過性の遅延層(3)及び取り外し可能な保護層
    とから成り、該遅延層(3)は投与面とリザーバー層
    (2)の間に位置されており、且つ遅延層は投与の直前
    において又は投与の直後においてのみ活性物質リザーバ
    ー層と接触状態とされる、活性物質の作用を遅延及び制
    御する形の皮膚経由又は粘膜経由投与のための治療薬に
    おいて、 前記遅延層(3)が活性物質リザーバー層(2)と接触
    した後に遅延層(3)中に拡散する活性物質の少なくと
    も一部を、活性物質との物理的又は化学的相互作用によ
    り生物的に利用できない形に変換する補助剤を遅延層
    (3)の中に組み入れていることを特徴とする活性物質
    の作用を遅延及び制御する形の皮膚経由又は粘膜経由投
    与のための治療薬。
  2. 【請求項2】前記活性物質は塩基であり、前記遅延層の
    中に組み入れられている補助剤は酸を有することを特徴
    とする請求項1に記載の活性物質の作用を遅延及び制御
    する形の皮膚経由又は粘膜経由投与のための治療薬。
  3. 【請求項3】前記活性物質は酸であり、前記遅延層の中
    に組み入れられている補助剤は塩基を有することを特徴
    とする請求項1に記載の活性物質の作用を遅延及び制御
    する形の皮膚経由又は粘膜経由投与のための治療薬。
  4. 【請求項4】前記活性物質は塩であり、前記遅延層の中
    に組み入れられている補助剤はイオン交換基を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の活性物質の作用を遅延
    及び制御する形の皮膚経由又は粘膜経由投与のための治
    療薬。
  5. 【請求項5】前記薬品を含んでいない遅延層は物理的な
    相互作用により活性物質の一部を吸収し得る補助剤を有
    することを特徴とする請求項1に記載の活性物質の作用
    を遅延及び制御する形の皮膚経由又は粘膜経由投与のた
    めの治療薬。
  6. 【請求項6】前記補助剤はシリカゲル、シリカゲル誘導
    体、酸化アルミニウム、活性炭、2酸化チタン、酸化亜
    鉛、乳糖、又はセルローズ誘導体のいずれかであること
    を特徴とする請求項1に記載の活性物質の作用を遅延及
    び制御する形の皮膚経由又は粘膜経由投与のための治療
    薬。
  7. 【請求項7】前記酸はポリメリック酸である請求項2に
    記載の活性物質の作用を遅延及び制御する形の皮膚経由
    又は粘膜経由投与のための治療薬。
  8. 【請求項8】前記遅延層の中に組み入れられている補助
    剤は酸性化バッファであることを特徴とする請求項2に
    記載の活性物質の作用を遅延及び制御する形の皮膚経由
    又は粘膜経由投与のための治療薬。
  9. 【請求項9】前記塩基はポリメリック塩基である請求項
    3に記載の活性物質の作用を遅延及び制御する形の皮膚
    経由又は粘膜経由投与のための治療薬。
  10. 【請求項10】前記遅延層の中に組み入れられている補
    助剤は塩基性バッファであることを特徴とする請求項3
    に記載の活性物質の作用を遅延及び制御する形の皮膚経
    由又は粘膜経由投与のための治療薬。
  11. 【請求項11】前記活性物質は有機窒素化合物、ニトロ
    グリセリン、ニコチンより選ばれたものであることを特
    徴とする請求項1又は5に記載の活性物質の作用を遅延
    及び制御する形の皮膚経由又は粘膜経由投与のための治
    療薬。
  12. 【請求項12】前記活性物質はノルプイドエフェリン、
    アンフェプラモン、メフェノレックス、プロピルヘキセ
    ドリン、フェンフルールアミン又はマジンドールの群よ
    り選ばれた食欲抑制剤であることを特徴とする請求項1
    又は5に記載の活性物質の作用を遅延及び制御する形の
    皮膚経由又は粘膜経由投与のための治療薬。
  13. 【請求項13】前記活性物質はアルプレノロール、オク
    スプレノロール、ペンブトロール、ブプラノロール、メ
    トプロロール、ベータクソロール、アセブトロール、メ
    チプラノロール、プロプラノロール、ナドロール、ピン
    ドロール、メピンドロール、カルテオロール、カラゾー
    ル、テイモロール又はソタロールの群より選ばれたベー
    ターブロッカーであることを特徴とする請求項1又は5
    に記載の活性物質の作用を遅延及び制御する形の皮膚経
    由又は粘膜経由投与のための治療薬。
  14. 【請求項14】前記活性物質はノルフェネフリン、オク
    タパミン、オクセドリン、メタラミノール、ミドドリ
    ン、又はオクシロフリンの群より選ばれたα−交感神経
    作用薬(α−sympathomimetika)であることを特徴とす
    る請求項1又は5に記載の活性物質の作用を遅延及び制
    御する形の皮膚経由又は粘膜経由投与のための治療薬。
  15. 【請求項15】前記活性物質はサルブタモール、テルブ
    タニン、フェノテロール、クレンブテロール、レプロテ
    ロール、ヘキソプレナリン、バメタン又はイソックスス
    プリンの群より選ばれたβ−交感神経作用薬(β−symp
    athomimetika)であることを特徴とする請求項1又は5
    に記載の活性物質の作用を遅延及び制御する形の皮膚経
    由又は粘膜経由投与のための治療薬。
JP2031656A 1989-02-18 1990-02-14 活性物質の作用を遅延及び制御する形の皮膚経由又は粘膜経由投与のための治療薬 Expired - Lifetime JP2538372B2 (ja)

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