JP2538098B2 - 野菜包装装置 - Google Patents

野菜包装装置

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JP2538098B2
JP2538098B2 JP2132022A JP13202290A JP2538098B2 JP 2538098 B2 JP2538098 B2 JP 2538098B2 JP 2132022 A JP2132022 A JP 2132022A JP 13202290 A JP13202290 A JP 13202290A JP 2538098 B2 JP2538098 B2 JP 2538098B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は野菜包装装置に係り、たとえば、レタス、キ
ャベツ、白菜などの結球野菜をフィルムによって自動的
に包装するものに関する。
(従来の技術) 従来、この種の野菜包装装置としては、たとえば、結
球野菜をフィルムを介して受取る野菜受体を設け、この
野菜受体の上方部に結球野菜を包装するように前記フィ
ルムを結束するフィルム結束機構を設け、このフィルム
結束機構は、フィルムを前後方向から集束する集束凹部
を有する一対のスライド体を相対して進退自在に設け、
この一対のスライド体の下方部にフィルムを左右方向か
ら集束する一対の開閉杆を開閉自在に設け、前記一対の
スライド体の集束凹部の開口縁下部にヒーター体を相対
して固着した構成のものが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記構成のフィルム結束機構では、フィルムを前後方
向及び左右方向から集めて結束するようになっている
が、この際、フィルムは一対のスライド体の集束凹部と
一対の開閉杆の直縁部とにより集束されるため、フィル
ムの絞り込みが不充分になり易く、また、フィルムの結
束部をシールするヒーター体は、フィルムを集める一対
のスライド体の集束凹部の開口縁部に固着されているた
め、フィルムが充分に緊密に集束されない状態でそのフ
ィルムの集束部がヒートシールされ易く、したがって、
結球野菜を包装したフィルムの締りが弱くてフィルムが
たるみ易く、結球野菜にフィルムがうまくフィットしに
くいとともに、フィルムのヒートシール部の熔断面が見
苦しく、結球野菜の外観性が損われ結球野菜の商品価値
を低下することがあるなどという問題がある。
そこで、本発明はこのような課題に鑑みてなされたも
ので、結球野菜を包装するフィルムを十分に絞り込んで
挾持するとともに、このフィルムの挾持部をヒートシー
ルすることができるようにし、これにより、フィルムの
絞りを強めてフィルムのたるみを防止できるとともに、
結球野菜にフィルムをうまくフィットさせることがで
き、かつ、フィルムのヒートシール部の熔断面を見苦し
くならないように整然と成形でき、全体的には結球野菜
の外観性を損なうことなく見た目を良くした状態で包装
することができる野菜包装装置を提供することを目的と
するものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 請求項1の発明の野菜包装装置は、包装用のフィルム
を介して結球野菜を収受する野菜受体と、この野菜受体
の上方部において前記フィルムによって結球野菜を包装
封着するフィルム封着機構とを備え、前記フィルム封着
機構は、結球野菜の上方部において前記フィルムを相対
する方向から集束する一対のスライド体を進退自在に設
け、この一対のスライド体の下部に前記フィルムの集束
部の下部を相対する方向から挾持する上下に挾持部を有
する一対の挾持体を進退自在に設け、前記一対のスライ
ド体の下部に前記上下の挾持部間におけるフィルムの集
束部を相対する方向から進出挾持してヒートシールする
ヒーター体を設けたものである。
請求項2の発明の野菜包装装置は、請求項1の装置に
おいて、その一対のスライド体は、下方部にこのスライ
ド体の進退方向とは異なる方向の相対する方向からフィ
ルムを集束する一対の開閉体を有し、この一対の開閉体
を前記一対のスライド体の動作に連動させるとともに、
この一対のスライド体及び一対の開閉体によってフィル
ムを前後方向及び左右方向から集束するようにしたもの
である。
(作用) 請求項1の発明の野菜包装装置は、野菜受体にフィル
ムを介して結球野菜を収受した状態において、フィルム
封着機構を作動すると、一対のスライド体が相対する方
向から互いに接近する方向に進出して結球野菜の上方部
においてフィルムを寄せ集めるとともに、この一対のス
ライド体の動作に一対の挾持体が連動されて相対する方
向からフィルムの集束部に向って進出され、この一対の
挾持体の相対する上下の挾持部によって、一対のスライ
ド体で集束されたフィルムの集束部の下部が両側から挾
持される。
そして、一対のスライド体が更に互いに接近する方向
に進出されると、この一対のスライド体の動作に一対の
ヒーター体が連動されて相対する方向からフィルムの集
束部に向って進出され、このヒートシール部が一対の挾
持体の上下の挾持部によってあらかじめ挾持された上下
の挾持部間におけるフィルムの集束部に進出されるとと
もに、このヒートシール部によってその集束部が挾持さ
れてヒートシールされる。したがって、一対のスライド
体によって集束されたフィルムの集束部の下部が一対の
挾持体の上下の挾持部によって偏平状に挾持されるとと
もに、この挾持部間におけるフィルムの集束部が一対の
ヒーター体によって更に挾持されてヒートシールされる
ことにより、結球野菜を被覆したフィルムが結球野菜に
緊密状によくフィットされ、かつ、このフィルムが一文
字状にヒートシールされて熔断される。
請求項2の発明の野菜包装装置では、一対のスライド
体とこの一対のスライド体に連動される一対の開閉体に
よってフィルムが前後方向及び左右方向から集束される
ことにより、フィルムはたるむことなく集束されるとと
もに、この一対のスライド体と一対の開閉体との間にお
けるフィルムの集束部が挾持されて確実にヒートシール
される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の構成を図面に基づいて説明
する。
図において1は本体ベースで、この本体ベース1の前
後左右の下部には車輪2が回動自在に軸架されている。
また前記本体ベース1の周側上部には板状の側枠3が一
体的に立設固定され、この側枠3の上端近傍部には板状
の支持体4が水平状に一体に固着され、この支持体4の
中心部には野菜降下用の円形状の案内孔5が穿設され、
この案内孔5の開口上縁部の周囲には包装用フィルムが
密着しないように網目状に形成した支持面6が形成され
ている。また前記支持体4の下方部に位置して前記側枠
3には板状の取付体7が水平状に一体に固着され、この
取付体7の中心部には前記案内孔5の直下に位置してこ
の案内孔5より大径の円形状の案内通孔8が穿設されて
いる。
また9は野菜昇降機構で、この野菜昇降機構9は、前
記取付体7の案内通孔8の開口下縁部に固着された軸受
体10と、この軸受体10の直下における前記本体ベース1
に固着された軸受体11との間に螺杆12が回動自在に垂設
され、この螺杆12の下端部に固着されたスプロケット13
と電動機14の出力軸15に固着されたスプロケット16との
間に無端チェーン17が回動自在に懸架され、この電動機
14は前記本体ベース1上に固定されている。
また前記螺杆12にはナット体18がそれぞれのねじを介
して螺杆12の回動により昇降自在に螺挿支持され、この
ナット体18は昇降板19の一側部に一体に固着され、この
昇降板19の他側部には挿通孔20を介して前記螺杆12と平
行の案内杆21が挿通され、この案内杆21の上端部及び下
端部は前記取付体7と前記本体ベース1との間に図示し
ない軸受体を介して垂直状に支持固定されている。
また前記昇降板19の突出板部22には支柱23が一体に立
設固定され、この支柱23の上端部には両側の支持片24の
間に挿入溝25が前後方向及び上方を開放して形成され、
前記両側の支持片24の上端部には水平状の支持面26及び
この支持面26の前端部には下方に傾斜した案内傾斜面27
が形成されている。
さらに、前記支柱23の挿入溝25内に野菜受体28の支持
脚片29が挿入され、かつ、この支持脚片29は両側の支持
片24間の一側部にすなわち前記案内傾斜面27の下方部に
横架された支軸30を介して前後方向回動自在に軸着され
ている。
前記野菜受体28は、前記案内通孔8及び前記案内孔5
に対して昇降できる大きさで上面を開放して椀形状に形
成され、この野菜受体28の底部には前記両側の支持片24
の支持面26上に係合支持される係合支板31が水平状に一
体に固着され、この係合支板31の中心下部には前記支持
脚片29が垂直状に一体に突設されている。また前記係合
支板31と前記突出板部22との間には前記案内傾斜面27と
反対側においてコイルスプリング32が張設され、このコ
イルスプリング32によって係合支板31が支持面26上に係
合して水平状に支持され、かつ、この野菜受体28が常時
上向きに弾持されるようになっている。また野菜受体28
の開口縁部にはこの野菜受体28の開口上面をさえぎるゴ
ムなどの伸縮性弾性材によって編成されたネット体33が
張設され、このネット体33は、結球野菜Aの重量によっ
てこの結球野菜Aの形態にそって伸長されるとともに、
このネット体33を介して野菜受体28の底部に突設された
環状の支持部87に向って沈下収容されるようになってい
る。
また前記螺杆12の上端部の軸受体10の近傍部に前記取
付体7から吊持片34が一体に垂設され、この吊持片34の
下部に前記電動機14の作動を制御する第1のセンサー35
が取着され、この第1のセンサー35の作動によって前記
ナット体18を介して前記野菜受体28を、この野菜受体28
の上昇限界位置として、すなわち、野菜受体28に結球野
菜Aを収受する位置として野菜受体28の上昇を停止させ
るようになっている。
また前記螺杆12の下端部の軸受体11の近傍部に前記本
体ベース1から支持片36が一体に立設され、この支持片
36の上部に前記電動機14の作動を制御する第2のセンサ
ー37が取着され、この第2のセンサー37の作動によって
前記ナット体18を介して前記野菜受体28を、この野菜受
体28の下降限界位置として、すなわち、野菜受体28内の
結球野菜Aを排出する位置として野菜受体28の下降を停
止させるようになっている。
また38は野菜排出機構で、この野菜排出機構38は、前
記野菜受体28を回動させる作動体39及び排出シュート40
にて構成され、前記作動体39は上下方向に延在され前記
野菜受体28の下降方向の直下において前記本体ベース1
上に垂直状に一体に立設され、この作動体39の上端部は
前記野菜受体28の下降限界位置に突出されているととも
に、この作動体39の上端部には野菜受体28の係合支板31
の一側部すなわち前記支軸30と離間した位置の係合支板
31の突上部を突き上げる作動部41が前下方に傾斜して形
成されている。また前記排出シュート40は、前記野菜受
体28の支軸30を中心とした回動方向の前方部において前
記本体ベース1上に配設され、野菜受体28の回動により
野菜受体28から排出される結球野菜Aを収受してこの結
球野菜Aを前方に排出するように前方に向って下降傾斜
して形成されている。
さらに42はフィルム封着機構で、このフィルム封着機
構42は、前記取付体7の左右両側端部にブラケット43が
所定の間隔をおいて前後部に相対して一体に立設され、
この左右前後部のブラケット43間の上下部には案内杆44
が平行かつ水平状に横架固定され、このブラケット43間
の上部前後の案内杆44における一側部には一方の矩形板
状のスライド体45がガイド46を介して左右方向摺動自在
に取着され、かつ、前記案内孔5の下部に対して進退動
されるようになっている。また前記ブラケット43間の下
部前後の案内杆44における他側部には他方の矩形板状の
スライド体47がガイド48を介して左右方向摺動自在に取
着され、この他方のスライド体47は前後部にガイド48か
ら立上った立上片49を有して前記一方のスライド体45の
下面部に対して近接する状態で左右方向に摺動され、か
つ、前記案内孔5の下部に対して進退動されるようにな
っている。
前記上下一対のスライド体45,47の前記案内孔5の下
部に向うその相対する内端縁部における中間部にはフィ
ルムを順次集束する集束凹部50,51が平面視略V字形状
に相対して切欠形成され、この相対する両側の集束凹部
50,51は、略同形状に形成されていてその開口縁部の拡
開部50a,51aから次第に縮径傾斜した両側の絞込縁部50
b,51b及びこの両側の絞込縁部50b,51bの縮径端部に連設
された水平状の内縁絞部50c,51cを有して形成されてい
る。また前記上下一対のスライド体45,47の後端部のそ
れぞれにラック52,53が上下相対して左右方向に連続形
成され、この上下のラック52,53の内端部間にこの上下
のラック52,53に噛合したピニオン54が設けられ、この
ピニオン54はピニオン軸55を介してブラケット56の上部
に回動自在に軸架され、このブラケット56は前記取付体
7の後側上部に一体に立設固定されている。また前記他
方すなわち下部のスライド体47の前端部における一側部
に連動アーム57の一端部が固着され、この連動アーム57
の他端部に連結片57aを介してシリンダー装置58のピス
トンロッド59の先端部が取着され、このシリンダー装置
58は前記取付体7上に固着されている。そして、このシ
リンダー装置58の作動によってピストンロッド59が伸縮
されると、下部のスライド体47が案内孔5の下部に対し
て進退動されるとともに、この下部のスライド体47に連
動されてラック53、ピニオン54及びラック52を介して上
部のスライド体45が案内孔5の下部に対して進退動さ
れ、この上下のスライド体45,47の集束凹部50,51によっ
て案内孔5の下側部が開閉されるようになっている。
また前記上下一対のスライド体45,47の集束凹部50,51
における内縁絞部50c,51cの近傍下部にはそれぞれスペ
ーサ60を介して板状の連動フレーム61が相対して水平状
に一体に固着され、この相対する連動フレーム61の前後
両端部にはそれぞれ連動片62が相対して固着され、この
それぞれの前後の連動片62の垂直状部63には支持杆64が
水平状に突設され、前記前後の垂直状部63の内端部に形
成された案内突条65と前記連動片62の下端部の水平状部
66との間には内端部を開放した案内溝67が水平状に形成
されている。また前記それぞれの前後の案内溝67内には
挾持板68の両側端部が同一平面で相対して左右方向摺動
自在に支持され、このそれぞれの挾持板68の外端両側部
に突設された支持突片69と前記両側部の支持杆64との間
にはコイルスプリング70が張設され、このコイルスプリ
ング70によってそれぞれの挾持板68の左右相対する内端
部に形成された下部の挾持部としての挾持縁部71が内方
に突出弾持され、この相対する挾持板68には多数の放熱
孔72が穿設されている。また前記相対する挾持板68の挾
持縁部71の近傍の前後部に取付片73が相対して一体に立
設され、このそれぞれの前後の取付片73の上端部間には
支持板74が水平状に一体に横架され、この左右相対する
支持板74の中間部の内端下部には上部の挾持部としての
挾持片75が相対して垂直状に一体に形成されている。そ
して、前記挾持縁部71を有する挾持板68、挾持片75を有
する支持板74及びコイルスプリング70によって連動フレ
ーム61の案内溝67に対して左右方向進退自在の挾持体76
が構成されている。
また前記左右の連動フレーム61の中間下部にヒーター
体77が一体に固着され、この左右のヒーター体77の下側
内端部には左右同一平面においてヒートシール部78が相
対して突設され、この左右のヒートシール部78はそれぞ
れの上部の前記挾持片75の下部から内方に突出するよう
になっている。
さらに前記取付体7の左右方向の一端部における中央
上部に軸取付体79が固定され、この軸取付体79の前後上
部には所定の間隔をおいて一対の支軸80が一体に突設さ
れ、この前後の支軸80には一対の開閉体としての細巾板
状の開閉杆81の基部が軸受体81aを介して水平方向回動
自在に軸支され、この前後の開閉杆81は前記挾持板68の
下部に近接して前記案内孔5の下方位置に向って延在形
成され、この前後の開閉杆81の長さ方向には案内長孔82
が形成されているとともに、この前後の開閉杆81の先端
近傍の内側部には押込突起81aが相対して一体に突設さ
れている。また前記他方のスライド体47の外端部におけ
る中央部に連結板83が一体に突設され、この連結板83の
外端下部における前後部には連動ピン84が一体に突出さ
れ、この前後の連動ピン84は前記前後の開閉杆81の案内
長孔82内に摺動自在に挿通されている。そして、前記他
方のスライド体47が外方に大きく後退した状態ではこの
前後の連動ピン84が前後の開閉杆81の案内長孔82の基端
部内に位置され、この前後の開閉杆81はそれぞれの支軸
80を中心として前後方向に大きく開くようになってい
る。
さらに前記取付体7の案内通孔8の開口下縁部の一側
部にはエアノズル85が前記案内通孔8の中心部に向って
突設され、このエアノズル85から噴出されるエアによっ
て後述する不要フィルムを排除するようになっている。
また前記支持体4上には前記支持面6上にフィルムを供
給するフィルム供給機構86が設けられている。
つぎに、前記実施例の作用を説明する。
電動機14を作動してスプロケット13,16間の無端チェ
ーン17を介して螺杆12が回動されると、この螺杆12にナ
ット体18を介して吊持された昇降板19がこの螺杆12及び
案内杆21に案内されて上昇されるとともに、この昇降板
19に突出板部22及び支柱23を介して設けられた野菜受体
28が取付体7の案内通孔8から支持体4の案内孔5の直
下に向って上昇される。そして、昇降板19が第1のセン
サー35に対向する位置に上昇されると、この昇降板19に
より第1のセンサー35が作動されこの第1のセンサー35
の出力信号によって電動機14の作動が停止され、かつ、
昇降板19の上昇が停止され、この昇降板19上の野菜受体
28が支持体4の案内孔5の直下に配置され、この野菜受
体28を結球野菜Aの受取りに備えさせる。
ついで、フィルム供給機構86を作動して支持体4上に
フィルムFを供給するとともに、このフィルムFを支持
体4の支持面6上にその案内孔5を閉塞した状態に展開
支持させる。
つぎに、支持体4のフィルムFで閉塞された案内孔5
に対してフィルムF上からキャベツ、白菜、レタスなど
の結球野菜Aが供給されると、この結球野菜Aは、フィ
ルムFを伴ってフィルムFを支持面6から引き出しなが
らその案内孔5から野菜受体28のネット体33上に降下さ
れる。またネット体33上にフィルムFを伴って結球野菜
Aが降下支持されると、このネット体33はその結球野菜
Aの重量によって野菜受体28内の下方に伸長されるとと
もに、このネット体33によってフィルムFが結球野菜A
の外径形状にそって絞り込まれながらこの結球野菜Aは
野菜受体28内の底部の支持部87上に収受される。したが
って、フィルムFはネット体33によって結球野菜Aの外
側部にこの結球野菜Aの形態に倣ってフィットされると
ともに、この結球野菜AはフィルムF及びネット体33を
介して野菜受体28に安定性よく収受される。この場合、
フィルムFは支持体4の支持面6に密着していないので
結球野菜Aの降下に伴って支持面6上から円滑に引き出
される。
ついで、電動機14が作動されて螺杆12が連動回転され
ると、この螺杆12及び案内杆21に案内されて昇降板19及
びこの昇降板19上の野菜受体28が下降され、結球野菜A
は支持体7の案内通孔8の下方に下降されるとともに、
野菜受体28と結球野菜Aとの間のフィルムFは結球野菜
Aと下降とともに、この結球野菜Aに支持されて支持面
6及び案内孔5から円滑に引き出される。そして、結球
野菜Aの上部がフィルム封着機構42の所定位置まで下降
されると、図示しない検知手段が作動されるとともに、
この検知手段からの出力信号によって電動機14の作動が
停止され、昇降板19による結球野菜Aの下降動作が停止
される。
また、電動機14の動作が停止されると、シリンダー装
置58が作動され、このピストンロッド59が伸長されると
ともに、このピストンロッド59によって連動アーム57を
介して下部のスライド体47が複数のガイド48を介して下
部前後の案内杆44にそって外側部から内方の案内孔5に
向って摺動される。
また、この下部のスライド体47が案内孔5に向って移
動されると、この下部のスライド体47のラック53に噛合
したピニオン54が回転され、このピニオン54に噛合した
ラック52を介して上部のスライド体45が連動され、この
上部のスライド体45は複数のガイド46を介して上部前後
の案内杆44にそって外側部から内方の案内孔5の下部に
向って移動される。そして、左右上下のスライド体45,4
7が左右方向から案内孔5の直下に向って移動されると
ともに、この左右のスライド体45,47の内端部の相対す
る集束凹部50,51が重合しながら接近され、この左右の
集束凹部50,51の拡開部50a,51aから絞込縁部50b,51bに
よって野菜受体28上のフィルムFの左右部が結球野菜A
を介してその上部において左右方向から順次絞り込まれ
る。
また、前記のように、下部のスライド体47が案内孔5
の下部に向って移動されると、この下部のスライド体47
の前後の連動ピン84が開閉杆81の案内長孔82の基端部内
から先端部に向って摺動されるとともに、この前後の連
動ピン84によって前後の開閉杆81がそれぞれの支軸80を
中心として次第に内方の閉塞方向に回動され、この前後
の開閉杆81の内側部の押込突起81aが次第に接近され、
この前後の押込突起81aによって、野菜受体28上のフィ
ルムFの前後部が結球野菜Aを介してその上部において
前後方向から順次絞り込まれるとともに、このフィルム
Fの前後部が結球野菜Aの上部に密着するように前後方
向から内方に折り込むように深く絞り込まれる。
また、左右のスライド体45,47が更に案内孔5の直下
に向って移動されて、それぞれの集束凹部50,51がフィ
ルムFの左右部を絞り込みながら重合しつつ更に接近さ
れると、この左右のスライド体45,47に固着された連動
フレーム61の挾持板68がそれぞれのスライド板45,47に
連動されて左右方向から接近され、この左右の挾持板68
の挾持縁部71及びこの左右の挾持板68上に取付片73を介
して横架した支持板74の挾持片75によって、左右のスラ
イド体45,47の集束凹部50,51と前後の開閉杆81とにより
左右方向及び前後方向から絞り込まれたフィルムFの上
下部が左右方向から略同時に挾持される。この場合、前
後の開閉杆81の押込突起81aによってフィルムFの前後
部が内方に深く押込まれ、このフィルムFの前後部が結
球野菜Aの上部に密着するように前後方向から絞り込ま
れるとともに、左右の挾持縁部71及び左右の挾持片75に
よってそのフィルムFの上下部が左右方向から挾持され
るので、結球野菜Aの上部にはフィルムFのたるみ部が
生じることが少なく、すなわち、前後の開閉杆81の押込
突起81aによってフィルムFの前後部が先ず結球野菜A
の上部前後の形態に倣うように押込まれて折畳まれると
ともに、ついでこのフィルムFの折畳部がさらに左右上
下の挾持縁部71と挾持片75によって左右方向から挾持さ
れて偏平状に折畳まれ、したがって、全体的にはフィル
ムFにより結球野菜Aがその形態にそって包装された状
態に挾持される。
また、左右の挾持縁部71及び左右の挾持片75によって
フィルムFの上下部を挾持した状態において、左右のス
ライド体45,47が更に重合しつつ接近されると、フィル
ムFの上下部が左右の挾持縁部71及び左右の挾持片75に
よって更に強く左右方向から偏平状に圧接挾持されると
ともに、左右のスライド体45,47の連動フレーム61が前
後のコイルスプリング70に抗してそれぞれの挾持板68に
そって更にフィルムFに向って進出され、この左右の連
動フレーム61のヒーター体77のヒートシール部78がそれ
ぞれの挾持片75の下部からフィルムFに向って進出さ
れ、この左右のヒートシール部78によって左右の挾持縁
部71と左右の挾持片75との間におけるフィルムFの偏平
状の圧接挾持部f1が左右方向から挾持されてヒートシー
ルされるとともに、このシール部f2より上方の余分な不
要フィルム部f3が熔断除去される。
したがって、結球野菜Aを包装するフィルムFの周側
部は、野菜受体28上の結球野菜Aを介して前後及び左右
方向から略同時的に絞り込まれ、かつ、このフィルムF
によって結球野菜Aが包装され、このフィルムFの周側
部が結球野菜Aの上方部において集束されて結束シール
され、結球野菜AはフィルムFによってその全体を被覆
した状態で包装される。
つぎに、フィルムFがヒートシールされてシリンダー
装置58のピストンロッド59が収縮されると、下部のスラ
イド体47及び上部のスライド体45が前記フィルムFを左
右方向から集束する場合とは反対方向の互いに離間する
方向の外方にスライドされ、それぞれの集束凹部50,51
が左右方向に開放されるとともに、この上下のスライド
体45,47の連動ピン84によって前後の開閉杆81が支軸80
を中心として前記フィルムFを前後方向から集束する場
合とは反対方向の互いに離間する方向の外方に開放回動
される。また、上下のスライド体45,47が互いに離間す
る方向の外方にスライドされると、このスライド体45,4
7の連動フィルム61がそれに連動されるとともに、それ
ぞれのコイルスプリング70の復帰力によって左右の挾持
縁部71の相互及び左右の挾持片75の相互を圧接しながら
連動フレーム61が挾持片68にそって外方に後退され、こ
の左右の連動フレーム61のヒーター体77のヒートシール
部78がそれぞれの挾持片75の外方に後退され、このヒー
トシール部78がフィルムFのシール部f2から外方に離間
される。そして、上下のスライド体45,47が更に外方に
大きくスライドされるとともに、それぞれの連動フレー
ム61を介して左右の挾持板68が外方に連動後退され、左
右の挾持縁部71及び挾持片75がフィルムFのシール部f2
から外方に大きく離間され、したがって、上下の左右の
スライド体45,47、前後の開閉杆81及び挾持片75を有す
る左右の挾持板68が支持体4の案内孔5の直下から大き
く外方に開放され、つぎのフィルムFの封着に備えてそ
れぞれスタート位置に復帰され、かつこの案内孔5の直
下に対するつぎの野菜受体28の進出に備える。
また、左右の挾持板68が左右方向外方に離間されると
ともに、エアノズル85からエアを噴出させると、このエ
アによってシール部f2より上方の熔断された不要フィル
ム部f3及び切屑が外方に向って強制的に排除され、この
不要フィルム部f3及び切屑がヒーター体77のヒートシー
ル部78に附着することが防止される。
つぎに、シリンダー装置58のピストンロッド59が収縮
されてフィルム封着機構42がスタート位置に復帰される
と、再び電動機14が作動されるとともにこの電動機14の
動力によって螺杆12が連動回転され、この螺杆12及び案
内支杆21にそって昇降板19が下降されるとともに、この
昇降板19上のフィルムFによって包装された結球野菜A
を有する野菜受体28が下降され、この昇降板19が所定の
下降位置の第2のセンサー37に対向する位置に下降され
ると、この昇降板19により第2のセンサー37が作動され
この第2のセンサー37の出力信号によって電動機14の動
作が停止され、かつ、昇降板19の下降が停止されるが、
この際、野菜受体28が所定位置まで下降されると、この
野菜受体28の係合支板31の一側部が作動体39の上端部の
作動部41に突き当り、この作動部41によって係合支板31
の一側部が突き上げられるとともに、この係合支板31を
底部に有する野菜受体28はコイルスプリング32に抗して
支柱23の支軸30を中心として支持面26から案内傾斜面27
側の前方部に向って回動下降される。そして、この野菜
受体28が略90度回動下降されることにより、この野菜受
体28内の包装された結球野菜Aが野菜受体28内から排出
シュート40上に自動的に排出され、この結球野菜Aは排
出シュート40によって本機の前方部に自動的に排出され
る。
また電動機14が再び作動されると、螺杆12が連動回動
されるとともに、ナット体18及び案内杆21を介して野菜
受体28が上昇され、この野菜受体28の係合支板31が作動
体39の作動部41の上方に上昇されるとともに、コイルス
プリング32の復帰力によって支軸30を中心として野菜受
体28が自動的に復帰回動され、この係合支板31が再び支
柱23の上端部の支持面26上に係合され、この野菜受体28
が再び結球野菜Aの受取りに備えて自動的に上向きに設
定される。そして、電動機14が引き続き回動されること
により、前記の場合と同様に野菜受体28が支持体4の案
内孔5の直下に向って上昇移動される。
〔発明の効果〕
請求項1の発明によれば、結球野菜を包装するフィル
ムを相対する方向から集束する一対のスライド体に前記
フィルムの集束部を挾持する挾持部を上下に有する挾持
体を進退自在に設けたので、一対のスライド体によって
結球野菜の上方部においてフィルムを相対する方向から
集束するとともに、このフィルムの集束部の下部を一対
の挾持体の上下の挾持部によって十分に絞り込んでヒー
トシールし易いように緊密にかつ確実に挾持することが
できる。また一対のスライド体に上下の挾持部間におけ
るフィルムの集束部をヒートシールするヒーター体を設
けたので、上下の挾持部によってフィルムの集束部を挾
持した状態で一対のスライド体が更に進出されることに
連動される一対のヒーター体によって、あらかじめヒー
トシールし易いように挾持された挾持部間におけるフィ
ルムの集束部を両側方向から確実にヒートシールするこ
とができる。
したがって、結球野菜を包装するフィルムを十分に絞
り込んで挾持するとともに、このフィルムの挾持部をヒ
ートシールすることができるので、結球野菜に対してフ
ィルムがたるむことなくフィルムをヒートシールするこ
とができるとともに、結球野菜にフィルムをうまくフィ
ットさせて包装することができ、かつ、フィルムのヒー
トシール部の熔断面を見苦しくならないように整然と成
形することができ、全体的には結球野菜の外観性を損な
うことなく見た目を良くした状態で包装することができ
る。
請求項2の発明によれば、一対のスライド体と一対の
開閉体とによってフィルムをヒートシールする前処理と
してフィルムを前後方向及び左右方向から確実に集束す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は野菜包装
装置の側面図、第2図は同上a〜a線部の平面図、第3
図は第1図b〜b線部の横断平面図、第4図はフィルム
封着機構の中央縦断側面図、第5図は同上c〜c線部の
平面図、第6図は第4図d〜d線部の縦断側面図、第7
図は第4図e〜e線部の縦断側面図、第8図はフィルム
封着機構の作動説明図、第9図は同上f〜f線部におけ
る包装状態を示す拡大断面図、第10図は同上ヒートシー
ル状態を示す断面図、第11図はフィルムの挾持状態を示
す説明斜視図である。 28……野菜受体、42……フィルム封着機構、45,47……
スライド体、71,75……挾持部、76……挾持体、77……
ヒーター体、81……開閉体、A……結球野菜、F……フ
ィルム。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装用のフィルムを介して結球野菜を収受
    する野菜受体と、この野菜受体の上方部において前記フ
    ィルムによって結球野菜を包装封着するフィルム封着機
    構とを備え、前記フィルム封着機構は、結球野菜の上方
    部において前記フィルムを相対する方向から集束する一
    対のスライド体を進退自在に設け、この一対のスライド
    体の下部に前記フィルムの集束部の下部を相対する方向
    から挾持する上下に挾持部を有する一対の挾持体を進退
    自在に設け、前記一対のスライド体の下部に前記上下の
    挾持部間におけるフィルムの集束部を相対する方向から
    進出挾持してヒートシールするヒーター体を設けたこと
    を特徴とする野菜包装装置。
  2. 【請求項2】一対のスライド体は、下方部にこのスライ
    ド体の進退方向とは異なる方向の相対する方向からフィ
    ルムを集束する一対の開閉体を有し、この一対の開閉体
    を前記一対のスライド体の動作に連動させるとともに、
    この一対のスライド体及び一対の開閉体によってフィル
    ムを前後方向及び左右方向から集束することを特徴とす
    る請求項1記載の野菜包装装置。
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