JP3091468B2 - 野菜包装装置 - Google Patents

野菜包装装置

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JP3091468B2
JP3091468B2 JP02020228A JP2022890A JP3091468B2 JP 3091468 B2 JP3091468 B2 JP 3091468B2 JP 02020228 A JP02020228 A JP 02020228A JP 2022890 A JP2022890 A JP 2022890A JP 3091468 B2 JP3091468 B2 JP 3091468B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は野菜包装装置に係り、たとえば、レタスやキ
ャベツなどの結球野菜をフィルムによって自動的に包装
するものに関する。
(従来の技術) 従来、この種の野菜包装装置としては、たとえば、案
内孔を有する支持板の下方部に前記案内孔からの結球野
菜を受取る野菜受体を設け、この野菜受体の上方部に包
装用のフィルムの周縁部を集束するフィルム集束機構を
設け、前記支持板上に合成樹脂製フィルムを載置し、こ
のフィルム上に載置した結球野菜をフィルムに包み込ま
れながら案内孔から野菜受体上に落下し、フィルム集束
機構にてフィルムを集めて結球野菜を包装するととも
に、このフィルムの集束部をシールする構成のものが提
案されている。
そして、フィルムの周縁部を両側部から集めて集束す
るようになっているが、この際、フィルムを集める部材
の端縁部が略半円状に切欠した形状に形成されている
と、フィルムの周縁部を十分に集めて集束することがで
きず、シールも不十分になり易く、また、フィルムの集
束部をシールするヒーターがフィルムを集める部材の端
縁部に位置して設けられていると、結球野菜から離間し
た上方部でフィルムの集束部がヒートシールされ、結球
野菜にフィルムがフィットせず包装した結球野菜の外観
性が損われる問題がある。
そこで、実開昭62−54904号公報に記載されているよ
うに、結球野菜を挿入する案内孔を有する支持板の下方
部に前記案内孔からの結球野菜を受取る野菜受体をばね
にて上下動自在に設け、前記案内孔のほぼ中心線上まで
せり出した状態で前記支持板上にシール受け板を固定
し、前記支持板上に前記シール受け板に対してフィルム
を押圧するスライド板を進退自在に設け、前記支持板上
に前記スライド板の進出移動によりフィルムを左右から
絞り込む開閉体を開閉自在に設け、前記スライド板の先
端面にヒーターを埋設した構成が知られている。
(発明が解決しようとする課題) 前記公報に記載された包装機の構成では、野菜受体上
に結球野菜を載置するときは、手作業によりフィルムに
て結球野菜を包み、このフィルムを下にして結球野菜
を、前後のシール受け板とスライド板及び左右の開閉体
にて形成される狭い空間に開口している支持板の案内孔
から野菜受体上に斜め上方から挿入して載置しそのまま
押し下げ、シール受け板の下側にくぐらせ、結球野菜を
押し込む手を離すことにより、ばねに野菜受体が押し上
げられこの野菜受体上の結球野菜の上面がシール受け板
の下面に係止されるとともに、この結球野菜を包んだフ
ィルムの周縁部を案内孔の上方に突出させるもので、し
たがって、野菜受体上に結球野菜を簡単に載置すること
ができず手数を要し、また、ばねの附勢力により押し上
げて結球野菜の上面をシール受け板の下面に係止させる
ため、ばねの附勢力にて結球野菜の上面をシール受け板
の下面に当接するときの衝撃により結球野菜の上面を損
傷するおそれがある。
また、フィルムの周縁部の絞り込みはシール受け板に
対してスライド板及び左右の開閉体は同一平面で絞り込
み移動するため、これらスライド板及び左右の開閉体に
てフィルムの周縁部を十分に絞り込んで結球野菜上に集
束できないおそれがある。
そこで、本発明はこのような課題に鑑みてなされたも
ので、結球野菜を包装するフィルムを十分に絞り込んで
集束することができるようにするとともに、結球野菜に
フィルムをフィットした状態でシールできるようにし、
これにより、フィルムをシールし易いように確実にまと
め上げて結束することができ、またフィルムのヒートシ
ール部を小さく、かつ、結球野菜に近づけて形成してこ
のヒートシール部によって結球野菜の外観性を損うこと
がないようにした野菜包装装置を提供することを目的と
するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の野菜包装装置は、結球野菜を落下する落下孔
を有し前記結球野菜を上面に載置する包装用のフィルム
を展開した状態で支持する支持体と、この支持体の前記
落下孔の下方部に設けられこの支持体上のフィルムに包
み込まれながらこのフィルムとともに前記落下孔から落
下する結球野菜を受取り載置する野菜受体と、前記支持
体と前記野菜受体との間に設けられこの野菜受体上のフ
ィルムの周縁部を絞り込み野菜受体上の結球野菜を包み
込んでこのフィルムの周縁部を集束するフィルム集束機
構と、このフィルム集束機構にて集束されたフィルムの
集束部の下部を両側から挾持してヒートシールするヒー
ターと、を具備し、前記フィルム集束機構は、前記野菜
受体を中心として前後方向に進退自在に設けられ前記フ
ィルムの周縁部を前後方向から絞り込む前後のスライド
体と、この前後のスライド体のうちの一方のスライド体
の下部に位置して前記野菜受体を中心として左右方向に
開閉自在に設けられ前記フィルムの周縁部を左右方向か
ら絞り込む左右の開閉体と、を有し、前記前後のスライ
ド体は、対向する側端縁中央部にこれらスライド体の進
出方向に向かって拡開し前記フィルムの周縁部を絞り込
むとともに前記結球野菜上でこの前後のスライド体の側
端部が互いに重り合うV字形状の絞り込み凹部をそれぞ
れ有し、前記前後のスライド体の絞り込み凹部の内端部
に前記左右の開閉体より下方に位置して前記ヒーターを
それぞれ突設し、前記野菜受体は、前記落下口の下方部
に昇降体にて昇降可能に設け、この野菜受体に前記結球
野菜を支持する環状の支持部を形成するとともに、上下
方向に貫通した案内孔を形成し、前記フィルム集束機構
にて包装された結球野菜を支持した前記野菜受体の下降
停止位置に対応した位置で、この下降停止位置に下降し
た前記野菜受体の案内孔に挿入されて上方に突出しこの
野菜受体上の包装した結球野菜を押し出す弾性キャップ
を上端部に嵌着した押出棒を設け、前記押出棒の上端部
の弾性キャップにて野菜受体上から押し出された包装し
た結球野菜を排出するシュートを設けたものである。
(作用) 本発明の野菜包装装置では、支持体上に包装用のフィ
ルムを供給し、かつこのフィルムをその落下孔を閉塞し
た状態で支持体上に展開支持させる。
つぎに、支持体上のフィルムの上面に結球野菜が載置
されると、この結球野菜は、フィルムに包まれながらこ
のフィルムとともに落下孔から落下し、この落下孔の下
方部の野菜受体上に受取り載置される。
ついで、フィルム集束機構が作動され、このフィルム
集束機構の前後のスライド体が野菜受体上の結球野菜に
向かって進出されると、この前後のスライド体の側端部
が互いに重り合ってV字形状の絞り込み凹部にて形成さ
れる絞り込み孔が次第に小さくなって野菜受体上のフィ
ルムの周縁部が前後方向から次第に絞り込まれるととも
に、左右の開閉体が野菜受体上の結球野菜に向かって進
出され、この左右の開閉体によって野菜受体上のフィル
ムの周縁部が左右方向から絞り込まれる。そして、前後
の絞り込み凹部にて形成される絞り込み孔と左右の開閉
体とにより絞り込まれるフィルムにより野菜受体上の結
球野菜が包み込まれる。
また、前後のスライド体の絞り込み凹部及び左右の開
閉体がそれぞれ野菜受体上の結球野菜に向かって更に進
出されることにより、この前後のスライド体の側端部が
互いに重り合って前後の絞り込み凹部にて形成されて次
第に小さくなる絞り込み孔及び左右の開閉体によりフィ
ルムの周縁部が前後方向及び左右方向から同時に更に小
さく絞り込まれる。そして、このフィルムにより野菜受
体上の結球野菜の全体が包装されるとともに、この結球
野菜の上部にフィルムの周縁部が集束される。
また、フィルムの周縁部が集束されると、この集束部
が前後のスライド体のV字形状の絞り込み凹部の内端部
に突設したそれぞれのヒーターによって前後方向から挾
持されてヒートシールされる。
また、昇降体が下降されるとともに、フィルム集束機
構にて包装された結球野菜を支持部で支持した野菜受体
が昇降体にて下降停止位置に下降されると、この野菜受
体の案内孔内から押出棒の上端部の弾性キャップが突出
され、この弾性キャップにて野菜受体上の包装した結球
野菜が押動され、この包装した結球野菜が野菜受体上か
らシュート上に押し出され、このシュートにて包装した
結球野菜が所定の排出方向に向かって排出される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、1は野菜包装装置で、この野菜包装
装置1は、前後左右に所定の間隔をおいて主柱2が立設
され、この前後の主柱2の上端部間、下端部間及び上端
近傍部間のそれぞれに支柱3が水平状に固着され、前記
左右の支柱3の上端部間には支持体としての支持天板4
が水平状に固着され、前記左右の支柱3の上端近傍部間
には支持基板5が水平状に固着され、前記左右の支柱3
の下端近傍部間には取付基板6が水平状に固着されてい
る。
前記支持天板4は、合成樹脂にて形成され、包装用の
フィルムFを展開した状態で支持するもので、その上面
部に、フィルムFとの接触面を小さくするように多数の
凹部と多数の突条とにより網目状の支持面部が形成され
ている。また、この支持天板4の略中央部に結球野菜を
落下する円形状の落下孔7が上下方向に貫通して形成さ
れている。
また、第1図及び第2図に示すように、前記支持天板
4には前記落下孔7を中心として左右方向の両側下部に
前後方向に延在した一対のガイドレール8がそれぞれ平
行に固着され、この左右のガイドレール8に前後左右の
ガイド9を介して一方のスライド体10が前後方向の一方
側において前記落下孔7に対して前後方向に進退自在に
取着されている。この一方のスライド体10は、板状部材
にて平面視略矩形状に形成され、前記落下孔7の下部に
向う側端縁中央部にこの一方のスライド体10の進出方向
に向かって拡開し前記フィルムFの周縁部を絞り込むV
字形状の絞り込み凹部11が形成されている。この絞り込
み凹部11は、開口端部の拡開傾斜部12と、この拡開傾斜
部12の内方に連続した略90度のV状部13とにより全体的
には平面視V字形状に形成されている。
また、第1図及び第2図に示すように、前記支持基板
5の左右両側上部には前後方向に延在した一対のガイド
レール14がそれぞれ平行に固着され、この左右のガイド
レール14に前後左右のガイド15を介して他方のスライド
体16が前後方向の他方側において前記落下孔7に対して
前後方向に進退自在に取着されている。この他方のスラ
イド体16は、板状部材にて平面視略矩形状に形成され、
左右両端下部に左右の側板17をそれぞれ有し、この左右
の側板17が左右の支枠18に固着され、この左右の支枠18
は前記前後左右のガイド15をそれぞれ有している。
また、前記他方のスライド体16は、前記一方のスライ
ド体10の絞り込み凹部11に対向する側端縁中央部にこの
他方のスライド体16の進出方向に向かって拡開し前記フ
ィルムFの周縁部を絞り込むV字形状の絞り込み凹部19
が形成されている。この絞り込み凹部19は、開口端部の
拡開傾斜部20と、この拡開傾斜部20の内方に連続した略
90度のV状部21とにより全体的には平面視V字形状に形
成されている。
そして、この他方のスライド体16と一方のスライド体
10とは前記落下孔7の直下に位置してすなわち後述する
野菜受体を中心として前後方向に進退自在に設けられこ
の野菜受体上の結球野菜上でそれぞれの側端部が互いに
上下に重り合うようになっている。また、一方のスライ
ド体10のV字形状の絞り込み凹部11と他方のスライド体
16のV字形状の絞り込み凹部19とにより、これらの前後
のスライド体10,16の側端部が互いに上下に重り合うこ
とによってフィルムFの周縁部を絞り込む絞り込み孔が
形成されるようになっている。
また、前記一方のスライド体10の絞り込み凹部11にお
けるV状部13の内端下部及び前記他方のスライド体16の
絞り込み凹部19におけるV状部21の内端下部にそれぞれ
ブラケット22を介してフィルムFの集束部を両側から挾
持してヒートシールするヒーター23がそれぞれ取着され
ている。
また、第1図及び第2図に示すように、前記一方のス
ライド体10の左右方向の一端下部に前後方向に延在した
ラック24が形成されているとともに、前記他方のスライ
ド体16の左右方向の一端部における支枠18上に前記ラッ
ク24に対して所定の間隔をおいて対向する前後方向に延
在したラック25が形成されている。
また、前記上下部のラック24,25の間にはピニオン26
が回転自在に噛合され、このピニオン26はピニオン軸を
介して前記支持天板4の下部に突設されたボス27に回転
自在に支持されている。さらに、前記支持基板5の左右
方向の一側上部にはシリンダー装置28が固定され、この
シリンダー装置28のピストンロッド29の先端部に連動片
30の一端部が固着され、この連動片30の他端部には前記
ラック25を有する支枠18が連結されている。
そして、前記シリンダー装置28の作動によりピストン
ロッド29が伸縮されると、ピニオン26及びラック24,25
を介して前後のスライド体10,16が前後方向に相対的に
進退動され、かつ、前記落下孔7の直下において相対す
る絞り込み凹部11,19にて形成される絞り込み孔が縮小
されるようになっている。
さらに、前記支持基板5の前後方向の一方側の外端中
間上部に取付台31が固定され、この取付台31の左右上部
に突設された左右の回動中心軸32には前記他方のスライ
ド体16の下部に位置して、かつ、前記ヒーター23の上方
部に位置して開閉する左右の開閉体33の基端部が左右方
向に開閉自在に軸着されている。また、この左右の開閉
体33の基端部の相対する内側部には内方に膨出したカム
34が形成され、この左右の開閉体33の先端部の相対する
内側部には前記フィルムFの周縁部を絞り込む絞り込み
突部35が先端側を次第に大きく膨出して形成され、この
左右の絞り込み突部35は閉塞時には前記前後のスライド
体10,16の下部において落下孔7の直下で接合するよう
になっている。
また、前記一方のスライド体10の外端中間下部の左右
部に前記左右の開閉体33を開閉させる第1の作動ピン3
6、第2の作動ピン37及び第3の作動ピン38が突設さ
れ、この左右部の第1ないし第3の作動ピン36,37,38に
よって、前記左右の開閉体33を開閉動作させるようにな
っているもので、左右の開閉体33を開いた状態において
はその基部が第1ないし第3の作動ピン36,37,38の三点
によって支持されている。
そして、前記前後のスライド体10,16、前後のヒータ
ー23及び左右の開閉体33によりフィルム集束機構39が構
成されている。
つぎに、第1図に示すように、前記支持基板5と前記
下端部の取付基板6との左右方向の一側上下部に軸受体
40が固着され、この上下の軸受体40間に螺杆41が回転自
在に立設支持され、この螺杆41は正逆転切換え可能な電
動機43に連動媒体42を介して連動連結され、この電動機
43からの出力により連動媒体42を介して前記螺杆41が正
逆方向に回転されるようになっている。前記電動機43は
前記取付基板6上に固定されている。また前記上下の軸
受体40の前後の上下部間に固着された軸受体間には案内
支杆(図示せず)が立設され、この前後の案内支杆は前
記螺杆41に対して平行に配設されている。
また、前記螺杆41には上下方向に一連のねじ溝44が形
成され、このねじ溝44にナット体45が上下動自在に螺着
され、このナット体45の内側部に昇降体46が一体に固着
され、かつ、この昇降体46の連結枠47の前後部に突設さ
れたガイドが前記案内支杆に対して上下動自在に挿通さ
れている。また、前記昇降体46の内側部に突出された水
平状の昇降支板48には挿通孔49が上下方向に貫通して形
成されている。そして、昇降支板48を有する昇降体46
は、螺杆41の回転によってナット体45を介して、かつ、
前後の案内支杆に案内されて前記落下孔7に対して昇降
されるようになっている。
また、前記昇降体46の昇降支板48に野菜受体50が取着
されている。この野菜受体50は、円筒状に形成され、そ
の開口上縁部に環状の支持部51が形成され、その底部に
前記昇降支板48の挿通孔49内に挿入されたテーパー状の
挿入部52が突出され、この挿入部52内に案内孔53が上下
方向に貫通して形成されているとともに、この挿入部52
の上端外周部には挿通孔49の開口上縁部に係止された係
止部54が水平状に形成されている。そして、この野菜受
体50は昇降体46の昇降動作によって前記落下孔7に対し
て昇降されるが、前記支持基板5には野菜受体50の昇降
を案内する案内口55が開口されている。
つぎに、前記野菜受体50の下降停止位置に対応した位
置となる前記取付基板6の上部に押出棒56が垂直状に一
体に立設固定され、この押出棒56の上端部に結球野菜A
を損傷しないゴムなどの弾性部材からなる弾性キャップ
57が嵌着されている。前記押出棒56は、前記野菜受体50
が降下されることにより、その挿入部52の案内孔53内に
おける中心部58より一側部に偏位した偏心位置内に挿入
され、かつ、この押出棒56にそって野菜受体50が降下さ
れるようになっている。
また、前記野菜受体50の下降停止位置において、この
野菜受体50上から押出された結球野菜Aを案内するシュ
ート59がこの結球野菜Aの排出方向に傾斜して配設され
ている。
さらに、前記一方のスライド体10の上部において前記
絞り込み凹部11のV状部13の内部に臨ませてエア噴出用
のエアノズル60が設けられている。なお、図中Sは昇降
体46を下降停止位置に停止させるためのセンサーであ
る。
つぎに前記構成の作用を説明する。
電動機43を作動して連動媒体42を介して螺杆41が一方
方向に回転されると、この螺杆41に吊持された昇降体46
が上昇され、この昇降体46上の野菜受体50が支持天板4
の落下孔7の直下に配置され、この野菜受体50を結球野
菜Aの受取り載置に備えさせる。
ついで、支持天板4上にフィルムFを供給するととも
に、このフィルムFを支持天板4の落下孔7を閉塞した
状態で支持天板4上に展開した状態に支持させる。この
場合、フィルムFは支持天板4上にフィルムFとの接触
面を小さくした支持面部によって密着することなく支持
される。
つぎに、支持天板4上の落下孔7を閉塞した状態のフ
ィルムFの上面にキャベツ、白菜、レタスなどの結球野
菜Aを載置すると、この結球野菜AがフィルムFに包ま
れながらこのフィルムFとともに落下孔7から落下し、
この落下孔7の直下に待機している野菜受体50の環状の
支持部51上に受取り載置される。そして、この結球野菜
Aは、第1図鎖線に示すように支持部51上にフィルムF
を介して安定性よく載置される。
また、結球野菜Aが落下孔7から落下するとき、この
結球野菜AにてフィルムFが支持天板4上から落下孔7
の下方に引き出されるが、フィルムFは支持天板4の接
触面を小さくした支持面部に密着していないので、結球
野菜Aの落下に伴って支持面部上から円滑に引き出され
る。
ついで、電動機43が動作されると、螺杆41が連動回転
され、この螺杆41にそってナット体45を介して、かつ、
前後の案内支杆に案内されて昇降体46及びこの昇降体46
上の野菜受体50が下降され、結球野菜Aは落下孔7の下
方に下降されるとともに、野菜受体50の環状の支持部51
と結球野菜Aとの間のフィルムFは結球野菜Aの下降と
ともに、この結球野菜Aにより支持面部及び落下孔7か
ら円滑に引き出される。そして、第3図に示すように、
結球野菜Aの上部がフィルム集束機構39の所定位置まで
下降されると、電動機43の動作が停止され、昇降体46に
よる結球野菜Aの下降動作が停止される。
また、電動機43の動作が停止されると、シリンダー装
置28が動作され、このピストンロッド29が伸長されると
ともに、このピストンロッド29によって連動片30を介し
てラック25を有する他方のスライド体16が連動され、こ
の他方のスライド体16は複数のガイド15を介してガイド
レール14にそって落下孔7の直下の野菜受体50上の結球
野菜Aに向かって進出移動される。
また、この他方のスライド体16がシリンダー装置28に
よって移動されると、この他方のスライド体16のラック
25に噛合したピニオン26が回転され、このピニオン26に
噛合したラック24を介して一方のスライド体10が連動さ
れ、この一方のスライド体10は複数のガイド9を介して
ガイドレール8にそって落下孔7の直下の野菜受体50上
の結球野菜Aに向かって進出移動される。
そして、前後のスライド体10,16の側端部が互いに重
なり合って、これらのV字形状の絞り込み凹部11,19に
て絞り込み孔が形成されるとともに、この絞り込み孔が
次第に小さくなり、この前後の絞り込み凹部11,19の拡
開傾斜部12,20及びV状部13,21によって野菜受体50上の
フィルムFの周縁部が前後方向から絞り込まれるととも
に、このフィルムFにより野菜受体50上の結球野菜Aが
包み込まれる。
また、前記のように、一方のスライド体10が進出移動
されると、この一方のスライド体10の第1ないし第3の
作動ピン36,37,38によって左右の開閉体33が回動中心軸
32を中心として次第に絞り込み方向に回動され、この左
右の開閉体33の内側部の絞り込み突部35が次第に近接さ
れ、この左右の絞り込み突部35によって野菜受体50上の
フィルムFの周縁部が左右方向から絞り込まれるととも
に、このフィルムFにより野菜受体50上の結球野菜Aが
包み込まれる。
そして、前後のスライド体10,16の絞り込み凹部11,19
と左右の開閉体33の絞り込み突部35とにより絞り込まれ
るフィルムFにより野菜受体50上の結球野菜Aが前後方
向及び左右方向から包み込まれる。
また、前後のスライド体10,16の絞り込み凹部11,19及
び左右の開閉体33の絞り込み突部35がそれぞれ野菜受体
50上の結球野菜Aに向かって更に進出されることによ
り、この前後のスライド体10,16の絞り込み凹部11,19に
て形成された絞り込み孔が更に小さくなってフィルムF
の周縁部が前後方向から更に小さく絞り込まれるととも
に、左右の開閉体33の絞り込み突部35によりフィルムF
の周縁部が左右方向から同時に更に小さく絞り込まれ
る。そして、このフィルムFにより野菜受体50上の結球
野菜Aの全体が包装されるとともに、この結球野菜Aの
上部にフィルムFの周縁部が集束される。
また、フィルムFの周縁部が集束されると、この集束
部f1の下部すなわち左右の開閉体33の絞り込み突部35で
集束された集束部f1の下部に対して、前後のスライド体
10,16のV字形状の絞り込み凹部11,19の内端部に突設し
たそれぞれのヒーター23が前後方向から接触し、かつ、
この前後のヒーター23による押圧・挾持によって集束部
f1の下部が偏平状にヒートシールされるとともに、この
偏平状のシール部f2より上方部の棒状の結束部f1を含む
不要フィルム部f3が溶断される。これにより、結球野菜
AはフィルムFによってその全体を被覆した状態に包装
される。
つぎに、フィルムFがヒートシールされると、シリン
ダー装置28のピストンロッド29が収縮され、一方のスラ
イド体10及び他方のスライド体16が前記フィルムFを集
束する場合とは反対方向の互いに離間する方向に向かっ
て後退移動され、それぞれの絞り込み凹部11,19が開放
されて、不要フィルム部f3の挾持が解除される。
また、不要フィルム部f3の解除とともに、この不要フ
ィルム部f3に対してエアノズル60からエアを噴出しこの
不要フィルム部f3を一方側に向って強制的に排除する。
したがって、不要フィルム部f3がヒーター23から確実に
分離されるとともに、不要フィルム部f3が所定位置に排
除される。また、一方のスライド体10が後退移動される
と、この一方のスライド体10の第1ないし第3の作動ピ
ン36,37,38によって左右の開閉体33が回動中心軸32を中
心として互いに離間する方向の開回動され、それぞれの
絞り込み突部35が開放される。したがって、前後のスラ
イド体10,16及び左右の開閉体33は、つぎのフィルムF
の結束に備えてそのスタート位置に復帰される。
また、シリンダー装置28のピストンロッド29が収縮さ
れると、電動機43が動作され、この動力によって螺杆41
が連動回転され、この螺杆41及びこの前後の案内支杆に
そって昇降体46が下降されるとともに、この昇降体46上
のフィルムFによって包装された結球野菜Aを有する野
菜受体50が下降され、この野菜受体50が所定の下降停止
位置に下降されると電動機43の動作が停止され、野菜受
体50の下降が停止される。
この際、野菜受体50が所定位置まで下降されるにした
がい、この野菜受体50の挿入部52の案内孔53内に押出棒
56の上端部が挿入され、この野菜受体50が更に下降され
ることにより、押出棒56の上端部に設けた弾性キャップ
57が案内孔53の上方に突出し、したがって、野菜受体50
が所定の下降停止位置に至る直前において第6図に示す
ように押出棒56の弾性キャップ57に野菜受体50上の包装
された結球野菜Aの下部の偏心位置が突き当り、この弾
性キャップ57によって結球野菜Aがその偏心位置と反対
側に押動され、この結球野菜Aは野菜受体50上から自動
的にシュート59上に押出され、このシュート59によって
所定の排出方向に排出される。
(発明の効果) 本発明によれば、前後のスライド体のV字形状の絞り
込み凹部にてフィルムの周縁部を前後方向から確実に抱
え込むことができるとともに、前後のスライド体の側端
部が互いに重り合ってこれらV字形状の絞り込み凹部に
て形成される絞り込み孔が次第に小さくなってフィルム
の周縁部を次第に小さく絞り込み、前後のスライド体の
側端部が結球野菜上で深く重り合うことにより、前記絞
り込み凹部による絞り込み孔が縮小して結球野菜を包装
するフィルムの周縁部を十分に可及的に小さく絞り込ん
でヒートシールし易い状態にまとめ上げて結球野菜上に
確実に集束することができる。
また、前後の絞り込み凹部によってフィルムの周縁部
を小さく絞り込んで集束すると略同時に前後のヒーター
によってその集束部の下方部を前後方向からヒートシー
ルすることができ、また、結球野菜の上面に可及的に近
づけて集束部をヒートシールすることができ、フィルム
にてこのフィルムを結球野菜の周面に接触させた状態で
結球野菜を包装でき、さらに、前後の絞り込み凹部にて
フィルムの周縁部を小さく絞り込んだ集束部をヒートシ
ールすることことによりヒートシール部を小さくでき、
結球野菜の外観性を損うことを防止できる。
さらに、支持体にてフィルムを展開して支持した状態
でこのフィルムの上面に結球野菜を載置するだけでこの
結球野菜をフィルムに包み込みながらこのフィルムとと
もに落下孔から野菜受体上に簡単に受取り載置でき、こ
の野菜受体上に結球野菜を載置するとき、結球野菜をば
ねに抗して野菜受体を押し下げる操作の必要がなく、こ
の結球野菜の包装に備えてばねの附勢力により押し上げ
て結球野菜の上面をフィルムの絞り込み部材の下面に当
接する構成のように結球野菜を押し上げる衝撃により結
球野菜の上面を損傷することもなく、野菜受体上に結球
野菜を簡単に載置できる。
また、下降停止位置に野菜受体が下降することによ
り、この野菜受体上の包装した結球野菜の下部が押出棒
の弾性キャップに突き当たるとともに、この弾性キャッ
プにて包装した結球野菜の下部が押動されてこの結球野
菜を野菜受体上からシュート上に確実に押し出すことが
でき、このシュートにて包装した結球野菜を確実に排出
することができ、この結球野菜を野菜受体上から押し出
すとき、押出棒の弾性キャップの弾性により包装した結
球野菜を損傷することを確実に防止できる。
また、野菜受体に形成した案内孔内に押出棒の弾性キ
ャップが挿入して野菜受体上から包装した結球野菜を押
し出すので、包装した結球野菜を押し出す構成が簡単で
製造性を向上することができる。
したがって、全体的には好ましい状態に結球野菜をフ
ィルムにて包装できるとともに、この包装した結球野菜
を下降停止位置に下降した野菜受体上から自動的に排出
できる野菜包装装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は野菜包装
装置の正面図、第2図は同上a〜a線部の横断平面図、
第3図は第1図b−b線部の縦断側面図、第4図は同上
結球野菜の包装状態を示す作動説明図、第5図は同上包
装した結球野菜の斜視図、第6図は結球野菜の排出状態
を示す作動説明図である。 4……支持体、7……落下孔、10,16……スライド体、1
1,19……絞り込み凹部、23……ヒーター、33……開閉
体、39……フィルム集束機構、50……野菜受体、51……
環状の支持部、53……案内孔、56……押出棒、57……弾
性キャップ、A……結球野菜、F……フィルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−22290(JP,A) 特開 平1−240417(JP,A) 実開 昭62−54904(JP,U) 実開 昭58−188803(JP,U) 実開 昭50−95378(JP,U) 特許2777646(JP,B2) 特公 平6−62137(JP,B2) 米国特許2838897(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 11/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結球野菜を落下する落下孔を有し前記結球
    野菜を上面に載置する包装用のフィルムを展開した状態
    で支持する支持体と、この支持体の前記落下孔の下方部
    に設けられこの支持体上のフィルムに包み込まれながら
    このフィルムとともに前記落下孔から落下する結球野菜
    を受取り載置する野菜受体と、前記支持体と前記野菜受
    体との間に設けられこの野菜受体上のフィルムの周縁部
    を絞り込み野菜受体上の結球野菜を包み込んでこのフィ
    ルムの周縁部を集束するフィルム集束機構と、このフィ
    ルム集束機構にて集束されたフィルムの集束部の下部を
    両側から挾持してヒートシールするヒーターと、を具備
    し、 前記フィルム集束機構は、前記野菜受体を中心として前
    後方向に進退自在に設けられ前記フィルムの周縁部を前
    後方向から絞り込む前後のスライド体と、この前後のス
    ライド体のうちの一方のスライド体の下部に位置して前
    記野菜受体を中心として左右方向に開閉自在に設けられ
    前記フィルムの周縁部を左右方向から絞り込む左右の開
    閉体と、を有し、 前記前後のスライド体は、対向する側端縁中央部にこれ
    らスライド体の進出方向に向かって拡開し前記フィルム
    の周縁部を絞り込むとともに前記結球野菜上でこの前後
    のスライド体の側端部が互いに重り合うV字形状の絞り
    込み凹部をそれぞれ有し、 前記前後のスライド体の絞り込み凹部の内端部に前記左
    右の開閉体より下方に位置して前記ヒーターをそれぞれ
    突設し、 前記野菜受体は、前記落下口の下方部に昇降体にて昇降
    可能に設け、この野菜受体に前記結球野菜を支持する環
    状の支持部を形成するとともに、上下方向に貫通した案
    内孔を形成し、 前記フィルム集束機構にて包装された結球野菜を支持し
    た前記野菜受体の下降停止位置に対応した位置で、この
    下降停止位置に下降した前記野菜受体の案内孔に挿入さ
    れて上方に突出しこの野菜受体上の包装した結球野菜を
    押し出す弾性キャップを上端部に嵌着した押出棒を設
    け、 前記押出棒の上端部の弾性キャップにて野菜受体上から
    押し出された包装した結球野菜を排出するシュートを設
    けた ことを特徴とする野菜包装装置。
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