JP2538020Y2 - パネル部材の取付構造 - Google Patents

パネル部材の取付構造

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JP2538020Y2
JP2538020Y2 JP4168991U JP4168991U JP2538020Y2 JP 2538020 Y2 JP2538020 Y2 JP 2538020Y2 JP 4168991 U JP4168991 U JP 4168991U JP 4168991 U JP4168991 U JP 4168991U JP 2538020 Y2 JP2538020 Y2 JP 2538020Y2
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一彦 濱田
重昭 稲村
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、壁面内に埋込まれる電
子機器や配電盤などを覆うためのパネル部材を取付ける
ための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】壁面に埋込まれて、操作される頻度が非
常に少ない音響機器のパワーアンプや配電盤などには、
美観を向上するために、開閉自在な扉や、着脱自在な化
粧パネルなどが取付けられている。
【0003】典型的な従来技術では、前記化粧パネル
は、ねじ止めや、いわゆるマジックテープなどの着脱が
自在な接着剤を介して取付けられている。また他の従来
技術では、前記化粧パネルおよび前記扉は、蝶番などを
介して取付けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述のねじ止めによる
取付構造では、収納されている電子機器の保守・管理作
業や、配電盤の操作などのためには、ねじの脱着作業が
必要であり、かつドライバなどの専用工具や治具が必要
となり、作業性に劣るとともに、パネル正面からねじを
視認することができ、美観上好ましくない。また、前記
マジックテープを用いる取付構造では、該マジックテー
プの接着力から、パネル重量を大きくすることができ
ず、したがって、パネル形状やパネルの材質などに制約
が生じる。さらにまた前記蝶番を用いる取付構造では、
蝶番の露出による美観の低下や、扉を閉じた状態で保持
するためのロック機構などが必要となり、構造が複雑に
なってしまう。
【0005】本考案の目的は、構造を簡略化して着脱を
容易に行うことができとともに、美観を向上することが
できるパネル部材の取付構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、パネル部材
と、該パネル部材の取付けられる被取付部材とのいずれ
か一方の部材において、大略的にJ字状に形成され、前
記パネル部材と被取付部材とのいずれか他方の部材に向
けて延びる支持柱と、該支持柱の先端から該支持柱の軸
線方向とは交差する方向に延びる嵌入部と、該嵌入部の
遊端部において前記他方の部材から離反する方向に突出
している突起とを備える係止爪と、前記一方の部材にお
いて、前記係止爪の近傍に固着され、該一方の部材と前
記他方の部材とが離反する方向に弾発力を発生する弾性
部材と、前記他方の部材において、前記一方の部材側に
形成され、前記係止爪が遊挿する挿通孔と、前記突起が
嵌入する嵌合孔と、これらの孔を分離し前記嵌入部が当
接する分離部と、前記弾性部材に対向する位置に配置さ
れる当接部とを備える支持板とを含むことを特徴とする
パネル部材の取付構造である。
【0007】
【作用】本考案に従えば、化粧パネルなどのパネル部材
は、電子機器の取付金具などの被取付部材の前面に取付
けられる。前記被取付部材は壁面などに埋込まれ、これ
によって前記パネル部材は、前記電子機器などを壁面内
に埋込んだ状態で、良好な外観を呈するように覆う。
【0008】前記パネル部材と被取付部材とのいずれか
一方の部材のたとえば偶角部には、係止爪と弾性部材と
が設けられており、いずれか他方の部材には、前記各係
止爪および弾性部材に個別的に対応する支持板が設けら
れている。前記係止爪は、大略的にJ字状に形成され、
支持柱と嵌入部と突起とを含んで形成されている。
【0009】前記支持柱は、前記一方の部材から他方の
部材に向けて突出されており、この支持柱の先端から
は、該支持柱の軸線方向とは交差する方向に延びて、嵌
入部が形成されている。またこの嵌入部の遊端部におい
て、前記他方の部材から離反する方向、すなわち一方の
部材へ近接する方向に突出している突起が形成されてい
る。
【0010】前記支持板は、挿通孔と、嵌合孔と、分離
部と、当接部とを含んで形成されている。前記挿通孔
は、前記係止爪に対応して形成されており、挿通孔内を
係止爪が遊挿することができる。この挿通孔の近傍で、
前記嵌入部の長さに対応した距離だけ隔てた位置には、
前記突起が嵌入するための嵌合孔が形成されており、こ
れらの嵌合孔と挿通孔との間は、分離部を形成してい
る。
【0011】したがって、パネル部材が被取付部材の前
面側から、前記係止爪と挿通孔とが一致するように嵌込
まれ、こうして前記嵌入部および突起が挿通孔を挿通
し、支持板の背面側に突出すると、パネル部材は前記支
持柱の軸線方向であるパネル部材の嵌込み方向とは交差
する方向、すなわちたとえば鉛直方向に変位されると、
前記支持柱によって前記挿通孔の周縁部が支持される。
【0012】また、前記一方の部材には、スポンジやゴ
ムなどで実現される弾性部材が、前記係止爪の近傍に固
着される。これに対応して前記支持板には、前記弾性部
材に対応する位置に当接部が形成されている。
【0013】したがって、上述のパネル部材が被取付部
材に嵌め込まれるときには、作業者は係止爪を挿通孔内
に挿通した後、弾性部材の弾発力に抗してパネル部材を
押込み、その後該パネル部材を、嵌込み方向、すなわち
支持柱の軸線方向とは交差方向に変位させる。これによ
って突起は、前記挿通孔から脱出し、前記分離部を通過
した後、嵌合孔に臨んでいる。この状態で前記押圧力が
解除されると、弾性部材の弾発力によって、突起は嵌合
孔内に嵌り込み、パネル部材は係止爪によって脱落する
ことなく保持される。
【0014】したがって作業者は、パネル部材を押し込
んで、その押し込んだ方向とは交差する方向に変位させ
るだけの簡便な作業によって、パネル部材を被取付部材
に着脱することができる。
【0015】
【実施例】図1は本考案の一実施例の分解斜視図であ
る。被取付部材である取付金具1は、壁面2に形成され
た取付孔3内に埋込まれ、ビス4によってねじ止め固定
されている。この取付金具1内には、ラジオ受信機や磁
気テープ再生装置などの音響再生装置からの音響信号の
電力増幅を行うパワーアンプ5,6がビス7によってね
じ止め固定されている。このパワーアンプからの音響信
号は、スピーカなどに与えられ、音響化される。
【0016】パワーアンプ5,6を収納した取付金具1
の前面には、樹脂などの材料から成り、パネル部材であ
る化粧パネル11が取付けられる。このため前記化粧パ
ネル11の前記取付金具1側の背面11aの隅角部に
は、図2で拡大して示すような支持板12が取付けられ
ている。これに対応して、前記取付金具1の開口部1a
から外方に形成され、前記ビス4が挿通するための挿通
孔20aが形成されたフランジ20にはまた、プレス加
工などによって係止爪21が形成されている。
【0017】この係止爪21は、大略的にJ字状に形成
されており、前記フランジ20から化粧パネル11に向
けて延びる支持柱22と、該支持柱22の先端から該支
持柱22の軸線方向、すなわち参照符23で示される化
粧パネル11の嵌込み方向とは交差し、矢符26で示さ
れる方向に延びる嵌入部24と、嵌入部24の遊端部に
おいて前記化粧パネル11から離反する方向に突出して
いる突起25とを含んで形成されている。
【0018】また、このような係止爪21に隣接してフ
ランジ20には、弾性部材30が固着されている。弾性
部材30は、ゴムやスポンジなどの弾発性を有する材料
から形成されている。
【0019】上述のように形成された係止爪21に対応
して、前記支持板12は、挿通孔13と、嵌合孔14
と、分離部15と、当接部16とを含んで形成されてい
る。挿通孔13は前記係止爪21が遊挿することができ
る大きさに形成されており、この挿通孔13の周縁部か
ら幅W1の分離部15をあけて嵌合孔14が形成されて
いる。なお前記幅W1は、前記係止爪21の嵌合部の長
さW2に同一もしくは僅かに短くなるように形成されて
いる。また当接部16は、前記弾性部材30に対向して
いる。
【0020】したがって化粧パネル11の取付作業は、
まず、取付作業者が、該化粧パネル11の挿通孔13内
に係止爪21が挿通するように位置決めを行った後、前
記嵌込方向23方向に化粧パネル11を押圧する。これ
によって弾性部材30の表面は、当接部16に当接し、
さらにこの後作業者は、弾性部材30の弾発力に抗し
て、前記係止爪21の突起25が挿通孔13から抜け出
るまで押込む。
【0021】次に作業者は、化粧パネル11を前記嵌込
方向23とは交差し、矢符26とは反対方向に摺動変位
させ、支持柱22の一方当接面22aを挿通孔13の分
離部15側の面13aに当接させる。このとき前記突起
25は、分離部15を迂回して嵌合孔14に臨んでお
り、作業者が前記嵌込方向23への押圧力を解除する
と、弾性部材30の弾発力によって嵌合孔14に嵌り込
む。またこのとき、嵌入部24の当接面24aが分離部
15に圧接する。したがって作業者が手を離しても、化
粧パネル11の重量が保持される。
【0022】また化粧パネル11の取外し時には、作業
者は該化粧パネル11を前記嵌込み方向23に一旦押し
込んだ後、矢符26方向に摺動変位し、前記押圧力を解
除して化粧パネル11を前記挿入方向23とは反対側に
引抜く。
【0023】このように本考案に従う取付構造では、作
業者は専用工具や治具などを用いることなく、化粧パネ
ル11を取付金具1に押付けた状態で摺動変位させるだ
けの簡便な作業によって、化粧パネル11の取付金具1
への着脱を行うことができ、パワーアンプ5,6の調整
や修理などの保守・管理時における前記化粧パネル11
の着脱作業を簡略化することができる。また、化粧パネ
ル11の周縁部からは、蝶番などを用いた場合などのよ
うに化粧パネル11の取付けのための構造は外部に露出
しておらず、これによって美観を向上することができ
る。さらにまた取付金具1には、プレス加工によって係
止爪21を形成するとともに、弾性部材30を固着し、
化粧パネル11には支持板12を取付けるだけの簡便な
構成で、上述のように化粧パネル11を着脱可能とする
ことができ、構造を簡略化して低コスト化を図ることが
できる。
【0024】なお上述の実施例では、嵌め込み方法23
とは反対方向への弾発力を発生するために、弾性部材3
0が用いられているけれども、本考案の他の実施例とし
て、図3で示すような板ばね31などの他の手段が用い
られてもよい。また、前記係止爪21は、取付金具1で
はなく、該取付金具1内に収納される電子機器などに形
成されていてもよい。
【0025】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、J字状の
係止爪を挿通孔に遊挿した後、その遊挿方向とは交差す
る方向に変位させて、係止爪の突起を嵌合孔に嵌込むだ
けの簡便な作業で、パネル部材を被取付部材に取付ける
ことができる。また、構造を簡略化することができると
ともに、パネル部材の周縁部からは該パネル部材の着脱
のための構造が露出しておらず、したがって美観を向上
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】係止爪21および支持板12付近を拡大して示
す斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例の一部分の拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 取付金具 2 壁面 3 取付孔 5,6 パワーアンプ 11 化粧パネル 12 支持板 13 挿通孔 14 嵌合孔 15 分離部 16 当接部 21 係止爪 22 支持柱 24 嵌入部 25 突起 30 弾性部材 31 板ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル部材と、該パネル部材の取付けら
    れる被取付部材とのいずれか一方の部材において、大略
    的にJ字状に形成され、前記パネル部材と被取付部材と
    のいずれか他方の部材に向けて延びる支持柱と、該支持
    柱の先端から該支持柱の軸線方向とは交差する方向に延
    びる嵌入部と、該嵌入部の遊端部において前記他方の部
    材から離反する方向に突出している突起とを備える係止
    爪と、前記一方の部材において、前記係止爪の近傍に固
    着され、該一方の部材と前記他方の部材とが離反する方
    向に弾発力を発生する弾性部材と、前記他方の部材にお
    いて、前記一方の部材側に形成され、前記係止爪が遊挿
    する挿通孔と、前記突起が嵌入する嵌合孔と、これらの
    孔を分離し前記嵌入部が当接する分離部と、前記弾性部
    材に対向する位置に配置される当接部とを備える支持板
    とを含むことを特徴とするパネル部材の取付構造。
JP4168991U 1991-06-04 1991-06-04 パネル部材の取付構造 Expired - Lifetime JP2538020Y2 (ja)

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JPH04134340U JPH04134340U (ja) 1992-12-14
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