JP2537954B2 - 電気湯沸し器 - Google Patents

電気湯沸し器

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JP2537954B2
JP2537954B2 JP63054210A JP5421088A JP2537954B2 JP 2537954 B2 JP2537954 B2 JP 2537954B2 JP 63054210 A JP63054210 A JP 63054210A JP 5421088 A JP5421088 A JP 5421088A JP 2537954 B2 JP2537954 B2 JP 2537954B2
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JP
Japan
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container
liquid
case
impeller
pump
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秀治 畝木
慶樹 浜
貴文 米良
正 犬塚
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、収容液体を加熱し、かつ保温が行え、しか
も任意に、収容液体を器体外へ導出できる電気湯沸し器
に関するものである。
従来の技術 従来、電動のポンプにより容器内の液体を導出する電
気湯沸し器としては、エアー発生用のポンプで、容器内
の圧力を上げて、その圧力により容器内の液体を押し出
すエアーポンプ式と、蓋部にモーターを設け、このモー
ターにより、容器の内部に垂下したパイプを介して容器
内の液体を汲み上げる汲み上げ式と、第7図および第8
図に示すように容器の周辺に設けられる液体ポンプ式と
があった。そして第6図に示す液体ポンプは、合成樹脂
製のケースA101,ケースB102と、Oリング103と、仕切板
104でポンプケース部105を構成し、このポンプケース部
105の内部に設けた複数の羽根を有し、かつモーター107
によりマグネットカップリングを介して回転駆動される
インペラ106を回転させて、容器内の液体を吸込み口108
より吸込んで噴出口109より吐出させるようにしてい
た。このような液体ポンプを用いるのは、モーター107
の回転数を変えて、容器内の液体を汲み出す量を変化さ
せることが可能なためである。
発明が解決しようとする課題 上記のような液体ポンプの方式では、汲み上げ液量の
可変が可能であるとともに、液体の温度変化による汲み
上げ液量の変化が少ない等多くの利点をもっている。し
かしながら、電気湯沸し器においては、近年、液体を沸
点まで加熱した後、一定の高温で保温するタイプが多く
なっており、このような器体に、この液体ポンプを組み
込んだ場合、沸騰中及び沸騰直後には、ポンプの汲み上
げ能力が著しく劣り、液体が導出不能になることがあ
る。その理由は次の通りである。すなわち、沸騰水中に
含まれる多数の微細な気泡が、上蓋により、一部の蒸気
通路があるものの、逃げ出る空間をさえぎられることに
よって、気泡が湯中に介在したままの状態になり、その
結果、液体ポンプを運転した場合、湯中に介在する気抱
が湯と一緒に液体ポンプのポンプ室へ巻き込まれること
になる。これにより、ポンプ室内のインペラ106は空気
を外へ押し出す力がなくなるため、空気中を空転する状
態となり、その結果、液体の導出量が著しく減少するも
のである。また最初に、液体を容器内に注ぐ場合におい
ても、ポンプ室内に空気層ができ、この部分の空気の存
在により、沸騰直後でなくとも、インペラ106が空転現
象を生じ、最初の導出量が減少するものである。さら
に、前記ポンプの噴出口109から器体外部への吐出口ま
での経路が長くなると、経路が複雑となって流路の抵抗
が大きくなるため、これによっても液体の導出量が減少
していた。さらにまた経路が長くなると、材料コストが
上昇するとともに、導出される湯温が低下する等の問題
があった。
本発明はこのような課題を解決した電気湯沸し器を提
供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、有底筒状の容器
と、この容器内に収容された液体を加熱する発熱体と、
前記容器の外周を覆うボデーと、前記容器と導孔を介し
て連通し、かつ容器内の液体を噴出口を介して外部へ導
出する液体ポンプとを備え、前記液体ポンプのポンプ室
を、合成樹脂製のケースA,Bと、Oリングと、仕切板と
で構成し、このポンプ室内には、ケースAと微少な間隙
をおいて複数の羽根を有するインペラを回転自在に配設
し、かつこのインペラは、複数の羽根のうち、一部の羽
根を、他の羽根よりも円周方向および軸方向において突
出させてケースAとの間隙をより小さくしたものであ
る。
また本発明はケースAの内壁面を、表面に無数の凹凸
を有するような粗な状態にしたものである。
作用 上記構成によれば、ケースAの内壁面を、表面に無数
の凹凸を有するような粗な状態にしているため、沸騰直
後に、容器内の熱湯中に介在する多数の微細な気泡が湯
と一緒に液体ポンプのポンプ室の中に入っても、従来の
平滑な内壁面を有するケースAのように、インペラと、
ケースAの内壁面との間に安定した流れをもつ空気層を
形成することは困難となって流れが変化するために、イ
ンペラに設けた羽根によりかき出されやすくなり、その
結果、著しい吐出不良を生じることはなくなる。また円
周方向および軸方向に突出した羽根により、いわゆる、
かき出し効果が増大するため、これによっても液体が吐
出不良が生じることはない。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。第1図〜第6図において、1は容器2を覆うボデ
ーで、このボデー1の上端開口部には注口3を固定し、
かつ下端には、はかま4を一体に装着している。5は前
記注口3を開閉自在に覆う蓋体で、この蓋体5はその略
前面に設けたロックつまみ6を押圧操作することにより
注口3に対して着脱できるように構成している。
7は蓋体5に設けた蒸気口で、容器2の内部と連通し
ている。8は容器2の底面に設けられた導孔で、この導
孔8はシリコンゴム等により略L字形に形成された防水
パッキング9を介して、液体ポンプ10の吸入口11と連通
している。
前記液体ポンプ10は、第4図および第5図に示すよう
に、吸入口11と噴出口12を有する合成樹脂製のケースA1
3と、モーター14を固定する合成樹脂製のケースB15と、
前記ケースA13内に配設され、かつ磁性を有するインペ
ラ16と、このインペラ16を支持するシャフト17と、前記
ケースB15内に設けられ、かつモーター14の軸14aに固定
された磁性を有する磁極板18と、前記ケースA13とケー
スB15が固定される時、ケース内を水密的に保持する仕
切板19およびOリング20とで構成されている。そしてこ
の液体ポンプ10は、取付金具21に固定され、かつこの取
付金具21を遮熱板22にビス等で固定することによって液
体ポンプ10は支持されている。この時、ケースA13の内
壁面10aは、表面に無数の凹凸を有するような粗な状態
にしている。またインペラ16の羽根の形状は、第2図お
よび第3図に示すように、8枚の羽根16aのうち、2ケ
所は他の羽根より、インペラ16の円周方向および軸方向
において突出させ、さらに他の2ケ所は軸方向のみに突
出させてケースA13との間隙をより小さくしている。
このようにケースA13の内壁面を粗な状態にするとと
もに、インペラ16の羽根16aの形状を上記したような構
成とすることにより、ポンプ室23内に湯と一緒に入って
くる無数の微細な気泡をポンプ室内からすみやかに追い
出すことができる。
また、液体ポンプ10を取り付けた状態では、噴出口12
のケースA13との接続部、すなわち噴出口12の内壁面
と、略円形状をしたケースA13の内側壁面の交点は、ケ
ースA13の内側壁面の上端に位置させ、噴出口の伸長方
向がケースAの接線方向となっているため、容器2内に
液体を注いだ場合、ポンプ室内は空気層ができることな
く、液体でいっぱいになるため、インペラ16が空気を巻
き込んで空転するというおそれはなくなる。さらに、噴
出口12は第6図で示すように、容器2の底面からみる
と、円形状を有する容器2の底の略法線方向に伸長させ
ているため、器体の上部と、容器2の側面部に設けられ
る流路構成との接続が、簡単に、かつ最も短い経路で行
えることになる。
上記液体ポンプ10の動作は、モーター14の回転によ
り、磁極板18が回転すると、マグネットカップリングに
よりインペラ16が回転する。このインペラ16の回転によ
り、容器7内の液体を導孔8から吸入口11に導き、そし
て噴出口12へ送り出すというもので、噴出口12を出た液
体は導出パイプ26を通り、そして逆止弁27を内蔵した水
管ブッシング28を通り、吐出口29,吐出パイプ30を経て
器体外へ導出される。この時、つまみ31によりモーター
14の回転数は制御して液体の導出量を調節する。32は通
電状態を示す表示部およびスイッチを有する表示板であ
る。
また前記容器7の底面裏側には、上下に絶縁板を積層
して形成した発熱体33を、アルミニウム材,鋼材等の熱
伝導性の良好な金属により構成された熱拡散板34および
背面板35により圧着状態で固定している。
36は容器7に固定された容器取付板で、この容器取付
板36には、遮熱板22,はかま3等が固定されている。37
は制御回路で、この制御回路37は発熱体33のON−OFF制
御、モーター14への電源供給時の制御を行う。38は発熱
体の端子部である。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように、本発明の電気
湯沸し器は、液体ポンプを構成するケースAの内壁面
を、表面に無数の凹凸を有するような粗な状態にしてい
るため、沸騰直後に、容器内の熱湯中に介在する多数の
微細な気泡が湯と一緒に液体ポンプのポンプ室の中に入
っても、従来の平滑な内壁面を有するケースAのよう
に、インペラと、ケースAの内壁面との間に安定した流
れをもつ空気層を形成することは困難となって流れが変
化するために、インペラに設けた羽根によりかき出され
やすくなり、その結果、著しい吐出不良が生じるのを確
実に防止することができる。
また、円周方向および軸方向に突出したインペラの羽
根により、いわゆる、かき出し効果が増大するため、こ
れによっても吐出不良が生じることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電気湯沸し器の縦断面
図、第2図は同電気湯沸し器における液体ポンプのイン
ペラの平面図、第3図は第2図のA−O−B線断面図、
第4図は同液体ポンプの断面図、第5図は同液体ポンプ
の正面図、第6図は同電気湯沸し器の底面部の上面図、
第7図は従来の液体ポンプを示す断面図、第8図は同液
体ポンプの正面図である。 1……ボテー、2……容器、8……導孔、10……液体ポ
ンプ、12……噴出口、13……ケースA、15……ケース
B、16……インペラ、16a……羽根、19……仕切板、20
……Oリング。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底筒状の容器と、この容器内に収容され
    た液体を加熱する発熱体と、前記容器の外周を覆うボデ
    ーと、前記容器と導孔を介して連通し、かつ容器内の液
    体を噴出口を介して外部へ導出する液体ポンプとを備
    え、前記液体ポンプのポンプ室を、合成樹脂製のケース
    A,Bと、Oリングと、仕切板とで構成し、このポンプ室
    内には、ケースAと微少な間隙をおいて複数の羽根を有
    するインペラを回転自在に配設し、かつこのインペラ
    は、複数の羽根のうち、一部の羽根を、他の羽根よりも
    円周方向および軸方向において突出させてケースAとの
    間隙をより小さくした電気湯沸し器。
  2. 【請求項2】有底筒状の容器と、この容器内に収容され
    た液体を加熱する発熱体と、前記容器の外周を覆うボデ
    ーと、前記容器と導孔を介して連通し、かつ容器内の液
    体を噴出口を介して外部へ導出する液体ポンプとを備
    え、前記液体ポンプのポンプ室を、合成樹脂製のケース
    A,Bと、Oリングと、仕切板とで構成し、このポンプ室
    内には、ケースAと微少な間隙をおいて複数の羽根を有
    するインペラを回転自在に配設し、かつ前記ケースAの
    内壁面を、表面に無数の凹凸を有するような粗な状態に
    した電気湯沸し器。
JP63054210A 1988-03-08 1988-03-08 電気湯沸し器 Expired - Lifetime JP2537954B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62261316A (ja) * 1986-05-09 1987-11-13 松下電器産業株式会社 給湯装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62261316A (ja) * 1986-05-09 1987-11-13 松下電器産業株式会社 給湯装置

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JPH01230950A (ja) 1989-09-14

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