JP2537642Y2 - 車両用灯具レンズの取付構造 - Google Patents
車両用灯具レンズの取付構造Info
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- JP2537642Y2 JP2537642Y2 JP6198092U JP6198092U JP2537642Y2 JP 2537642 Y2 JP2537642 Y2 JP 2537642Y2 JP 6198092 U JP6198092 U JP 6198092U JP 6198092 U JP6198092 U JP 6198092U JP 2537642 Y2 JP2537642 Y2 JP 2537642Y2
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- Japan
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- flange
- leg
- convex lens
- lens
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は前照灯、フォグランプな
ど照明用の車両用灯具に関するものであり、詳細にはプ
ロジェクタ型などと称される形式とされた車両用灯具の
レンズの取付構造に係るものである。
ど照明用の車両用灯具に関するものであり、詳細にはプ
ロジェクタ型などと称される形式とされた車両用灯具の
レンズの取付構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用灯具におけるレン
ズ90の取付構造の例を示すものが図4であり、レンズ
90には取付に備えてフランジ90aが形成されている
ので、該フランジ90aの部分を背面側からホルダ91
で保持すると共に、前記フランジ90aを略リング状に
形成された前枠92で前面側から被い、前記前枠92の
複数箇所に設けられた脚部92aを灯体20に螺着する
ことで取付けるものである。
ズ90の取付構造の例を示すものが図4であり、レンズ
90には取付に備えてフランジ90aが形成されている
ので、該フランジ90aの部分を背面側からホルダ91
で保持すると共に、前記フランジ90aを略リング状に
形成された前枠92で前面側から被い、前記前枠92の
複数箇所に設けられた脚部92aを灯体20に螺着する
ことで取付けるものである。
【0003】このときに、前記脚部92aの長さは前記
した螺着を行ったときに前枠92がレンズ90のフラン
ジ90aに適宜な圧接力を与えるものとして形成され、
これにより前記レンズ90はホルダ91と前枠92とで
適宜な保持力をもって挟持されるものとなり、例えば自
動車の走行時の振動などによりガタなどを生じないもの
となる。
した螺着を行ったときに前枠92がレンズ90のフラン
ジ90aに適宜な圧接力を与えるものとして形成され、
これにより前記レンズ90はホルダ91と前枠92とで
適宜な保持力をもって挟持されるものとなり、例えば自
動車の走行時の振動などによりガタなどを生じないもの
となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記した従来の構成に
おいては、前記脚部92aの長さが一定のものとして形
成されるものであるので、前記フランジ90aの肉厚の
バラツキなど部品公差に対する許容差が少ないものとな
る。しかしながら、現実の状態においてはガラスで形成
されるレンズ90に高い精度を要求することは困難であ
り、従って前記フランジ90aに過大な肉厚のものを生
じた場合には割れ、欠けが発生し、不足の肉厚のものを
生じた場合にはガタを生ずるなど歩留りの低下と共に品
質の安定が困難となる問題点を生じ、この点の解決が課
題とされるものとなっていた。
おいては、前記脚部92aの長さが一定のものとして形
成されるものであるので、前記フランジ90aの肉厚の
バラツキなど部品公差に対する許容差が少ないものとな
る。しかしながら、現実の状態においてはガラスで形成
されるレンズ90に高い精度を要求することは困難であ
り、従って前記フランジ90aに過大な肉厚のものを生
じた場合には割れ、欠けが発生し、不足の肉厚のものを
生じた場合にはガタを生ずるなど歩留りの低下と共に品
質の安定が困難となる問題点を生じ、この点の解決が課
題とされるものとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、背面側からホ
ルダで保持された凸レンズのフランジを、略リング状に
形成された前枠で前面側から被い前記前枠に設けられた
脚部を灯体に螺着することで前記ホルダに凸レンズのフ
ランジを圧接して取付ける車両用灯具レンズの取付構造
において、前記前枠の脚部には螺着穴が設けられた取付
部が前記凸レンズのフランジと略平行となるように前記
脚部を前記フランジの厚さが前記凸レンズの製造上で予
想される最も薄いものを基準として折曲げて形成され、
前記脚部の折曲げが行われた側には前記螺着穴に挿着さ
れる取付螺子の頭径よりも大きい内径を有する略U字状
のスリットが設けられていることを特徴とする車両用灯
具レンズの取付構造を提供することで課題を解決するも
のである。
課題を解決するための具体的手段として、背面側からホ
ルダで保持された凸レンズのフランジを、略リング状に
形成された前枠で前面側から被い前記前枠に設けられた
脚部を灯体に螺着することで前記ホルダに凸レンズのフ
ランジを圧接して取付ける車両用灯具レンズの取付構造
において、前記前枠の脚部には螺着穴が設けられた取付
部が前記凸レンズのフランジと略平行となるように前記
脚部を前記フランジの厚さが前記凸レンズの製造上で予
想される最も薄いものを基準として折曲げて形成され、
前記脚部の折曲げが行われた側には前記螺着穴に挿着さ
れる取付螺子の頭径よりも大きい内径を有する略U字状
のスリットが設けられていることを特徴とする車両用灯
具レンズの取付構造を提供することで課題を解決するも
のである。
【0006】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは凸レンズ
であり、この凸レンズ1には外周にフランジ1aが設け
られ、このフランジ1aをホルダ2で背面側から保持
し、更に前面側からは略リング状に形成された前枠3で
前記フランジ1aを挾むことで取付が行われている点は
従来例のものと同様であるが、本考案により前記前枠3
に設けられる脚部4の取付部5にはスリット5aが設け
られ、該スリット5aにより前記フランジ1aに生ずる
寸法差に対処できるものとしている。
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは凸レンズ
であり、この凸レンズ1には外周にフランジ1aが設け
られ、このフランジ1aをホルダ2で背面側から保持
し、更に前面側からは略リング状に形成された前枠3で
前記フランジ1aを挾むことで取付が行われている点は
従来例のものと同様であるが、本考案により前記前枠3
に設けられる脚部4の取付部5にはスリット5aが設け
られ、該スリット5aにより前記フランジ1aに生ずる
寸法差に対処できるものとしている。
【0007】図2は本考案の要部である前記脚部4の構
成を詳細に示すものであり、前記取付部5は前記脚部4
を前記フランジ1aと平行となる角度、即ち、略直角に
折曲げることで形成され、前記前枠3を灯体20に固定
させるための取付螺子21を貫通させる螺着穴5bが略
中心に設けられる。
成を詳細に示すものであり、前記取付部5は前記脚部4
を前記フランジ1aと平行となる角度、即ち、略直角に
折曲げることで形成され、前記前枠3を灯体20に固定
させるための取付螺子21を貫通させる螺着穴5bが略
中心に設けられる。
【0008】同時に、前記取付部5には本考案によりス
リット5aが設けられるものとされ、このときに前記ス
リット5aは前記螺着穴5bに取付けられる取付螺子2
1の頭径よりも大きな内径を有する湾曲部を有する略U
字形とされ、且つ前記した湾曲部をこの取付部5を形成
するために行われた折曲げの側に位置するように形成さ
れる。
リット5aが設けられるものとされ、このときに前記ス
リット5aは前記螺着穴5bに取付けられる取付螺子2
1の頭径よりも大きな内径を有する湾曲部を有する略U
字形とされ、且つ前記した湾曲部をこの取付部5を形成
するために行われた折曲げの側に位置するように形成さ
れる。
【0009】尚、上記の構成とするに当たり前記脚部4
は、前記凸レンズ1のフランジ1aの製造上で予想され
る最も薄いものに前枠3を被着させた状態においても前
記取付部5が灯体20との間に僅かな間隙を有する長さ
として設定されている。
は、前記凸レンズ1のフランジ1aの製造上で予想され
る最も薄いものに前枠3を被着させた状態においても前
記取付部5が灯体20との間に僅かな間隙を有する長さ
として設定されている。
【0010】次いで、上記の構成とした本考案の作用及
び効果について説明を行えば、上記に説明したように前
枠3をフランジ1aの所定位置に被着させたときには、
前記取付部5は灯体20との間に必ず間隙を有するもの
となる。この状態で取付螺子21による灯体20への固
定を行うと、図3に示すように前記取付螺子21の締め
付けに従い、取付部5はスリット5aにより変形を生じ
ながら前記灯体20との間に生じた間隙を解消し灯体2
0へ密接するものとなる。
び効果について説明を行えば、上記に説明したように前
枠3をフランジ1aの所定位置に被着させたときには、
前記取付部5は灯体20との間に必ず間隙を有するもの
となる。この状態で取付螺子21による灯体20への固
定を行うと、図3に示すように前記取付螺子21の締め
付けに従い、取付部5はスリット5aにより変形を生じ
ながら前記灯体20との間に生じた間隙を解消し灯体2
0へ密接するものとなる。
【0011】このときに、前記取付部5に生ずる変形は
スリット5aの外側で生ずるものとなるので、前記取付
部5の幅或いは板厚を選定することでフランジ1aに加
わる圧接力は調整可能であり、従って、前記フランジ1
aに割れを生ずることなく、且つ固定が確実に行われる
範囲に前記した幅或いは板厚を設定すれば良いものとな
る。
スリット5aの外側で生ずるものとなるので、前記取付
部5の幅或いは板厚を選定することでフランジ1aに加
わる圧接力は調整可能であり、従って、前記フランジ1
aに割れを生ずることなく、且つ固定が確実に行われる
範囲に前記した幅或いは板厚を設定すれば良いものとな
る。
【0012】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、前
枠の取付部を凸レンズのフランジの製造上で予想される
最も薄いものを基準として折曲げて形成すると共に取付
螺子の頭径よりも大きい内径を有する略U字状のスリッ
トを設けた構成としたことで、前記凸レンズのフランジ
の最低の肉厚のものにおいても灯体と取付部との間に間
隙を生ずるものとして、この間隙の範囲で前記取付部に
スリットにより変形を生じさせることでフランジに対す
る圧接力を割れ、欠けなど生じない適宜なものとし、も
って、部留まりを向上させる優れた効果を奏すると共
に、凸レンズの確実な固定を可能とし品質向上にも優れ
た効果を奏するものとする。
枠の取付部を凸レンズのフランジの製造上で予想される
最も薄いものを基準として折曲げて形成すると共に取付
螺子の頭径よりも大きい内径を有する略U字状のスリッ
トを設けた構成としたことで、前記凸レンズのフランジ
の最低の肉厚のものにおいても灯体と取付部との間に間
隙を生ずるものとして、この間隙の範囲で前記取付部に
スリットにより変形を生じさせることでフランジに対す
る圧接力を割れ、欠けなど生じない適宜なものとし、も
って、部留まりを向上させる優れた効果を奏すると共
に、凸レンズの確実な固定を可能とし品質向上にも優れ
た効果を奏するものとする。
【図1】 本考案に係る車両用灯具レンズの取付構造の
一実施例を示す斜視図である。
一実施例を示す斜視図である。
【図2】 同じ実施例の要部を拡大して示す斜視図であ
る。
る。
【図3】 同じく実施例の要部を取付状態で示す斜視図
である。
である。
【図4】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】 1……凸レンズ 1a……フランジ 2……ホルダ 3……前枠 4……脚部 5……取付部 5a……スリット、5b……螺着穴 20……灯体 21……取付螺子
Claims (1)
- 【請求項1】 背面側からホルダで保持された凸レンズ
のフランジを、略リング状に形成された前枠で前面側か
ら被い前記前枠に設けられた脚部を灯体に螺着すること
で前記ホルダに凸レンズのフランジを圧接して取付ける
車両用灯具レンズの取付構造において、前記前枠の脚部
には螺着穴が設けられた取付部が前記凸レンズのフラン
ジと略平行となるように前記脚部を前記フランジの厚さ
が前記凸レンズの製造上で予想される最も薄いものを基
準として折曲げて形成され、前記脚部の折曲げが行われ
た側には前記螺着穴に挿着される取付螺子の頭径よりも
大きい内径を有する略U字状のスリットが設けられてい
ることを特徴とする車両用灯具レンズの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6198092U JP2537642Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 車両用灯具レンズの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6198092U JP2537642Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 車両用灯具レンズの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626104U JPH0626104U (ja) | 1994-04-08 |
JP2537642Y2 true JP2537642Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=13186842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6198092U Expired - Fee Related JP2537642Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 車両用灯具レンズの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537642Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3806944B2 (ja) * | 1994-11-18 | 2006-08-09 | 日立ライティング株式会社 | 直付形照明器具 |
-
1992
- 1992-08-12 JP JP6198092U patent/JP2537642Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0626104U (ja) | 1994-04-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |