JPH0587705U - 車両用灯具のレンズ取付構造 - Google Patents

車両用灯具のレンズ取付構造

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JPH0587705U
JPH0587705U JP3376192U JP3376192U JPH0587705U JP H0587705 U JPH0587705 U JP H0587705U JP 3376192 U JP3376192 U JP 3376192U JP 3376192 U JP3376192 U JP 3376192U JP H0587705 U JPH0587705 U JP H0587705U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
stress
fixture
mounting structure
edge portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP3376192U
Other languages
English (en)
Inventor
真希雄 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP3376192U priority Critical patent/JPH0587705U/ja
Publication of JPH0587705U publication Critical patent/JPH0587705U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の車両用灯具のレンズ取付構造において
はレンズを受具に圧接するために使用される固定具に、
レンズ破損防止用のスプリング部が必要とされるので、
加工費、素材費が共に高価なものとなり、車両用灯具を
コストアップさせる問題点を生じていた。 【構成】 本考案により、固定具3には予めに塑性変形
を生じ易い形状とした応力部31を形成しておき、取付
時の応力で前記応力部31を変形させてレンズ1の縁部
1aの製造誤差を吸収させて適宜の圧接力とする車両用
灯具のレンズ取付構造としたことで、構成を簡素化して
工数を低減すると共にバネ材の使用を不要として、コス
トダウンを可能とし課題を解決する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用灯具に関するものであり、詳細には例えばプロジェクタ型と称 されている前照灯灯具において、灯具に投影レンズを取付けるときの構成に係る ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のレンズ90の取付構造の例を示すものが図3であり、レンズ9 0の周縁に設けられた縁部90aを、例えばアルミのダイキャストなどで、中心 部に開口が設けられた浅皿状に形成された受具91に嵌込んで背面側から保持し ておき、前記縁部90aの前面側に回込む形状とした固定具92を披着して前記 受具91とネジ止めを行うことで、固定具92を受具91の方向に向けて牽引し 、これにより受具91と固定具92とで前記縁部90aを挟持して取付けるもの とされている。
【0003】 このときに、前記レンズ90の縁部90aの肉厚には、このレンズ90がガラ スで成形されていることにより最大2mm程度の製造誤差が見込まれるものである ので、前記固定具92の脚部92aに曲げ加工を施すことでスプリング部92b が設けられ、このスプリング部92bの変形により前記縁部90aに生じている 肉厚の差を吸収するものとされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の構成において、固定具92の脚部92aにスプ リング部92bを設けると云うことは、即ち、固定具92全体をバネ材を用いて 形成しなければ成らないものとなり、成形時において例えばスプリングバックな どの問題を生じて寸法精度が得難く、更にはスプリング性を得るための熱処理な ども必要とされ、これにより、固定具92の生産工程が煩雑化すると共にコスト アップも避けられないと云う問題点を生じ、これらの点の解決が課題とされるも のとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記した従来の課題を解決するための具体的手段として、レンズの縁 部の背面側を浅皿状の受具で保持し、前記縁部の前面側に回込む形状とした固定 具を背面方向に牽引し圧接することで、前記受具と固定具とで挟持して成る車両 用灯具のレンズ取付構造において、前記固定具には予めに塑性変形を生じ易い形 状とした応力部を形成しておき、前記牽引時の応力で前記応力部を変形させて前 記縁部の製造誤差を吸収させて適宜の圧接力を得る構成としたことを特徴とする 車両用灯具のレンズ取付構造を提供することで、精度向上、生産工程の簡素化、 コストダウンを何れも可能なものとして、前記した従来の課題を解決するもので ある。
【0006】
【実施例】
つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。 図1及び図2に符号1で示すものはレンズであり、このレンズ1には周縁に縁 部1aが設けられ、受具2と固定具3とで挟持されて取付けられるものである点 は従来例のものと同様であるが、本考案により前記固定具3の脚部31には従来 例で設けられていたスプリング部は設けられることはなく、これに代わり応力部 32が設けられ、これにより、前記固定具3は、例えば冷間圧延鋼板など曲げ加 工、絞り加工に適する部材で形成されるものとされている。
【0007】 以下に、前記応力部32について更に詳細に説明を行えば、この応力部32は 前記脚部31の中間に設けられた、例えば二本の直線部32a、32bとコーナ ー部32cとで成る略パンタグラフ状とされ、前記脚部31の両端に引っ張り力 が加えられたときにはコーナー部32cに応力が集中する形状とされ、更に前記 コーナー部32cは幅を調整することで、前記レンズ1の縁部1aに破損を生ず る以下の応力で塑性変形を生ずるものとされている。
【0008】 次いで、上記の構成とした本考案の作用及び効果について説明を行えば、前記 レンズ1を受具2により保持し、前記固定具3を縁部1aに披着した状態で前記 受具2にネジ止めを行うときには、前記脚部31に加えられる引っ張り力(牽引 力)で前記応力部32、特にコーナー部32cが初期の状態では弾性変形し、前 記縁部1aに受具2への圧接力を生ずるものとなる。
【0009】 ここで、例えば前記縁部1aの肉厚が厚い場合などには上記の状態を超えて更 に脚部31には引っ張り力(牽引力)が加えられるものとなるが、このときには 前記応力部32、特にコーナー部32cには、その引っ張り力(牽引力)により 塑性変形を生ずるものとなり、即ち、脚部31が長くなったのと同じ作用を生ず るものとなるので、前記縁部1aには予めに設定された以上の圧縮応力は加えら れることはなく、これにより、前記縁部1aに例えば割れなどの破損を生ずるこ とはない。
【0010】 また、前記固定具3の形成に当たっては、上記した応力部32が平面形状の簡 素な構成であり且つ強度のスプリング性は要求されないものであるので、前記で も説明したように固定具3は冷間圧延鋼板など極めて通常の部材を使用して容易 に形成することが可能となり加工性が向上すると共に、加工工数も少なくするこ とが可能となる。
【0011】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案により、固定具には予めに塑性変形を生じ易い形 状とした応力部を形成しておき、牽引時の応力で前記応力部を変形させて前記縁 部の製造誤差を吸収させて適宜の圧接力を得る構成とした車両用灯具のレンズ取 付構造としたことで、従来のスプリング部を不要とし構成を簡素化して、このス プリング部を形成するための工数を不要として固定具の生産性を向上させるとと もに、固定部を形成するための部材にスプリング材の使用を不要として材料費及 び加工費を低減し、以て、この種の構成が採用された車両用灯具のコストダウン と生産性の向上に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用灯具のレンズ取付構造の
一実施例を示す斜視図である。
【図2】 同じ実施例の要部を示す正面図である。
【図3】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……レンズ 1a……縁部 2……受具 3……固定具 31……脚部 32……応力部 32a、32b……直線部、32c……コーナー部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズの縁部の背面側を浅皿状の受具で
    保持し、前記縁部の前面側に回込む形状とした固定具を
    背面方向に牽引し圧接することで、前記受具と固定具と
    で挟持して成る車両用灯具のレンズ取付構造において、
    前記固定具には予めに塑性変形を生じ易い形状とした応
    力部を形成しておき、前記牽引時の応力で前記応力部を
    変形させて前記縁部の製造誤差を吸収させて適宜の圧接
    力を得る構成としたことを特徴とする車両用灯具のレン
    ズ取付構造。
JP3376192U 1992-04-23 1992-04-23 車両用灯具のレンズ取付構造 Pending JPH0587705U (ja)

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JPH0587705U true JPH0587705U (ja) 1993-11-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019523972A (ja) * 2016-06-07 2019-08-29 ハンジュウ エイチピーウィナー オプト コーポレイションHangzhou Hpwinner Opto Corporation 発光ダイオード照明モジュール

Cited By (1)

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JP2019523972A (ja) * 2016-06-07 2019-08-29 ハンジュウ エイチピーウィナー オプト コーポレイションHangzhou Hpwinner Opto Corporation 発光ダイオード照明モジュール

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