JP2537542Y2 - ブロック移動装置 - Google Patents

ブロック移動装置

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JP2537542Y2
JP2537542Y2 JP1991089074U JP8907491U JP2537542Y2 JP 2537542 Y2 JP2537542 Y2 JP 2537542Y2 JP 1991089074 U JP1991089074 U JP 1991089074U JP 8907491 U JP8907491 U JP 8907491U JP 2537542 Y2 JP2537542 Y2 JP 2537542Y2
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秀昌 飯島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は抄紙機の用具取替え用ブ
ロックに適用されるブロック移動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4はプレスパートの第1段プレス1P
のフロントフレームにリムーバブルブロックを取付けた
状態を示している。図においてフロントフレーム1は上
部フレーム1aと下部フレーム1bとに分割されてお
り、これらフレーム1aと1bとの間の隙間には2組の
リムーバブルブロック6が適当な間隔を隔てて取付けら
れている。ところで、このリムーバブルブロック6には
一般に1体型と分割型とがあり、図に示すものは分割型
を示している。
【0003】前記装置において第1段プレスのボトムロ
ールサイドの用具の1つ、例えばエンドレスフエルト5
を取替える時は次の操作を必要とする。即ち、先ず2組
のリムーバブルブロック6の間でフレーム1aと1bと
の隙間に設けられた油圧ジャッキをジャッキアップして
上部フレーム1aを持ち上げる。この操作によりフレー
ム1a,1b間の隙間が開くので、リムーバブルブロッ
ク6を取出した後、油圧ジャッキ7を弛める。この時、
図3に線図的に示すように、フロントフレームの上部フ
レーム1aはバックフレーム2にビーム3を介して片持
ち支持され、ビーム3のバックフレーム2の外側に突出
した部分3aはバックフレーム2に取付けられた複数の
ボルト4によりプレロードがかけられているので、ジャ
ッキ7を弛めても上部フレーム1aは下降せず、開いた
隙間位置を保持できる。こうして形成された隙間を介し
て取替えるべき用具、例えばエンドレスフエルト5を取
外し、次いで開いている隙間より新しいエンドレスフエ
ルト5を入れ込むことによりエンドレスフエルト5を取
替えることができる。なお、エンドレスフエルト以外の
用具、例えばロール等も同様の手順で取替えることがで
きる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記装置
にあっては前述の用具を取替える作業のためにリムーバ
ブルブロックを人手にて取除こうとすると、一体化した
重いリムーバブルを2〜3人で取外すか、或いはこのリ
ムーバブルブロックを複数個に分割して軽くして1人で
取扱えるようせねばならない。このことから前者は省力
化に反し、後者はリムーバブルブロックを複数個製作す
る必要があり、製作コストが嵩む等の問題があった。そ
こで本考案は、リムーバブルブロックの取外し時の省力
化及び製作コスト低減を図るためにリムーバブルブロッ
クを取除かず、移動するだけで簡単に用具を取替えるこ
とができるようにして前記従来の課題を解決しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、抄紙
機の用具替え等のためにフロントフレームの上部及び下
部フレーム間に用具通過スペースを設けるようにした装
置において、同上部及び下部フレーム間に一対のブロッ
クを設け、同ブロックをアームで連結し、同アームの下
方部に同アームを持上げることが可能なフランジを備え
た油圧ジャッキを設け、かつ同ジャッキの前記フランジ
の中心から上方に突出する軸の嵌入する孔を前記アーム
の中央に形成し、前記軸の上端で上部フレームを持上げ
可能に構成すると共に、前記フランジの上面で前記アー
ムを持上げ可能に構成し、同ブロックを取外すことな
く、同アームを介しブロックを回転させて上下部フレー
ム間より同ブロックを移動させるようにしてなるもの
で、これを課題解決のための手段とするものである。
【0006】
【作用】油圧ジャッキの軸を一対のブロックを連結した
アームの孔から上に出して上部フレームを持上げること
により、ブロックの上面と上部フレーム間に隙間を形成
し、次いでジャッキを上げ、ジャッキのフランジの上面
をアームに当てた後ブロックを持上げて、ブロックの下
面と下部フレームとの間に隙間を形成することにより、
ブロックは上下部フレーム間に浮く。この状態でアーム
を介してブロックを回転させることにより上下部フレー
ム間からブロックを取外すことなく移動させ、次いでジ
ャッキを下げることにより、上下部フレーム間に用具通
過スペースを設ける。なお、この移動時ブロックの回転
は人手にて行うが、軽く回転するので1人で十分であ
る。またブロックの回転をアクチュエータにて行うこと
も出来る。更に移動したブロックとこれらを連結するア
ームは下部フレームの上面より若干上下部フレーム間の
隙間内に突出するだけであるので、用具を取替えるため
のスペースを十分に確保することが出来る。
【0007】
【実施例】以下本考案を図面の実施例について説明する
と、図1(a)は本考案に係る実施例によるブロック移
動装置を図4に示す従来の1P用フレームに取付けた状
態を示している。図に示すように、フロントフレーム1
の上部フレーム1aと下部フレーム1bとの間の隙間に
は2組の一体化したブロック11と、これらブロック1
1を連結するアーム12及びフレーム1aを持上げる軸
13とアーム12を持上げるフランジ14を備えた油圧
ジャッキ15が取付けられている。また同ジャッキ15
の前記フランジ14の中心から上方に突出する軸13の
嵌入する孔を前記アーム12の中央に形成し、前記軸1
3の上端で上部フレーム1aを持上げ可能に構成すると
共に、前記フランジの上面で前記アーム12を持上げ可
能に構成する。
【0008】前記構成の装置において、フエルト5を入
替える時は図1(a)の状態から油圧ジャッキ15をジ
ャッキアップして軸13を上昇させ、上部フレーム1a
を持ち上げる。この時図1(b)に示すようにフランジ
14はまだアーム12には当っていない。更にジャッキ
アップすると、フランジ14が図1(c)に示すように
アーム12に当接し、その後リムーバブルブロック11
を持ち上げる。この作動によりブロック11は上下部フ
レーム1a,1b間に浮く。図1(c)の状態にした
後、人手にてリムーバブルブロック11を90度回転さ
せ、図2のようにリムーバブルブロック11を上下部フ
レーム1a,1bの間から移動させる。次に油圧ジャッ
キ15を弛めると図3に示すように軸13、フランジ1
4は下降し、アーム12が下部フレーム1bの上面に乗
り停止する。この時上部フレーム1aは従来のものと同
様に下部フレーム1bとの間に開いた隙間を維持するこ
とができる。そしてこの時生じたスペースを通じてフエ
ルト5の入替えを行なう。入替え完了後、前述と逆の順
序にて図1(a)の状態に戻す。なお、図1(a)では
油圧ジャッキ15は待機位置となっており、軸13の先
端は上部フレーム1aの下面には当っていない。
【0009】
【考案の効果】以上詳細に説明した如く本考案によれ
ば、リムーバブルブロックを取外すことなく簡単にエン
ドレスフエルトやロール等の用具を取替えることができ
る。またこのブロックの移動は主として油圧ジャッキに
て行ない、ブロックの回転のみを人手で行なうのでブロ
ック移動時大きな省力化が可能となり、またブロックを
一体化することが出来るで、装置のコストダウンにもな
る等の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)は本考案の実施例に係るブ
ロック移動装置による用具取替え時の作動順序を示す図
である。
【図2】同上装置においてブロックを移動した状態図で
ある。
【図3】同上装置において用具取替え状態の説明図であ
る。
【図4】プレスパートの第1段プレスのフロントフレー
ムにリムーバブルブロックを取付けた状態を示す側面図
である。
【図5】同上第1段プレスの一対のフレームの関係を線
図的に示す正面図である。
【符号の説明】
1a 上部フレーム 1b 下部フレーム 6 リムーバブルブロック 11 一体化ブロック 12 アーム 15 油圧ジャッキ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄紙機の用具替え等のためにフロントフ
    レームの上部及び下部フレーム間に用具通過スペースを
    設けるようにした装置において、同上部及び下部フレー
    ム間に一対のブロックを設け、同ブロックをアームで連
    結し、同アームの下方部に同アームを持上げることが可
    能なフランジを備えた油圧ジャッキを設け、かつ同ジャ
    ッキの前記フランジの中心から上方に突出する軸の嵌入
    する孔を前記アームの中央に形成し、前記軸の上端で上
    部フレームを持上げ可能に構成すると共に、前記フラン
    ジの上面で前記アームを持上げ可能に構成し、同ブロッ
    クを取外すことなく、同アームを介しブロックを回転さ
    せて上下部フレーム間より同ブロックを移動させること
    を特徴とするブロック移動装置。
JP1991089074U 1991-10-04 1991-10-04 ブロック移動装置 Expired - Fee Related JP2537542Y2 (ja)

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JPH0535897U JPH0535897U (ja) 1993-05-14
JP2537542Y2 true JP2537542Y2 (ja) 1997-06-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7061820B1 (ja) * 2021-11-17 2022-05-02 株式会社小林製作所 抄紙機のフレーム開放装置
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JPH0535897U (ja) 1993-05-14

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