JP2537431Y2 - ヒンジ - Google Patents
ヒンジInfo
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- JP2537431Y2 JP2537431Y2 JP3644191U JP3644191U JP2537431Y2 JP 2537431 Y2 JP2537431 Y2 JP 2537431Y2 JP 3644191 U JP3644191 U JP 3644191U JP 3644191 U JP3644191 U JP 3644191U JP 2537431 Y2 JP2537431 Y2 JP 2537431Y2
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- Japan
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- hinge component
- horizontal
- extending
- section
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば車両の荷台に
アルミニウム押出形材製のアオリを180°揺動自在に
取り付けるさいに使用せられるヒンジに関するものであ
る。
アルミニウム押出形材製のアオリを180°揺動自在に
取り付けるさいに使用せられるヒンジに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、トラック等の車両の荷台の側壁に
は、アルミニウム中空押出形材製のアオリ・パネルが、
ステンレス鋼製の丁番を介して180°揺動自在に取り
付けられていた。
は、アルミニウム中空押出形材製のアオリ・パネルが、
ステンレス鋼製の丁番を介して180°揺動自在に取り
付けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アオリ・パネル取付用丁番は、その取付け作業に手間が
かゝるだけでなく、不慣れな作業者では、取付精度を出
すのが難しいという問題があった。しかも丁番はステン
レス鋼製で、個々の重量が重いため、アオリ全体として
の重量が増大するし、また荷台側壁の外面に多数の丁番
が現れて見えるため、外観が非常に悪く、美観上好まし
くないという問題があった。
アオリ・パネル取付用丁番は、その取付け作業に手間が
かゝるだけでなく、不慣れな作業者では、取付精度を出
すのが難しいという問題があった。しかも丁番はステン
レス鋼製で、個々の重量が重いため、アオリ全体として
の重量が増大するし、また荷台側壁の外面に多数の丁番
が現れて見えるため、外観が非常に悪く、美観上好まし
くないという問題があった。
【0004】この考案の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、車両荷台用アオリ等を構成する押出形材製の
部材の回転機構を簡素化し、従来のステンレス鋼製の丁
番の取付けが全くが不要で、その取付工数を大幅に削減
することができ、押出形材製部材の取付け作業に手間が
かゝらず、しかも取付精度を確実に出すことができ、さ
らに押出形材製部材の取付部分における美観上の問題が
ない、ヒンジを提供することにある。
を解決し、車両荷台用アオリ等を構成する押出形材製の
部材の回転機構を簡素化し、従来のステンレス鋼製の丁
番の取付けが全くが不要で、その取付工数を大幅に削減
することができ、押出形材製部材の取付け作業に手間が
かゝらず、しかも取付精度を確実に出すことができ、さ
らに押出形材製部材の取付部分における美観上の問題が
ない、ヒンジを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的
を達成するために、押出形材製の第1部材に設けられた
第1ヒンジ構成部と、第1部材上にのせられた同押出形
材製の第2部材に設けられかつ第1ヒンジ構成部に組み
合わせられた第2ヒンジ構成部とよりなり、両ヒンジ構
成部を介して第1部材と第2部材が180°揺動自在と
なされたヒンジにおいて、第1部材側の第1ヒンジ構成
部が、同部材の上端左側縁より下方左向きにのびている
断面円弧状の第1案内部と、同部材の上端同側縁より左
方張出し状に設けられた水平張出部と、水平張出部の先
端より左方斜め下向きにのびかつ第1案内部の高さの略
半分の高さを有する断面円弧状の第2案内部と、第2案
内部の先端より右方にのびかつ先端部下面に断面円弧状
の案内面を有する水平係合部とによって構成されて、こ
の第1ヒンジ構成部の内側に、左方に向かって開口した
開口部を有する第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部が設けら
れ、第2部材側の第2ヒンジ構成部が、同部材の下端左
側縁に左方斜め下向きに突出した状態に設けられかつ上
記第1ヒンジ構成部の第2案内部の外面に被せられた断
面円弧状の外側屈曲部と、外側屈曲部の先端より右方に
のびかつ上記第1ヒンジ構成部の水平係合部の下面に沿
う水平部と、水平部の先端より右方斜め上向きにのびて
上記開口部より第1ヒンジ構成部内の凹部に入り込みか
つ水平係合部の先端部下面の円弧状案内面に沿う断面円
弧状の内側屈曲部と、この内側屈曲部の先端より左方に
のびて水平係合部の先端部上面に係り合いかつ水平係合
部の略半分の長さを有する水平係合部とによって構成さ
れ、この第2ヒンジ構成部の水平係合部の端面が点(A)
を中心とする横断面半円形を有しており、第2部材が第
1部材に対して第2部材側の水平係合部の端面の中心点
(A) を中心として揺動し、第2部材が第1部材に対して
180°回転した状態では、第1ヒンジ構成部の凹部内
に第2ヒンジ構成部が収められるようになされている、
ヒンジを要旨としている。
を達成するために、押出形材製の第1部材に設けられた
第1ヒンジ構成部と、第1部材上にのせられた同押出形
材製の第2部材に設けられかつ第1ヒンジ構成部に組み
合わせられた第2ヒンジ構成部とよりなり、両ヒンジ構
成部を介して第1部材と第2部材が180°揺動自在と
なされたヒンジにおいて、第1部材側の第1ヒンジ構成
部が、同部材の上端左側縁より下方左向きにのびている
断面円弧状の第1案内部と、同部材の上端同側縁より左
方張出し状に設けられた水平張出部と、水平張出部の先
端より左方斜め下向きにのびかつ第1案内部の高さの略
半分の高さを有する断面円弧状の第2案内部と、第2案
内部の先端より右方にのびかつ先端部下面に断面円弧状
の案内面を有する水平係合部とによって構成されて、こ
の第1ヒンジ構成部の内側に、左方に向かって開口した
開口部を有する第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部が設けら
れ、第2部材側の第2ヒンジ構成部が、同部材の下端左
側縁に左方斜め下向きに突出した状態に設けられかつ上
記第1ヒンジ構成部の第2案内部の外面に被せられた断
面円弧状の外側屈曲部と、外側屈曲部の先端より右方に
のびかつ上記第1ヒンジ構成部の水平係合部の下面に沿
う水平部と、水平部の先端より右方斜め上向きにのびて
上記開口部より第1ヒンジ構成部内の凹部に入り込みか
つ水平係合部の先端部下面の円弧状案内面に沿う断面円
弧状の内側屈曲部と、この内側屈曲部の先端より左方に
のびて水平係合部の先端部上面に係り合いかつ水平係合
部の略半分の長さを有する水平係合部とによって構成さ
れ、この第2ヒンジ構成部の水平係合部の端面が点(A)
を中心とする横断面半円形を有しており、第2部材が第
1部材に対して第2部材側の水平係合部の端面の中心点
(A) を中心として揺動し、第2部材が第1部材に対して
180°回転した状態では、第1ヒンジ構成部の凹部内
に第2ヒンジ構成部が収められるようになされている、
ヒンジを要旨としている。
【0006】
【作用】上記ヒンジは、例えば車両の荷台側壁を構成す
る押出形材製の第1部材に設けられた第1ヒンジ構成部
と、第1部材上にのせられかつアオリ・パネルを構成す
る同じく押出形材製の第2部材に設けられた第2ヒンジ
構成部とよりなり、両ヒンジ構成部を介して第1部材と
第2部材が180°揺動自在となされている。
る押出形材製の第1部材に設けられた第1ヒンジ構成部
と、第1部材上にのせられかつアオリ・パネルを構成す
る同じく押出形材製の第2部材に設けられた第2ヒンジ
構成部とよりなり、両ヒンジ構成部を介して第1部材と
第2部材が180°揺動自在となされている。
【0007】そして、第1部材側の第1ヒンジ構成部に
は、開口部を有する第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部が設
けられており、第1部材と第2部材が180°開いた状
態では、第2部材は第1部材の一側縁部上にあり、第2
部材の第2ヒンジ構成部が第1部材側の第1ヒンジ構成
部の外面に被せられていて、第2ヒンジ構成部先端の水
平係合部が第1部材側の凹部内において第1ヒンジ構成
部先端の水平係合部に係り合っている。
は、開口部を有する第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部が設
けられており、第1部材と第2部材が180°開いた状
態では、第2部材は第1部材の一側縁部上にあり、第2
部材の第2ヒンジ構成部が第1部材側の第1ヒンジ構成
部の外面に被せられていて、第2ヒンジ構成部先端の水
平係合部が第1部材側の凹部内において第1ヒンジ構成
部先端の水平係合部に係り合っている。
【0008】押出形材製の第1部材に対して同第2部材
が揺動するさい、第2部材は、これの水平係合部の端面
の中心点(A) を中心として揺動する。
が揺動するさい、第2部材は、これの水平係合部の端面
の中心点(A) を中心として揺動する。
【0009】最後に、第2部材が第1部材に対して18
0°回転した状態では、第2部材側の第2ヒンジ構成部
の全体が、第1ヒンジ構成部の凹部内に収められる。
0°回転した状態では、第2部材側の第2ヒンジ構成部
の全体が、第1ヒンジ構成部の凹部内に収められる。
【0010】このように、この考案によれば、車両の荷
台側壁およびアオリ・パネル等を構成する押出形材製の
部材の回転機構が簡素化され、従来の丁番の取付けが全
く不要となって、軽量化を果たし得るものである。
台側壁およびアオリ・パネル等を構成する押出形材製の
部材の回転機構が簡素化され、従来の丁番の取付けが全
く不要となって、軽量化を果たし得るものである。
【0011】
【実施例】つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0012】なお実施例は、この考案によるヒンジを、
トラック等車両の荷台側壁を構成するアルミニウム押出
形材製第1部材と、アオリ・パネルを構成するアルミニ
ウム中空押出形材製第2部材とを、180°揺動自在に
連結する場合に適用したものである。
トラック等車両の荷台側壁を構成するアルミニウム押出
形材製第1部材と、アオリ・パネルを構成するアルミニ
ウム中空押出形材製第2部材とを、180°揺動自在に
連結する場合に適用したものである。
【0013】この明細書において、左右、上下、および
前後は図1を基準とし、左とは図1の左側、右とは同右
側をいゝ、上とは同図上側、下とは同下側をいゝ、また
前とは同図図面紙葉の表側、後とは同裏側をいうものと
する。
前後は図1を基準とし、左とは図1の左側、右とは同右
側をいゝ、上とは同図上側、下とは同下側をいゝ、また
前とは同図図面紙葉の表側、後とは同裏側をいうものと
する。
【0014】図1と図3において、トラック等車両(20)
の荷台(21)のアルミニウム押出形材によって構成される
側壁(1) (第1部材)に、同じくアルミニウム中空押出
形材製パネル(11)(第2部材)によって構成されるアオ
リが、この考案によるヒンジ(10)を介して180°揺動
自在に取り付けられている。
の荷台(21)のアルミニウム押出形材によって構成される
側壁(1) (第1部材)に、同じくアルミニウム中空押出
形材製パネル(11)(第2部材)によって構成されるアオ
リが、この考案によるヒンジ(10)を介して180°揺動
自在に取り付けられている。
【0015】なおここで、アオリは、1枚のアルミニウ
ム中空押出形材製アオリ・パネル(11)によって構成され
る場合と、2枚以上のアルミニウム中空押出形材製アオ
リ・パネル(11)が積層状に連結せられてなる場合とがあ
る。アオリが複数の押出形材製アオリ・パネル(11)によ
って構成される場合には、この考案によるヒンジは、最
下位のアオリ・パネル(11)と、荷台用の側壁(1) との間
に設けられる。
ム中空押出形材製アオリ・パネル(11)によって構成され
る場合と、2枚以上のアルミニウム中空押出形材製アオ
リ・パネル(11)が積層状に連結せられてなる場合とがあ
る。アオリが複数の押出形材製アオリ・パネル(11)によ
って構成される場合には、この考案によるヒンジは、最
下位のアオリ・パネル(11)と、荷台用の側壁(1) との間
に設けられる。
【0016】図1に詳しく示すように、アオリ・パネル
(11)(第2部材)が荷台側壁(1) (第1部材)に対し1
80°開いた状態、すなわちアオリが立てられた状態で
は、アオリ・パネル(11)は荷台(21)の側縁部上面にのせ
られている。
(11)(第2部材)が荷台側壁(1) (第1部材)に対し1
80°開いた状態、すなわちアオリが立てられた状態で
は、アオリ・パネル(11)は荷台(21)の側縁部上面にのせ
られている。
【0017】この考案によるヒンジ(10)は、押出形材製
荷台側壁(1) 側に設けられた第1ヒンジ構成部(2) と、
この第1ヒンジ構成部(2) に組み合わせられた押出形材
製アオリ・パネル(11)側の第2ヒンジ構成部(12)とより
なる。
荷台側壁(1) 側に設けられた第1ヒンジ構成部(2) と、
この第1ヒンジ構成部(2) に組み合わせられた押出形材
製アオリ・パネル(11)側の第2ヒンジ構成部(12)とより
なる。
【0018】そして、荷台側壁(1) 側の第1ヒンジ構成
部(2) は、荷台側壁(1) の上端左側縁より下方左向きに
のびている断面円弧状の第1案内部(3) と、荷台側壁
(1) の上端同側縁より左方張出し状に設けられた水平張
出部(4) と、水平張出部(4) の先端より左方斜め下向き
にのびかつ第1案内部(3) の高さの略半分の高さを有す
る断面円弧状の第2案内部(5) と、第2案内部(5) の先
端より右方にのびかつ先端部下面に断面円弧状の案内面
(7) を有する水平係合部(6) とによって構成されてお
り、この第1ヒンジ構成部(2) の内側に、左方に向かっ
て開口した開口部(8) を有する第2ヒンジ構成部嵌込み
用凹部(9) が設けられている。
部(2) は、荷台側壁(1) の上端左側縁より下方左向きに
のびている断面円弧状の第1案内部(3) と、荷台側壁
(1) の上端同側縁より左方張出し状に設けられた水平張
出部(4) と、水平張出部(4) の先端より左方斜め下向き
にのびかつ第1案内部(3) の高さの略半分の高さを有す
る断面円弧状の第2案内部(5) と、第2案内部(5) の先
端より右方にのびかつ先端部下面に断面円弧状の案内面
(7) を有する水平係合部(6) とによって構成されてお
り、この第1ヒンジ構成部(2) の内側に、左方に向かっ
て開口した開口部(8) を有する第2ヒンジ構成部嵌込み
用凹部(9) が設けられている。
【0019】一方、アオリ・パネル(11)側の第2ヒンジ
構成部(12)は、同部材(11)の下端左側縁に左方斜め下向
きに突出した状態に設けられかつ上記第1ヒンジ構成部
(2)の第2案内部(5) の外面に被せられた断面円弧状の
外側屈曲部(13)と、外側屈曲部(13)の先端より右方にの
びかつ上記第1ヒンジ構成部(2) の水平係合部(6) の下
面に沿う水平部(14)と、水平部(14)の先端より右方斜め
上向きにのびて上記開口部(8) より第1ヒンジ構成部
(2) 内の凹部(9) に入り込みかつ水平係合部(6)の先端
部下面の円弧状案内面(7) に沿う断面円弧状の内側屈曲
部(15)と、この内側屈曲部(15)の先端より左方にのびて
水平係合部(6) の先端部上面に係り合いかつ水平係合部
(6) の略半分の長さを有する水平係合部(16)とによって
構成されており、またこの第2ヒンジ構成部(12)の水平
係合部(16)の端面(17)が点(A) を中心とする横断面半円
形を有している。
構成部(12)は、同部材(11)の下端左側縁に左方斜め下向
きに突出した状態に設けられかつ上記第1ヒンジ構成部
(2)の第2案内部(5) の外面に被せられた断面円弧状の
外側屈曲部(13)と、外側屈曲部(13)の先端より右方にの
びかつ上記第1ヒンジ構成部(2) の水平係合部(6) の下
面に沿う水平部(14)と、水平部(14)の先端より右方斜め
上向きにのびて上記開口部(8) より第1ヒンジ構成部
(2) 内の凹部(9) に入り込みかつ水平係合部(6)の先端
部下面の円弧状案内面(7) に沿う断面円弧状の内側屈曲
部(15)と、この内側屈曲部(15)の先端より左方にのびて
水平係合部(6) の先端部上面に係り合いかつ水平係合部
(6) の略半分の長さを有する水平係合部(16)とによって
構成されており、またこの第2ヒンジ構成部(12)の水平
係合部(16)の端面(17)が点(A) を中心とする横断面半円
形を有している。
【0020】上記アオリ・パネル(11)を、トラック等車
両(20)の荷台側壁(1) に取り付けるには、アオリ・パネ
ル(11)側の第2ヒンジ構成部(12)を、荷台側壁(1) の第
1ヒンジ構成部(2) に、これの一端よりスライドさせな
がら挿入して、第2ヒンジ構成部(12)の断面円弧状の外
側屈曲部(13)を、第1ヒンジ構成部(2) の第2案内部
(5) の外面に被せるとともに、第2ヒンジ構成部(12)の
水平係合部(16)を開口部(8) より第1ヒンジ構成部(2)
内の凹部(9) に入り込ませて、水平係合部(16)の先端部
を第1ヒンジ構成部(2) 側の水平係合部(6) の先端部上
面に係り合わせれば良い。
両(20)の荷台側壁(1) に取り付けるには、アオリ・パネ
ル(11)側の第2ヒンジ構成部(12)を、荷台側壁(1) の第
1ヒンジ構成部(2) に、これの一端よりスライドさせな
がら挿入して、第2ヒンジ構成部(12)の断面円弧状の外
側屈曲部(13)を、第1ヒンジ構成部(2) の第2案内部
(5) の外面に被せるとともに、第2ヒンジ構成部(12)の
水平係合部(16)を開口部(8) より第1ヒンジ構成部(2)
内の凹部(9) に入り込ませて、水平係合部(16)の先端部
を第1ヒンジ構成部(2) 側の水平係合部(6) の先端部上
面に係り合わせれば良い。
【0021】上記のようなアオリ・パネル(11)の取付け
は、アルミニウム押出形材製のアオリ・パネル(11)を、
同じくアルミニウム押出形材製の荷台側壁(1) に、単に
嵌め合わせるだけであるため、素人でも作業可能であ
り、アオリ・パネル(11)の回転機構の取付けを簡素化す
ることができ、アオリ・パネルの取付け作業に手間がか
ゝらず、また取付精度を確実に出すことができる。
は、アルミニウム押出形材製のアオリ・パネル(11)を、
同じくアルミニウム押出形材製の荷台側壁(1) に、単に
嵌め合わせるだけであるため、素人でも作業可能であ
り、アオリ・パネル(11)の回転機構の取付けを簡素化す
ることができ、アオリ・パネルの取付け作業に手間がか
ゝらず、また取付精度を確実に出すことができる。
【0022】上記アオリ・パネル(11)を、図1および図
3の実線で示す起立状態より外側に倒すと、アオリ・パ
ネル(11)はこれの第2ヒンジ構成部(12)の水平係合部(1
6)の端面(17)の中心点(A) を中心として揺動する。
3の実線で示す起立状態より外側に倒すと、アオリ・パ
ネル(11)はこれの第2ヒンジ構成部(12)の水平係合部(1
6)の端面(17)の中心点(A) を中心として揺動する。
【0023】図2および図3の一点鎖線に示すように、
アオリ・パネル(11)が荷台側壁(1)に対して180°回
転した状態では、第1ヒンジ構成部(2) の凹部(9) 内に
第2ヒンジ構成部(12)が収められるようになされてい
る。
アオリ・パネル(11)が荷台側壁(1)に対して180°回
転した状態では、第1ヒンジ構成部(2) の凹部(9) 内に
第2ヒンジ構成部(12)が収められるようになされてい
る。
【0024】なおヒンジ(10)は、荷台側壁(1) とアオリ
・パネル(11)に全長にわたって取り付けられるのが好ま
しいが、短いものを数個取り付けるようにしても良く、
この点は限定されない。
・パネル(11)に全長にわたって取り付けられるのが好ま
しいが、短いものを数個取り付けるようにしても良く、
この点は限定されない。
【0025】またヒンジ(10)が短いものである場合に
は、荷台側壁(1) に対してアオリ・パネル(11)が前後方
向に移動しないようにする機構を設ける必要がある。
は、荷台側壁(1) に対してアオリ・パネル(11)が前後方
向に移動しないようにする機構を設ける必要がある。
【0026】なお上記実施例は、この考案によるヒンジ
(10)を、トラック等車両(20)の荷台側壁(1) におけるア
オリ・パネル(11)の開閉機構について適用した場合を示
すものであるが、この考案は、その他、扉の開閉機構、
天窓等の窓の開閉機構のような開閉機構全般について、
同様に適用されるものである。
(10)を、トラック等車両(20)の荷台側壁(1) におけるア
オリ・パネル(11)の開閉機構について適用した場合を示
すものであるが、この考案は、その他、扉の開閉機構、
天窓等の窓の開閉機構のような開閉機構全般について、
同様に適用されるものである。
【0027】
【考案の効果】この考案は、上述のように、押出形材製
の第1部材に設けられた第1ヒンジ構成部と、第1部材
上にのせられた同押出形材製の第2部材に設けられかつ
第1ヒンジ構成部に組み合わせられた第2ヒンジ構成部
とよりなり、両ヒンジ構成部を介して第1部材と第2部
材が180°揺動自在となされたヒンジにおいて、第1
部材側の第1ヒンジ構成部が、同部材の上端左側縁より
下方左向きにのびている断面円弧状の第1案内部と、同
部材の上端同側縁より左方張出し状に設けられた水平張
出部と、水平張出部の先端より左方斜め下向きにのびか
つ第1案内部の高さの略半分の高さを有する断面円弧状
の第2案内部と、第2案内部の先端より右方にのびかつ
先端部下面に断面円弧状の案内面を有する水平係合部と
によって構成されて、この第1ヒンジ構成部の内側に、
左方に向かって開口した開口部を有する第2ヒンジ構成
部嵌込み用凹部が設けられ、第2部材側の第2ヒンジ構
成部が、同部材の下端左側縁に左方斜め下向きに突出し
た状態に設けられかつ上記第1ヒンジ構成部の第2案内
部の外面に被せられた断面円弧状の外側屈曲部と、外側
屈曲部の先端より右方にのびかつ上記第1ヒンジ構成部
の水平係合部の下面に沿う水平部と、水平部の先端より
右方斜め上向きにのびて上記開口部より第1ヒンジ構成
部内の凹部に入り込みかつ水平係合部の先端部下面の円
弧状案内面に沿う断面円弧状の内側屈曲部と、この内側
屈曲部の先端より左方にのびて水平係合部の先端部上面
に係り合いかつ水平係合部の略半分の長さを有する水平
係合部とによって構成され、この第2ヒンジ構成部の水
平係合部の端面が点(A) を中心とする横断面半円形を有
しており、第2部材が第1部材に対して第2部材側の水
平係合部の端面の中心点(A) を中心として揺動し、第2
部材が第1部材に対して180°回転した状態では、第
1ヒンジ構成部の凹部内に第2ヒンジ構成部が収められ
るようになされているもので、車両荷台用のアオリ・パ
ネル等を構成する押出形材製の部材の回転機構を簡素化
することができ、このため従来のステンレス鋼製の丁番
の取付けが全くが不要となり、その取付工数を大幅に削
減することができて、押出形材製部材の取付け作業に手
間がかゝらない。しかも素人でも取付作業が可能であ
り、かつ取付精度を確実に出すことができる。また従来
の重量が重いステンレス鋼製丁番の取付けを省略できる
ので、アオリ等の重量が全体として大幅に削減され、従
って軽量化を果たし得る。そのうえ、荷台側壁の外面に
は、従来ような多数の丁番が現れて見えないため、外観
が非常にきれいであり、押出形材製部材の取付部分にお
ける美観上の問題がない、という効果を奏する。
の第1部材に設けられた第1ヒンジ構成部と、第1部材
上にのせられた同押出形材製の第2部材に設けられかつ
第1ヒンジ構成部に組み合わせられた第2ヒンジ構成部
とよりなり、両ヒンジ構成部を介して第1部材と第2部
材が180°揺動自在となされたヒンジにおいて、第1
部材側の第1ヒンジ構成部が、同部材の上端左側縁より
下方左向きにのびている断面円弧状の第1案内部と、同
部材の上端同側縁より左方張出し状に設けられた水平張
出部と、水平張出部の先端より左方斜め下向きにのびか
つ第1案内部の高さの略半分の高さを有する断面円弧状
の第2案内部と、第2案内部の先端より右方にのびかつ
先端部下面に断面円弧状の案内面を有する水平係合部と
によって構成されて、この第1ヒンジ構成部の内側に、
左方に向かって開口した開口部を有する第2ヒンジ構成
部嵌込み用凹部が設けられ、第2部材側の第2ヒンジ構
成部が、同部材の下端左側縁に左方斜め下向きに突出し
た状態に設けられかつ上記第1ヒンジ構成部の第2案内
部の外面に被せられた断面円弧状の外側屈曲部と、外側
屈曲部の先端より右方にのびかつ上記第1ヒンジ構成部
の水平係合部の下面に沿う水平部と、水平部の先端より
右方斜め上向きにのびて上記開口部より第1ヒンジ構成
部内の凹部に入り込みかつ水平係合部の先端部下面の円
弧状案内面に沿う断面円弧状の内側屈曲部と、この内側
屈曲部の先端より左方にのびて水平係合部の先端部上面
に係り合いかつ水平係合部の略半分の長さを有する水平
係合部とによって構成され、この第2ヒンジ構成部の水
平係合部の端面が点(A) を中心とする横断面半円形を有
しており、第2部材が第1部材に対して第2部材側の水
平係合部の端面の中心点(A) を中心として揺動し、第2
部材が第1部材に対して180°回転した状態では、第
1ヒンジ構成部の凹部内に第2ヒンジ構成部が収められ
るようになされているもので、車両荷台用のアオリ・パ
ネル等を構成する押出形材製の部材の回転機構を簡素化
することができ、このため従来のステンレス鋼製の丁番
の取付けが全くが不要となり、その取付工数を大幅に削
減することができて、押出形材製部材の取付け作業に手
間がかゝらない。しかも素人でも取付作業が可能であ
り、かつ取付精度を確実に出すことができる。また従来
の重量が重いステンレス鋼製丁番の取付けを省略できる
ので、アオリ等の重量が全体として大幅に削減され、従
って軽量化を果たし得る。そのうえ、荷台側壁の外面に
は、従来ような多数の丁番が現れて見えないため、外観
が非常にきれいであり、押出形材製部材の取付部分にお
ける美観上の問題がない、という効果を奏する。
【図1】本考案によるヒンジにより車両荷台の側壁にア
オリ・パネルを揺動自在に取り付けた状態を示すの要部
拡大断面図である。
オリ・パネルを揺動自在に取り付けた状態を示すの要部
拡大断面図である。
【図2】同要部拡大断面図で、アオリ・パネルを180
°倒した状態を示している。
°倒した状態を示している。
【図3】図1のヒンジにより揺動するアオリ・パネル付
き荷台を備えた車両の概略斜視図である。
き荷台を備えた車両の概略斜視図である。
1 アルミニウム押出形材製の荷台側壁(第1部材) 2 第1ヒンジ構成部 3 第1案内部 4 水平張出部 5 断面円弧状の第2案内部 6 水平係合部 7 断面円弧状の案内面 8 開口部 9 第1ヒンジ構成部内の凹部 10 ヒンジ 11 アルミニウム押出形材製のアオリ・パネル(第
2部材) 12 第2ヒンジ構成部 13 外側屈曲部 14 水平部 15 内側屈曲部 16 水平係合部 17 横断面半円形の端面 20 トラック等車両 21 荷台 A 中心点
2部材) 12 第2ヒンジ構成部 13 外側屈曲部 14 水平部 15 内側屈曲部 16 水平係合部 17 横断面半円形の端面 20 トラック等車両 21 荷台 A 中心点
Claims (1)
- 【請求項1】 押出形材製の第1部材(1) に設けられた
第1ヒンジ構成部(2) と、第1部材(1) 上にのせられた
同押出形材製の第2部材(11)に設けられかつ第1ヒンジ
構成部(2) に組み合わせられた第2ヒンジ構成部(12)と
よりなり、両ヒンジ構成部(2) (12)を介して第1部材
(1) と第2部材(11)が180°揺動自在となされたヒン
ジにおいて、第1部材(1) 側の第1ヒンジ構成部(2)
が、同部材(1) の上端左側縁より下方左向きにのびてい
る断面円弧状の第1案内部(3) と、同部材(1) の上端同
側縁より左方張出し状に設けられた水平張出部(4) と、
水平張出部(4) の先端より左方斜め下向きにのびかつ第
1案内部(3) の高さの略半分の高さを有する断面円弧状
の第2案内部(5) と、第2案内部(5) の先端より右方に
のびかつ先端部下面に断面円弧状の案内面(7) を有する
水平係合部(6) とによって構成されて、この第1ヒンジ
構成部(2) の内側に、左方に向かって開口した開口部
(8) を有する第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部(9) が設け
られ、第2部材(11)側の第2ヒンジ構成部(12)が、同部
材(11)の下端左側縁に左方斜め下向きに突出した状態に
設けられかつ上記第1ヒンジ構成部(2) の第2案内部
(5) の外面に被せられた断面円弧状の外側屈曲部(13)
と、外側屈曲部(13)の先端より右方にのびかつ上記第1
ヒンジ構成部(2) の水平係合部(6) の下面に沿う水平部
(14)と、水平部(14)の先端より右方斜め上向きにのびて
上記開口部(8) より第1ヒンジ構成部(2) 内の凹部(9)
に入り込みかつ水平係合部(6) の先端部下面の円弧状案
内面(7) に沿う断面円弧状の内側屈曲部(15)と、この内
側屈曲部(15)の先端より左方にのびて水平係合部(6) の
先端部上面に係り合いかつ水平係合部(6) の略半分の長
さを有する水平係合部(16)とによって構成され、この第
2ヒンジ構成部(12)の水平係合部(16)の端面(17)が点
(A) を中心とする横断面半円形を有しており、第2部材
(11)が第1部材(1) に対して第2部材(11)側の水平係合
部(16)の端面(17)の中心点(A) を中心として揺動し、第
2部材(11)が第1部材(1) に対して180°回転した状
態では、第1ヒンジ構成部(2) の凹部(9) 内に第2ヒン
ジ構成部(12)が収められるようになされている、ヒン
ジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3644191U JP2537431Y2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | ヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3644191U JP2537431Y2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | ヒンジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04130535U JPH04130535U (ja) | 1992-11-30 |
JP2537431Y2 true JP2537431Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=31918389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3644191U Expired - Lifetime JP2537431Y2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | ヒンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537431Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010265746A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Indian Inst Of Technology Delhi | ヒンジ継手システム |
JP2011001814A (ja) * | 2009-05-15 | 2011-01-06 | Indian Inst Of Technology Delhi | ロック可能なヒンジ組立体 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2965296B1 (fr) * | 2010-09-29 | 2012-10-26 | Faurecia Sys Echappement | Vanne pour un silencieux de ligne d'echappement d'un vehicule automobile |
-
1991
- 1991-05-22 JP JP3644191U patent/JP2537431Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010265746A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Indian Inst Of Technology Delhi | ヒンジ継手システム |
JP2011001814A (ja) * | 2009-05-15 | 2011-01-06 | Indian Inst Of Technology Delhi | ロック可能なヒンジ組立体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04130535U (ja) | 1992-11-30 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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