JP2537386Y2 - 防水型マイクロホンの構造 - Google Patents

防水型マイクロホンの構造

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JP2537386Y2
JP2537386Y2 JP13767789U JP13767789U JP2537386Y2 JP 2537386 Y2 JP2537386 Y2 JP 2537386Y2 JP 13767789 U JP13767789 U JP 13767789U JP 13767789 U JP13767789 U JP 13767789U JP 2537386 Y2 JP2537386 Y2 JP 2537386Y2
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sound path
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microphone
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mounting
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毅典 和田
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フオスター電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、通信機器等に用いられる防水型マイクロホ
ンの構造に関する。
(従来の技術) 従来、通信機やハンディトランシーバ等に用いられて
いるマイクロホンは、少なくとも2つに分解されるケー
ス本体のフロント側に取付けられていた。そして、この
2つのケースの嵌合部には外部からの水分の侵入を防ぐ
ためのシール部材が設けてあり、2つのケースを嵌合す
るとケース内には水分が入らないようになっていた。こ
のような防水構造を施したケース本体のフロント側の裏
側には、第5図に示すようなマイクユニット21を取り付
けるための突出部22が設けてあり、この突出部22内には
マイクユニット21に音声を伝える音道となる貫通孔23が
設けてある。そして、この音道となる貫通孔23の裏面側
には防水処理を施したスクリーン24が設けてある。ま
た、このマイクユニット21を取り付けたフロントケース
25の隣接部分には、同じように突出部26が設けてあっ
て、この突出部26内には音道となる開放口27が設けてあ
り、この開放口27の裏側には防水処理を施したスクリー
ン28を設け、この奥側で突出部26内にはスピーカ29が設
けられたマイク部とスピーカ部が別構造となっていた。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来の防水型マイクロホンの構造では、マイ
クユニット側の音道がフロント面に達する貫通孔で形成
されているため、貫通孔内へ人の息(popnoise)が直接
入り込み風雑音を発生して聴取し難いという欠点があっ
た。
さらに、マイクユニット側の音道部およびスピーカ側
の音道部より湿気が入り易く、特に雨中で使用すると完
全に防水することができずショート等を起こすことがあ
った。
本考案は、上述の事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、風雑音の発生を防止でき、雨中で
も使用可能で周波数特性も安定するマイクロホンの構造
を安価に提供できる防水型マイクロホンの構造を提供し
ようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の防水型マイクロホ
ンの構造は、ケース本体の嵌合部分にシール部材を設け
てなる防水型マイクロホンにおいて、ケース本体のフロ
ント側の内側に円筒状に形成された突出部にてスピーカ
の取付部を設け、このスピーカの取付部にケース外側と
内側を連通する音道孔を設け、前記スピーカの取付部に
連接して円筒状に形成された小突出部にてマイクユニッ
トの取付部を設け、この2つの取付部に連接する部分に
開口部を形成し、この開口部の幅に前記マイクユニット
の取付部下部の段差部と連なる段差部を形成し、この段
差部の中央に前記2つの取付部を連通する溝状の音道部
を設け、前記マイクユニットの取付部下部の段差部と開
口部の段差部とをスペーサにて覆い、かつこのスペーサ
のマイクユニットの前面に相当する部分には音道孔を設
け、前記マイクユニットをケース本体外部から密閉した
ものである。
(作用) 上記構成にてなる防水型マイクロホンの構造では、マ
イクユニットの音道部をスピーカ取付部と連通させて設
け、且つこの音道部とマイクユニットの前面を密閉する
スペーサを設けたので、マイクユニットには外部からそ
の前面に達する貫通孔による音道部を設けておらず、人
の息が直接あたらず、前記音道部により風雑音が減衰す
るため、風雑音は低減される。
また、湿気が例えばマイクロホンのケース本体内に侵
入しても、密閉された音道部とマイクユニットの前面に
設けられたスペーサで保護するので、マイクユニットは
完全に防水される。
さらに、マイクユニットに通じる音道部がリアケース
側に開放されていると、マイクユニット前面の気室に音
道部で接続された後部気室の影響で周波数特性に大きな
ディプを生ずるが、この音道部をスペーサで密閉してい
るので、周波数特性の劣化を招くこともない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図および
第5図によって説明する。
第1図において1はマイクロホンのケース本体で、こ
のケース本体1はフロントケース1aとリアーケース1bと
より構成されている。そして、このフロントケース1aと
リアーケース1bとは嵌合部1cによって2つに分解される
ようになっている。この嵌合部1cは一方のケースの端面
に凸部が形成され、他方のケースの端面には前記凸部と
嵌合する凹部が設けてあり、この凹部内にはゴム等で成
形されたシール部材が密着されてあって、凸部と嵌合す
ることによって嵌合部1cからは水分等が侵入しないよう
になっている。
フロントケース1aの上面には斜めに設けられた複数条
の音道孔2が設けてあり、この音道孔2の裏側には防水
処理が施されたスクリーンが貼着してあって、この音道
孔2からもケース内に水が侵入しないように形成されて
ある。なお、図中の3は接続用コードの取出口で、シー
ル部材を介したコードが取付けられ、これまた防水は完
全に設備されてある。
第2図はフロントケース1aの裏側を示したもので、第
3図はその断面図である。前記音道孔2の周辺には円筒
状に形成された突出部4が設けてあり、この突出部4と
音道孔2を設けたフロントケース1aの裏面との間には、
突出部4の内側面に沿って僅かな段差部4aが設けてあ
る。この段差部4aの上には図示してないスピーカのフレ
ームの外周部分がスペーサを介して載置され、スピーカ
の後方に突出するマグネット部をリアーケースに設けら
れた突出部で押され取付けられる。そして、スピーカの
外周部は突出部4内に隙間なく嵌め込まれるようになっ
ている。
このスピーカを収納する突出部4の一部にはマイクユ
ニット5を収納する小突出部6が設けてある。この小突
出部6も円筒状のもので外周の一部は突出部4に連接さ
れており、この連接された部分は開口部6aを形成してあ
る。そして、小突出部6の内側下方には前記突出部4に
設けた段差部4aと同じような段差部6bが形成してあり、
段差部6bの方が段差部4aより僅かに低く段差部4aに連な
っており、段差部4a上には開口部6aの幅に段差4bが形成
されてある。そして、この段差4bの中央には小突出部6
の底面と連通する溝状の音道部7が設けてある。この音
道部7は小突出部6内に収納されるマイクユニット5へ
の音道で、フロントケース1aに設けたスピーカの音道孔
2に連通されている。
この小突出部6内の段差部6b上で突出部4の段差部4a
に連通する開口部6a内にはスペーサ8が載置される。こ
のスペーサ8は小突出部6の内側に隙間なく入り込む円
板部8aと、この円板部8aより突出され開口部6aの幅内に
入り込む突出部8bとにより形成されたゴム状弾性体で、
円板部8a内の中央には音道孔8cが形成されてある。この
スペーサ8を小突出部6の段差部6b上に載置することに
より、前記音道部7は密閉されて僅かな音道孔のみが小
突出部6内に連通されることになる。つまり、図3の矢
印A,Bにて示されるように、音道孔2より導入された音
は、矢印Bのようにスクリーン28を経て音道部7に導入
され、矢印Aのように音道部7からスペーサ8の中央の
音道孔8cを通り、スクリーン9を経てマイク5に到達す
る。これにより周波数特性の劣化を招くことなく風雑音
を減衰し、音通の経路が長くなったことにより静電破壊
にも耐えられるようになる。なお図3において、音道孔
2の構造は省略し、大きな孔として表現している。
さらに、このような構造により例えば水分がケース本
体1内に侵入してもマイクユニット5には達することは
ない。
また、このスペーサ8上には防水処理を施したスクリ
ーン9が載置され、このスクリーン9上に積層されるマ
イクユニット5を保護するように構成されてある。この
小突出部6内に収納されるマイクユニット5の背景側
は、リアーケース上の突出された押圧部で前記スピーカ
と同様に押圧固定されるように構成してある。
第5図は本考案の防水型マイクロホンの構造によるハ
ンドマイクと、従来品の風雑音を風速4m/secで比較測定
したグラフである。従来品のものBに比べ本考案品Aは
平均して約7dBの風雑音の低減化が認められ、また、別
途測定の周波数特性(図示せず)にては異常なピーク,
ディップ等の発生は認められなかった。防水についての
試験結果は示してないが、本考案のものは音道を内部に
設け且つ密閉構造としたもので、マイクユニットに浸水
することはほとんど発生せず、周波数特性も乱されるこ
とは無くなった。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案の防水型マイクロ
ホンの構造は、ケース本体の嵌合部分にシール部材を設
けてなる防水型マイクロホンにおいて、ケース本体のフ
ロント側の内側に円筒状に形成された突出部にてスピー
カの取付部を設け、このスピーカの取付部にケース外側
と内側を連通する音道孔を設け、前記スピーカの取付部
に連接して円筒状に形成された小突出部にてマイクユニ
ットの取付部を設け、この2つの取付部に連接する部分
に開口部を形成し、この開口部の幅に前記マイクユニッ
トの取付部下部の段差部と連なる段差部を形成し、この
段差部の中央に前記2つの取付部を連通する溝状の音道
部を設け、前記マイクユニットの取付部下部の段差部と
開口部の段差部とをスペーサにて覆い、かつこのスペー
サのマイクユニットの前面に相当する部分には音道孔を
設け、前記マイクユニットをケース本体外部から密閉し
たので、マイクユニットには外部から人の息が直接入ら
ないため周波数特性の劣化を招くことなく風雑音が低減
されるとともに、静電破壊にも強く、湿気がマイクユニ
ットには達することなく完全に防水される利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例で、第1図はマ
イクロホンのケース本体の外観斜視図、第2図は同ケー
スのフロント側裏面の要部分解斜視図、第3図は同ケー
スのフロント側裏面の要部断面図、第4図はマイクロホ
ンの風雑音についての特性曲線図、第5図は従来例の断
面図である。 1…ケース本体 1a…フロントケース 2…音道孔 4…スピーカ取付部の突出部 5…マイクユニット 6…マイクユニット取付部の小突出部 7…音道部 8…スペーサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体の嵌合部分にシール部材を設け
    てなる防水型マイクロホンにおいて、 ケース本体のフロント側の内側に円筒状に形成された突
    出部にてスピーカの取付部を設け、このスピーカの取付
    部にケース外側と内側を連通する音道孔を設け、前記ス
    ピーカの取付部に連接して円筒状に形成された小突出部
    にてマイクユニットの取付部を設け、この2つの取付部
    に連接する部分に開口部を形成し、この開口部の幅に前
    記マイクユニットの取付部下部の段差部と連なる段差部
    を形成し、この段差部の中央に前記2つの取付部を連通
    する溝状の音道部を設け、前記マイクユニットの取付部
    下部の段差部と開口部の段差部とをスペーサにて覆い、
    かつこのスペーサのマイクユニットの前面に相当する部
    分には音道孔を設け、前記マイクユニットをケース本体
    外部から密閉したことを特徴とする防水型マイクロホン
    の構造。
JP13767789U 1989-11-28 1989-11-28 防水型マイクロホンの構造 Expired - Lifetime JP2537386Y2 (ja)

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JPH0377580U JPH0377580U (ja) 1991-08-05
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018160816A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 株式会社Jvcケンウッド 電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018160816A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 株式会社Jvcケンウッド 電子機器

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JPH0377580U (ja) 1991-08-05

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