JP2018160816A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】風雑音を抑制しつつ、音圧の低下を抑制することができる電子機器を提供する。【解決手段】本実施の形態にかかる電子機器100は、マイクユニット71と、スピーカ61と、マイクユニット71、及びスピーカ61を保持する保持するシャーシ60と、シャーシ60の前側に取り付けられ、集音孔22と、放音孔12、13と、を有する筐体と、筐体10とシャーシ60との間に配置されるクッションシート40と、を備えている。クッションシート40には、スピーカ61の前側に配置される第1の開口部41と、マイクユニット71の前側に配置される第2の開口部42と、第1の開口部41と第2の開口部42とを連結する連結開口部43と、が形成されている。集音孔22が連結開口部43に貫通するように配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器に関する。
特許文献1には、防水型マイクロホンの構造が開示されている。特許文献1では、フロントケースとリアケースとの間に、スピーカ及びマイクロホン(以下、マイクとする)が設けられている。さらに、フロントケースには、音道孔が設けられている。音道孔は、スピーカの前側に配置されている。
フロントケースの裏側には、円筒状の突出部と、小突出部が設けられている。突出部内には、スピーカが配置され、小突出部には、マイクが収納されている。
実用新案登録第2537386号公報
マイク正面の筐体の開口部に向かって発声したときの息、もしくは屋外等での風が音孔に接触したとき、空気と筐体との摩擦によるノイズが発生してしまう。このようなノイズが風雑音として、直接マイクに入力されてしまう。引用文献1では、風雑音に関して抑制効果が得られるものの、マイクまでの音道が長くなるため、マイクへの音圧が低下してしまうという問題点がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、風雑音の抑制を図りつつ、マイクへの音圧低下も抑制することができる電子機器を提供することを目的とする。
本実施形態にかかる電子機器は、マイクユニットと、スピーカと、前記マイクユニット、及び前記スピーカを保持する保持するシャーシと、前記シャーシの前側に取り付けられ、集音孔と、放音孔と、を有する筐体と、前記筐体と前記シャーシとの間に配置されるクッションシートと、を備え、前記クッションシートには、前記スピーカの前側に配置される第1の開口部と、前記マイクユニットの前側に配置される第2の開口部と、前記第1の開口部と前記第2の開口部とを連結する連結開口部と、が形成されており、前記集音孔が前記連結開口部に貫通するように配置されているものである。
本実施形態にかかる電子機器は、マイクユニットと、スピーカと、前記マイクユニット、及び前記スピーカを保持する保持するシャーシと、前記シャーシの前側に取り付けられ、集音孔と、放音孔と、を有する筐体と、前記筐体と前記シャーシとの間に配置されるクッションシートと、を備え、前記クッションシートには、前記スピーカの前側に配置される第1の開口部と、前記マイクユニットの前側に配置される第2の開口部と、前記第1の開口部と前記第2の開口部とを連結する連結開口部と、が形成されており、前記集音孔の筐体内側の一端が、前記連結開口部に開口するように配置されているものである。
本発明によれば、風雑音の抑制を図りつつ、マイクへの音圧低下および周波数特性及び音質に対する音道の長さによる悪影響も抑制することができる電子機器を提供することができる。
電子機器の構成を示す正面図である。 電子機器の構成を説明するための分解斜視図である。 クッションシートの構成を示す正面図である。 電子機器の内部構成を説明するための正面図である。 防塵シートの構成を示す正面図である。 スピーカの中心位置における電子機器のYZ断面図である。 集音孔の位置における電子機器のYZ断面図である。 マイクユニットの中心位置における電子機器のYZ断面図である。 電子機器の集音孔の周辺部分を拡大して示す斜視図である。
本実施の形態にかかる電子機器について、図1、及び図2を用いて説明する。図1は、電子機器100の構成を示す正面図である。図2は、電子機器100の主要部の構成を説明するための分解斜視図である。
本実施の形態では、電子機器100が音声通話可能な携帯型無線機となっている。電子機器100は、マイクで集音した音声信号を変調して、他の無線機に無線送信する。また、他の無線機から受信した無線信号を復調して、スピーカから音声信号として出力する。もちろん、電子機器100は、音声信号を無線送信する無線機に限られるものではない。すなわち、電子機器100は、マイクとスピーカを有する装置であれば、特に限定されるものではない。例えば、電子機器100は、スマートホン、携帯電話、又はボイスレコーダ等の録音機器などであってもよい。
なお、本実施の形態にかかる電子機器100において、マイクユニット71(図2を参照)で音を集音する構成、及びスピーカ61(図2を参照)からの音を放音する構成が特徴的であるため、その他の構成については適宜説明を省略する。
電子機器100は、筐体10を有している。筐体10は電子機器100の前面に露出する前面カバーである。なお、以下の図面には、説明の明確化のため、XYZ3次元直交座標系が示されている。+Z方向が電子機器100の前面側となり、−Z方向が電子機器100の背面側となる。また、正面視での方向を基準とすると、+Y方向が上側、−Y方向が下側、+X方向が右側、−X方向を左側となる。なお、上記の上下方向、前後方向、左右方向は相対的なものであり、電子機器100の方向に応じて変化する。
図1に示すように、電子機器100は、筐体10には、第1の放音孔12、第2の放音孔13が形成されている。第1の放音孔12、及び第2の放音孔13は、スピーカ61(図2を参照)で発生した音を外部に放出するための開口である。すなわち、筐体10前面に所定の形状の貫通穴を設けることで、第1の放音孔12、及び第2の放音孔13が形成される。
具体的には、筐体10の前面の上部には、複数の第1の放音孔12が形成されている。それぞれの第1の放音孔12は、X方向を長手方向、Y方向を短手方向とするスリット状になっている。3つの第1の放音孔12は間隔を隔てて、上下方向(Y方向)に並んで配置されている。
第2の放音孔13は、第1の放音孔12の下側に配置されている。第2の放音孔13は、第1の放音孔12よりも小さい開口となっている。具体的には、左右方向(XY方向)において、第2の放音孔13は、第1の放音孔12よりも小さくなっている。筐体10には合計で4つの放音孔12、13が形成されている。
さらに、筐体10の左側面、及び上側面には、操作部15が設けられている。操作部15は、ユーザ入力を受け付けるための、操作ボタン、スイッチ、レバーなどを有している。例えば、ユーザが操作部15を操作することで、周波数の切り替え、音量の変更等を入力することができる。操作部15について、公知の構成を用いることができるため、説明を省略する。なお、筐体10にLCD(Liquid Crystal Display)モニタなどの表示部や文字入力用の操作ボタンを設けられてもよい。
筐体10の前面にはバッジ11が設けられている。バッジ11は、両面テープや接着剤などにより、筐体10の前面に貼り付けられている。XY平面において、バッジ11は、Y方向を長手方向、X方向を短手方向とする略矩形状のシートとなっている。図2に示すように、バッジ11は集音孔22(図1では不図示)を覆うように配置されている。なお、バッジ11にブランドロゴなどを形成してもよい。バッジ11の背面側には、集音孔22が形成されている。すなわち、集音孔22は、バッジ11で覆われており、前側からは視認されないようになっている。筐体10に貫通孔を設けることで、集音孔22が形成される。
図2に示すように、電子機器100は、筐体10、防塵ネット30、クッションシート40、防水シート50、シャーシ60、スピーカ61、防水シート62、マイク基板70、及びマイクユニット71を備えている。
マイク基板70には、マイクユニット71が搭載されている。具体的には、マイク基板70の前面側にマイクユニット71が実装されている。マイク基板70の−X側、かつ+Y側の角部近傍にマイクユニット71が配置されている。マイク基板70は、実質的にXY平面に延びる基板である。マイク基板70は、例えば、マイクユニット71への電源線や信号線を備えたPCB(Printed Circuit Board)基板である。マイクユニット71は、Z方向を軸方向とする円柱形状を有している。よって、マイクユニット71は、XY平面において円形になっている。
マイク基板70の前面側には、シャーシ60が配置されている。シャーシ60は、金属又は樹脂などにより形成されている。シャーシ60の前面にスピーカ61が取り付けられ、背面にマイク基板70が取り付けられている。スピーカ61は、シャーシ60に固定されている。また、マイクユニット71は、マイク基板70を介して、シャーシ60に固定されている。このように、スピーカ61、及びマイクユニット71は、シャーシ60に保持されている。マイクユニット71は、マイク基板70とシャーシ60との間に配置される。スピーカ61はXY平面において円形となっている。
シャーシ60には、スピーカ搭載部63、マイク孔64、及び貼り付け部65が設けられている。シャーシ60には、スピーカ61を搭載するための円形のスピーカ搭載部63が形成されている。スピーカ搭載部63では、シャーシ60が−Z側に窪んでいる。すなわち、シャーシ60に、スピーカ61とほぼ同じ大きさの凹部を設けることでスピーカ搭載部63が形成される。スピーカ61はスピーカ搭載部63に配置されて、シャーシ60に固定される。なお、スピーカ61は、防水機能を有する振動板が前面側に露出している。
また、シャーシ60には、防水シート62を貼り付けるための貼り付け部65が形成されている。貼り付け部65は、XY平面においてマイクユニット71に重複する位置に配置される。貼り付け部65は、防水シート62とほぼ同じ大きさの円形となっている。防水シート62は、防水性を有する円形のシールテープとなっている。防水シート62は、マイクユニット71の前側に配置されている。なお、貼り付け部65には、防水シート62の貼り付け位置を決めるための凹部又は凸部を設けてもよい。
貼り付け部65の中央部には、マイク孔64が設けられている。マイク孔64はシャーシ60を貫通する貫通穴である。マイク孔64は、防水シート62よりも小さい円形となっている。貼り付け部65に防水シート62が貼り付けられることで、防水シート62がマイク孔64を覆う。マイクユニット71の前面側の空間を防水シート62によって塞ぐことができ、防水性を高くすることができる。防水シート62は、音質、音圧を劣化させない材料により形成されている。例えば、防水シート62には、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン:polytetrafluoroethylene)を用いることができる。したがって、防水シート62は、防水シート62よりも内殻の防水を保ちながら、音を通すことができる。
さらに、シャーシ60の前面には、防水シート50が配置されている。防水シート50には、第1の貫通孔51、及び第2の貫通孔52が形成されている。すなわち、第1の貫通孔51と第2の貫通孔52とは防水シート50を貫通している。第1の貫通孔51、及び第2の貫通孔52は互いに分離して形成されている。したがって、防水シート50には2つの貫通孔が形成されている。
第1の貫通孔51は、スピーカ61とほぼ同じ大きさの円形に形成されている。XY平面において、第1の貫通孔51は、スピーカ61と重複する位置に配置されている。すなわち、第1の貫通孔51はスピーカ61の前側に配置される。したがって、スピーカ61の前側に空間が形成される。
第2の貫通孔52は、マイクユニット71とほぼ同じ大きさの円形に形成されている。XY平面において、第2の貫通孔52は、マイクユニット71と重複する位置に配置されている。すなわち、第2の貫通孔52は、防水シート62の前側に配置される。したがって、防水シート62の前側に空間が形成される。
防水シート50の前面側には、クッションシート40が配置されている。クッションシート40は、弾性シートにより形成されている。クッションシート40は筐体10とシャーシ60との間で押圧されると、厚さ方向に弾性変形する。クッションシート40は、シール材(パッキン)であり、外部からの水の浸入を防ぐために防水性を有していてもよい。また、クッションシート40は、音が音道以外の筐体内部に漏れないようにする機能を有している。
図3に、クッションシート40のXY平面図を示す。また、図4は、シャーシ60にクッションシート40及び防水シート50が貼り付けられた構成を示すXY平面図である。なお、図3、4では説明のため、集音孔22の位置が示されている。
図3に示すように、クッションシート40は、第1の開口部41と、第2の開口部42と、連結開口部43と、スリット開口部44と、を備えている。XY平面において、第1の開口部41は、スピーカ61と重複する位置に配置される。XY平面において、第1の貫通孔51と第1の開口部41とは重複する。よって、スピーカ61の前側に、第1の開口部41、及び第1の貫通孔51が配置されている。第1の開口部41は、スピーカ61と同じ程度の大きさの略円形となっている。
XY平面において、第2の開口部42は、防水シート62と重複する位置に配置される。よって、防水シート62とマイクユニット71との前側に、第2の開口部42と第2の貫通孔52とが配置されている。XY平面において、第2の貫通孔52と第2の開口部42とは重複する。
連結開口部43は、第1の開口部41と第2の開口部42とを連結する開口部である。第2の開口部42は、第1の開口部41の−X側であって、+Y側に配置されている。よって、連結開口部43はX方向とY方向との間の方向である斜め方向に延びるスリット形状を有している。XY平面において、斜め方向は、X方向から傾いており、かつY方向から傾いた方向である。連結開口部43は、防水シート50の前側に配置される。XY平面において、連結開口部43は防水シート50と重複する。
そして、連結開口部43に対して貫通する位置に、集音孔22が設けられている。すなわち、XY平面において、集音孔22は、第1の開口部と第2の開口部42の間の位置に形成されている。したがって、集音孔22の筐体内の一端は、連結開口部43の前側に開口する。XY平面において、集音孔22は、スピーカ61、マイクユニット71、第2の貫通孔52、及び第1の貫通孔51と重複していない。つまり、それぞれの音道軸の方向であるZ軸の位置は一致しない。すなわち、XY平面において、集音孔22は、スピーカ61、マイクユニット71からずれて配置されているため、集音孔22の音道軸は、マイクユニット71の音道軸と一致しない。
スリット開口部44は、第1の開口部41の下側(−Y側)で、第1の開口部41と連結されている。スリット開口部44は、X方向を長手方向、Y方向を短手方向とする略矩形状(スリット状)に形成されている。後述するように、スリット開口部44は、第1の放音孔12から筐体10の内部に侵入した水を第2の放音孔13を通して外部に排出するために設けられている。スリット開口部44は、防水シート50又はスピーカ61の前側に配置される。
このように、クッションシート40には、第1の開口部41、第2の開口部42、連結開口部43、及びスリット開口部44が設けられている。第1の開口部41、第2の開口部42、連結開口部43、及びスリット開口部44は、一体的に形成されている。すなわち、第1の開口部41、第2の開口部42、連結開口部43、及びスリット開口部44は、連続するように形成されている。第1の開口部41、第2の開口部42、連結開口部43、及びスリット開口部44を合成した形状の1つの貫通穴を形成することで、第1の開口部41、第2の開口部42、連結開口部43、及びスリット開口部44が形成されている。第1の開口部41と第2の開口部42と連結開口部43とスリット開口部44との間を、音が伝達することができる。
このように、筐体10の集音孔22は、連結開口部43に貫通する位置に配置されている。そして、集音孔22は、XY平面において、連結開口部43がマイクユニット71と重複しないように配置される。換言すると、集音孔22の音道軸は、マイクユニット71の音道軸との位置をずらすことができる。
この構成によれば、特許文献1に比べて、集音孔22とマイクユニット71との距離を近づけることができる。すなわち、スピーカ61の前側に音道孔を配置した特許文献1の構成と比べて、マイクユニット71と集音孔22との距離を近くすることができるため音声の音圧低下は抑制することができる。よって、マイクユニット71に入力する信号の周波数特性及び音質に対する音道の長さが長くなることによる悪影響を防ぐことができる。
さらに、XY平面において、集音孔22の音道軸とマイクユニット71の音道軸とが重複されない構成とすることができる。すなわち、マイクユニット71の正面前側に集音孔22が設置されない本実施の形態の構成は、空気と筐体との摩擦により発生するノイズが風雑音としてマイクユニット71に入力される音量を、抑制することができる。さらに本実施形態の構成は、風雑音の抑制を図りつつ、マイクユニット71への音圧低下も抑制することができる。よって、空気と筐体10との摩擦によるノイズ(風雑音)のマイクユニット71へ入力が少なく、音声の音圧低下の少ない、明瞭な音声通話が可能になる。
図2に示すように、クッションシート40の前側には、防塵ネット30が設けられている。防塵ネット30は音が通過するように、メッシュ状になっている。したがって、防塵ネット30を通過した時の音圧低下を抑制することができる。防塵ネット30は、外部空間からの塵の侵入を防ぐよう、第1の放音孔12、第2の放音孔13、集音孔22と重複するように設けられている。防塵ネット30は、例えば、両面テープによって、筐体10の背面に貼り付けられている。すなわち、防塵ネット30と筐体10とは、両面テープを介して貼り合わされている。
図5に防塵ネット30の正面図を示す。図5では、防塵ネット30において、両面テープが設けられていない箇所を非接着部31、32としている。具体的には、第1の放音孔12、第2の放音孔13、及び集音孔22と重なる部分には、両面テープが設けられていない。すなわち、防塵ネット30を接着する両面テープは、第1の放音孔12、第2の放音孔13、集音孔22を塞がないように、防塵ネット30と筐体10とを接着している。
防塵ネット30の第1の放音孔12と第2の放音孔13と重なる部分が非接着部31となっている。非接着部31は、第1の放音孔12と、第2の放音孔13と重なる部分だけでなく、第1の放音孔12と、第2の放音孔13とを接続するように上下方向(Y方向)に延在している。ここで、非接着部31において、第1の放音孔12と重複する箇所を非接着部31aとし、第2の放音孔13と重複する部分を非接着部31bとして、非接着部31aと非接着部31bとを連結する部分を非接着部31cとする。
非接着部31aと非接着部31bと非接着部31cとは一体的に設けられている。非接着部31aは、第1の放音孔12の背面側に配置される。非接着部31bは第2の放音孔13の背面側に配置される。非接着部31cは、非接着部31aと非接着部31bとをつなぐように、Y方向を長手方向とするスリット状に形成されている。このように、一体的に設けられた非接着部31が第1の放音孔12、及び第2の放音孔13と重なっている。
防塵ネット30の集音孔22と重なる部分が非接着部32となっている。非接着部32は、集音孔22の背面側に配置される。非接着部32は円形状になっている。そして、非接着部31と非接着部32とを除いた部分に両面テープを配置することで、筐体10に防塵ネット30が貼り付けられる。このように、第1の放音孔12、第2の放音孔13、集音孔22と重複する位置を非接着部31、32とすることで、音が通過した時の
音圧低下を抑制することができる。
次に、防塵ネット30を用いた防水構造について、図6〜図8を用いて説明する。図6〜図8は、電子機器の防水構造の主要部分を示す断面図である。図6〜図8は、電子機器100のYZ断面図である。図6は、スピーカ61の中心位置を横切るYZ断面図である。図7は、マイクユニット71の中心位置を横切るYZ断面図である。図8は、集音孔22の中心位置を横切るYZ断面図である。また、図6〜図8では、説明の簡略化のため、一部の構成が適宜省略されており、主要部分のみの構成が示されている。
図6〜図8に示すように、筐体10の内部に、スピーカ61とマイクユニット71とを保持するシャーシ60が配置されている。マイクユニット71は、マイク基板70に取り付けられている。マイクユニット71は、マイク素子71aとマイクホルダ71bとを備えている。マイク素子71aは、音圧を電気信号に変換する圧電素子や振動板などを有している。マイク素子71aは、マイクホルダ71bによってマイク基板70に取り付けられている。Z方向において、マイクユニット71はシャーシ60とマイク基板70との間に配置される。
さらに、マイク基板70の背面側(−Z側)には、回路基板80が配置されている。回路基板80は、例えば、通信回路や制御回路などの回路(不図示)が搭載された基板である。回路基板80は、マイク基板70と対向するように配置されている。さらに、回路基板80の背面側には、背面シャーシ81が設けられている。回路基板80は、例えば、背面シャーシ81に固定されて、保持される。そして、背面シャーシ81とシャーシ60とが固定される。したがって、シャーシ60と回路基板80との間に、マイク基板70と回路基板80とが配置されている。すなわち、シャーシ60と回路基板80とで形成される内部空間に、各種の電子回路等が配置される。背面シャーシ81の背面側には、背面筐体86が配置されている。背面筐体86に、背面シャーシ81が固定される。背面筐体86は、例えば、背面シャーシ81を覆う背面カバーである。
また、シャーシ60と回路基板80との間の内部空間を封止するための防水パッキン84、及び防水パッキン85が設けられている。防水パッキン84、及び防水パッキン85は防水性を有する弾性材料によって形成されている。防水パッキン84、及び防水パッキン85は電子回路などが配置された内部空間を封止するシール材となる。防水パッキン84は、筐体10と背面シャーシ81との間に配置されている。筐体10と背面シャーシ81とが防水パッキン84を挟むことで、防水パッキン84が固定される。防水パッキン85は、シャーシ60と筐体10との間、並びに、シャーシ60と背面シャーシ81との間に配置されている。すなわち、筐体10と背面シャーシ81とシャーシ60とが防水パッキン85を挟むことで、防水パッキン85が固定される。
図6に示すように、スピーカ61は振動板61aを備えている。振動板61aが振動することで、音が発生する。振動板61aは、防塵ネット30の背面側に配置されている。そして、第1の開口部41、及び第1の貫通孔51によって、防塵ネット30と振動板61aとの間に内部空間S1が形成される。
さらに、筐体10には、第1の放音孔12、第2の放音孔13が設けられている。第1の放音孔12、第2の放音孔13は防塵ネット30の前側に配置されている。防塵ネット30はメッシュ状であるため、内部空間S1と、外部空間S2とが、第1の放音孔12、又は第2の放音孔13を介して連通する。なお、外部空間S2は、筐体10の前側の空間である。
防塵ネット30は。筐体10の背面に両面テープで貼り付けられている。図5で示した通り、防塵ネット30の第1の放音孔12、及び第2の放音孔13と重複する部分は両面テープが設けられていない非接着部31となっている。
スピーカ61で発生した音は、第1の貫通孔51、第1の開口部41、防塵ネット30の非接着部31、第1の放音孔12(又は第2の放音孔13)を通過して、外部空間S2に放音される。
図7に示すように、マイクユニット71の前側(+Z側)には、シャーシ60のマイク孔64が配置されている。さらに、マイク孔64の前側には、防水シート62が配置されている。したがって、マイクユニット71の前側には、内部空間S3が形成される。内部空間S3は、マイクユニット71と、シャーシ60と防水シート62とで囲まれた空間である。
また、防水シート62の前側には、第2の貫通孔52、及び第2の開口部42が設けられている。第2の貫通孔52と第2の開口部42とによって、内部空間S4が形成される。内部空間S4は、クッションシート40と防水シート50と筐体10と防水シート62とで囲まれた空間である。
内部空間S3と内部空間S4は防水シート62によって隔てられている。換言すると、マイク孔64と第2の貫通孔52とは、防水シート62によって隔てられている。上記の通り、防水シート62は、音を通すことができるため、スピーカ61が外部からの音声を集音することができる。
内部空間S4は、図8等に示す連結開口部43に接続されている。内部空間S4は、連結開口部43、及び防塵ネット30を介して、集音孔22と連通している。図8に示すYZ断面では、集音孔22とマイクユニット71との間は、シャーシ60が配置されるものの、連結開口部43が第1の開口部41と第2の開口部42とを連結している。したがって、集音孔22からの音が、メッシュ状の防塵ネット30、連結開口部43、第2の開口部42の順で伝達して、防水シート62まで到達する。防水シート62は音質、音圧を劣化させない材料により形成されているため、マイクの集音特性の劣化を防ぐことができる。
このように、マイクユニット71の正面前側に集音孔22が設置されない構成とすることができ、風雑音の音量を抑制することができる。上記の構成によれば、風雑音の抑制を図りつつ、マイクへの音圧低下も抑制することができる。よって、風雑音が少ない、明瞭な音声通話が可能になる。
マイクユニット71は集音孔22、防塵ネット30の非接着部32、連結開口部43、第2の開口部42、第2の貫通孔52、防水シート62、マイク孔64を通過した音を集音する。また、集音孔22に水が滞留しても、第1の放音孔12から、第1の開口部41、第2の開口部42、連結開口部43を通って、マイクユニット71に音が到達する。よって、音声通話が困難になることはない。
次に、図6〜図8に加えて、図9を参照して、集音孔22の構成について、説明する。図9は、集音孔22の周辺部分を拡大して示す斜視図である。また、図9では、第1の放音孔12、第2の放音孔13についても、図示されている。
筐体10の前面側には、凸部21、集音孔22、及び溝23が形成されている。溝23は、凸部21を囲むように形成されている。例えば、XY平面において溝23は矩形枠状に形成されており、矩形枠状の溝23の内側に凸部21が配置されている。溝23は、後ろ側(−Z側)に窪んでいるため、凸部21は、溝23よりも前側(+Z側)に突出している。すなわち、凸部21は、周囲よりも前側に突出している。
集音孔22は、凸部21を貫通するように形成されている。すなわち、凸部21を貫通する貫通穴によって、集音孔22が形成されている。図9に示すように、凸部21の側面21aに露出するように、集音孔22が形成されている。集音孔22は、凸部21の側面21a、及び頂面(前面)21bに面している。ここでは、集音孔22は、凸部21の−Y側の端に配置されている。
そして、凸部21の頂面21bにバッジ11が貼り付けられる。したがって、集音孔22の前面側にバッジ11が配置される。バッジ11は、筐体10を貫通する集音孔22の頂面21bに開口する個所をカバーしている。バッジ11は、ユーザの息が集音孔22に直接かかることを防ぐ機能を有している。よって、風雑音を抑制することができる。また、凸部21の側面21aに集音孔22が設けられているため、集音孔22の前面にバッジ11が配置されていたとしても、音圧の低下を防ぐことができる。
実施例では、集音孔22の筐体前面側の一端は、バッジ11により凸部21の頂面21bに開口する個所をカバーすることで凸部側面21aに貫通孔が露出した部分のみとしているが、筐体の成型により凸部側面21aに開口してもよい。このように、筐体10の前面には、周辺よりも前側に突出した凸部21が設けられている。集音孔22が、凸部21の側面21aに露出するように形成されている。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
10 筐体
11 バッジ
12 第1の放音孔
13 第2の放音孔
15 操作部
21 凸部
22 集音孔
23 溝
30 防塵ネット
31 非接着部
32 非接着部
40 クッションシート
41 第1の開口部
42 第2の開口部
43 連結開口部
44 スリット開口部
50 防水シート
51 第1の貫通孔
52 第2の貫通孔
60 シャーシ
61 スピーカ
61a 振動板
62 防水シート
63 スピーカ搭載部
64 マイク孔
65 貼り付け部
70 マイク基板
71 マイクユニット
71a マイク素子
71b マイクホルダ

Claims (5)

  1. マイクユニットと、
    スピーカと、
    前記マイクユニット、及び前記スピーカを保持するシャーシと、
    前記シャーシの前側に取り付けられ、集音孔と、放音孔と、を有する筐体と、
    前記筐体と前記シャーシとの間に配置されるクッションシートと、を備え、
    前記クッションシートには、前記スピーカの前側に配置される第1の開口部と、前記マイクユニットの前側に配置される第2の開口部と、前記第1の開口部と前記第2の開口部とを連結する連結開口部と、が形成されており、
    前記集音孔が、前記連結開口部に対して貫通するように配置されている電子機器。
  2. 前記筐体の前面には、
    周辺よりも前側に突出した凸部が設けられており、
    前記集音孔が、前記凸部の側面に露出するように形成されている請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記集音孔が、前記凸部を貫通するように形成され、
    前記凸部の前面に貼り付けられるバッチをさらに備えた請求項2に記載の電子機器。
  4. マイクユニットと、
    スピーカと、
    前記マイクユニット、及び前記スピーカを保持する保持するシャーシと、
    前記シャーシの前側に取り付けられ、集音孔と、放音孔と、を有する筐体と、
    前記筐体と前記シャーシとの間に配置されるクッションシートと、を備え、
    前記クッションシートには、前記スピーカの前側に配置される第1の開口部と、前記マイクユニットの前側に配置される第2の開口部と、前記第1の開口部と前記第2の開口部とを連結する連結開口部と、が形成されており、
    前記集音孔の筐体内側の一端が、前記連結開口部に開口するように配置されている電子機器。
  5. 前記筐体の前面には、
    周辺よりも前側に突出した凸部が設けられており、
    前記集音孔の筐体外側の一端が、前記凸部の側面に開口するように形成されている請求項4に記載の電子機器。
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