JP2537171Y2 - ケーブル付きコネクタにおけるケーブル保持筒 - Google Patents

ケーブル付きコネクタにおけるケーブル保持筒

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JP2537171Y2
JP2537171Y2 JP1989043657U JP4365789U JP2537171Y2 JP 2537171 Y2 JP2537171 Y2 JP 2537171Y2 JP 1989043657 U JP1989043657 U JP 1989043657U JP 4365789 U JP4365789 U JP 4365789U JP 2537171 Y2 JP2537171 Y2 JP 2537171Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ケーブル付きコネクタにおいて、コネクタ
本体に接続したケーブルの接続部位の外周に、該ケーブ
ルを撓曲自在に保持するように装設するケーブル保持筒
についての改良に関する。
[従来の技術] ケーブル付きコネクタAは、通常、第1図に示してい
るよう、合成樹脂材よりなる極保持部材10とその極保持
部材に保持せしめた複数のコンタクト11…とその極保持
部材10の外周に嵌装した外極となる金属スリーブ12とで
構成されるコネクタ本体1に、ケーブル2を、それの芯
線20…をコンタクト11…にハンダ付け等で結線していく
ことで接続し、次いで、このケーブル2を接続したコネ
クタ本体1の外周に、第2図に示している如く、合成樹
脂材による成形、または金属材のダイキャスト成形によ
り形成したコネクタケース3を、第3図に示している如
く、コネクタ本体1とケーブル2の接続部位の外周を覆
い込むように被せ、次いで、そのコネクタケース3のケ
ーブル引出口30から引き出されたケーブル2の、ケーブ
ル引出口30付近の基端部の外周に、軟質の合成樹脂材で
撓曲自在の保持筒(ブッシング)4を、コネクタケース
3と一体的に連続するようにモールド成形することで、
第1図の如く組立てるようにしている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、このように構成せるケーブル付きコネクタ
Aには、ケーブル2のコネクタケース3に対する機械的
結合が弱い問題がある。また、ケーブル2の基端部の外
周を撓曲自在に囲う保持筒4の、ケーブル2の外周面に
対する喰い付きが弱く、ケーブル2をコネクタケース3
に対して結合させる役割を果すものとならない問題があ
り、かつ、この保持筒4の折り曲げ寿命が短く、ケーブ
ル2に断線を生ぜしめ易い問題がある。
[目的] 本考案は、この問題を解消せしめるためになされたも
のであって、ケーブル2の基端部を撓曲自在に保持さす
ようそのケーブル2の基端部の外周にモールド成形する
軟質の合成樹脂材よりなる保持筒4の、ケーブル2の外
周面に対する喰い付きを強固にして、ケーブル2のコネ
クタケース3に対する結合力を強める役割を、該保持筒
が果すようにするとともに、該保持筒4の折り曲げ寿命
を長くし得る新たな手段を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] そして、本考案においては、この目的を達成するため
の手段として、コネクタ本体の外周を囲う分割または開
閉可能のコネクタケースのケーブル引出口の外端側に、
内径が前記ケーブル引出口の口径よりも大径で外径が前
記ケーブル引出口から引出すケーブルの基端部の外周に
装設する軟質の合成樹脂材の保持筒の外径より小径とし
た筒状体を、該コネクタケースの前記ケーブル引出口の
開口端のまわりから後方に向け突出させて装設し、その
筒状体の筒壁には径方向に透通する透孔を形設し、前記
ケーブル引出口から引出されるケーブルの基端部の外周
側を被覆さす前記軟質の合成樹脂材よりなる保持筒を、
前記筒状体の筒壁の外周側を囲うとともにその筒壁の内
周面と前記ケーブルの外周面との間の環状の空間を埋め
るように成形してなるケーブル付きコネクタにおけるケ
ーブル保持筒を提起するものである。
[実施例] 次に実施の一例を図面に従い詳述する。
第4図は本考案を実施せるケーブル付きコネクタAの
一部破断した平面図で、同図において、1はコネクタ本
体、2はケーブル、3はコネクタケース、4は軟質の合
成樹脂材で成形した保持筒を示す。
コネクタ本体1は、絶縁材たる合成樹脂材を成形して
形成せる極保持部材10の各保持穴内に、複数のコンタク
ト11…をそれぞれ嵌挿して保持せしめ(第5図)、か
つ、極保持部材10の外周の前端側(第4図において左端
側)に、外極となる金属スリーブ12を嵌装して構成せる
従来公知のものであり、それの金属スリーブ12は、電源
コネクタとして使用する場合には省略する場合がある。
ケーブル2は、内皮により被覆した多数の芯線20…を
束にまとめ、それの外周を外皮21で被覆した通常のケー
ブルであり、それの各芯線20…の先端は、前記コネクタ
本体1の極保持部材10に保持せしめたコンタクト11…の
各後端側にハンダ付けにより結線してある。
コネクタケース3は、合成樹脂材により第9図に示し
ている如く、ヒンジ部aにより一半側3aと他半側3bとに
開閉するシェル状に成形するか、または、金属材のダイ
キャストにより一半側3aと他半側3bとに分割される二つ
割り状に成形しておいて、それらの内部に、第11図の如
く、コネクタ本体1およびケーブル2の接続端部を装入
し、それらを覆い込むように一半側3aと他半側3bとを閉
じ合わせてケースに組立てることについては、従前のコ
ネクタケース3と同様である。
しかし、該コネクタケース3のケーブル2を外部に引
き出すケーブル引出口30の外側には、第10図に示してい
る如く、内径をケーブル引出口30の口径よりも大径と
し、外径をケーブル2の基端部の外周に被覆成形する保
持筒4の外径よりも小径とした筒状体31が、一体に形成
するか、別体に成形して一体的に組付けることで装設し
てある。そして、その筒状体31の筒壁310には、内外に
貫通する透孔32が適宜数形成してある。
また、この筒状体31は、シェル状に開閉するコネクタ
ケース3の一半側3aと他半側3bとの各後端壁に、2分さ
れた状態として形成してあり、かつ、コネクタケース3
の一半側3aと他半側3bとを閉じ合わせて、2分されてい
る筒状体31a・31bが、筒状体31を形成するように突き合
わされたときに、それら筒状体31a・31bの間に内外に透
通するスリット33が形成されるように形成してある。
保持筒4は、前述の如くして、コネクタケース3で覆
い込んだ状態のコネクタ本体1およびそれに接続したケ
ーブル2を、その状態で金型にセットして、軟質の合成
樹脂材の湯を金型内に流し込むことで、コネクタケース
3のケーブル引出口30から引き出されたケーブル2の接
続端部の外周に、第11図にて鎖線を示している如く、コ
ネクタケース3に設けた筒状体31ごと、そっくり被覆す
るように形成してある。
この保持筒4は、図示している実施例においては、コ
ネクタケース3の後面側からその後方に延出する形態と
して成形してあるが、コネクタケース3が、金属材で成
形してある場合、また、合成樹脂材で成形してあって
も、下押しとして簡略な形状に成形してある場合には、
該保持筒4をコネクタケース3の胴部の外周まで覆い込
むように成形する場合がある。
なお、図示する実施例装置において、5は、ケーブル
2のコネクタケース3内に挿入されている内端部の外周
に噛み込ませたリング状のクランプである。
このように構成せる実施例装置は次のように作用す
る。
コネクタケース3を組付けたコネクタ本体1およびケ
ーブル2を、金型にセットして、ケーブル2の接続端部
の外周に軟質合成樹脂材の湯を流して保持筒4を成形す
るとき、その保持筒4の成形のための合成樹脂材の湯
は、コネクタケース3のケーブル引出口30から引き出さ
れたケーブル2の、金型内に位置する部位の外周に流れ
込んでいくとき、コネクタケース3のケーブル引出口30
の外側に後方に突出するように形設してある筒状体31の
筒壁310の内周面とケーブル引出口30から引き出された
ケーブル2の外周面との間に形成される環状の空間内
に、圧入充填されるように流入していくようになる。
そして、この筒状体31の筒壁310の内周面とケーブル
2の外周面との間の環状の空間内に流入する合成樹脂材
の湯が、外周側が筒状体31の筒壁310により押えられた
状態で、ケーブル2の外周面に対して圧接していくこと
から、固結するときに、外周側への逃げがなくなって、
ケーブル2の外周面に対して、著しく強固に圧着してい
き、固結したときにケーブル2の外周面に固く喰い付い
た状態となる。そして、この筒壁310の内周側に流入し
て成形される合成樹脂材の湯が、同時に筒壁310の外周
側に流入して成形される合成樹脂材の湯と、筒壁310に
設けた透孔32内に流入する合成樹脂材の湯により一体に
連続する状態となって成形される。
これにより、コネクタケース3のケーブル引出口30か
ら引出されたケーブル2の接続端部の外周を被覆する軟
質の合成樹脂材よりなる保持筒4は、コネクタケース3
に連結する基端側が、コネクタケース3に設けた筒状体
31をコアとして内部に抱込むことで補強された形態とな
りながら、その筒状体31の筒壁310の内周側において、
その筒壁310により外側が囲われた状態でケーブル2の
外周面に対し喰い付くように固結する部分がケーブル2
の周面に強固に結合するようになり、同時に、筒壁310
に設けた透孔32を埋める合成樹脂材が筒壁310の外側に
位置する合成樹脂材と筒壁310の内側に位置する合成樹
脂材をつなぐことで、コネクタケース3と一体に連続す
る筒状体31に対して緊縛された状態となって、ケーブル
2をコネクタケース3に対し強固に結合する結合部材の
役割を果すようになる。
[考案の効果] 上述の如く構成してある本考案によるケーブル付きコ
ネクタにおけるケーブル保持筒は、コネクタケース3を
組付けたコネクタ本体1およびケーブル2を、金型にセ
ットして、そのケーブル2の接続端部の外周に、軟質合
成樹脂材の湯を流して保持筒4を成形するとき、その軟
質合成樹脂材の湯が、コネクタケース3のケーブル引出
口30の外側に突設してある筒状体31の筒壁310の内周面
とケーブル引出口30から引き出されたケーブル2の外周
面との間に形成される環状の空間内に圧入充填されて、
その湯が、固化するときに肉の多い部分である外周側へ
の逃げを、筒状体31の筒壁310により押えることで、固
結していく湯の外周側への寄りをなくして、固結したと
きにケーブル2の外周面に固く喰い付いた状態とする。
そして、この筒壁310の内周側に成形される合成樹脂
材の湯が、同時に筒壁310の外周側に成形される合成樹
脂材と、筒壁310に設けた透孔32内に流入する合成樹脂
材の湯により一体に連続する状態となり、これにより、
この成形される軟質の合成樹脂材よりなる保持筒4の基
端側が、筒状体31をコアとし、かつ、その筒状体31を、
それの外周側と内周側との両面から樹脂材の内部に抱込
むことで強固に補強された形態となる。
従って、本考案手段によれば、コネクタケース3のケ
ーブル引出口30の開口端のまわりに設けた筒状体31によ
り、流し込む軟質合成樹脂材の湯が固結していくときの
外周側への逃げを押えて、その湯をケーブル2の外周面
に緊縛状態に結合するように固結させて、成形される保
持筒4のコネクタケース3およびケーブル2に対する結
合を強固にし、同時にこの筒状体31が成形される保持筒
4の基端部を効果的に補強するようになって、その保持
筒4の折曲げ寿命を長くする。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従前手段を示し、第1図は従前のケ
ーブル付きコネクタの一部破断した平面図、第2図は同
上のコネクタケースの開放した状態の後面図、第3図は
ケーブルを接続したコネクタ主体にコネクタケースを組
付けた状態の一部破断した平面図である。 第4図乃至第11図は本考案の実施例を示し、第4図は本
考案を実施せるケーブル付きコネクタの一部破断した平
面図、第5図は同上コネクタの前面図、第6図は同上コ
ネクタの一部破断した後面図、第7図は第4図のI−I
線断面図、第8図は第4図のII-II線断面図、第9図は
コネクタケースの開放した状態の後面図、第10図は同上
コネクタケースの閉じ合わせた状態の要部の斜視図、第
11図は同上コネクタケースを、ケーブルを接続したコネ
クタ主体に組付けた状態の一部破断した平面図、第12図
は要部の拡大縦断面図である。 図面符号の説明 A……ケーブル付きコネクタ、a……ヒンジ部 1……コネクタ本体、10……極保持部材、11……コンタ
クト 12……金属スリーブ、2……ケーブル、20……芯線 21……外皮、3……コネクタケース、3a……一半側 3b……他半側、30……ケーブル引出口 31・31a・31b……筒状体、310……筒壁 32……透孔、33……スリット、4……保持筒 5……クランプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コネクタ本体1の外周を囲う分割または開
    閉可能のコネクタケース3のケーブル引出口30の外端側
    に、内径が前記ケーブル引出口30の口径よりも大径で外
    径が前記ケーブル引出口30から引出すケーブル2の基端
    部の外周に装設する軟質の合成樹脂材の保持筒4の外径
    より小径とした筒状体31を、該コネクタケース3の前記
    ケーブル引出口30の開口端のまわりから後方に向け突出
    させて装設し、その筒状体31の筒壁310には径方向に透
    通する透孔32を形設し、前記ケーブル引出口30から引出
    されるケーブル2の基端部の外周側を被覆さす前記軟質
    の合成樹脂材よりなる保持筒4を、前記筒状体31の筒壁
    310の外周側を囲うとともにその筒壁310の内周面と前記
    ケーブル2の外周面との間の環状の空間を埋めるように
    成形してなるケーブル付きコネクタにおけるケーブル保
    持筒。
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