JP2537117B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2537117B2
JP2537117B2 JP4222750A JP22275092A JP2537117B2 JP 2537117 B2 JP2537117 B2 JP 2537117B2 JP 4222750 A JP4222750 A JP 4222750A JP 22275092 A JP22275092 A JP 22275092A JP 2537117 B2 JP2537117 B2 JP 2537117B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野及び発明の概要】本発明は、炊飯
器、特に、炊飯開始時点から炊飯終了時点までの間で炊
飯火力を変化させる形式の炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】上記した形式のものとして、炊飯
釜内の温度が炊飯完了温度に近付いた時点で、一旦、火
力を弱める形式の炊飯器があり、概略図1に示す構成を
採用する。このものでは、炊飯釜(1) の底部の温度を温
度センサ(S) によって検知する。一方、炊飯釜(1) を加
熱するガスバーナ(10)は前記炊飯釜(1) の底部に対向
し、これへのガス回路には、開閉弁(21)を具備する主ガ
ス回路(2a)と、これを迂回するバイパス回路(2b)が設け
られ、このバイパス回路(2b)にはオリフィス(22)が挿入
されている。そして、前記開閉弁(21)は、温度センサ
(S) の検知温度を入力させた制御装置(C) によって制御
される。
【0003】この従来の炊飯器では、炊飯開始後は、開
閉弁(21)が開弁された状態でガスバーナ(10)にガス供給
され、ガスバーナ(10)の火力はノズル(N) の口径によっ
て設定される供給ガス量に対応したものとなる。つま
り、強火によって炊飯加熱が実行される。このときの炊
飯釜(1) の底部の温度が温度センサ(S) によって検知さ
れ、この検知温度が炊飯加熱終了温度(以下第2温度(A
2)という)よりも一定温度低い設定温度(以下第1温度
(A1)という)に達すると、制御装置(C) の作用によって
開閉弁(21)が閉弁された状態で炊飯加熱が進行する。こ
のとき、オリフィス(22)によってガスバーナ(10)へのガ
ス量が制限されてガスバーナ(10)の火力は弱火となる。
【0004】従って、図2のように、炊飯釜(1) 内が第
1温度(A1)から第2温度(A2)になるまでの区間では、炊
飯釜(1) 内の温度上昇勾配が小さくなり、上記制御を行
なわない場合に比べて炊飯釜(1) 内が高温域に維持され
る時間が長くなる。つまり、炊飯加熱停止時期を遅らせ
ることができることとなって、その分、α化時間(炊飯
中の米の温度を98℃以上に維持させてその澱粉質をα澱
粉に変化させる時間)が長く設定でき、炊飯の炊き上り
が向上する。
【0005】ところが、この従来のものでも、α化時間
が未だ十分には長くできないという問題がある。本発明
は、『温度センサ(S) によって炊飯加熱中の炊飯釜(1)
内の温度を検知し、この検知温度が炊飯加熱終了温度に
対応する第2温度(A2)になった時点で炊飯加熱を停止す
るようにした炊飯器』において、α化時間を一層長くで
きるようにして、炊き上りを向上させることをその課題
とする。
【0006】
【技術的手段】上記課題を解決するために講じた本発明
の技術的手段は、『温度センサ(S)の検知温度が第2
温度(A)よりも一定温度低く且炊飯釜(1)内の水
分が蒸発したことを示す沸騰温度より高温の第1温度
(A)において炊飯加熱を一且停止した後温度センサ
(S)の検知温度が設定温度(A)に低下したときに
炊飯加熱を再開させて前記第1温度近傍の設定温度で加
熱停止させる動作を設定時間(T)の間繰り返す制御装
置(C)を具備させ、前記設定温度(A)を米の澱
粉のα化作用を維持できる温度に設定した』ことであ
る。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。温度セ
ンサ(S) の検知温度が第2温度(A2)になった時点で最終
的に炊飯加熱が停止されることは従来の炊飯器と同様で
あるが、その以前において温度センサ(S) の検知温度が
第1温度(A1)になると、制御装置(C1)の出力によって炊
飯加熱が一旦停止された後炊飯釜(1) の内の温度が設定
温度(A0)に低下した時点で炊飯加熱が再開される。その
後、温度センサ(S) の検知温度が上昇して再度第1温度
(A 1)近傍の設定温度になると、炊飯加熱が停止される。
この加熱制御動作が繰り返されて、この繰り返し動作が
設定時間(T) 継続した後は、この制御装置(C1)による制
御が終了して、炊飯加熱が再開されたままの状態が保た
れて、最終的に第2温度(A2)になるまで炊飯加熱が進行
する。
【0008】以上の加熱制御の場合、温度センサ(S) の
検知温度が第1温度(A1)になった後、再加熱−加熱が停
止が設定時間(T) の間繰り返されるから、第1温度(A1)
になった時点で弱火加熱に制御されるものにくらべて、
第1温度(A1)になった時点から第2温度(A2)になるまで
の所要時間が長くなる。また、この第1温度(A1)から再
加熱開始時点までの間の温度が監視されて、この温度が
米のα化を維持できる設定温度(A0)以下には低下しな
い。
【0009】
【効果】第1温度(A1)になった時点から第2温度(A2)に
なるまでの所要時間が長くなるから、α化時間が長くな
り、炊き上りが一層向上する。第1温度(A1)になった時
点から第2温度(A2)で炊飯加熱が停止されるまでの間で
は確実に米のα化作用が生じる温度に維持されるから、
前記効果が一層確実なものとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図3〜図5に基づい
てて説明する。図面に示す実施例は、本発明をガス炊飯
器に実施したものであり、炊飯釜(1)内の温度はこれの
底部に対接させた温度センサ(S) によって検知される。
炊飯釜(1) はガスバーナ(10)によって加熱される構成
で、このガスバーナ(10)へのガス回路には後述の制御装
置(C) からの出力によって開閉制御される電磁式の開閉
弁(21)が挿入されている。ガスバーナ(10)の炎孔近傍に
はイグナイター(3) のスパークプラグ(31)が対向し、こ
のイグナイター(3) は、同様に制御装置(C) によって制
御され、制御装置(C) に点火信号が入力されると一定時
間動作する。
【0011】前記制御装置(C) としてはマイクロコンピ
ュータが採用され、図5に示すフローチャートに基づい
たプログラムが実行される。以下、この制御動作につい
て、同図に基づいて説明する。炊飯開始の始動信号が入
力されると、開閉弁(21)が開弁され、イグナイター(3)
が一定時動作してガスバーナ(10)の炎孔部に火花放電さ
れ、ガスバーナ(10)が着火して炊飯加熱が進行する。
尚、図5には示していないが、前記イグナイター(3) の
動作中にガスバーナ(10)に着火したか否かを判断し、着
火されない場合には開閉弁(21)を閉弁させる形式の安全
装置が装備される。
【0012】炊飯加熱の進行に伴って、図4に示す経過
で、炊飯釜(1) 内の温度が上昇し、この温度は温度セン
サ(S) によって監視される。炊飯釜(1) 内の温度が沸騰
温度になるとこの状態が一定時間継続され、その後、炊
飯釜(1) 内の温度が上昇して温度センサ(S) の検知温度
が第1温度(A1)に達すると、ステップ(41)においてこれ
が判定され、タイマー(5) が始動して、再加熱と加熱停
止を繰り返す制御ルーチン(R) に入り、ステップ(42)で
開閉弁(21)が閉弁され、ガスバーナ(10)が消火される。
その後、この炊飯加熱停止状態が継続すると、同図のよ
うに、炊飯釜(1) 内の温度は経時的に低下するが、この
温度は温度センサ(S) によって監視される。そして、こ
の検知温度が設定温度(A0)になると、ステップ(43)〜ス
テップ(46)までの再点火動作が実行されて炊飯加熱が再
開される。その後、前記タイマー(5) の計時時間が設定
時間(T) に達しているか否かが判断される。第1回目の
再加熱実行段階では、前記設定時間(T) に達していない
から、次のステップ(48)に移行して、温度センサ(S) の
検知温度が第1温度(A1)に成るまで、この再加熱状態を
継続する。そして、温度センサ(S) の検知温度が前記第
1設定温度(A1)になると、制御ルーチン(R) の第1ステ
ップ、つまり、ステップ(42)が実行されて開閉弁(21)が
閉弁されてガスバーナ(10)が消火され、この制御ルーチ
ン(R) が実行される。
【0013】この制御ルーチン(R) が実行される過程に
おいて、上記再点火動作が終了後の時点でタイマー(5)
の計時時間が設定時間(T) に達しておれば、この制御ル
ーチン(R) から離れて再加熱状態が継続され、温度セン
サ(S) の検知温度が第2温度(A2)になると開閉弁(21)が
閉弁されて炊飯加熱が停止される。尚、この実施例で
は、ステップ(41)〜ステップ(48)までが制御装置(C1)と
して機能する。また、第1温度(A1)=125 ℃、第2温度
(A2)=145 ℃、設定温度(A0)=100 ℃に設定されてい
る。ここで、前記第1温度(A1)としては120 ℃〜130 ℃
が望ましい。
【0014】また、この実施例では、制御ルーチン(R)
におけるステップ(48)での設定温度を第1温度(A1)とし
たが、第1回目の再点火後において前記制御ルーチン
(R) 実行中における消火温度を前記第1温度(A1)の近傍
に設定してもよい。さらに、ステップ(42)とステップ(4
3)との間にステップ(47)と同様のステップを挿入して、
この間でもタイマー(5) の計時時間が設定時間(T) にな
ったか否かを監視してもよい、前記設定時間になってい
る場合には、温度センサ(S) の検知温度が設定温度(A0)
に低下していなくても再点火動作を実行させるようにし
てもよい。この場合には、再点火動作終了後には前記計
時時間が設定時間(T) を越えているから、ステップ(48)
が実行されることなく、温度センサ(S) の検知温度が第
2温度(A2)に上昇するまで再加熱される。
【0015】このようにした場合には、前記設定時間
(T) が正確に確保される。尚、この実施例のガス炊飯器
と既述の従来のガス炊飯器とを比較した場合、従来のも
のでは、弱火加熱状態で炎の安定性を確保するために、
種火バーナ(11)(図1参照)が必要となるが、本発明は
ガスバーナ(10)を一旦消火したあと再点火させるもので
あるから、ガス回路に前記(11)のための回路を用意する
必要がない。又、オリフィス(22)等も不要となる。
【0016】これらのことから、本発明実施例のガス炊
飯器では従来のものに比べてガス回路の構成が大幅に簡
素化できる。尚、上記実施例では、本発明をガス炊飯器
に実施したがこれを電気炊飯器に実施できることは言う
までもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図
【図2】これの炊飯工程における炊飯釜(1) 内の温度変
化を示す説明図
【図3】本発明実施例の説明図
【図4】これの炊飯工程における炊飯釜(1) 内の温度変
化を示す説明図
【図5】制御装置(C) のフローチャート図
【符号の説明】
(1) ・・・炊飯釜 (S) ・・・温度センサ (A1)・・・第1温度 (A2)・・・第2温度 (C1)・・・制御装置 (1) ・・・ガスバーナ (21)・・・開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−320020(JP,A) 特開 昭63−145612(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度センサ(S)によって炊飯加熱中の炊
    飯釜(1)内の温度を検知し、この検知温度が炊飯加熱
    終了温度に対応する第2温度(A)になった時点で炊
    飯加熱を停止するようにした炊飯器において、温度セン
    サ(S)の検知温度が第2温度(A)よりも一定温度
    低く且炊飯釜(1)内の水分が蒸発したことを示す沸騰
    温度より高温の第1温度(A)において炊飯加熱を一
    旦停止した後温度センサ(S)の検知温度が設定温度
    (A)に低下したときに炊飯加熱を再開させて前記第
    1温度近傍の設定温度で加熱停止させる動作を設定時間
    (T)の間繰り返す制御装置(C)を具備させ、前記
    設定温度(A)を米の澱粉のα化作用を維持できる温
    度に設定した炊飯器。
  2. 【請求項2】 設定温度(A0)を100 ℃以上とした請求項
    1に記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 炊飯器を、炊飯釜(1) をガスバーナ(10)
    によって加熱する形式のガス炊飯器とし、制御装置(C1)
    によって前記ガスバーナ(10)へのガス回路に挿入した開
    閉弁(21)を開閉制御すると共に、ガスバーナ(10)への点
    火装置を制御する構成とした請求項1又は請求項2に記
    載の炊飯器。
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