JP2536775Y2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2536775Y2
JP2536775Y2 JP1990407193U JP40719390U JP2536775Y2 JP 2536775 Y2 JP2536775 Y2 JP 2536775Y2 JP 1990407193 U JP1990407193 U JP 1990407193U JP 40719390 U JP40719390 U JP 40719390U JP 2536775 Y2 JP2536775 Y2 JP 2536775Y2
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JP
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frame
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line
positioning
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JP1990407193U
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JPH0491463U (ja
Inventor
務 小笠原
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Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ラインセンサと等倍集
束性レンズとからなる複数組の等倍光学ユニットを全体
として千鳥状に配置した、広幅読取ユニットや広幅プリ
ンタユニットや広幅複写機等の画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像読取装置としては、
特開昭59−202766号公報に記載されたものがあ
った。この従来例は、図3に示すようにラインセンサ
1、等倍集束性レンズ(集束形ファイバアレイ)2及び
一対の光源3をフィン付きの支持基板4に取り付けて長
尺読取り装置5とし、このようにそれぞれ支持基板4を
有する長尺読取り装置5の複数個を千鳥状に配置して全
体の支持体(図示せず)に別に固着していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、これによる
と、次のような問題点があった。 各長尺読取り装置5が、それぞれの支持基板4にラ
インセンサ1、等倍集束性レンズ2及び光源3を取り付
け、該支持基板4をさらに全体の支持体に組み付けるた
め、装置全体が大型化しまた重量も重くなる。 各長尺読取り装置5が、上記のように支持基板4、
ラインセンサ1、等倍集束性レンズ2及び一対の光源3
で構成されていて、それ自体高価であり、その複数個を
支持体に支持して全体として広幅の画像読取装置を作る
ことは、非常にコストの高いものとなる。 各長尺読取り装置5ごとに光学調整した上、さらに
全体の支持体に組み付けるにも全体の調整が改めて必要
であるため、調整作業が非常に面倒でしかも手間がかか
る。 それぞれ支持基板4を有する長尺読取り装置5を、
さらに全体の支持体に支持するため、熱による影響で長
尺読取り装置5相互の主走査方向及び副走査方向の位置
関係がズレてしまい、読取品質が低下する。
【0004】本考案の目的は、小型・軽量でしかも低廉
であり、かつ組み付け及び光学調整が簡単であるに加
え、熱による影響も少なく読取品質の高い画像読取装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、本考案は、そ
れぞれラインセンサと等倍集束性レンズとからなる複数
組の等倍光学ユニットを、共通のフレームに全体として
千鳥状に配置し、また該フレームに、等倍光学ユニット
を個別に位置調整可能に位置決めする位置決め機構を各
等倍光学ユニットごとに設ける画像読取装置において、
隣接する前記等倍光学ユニットの各々の前記ラインセン
サ間に接続部材を前記フレームで支持して主走査方向に
摺動可能に設け、その接続部材にそれらラインセンサを
各々位置決めする前記位置決め機構を取り付けてなる、
ことを特徴とする。
【0006】具体的には、たとえば前記フレームと前記
接続部材のいずれか一方にピンを立て、他方に長孔を形
成し、その長孔に前記ピンを入れて前記接続部材の摺動
方向を案内する。
【0007】
【作用】そして、温度変化によりフレームとラインセン
サ間に伸縮差を生じたとき、接続部材が摺動してその伸
縮差を吸収する。
【0008】次に、本考案の一実施例を図面に従い詳細
に説明する。図1及び図2において、箱状のフレーム1
0内には光源11・12が平行に配置され、原稿13が
保護ガラス14を透して照明されるようになっている。
フレーム10の上面には、所定の角度で互いに反対方向
に傾斜する斜面15・16が形成され、一方の斜面15
上には第1及び第3のラインセンサ17・19、他方の
斜面16上には第2のラインセンサ18が設置されてい
る。これらラインセンサ17・18・19は、それらの
受光部17a・18a・19aが平行になるようにかつ
千鳥状に配置されている。また、フレーム10に設けら
れた長孔20・21内に、ラインセンサ17・18・1
9にそれぞれ対応して3組の等倍光学ユニットを構成す
る等倍集束性ロッドレンズアレイ22・23(第1のラ
インセンサ17に対応するものは図示せず)が配置され
ている。これらラインセンサ17・18・19は、同一
読取ライン24上の画像が各ラインセンサ17・18・
19の受光部17a・18a・19aにそれぞれ正立で
結像されるように後述のように調整される。
【0009】第1のラインセンサ17は、主走査方向A
については、その一端を押圧バネ25で押圧し他端をフ
レーム10の基準突部26に圧接させて位置決めされて
いる。また、副走査方向Bについては、固定ネジ27で
それぞれ回転を規制できる一対の偏心カム28に、一対
の押圧バネ29で押圧して圧接させ、両端部を個別に調
整可能に位置決めし、受光部17aの受光ラインを同一
読取ライン24に一致させる。
【00010】第2及び第3のラインセンサ18・19
も互いの反対側の端部については、同様に、固定ネジ3
0でそれぞれ回転を規制できる偏心カム31と押圧バネ
32とにより調整可能に副走査方向Bに位置決めされる
が、相互の対向側の端部ついては次のような位置決め機
構によって相互に位置決めされる。
【0011】フレーム10上に、第2及び第3のライン
センサ18・19の対向側の端部を上側から覆う接続部
材33が装着されている。該接続部材33は、フレーム
10の上面に植設された一対のピン35を貫通させる一
対の案内長孔36を有し、主走査方向Aに摺動可能にな
っている。また、接続部材33は押圧バネ37によって
第2のラインセンサ18側に付勢されている。この接続
部材33の裏面(下面)には、第2及び第3のラインセ
ンサ18・19の主走査方向Aの位置決めをそれぞれ行
うための偏心カム38・39、及びこれらラインセンサ
18・19の副走査方向Bの位置決めを行うための偏心
カム40・41が、それぞれ固定ネジ42で回転を規制
できるように取り付けられている。偏心カム40はフレ
ーム10に設けられた押圧バネ43と対応し、偏心カム
41は同様にフレーム10に設けられた押圧バネ44と
対応する。偏心カム38は、フレーム10に設けられた
偏心カム45とで第2のラインセンサ18を主走査方向
Aに挟持し、偏心カム39は、フレーム10に設けられ
た押圧バネ46とで第3のラインセンサ19を挟持す
る。
【0012】偏心カム45は、基準突部26の近傍に設
置され、固定ネジ46によってその回転を規制できるよ
うになっている。また、全偏心カム28・31・38・
39・40・41・45は、フレーム10の中心線に近
いところに配置されている。なお、接続部材33は、副
走査方向に揺動しないように図示しない押圧バネによっ
て副走査方向の一方側へ付勢されている。
【0013】第2のラインセンサ18の位置決めは、次
のように行う。第1のラインセンサ17を上記のように
主走査方向Aについて基準位置にセットするとともに、
副走査方向Bの位置調整をした後、基準寸法の治具を読
取面に設置して偏心カム45と偏心カム38とで第2の
ラインセンサ18の主走査方向の位置を調整し、該ライ
ンセンサ18の受光部18aの一端18bを、第1のラ
インセンサ17の受光部17aの他端17bと主走査方
向に一致させる。また、偏心カム31と偏心カム40と
により副走査方向の位置を調整し、受光部18aの受光
ラインを同一読取ライン24に一致させる。
【0014】第3のラインセンサ19の位置決めは、次
のように行う。第2のラインセンサ18を上記のように
位置調整をした後、偏心カム39で第3のラインセンサ
19の主走査方向の位置を調整し、該ラインセンサ19
の受光部19aの一端19bを、第2のラインセンサ1
8の受光部18aの他端18cと主走査方向に一致させ
る。また、偏心カム41と偏心カム31とにより副走査
方向の位置を調整し、受光部19aの受光ラインを同一
読取ライン24に一致させる。
【0015】上記のような調整は、常温で行う。フレー
ム10は一般に軽量の高力アルミニュームで構成される
のに対し、ラインセンサ17・18・19は一般にセラ
ミックで構成され、その受光部17a・18a・19a
はシリコンで構成される。従って、フレーム10とライ
ンセンサ17・18・19とは熱膨張係数が異なるた
め、温度変化に対してはフレーム10の方がラインセン
サ17・18・19より大きく膨張する。また、フレー
ム10の長さは長いため(例えば約1m)、主走査方向
の伸縮率は副走査方向のそれに比べ大である。
【0016】このような温度による変化に対し、本装置
では第2のラインセンサ18と第3のラインセンサ19
相互の主走査方向A及び副走査方向Bの位置調整を、フ
レーム10に対し主走査方向に摺動可能な接続部材33
を介して行うため、フレーム10の熱による収縮を該接
続部材33によって吸収し、ラインセンサ18・19へ
の影響を回避できる。また、フレーム10に設けられた
基準突部26を基準として第1のラインセンサ17の主
走査方向の位置決めを行い、該基準突部26の近傍に第
2のラインセンサ18のための偏心カム45を設置して
いるため、温度変化に対する第1と第2のラインセンサ
17・18の画素ズレを無視できる程度に少なくでき
る。さらに、全偏心カム28・31・38・39・40
・41・45は、フレーム10の中心線に近いところに
配置されているため、全ラインセンサ17・18・19
について、フレーム10の副走査方向の収縮による影響
も少なくできる。また、光源11・12も全等倍光学ユ
ニットで共用できる。
【0017】なお、ラインセンサ17・18・19は、
図示しない浮き上がり防止用の押圧バネによってそれぞ
れフレーム10に対する浮き上がりを防止される。ライ
ンセンサ17・18・19が浮いていると、原稿13上
の画像が受光部17a・18a・19aに結像されない
ため、解像度が低下し読取品質が悪くなる。
【0018】ロッドレンズアレイ22・23は、フレー
ム10に対してそれぞれ図示しない位置決め機構によっ
て位置決めされた後、フレーム10との熱膨張係数によ
る変化を吸収するため、中央において1個の固定ネジ4
7によりフレーム10に固定される。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、次のような効果があ
る。 ラインセンサと等倍集束性レンズとからなる複数組
の等倍光学ユニットを、共通のフレームに直接支持する
ため、全体として小型化・軽量化できる。 部品点数(光源や基板やメモリやシェーディングロ
ーラなど)を少なくできるため、コストダウンが図れ
る。 フレームの中央部に等倍光学ユニット及び位置決め
機構を配置することにより、使用環境による温度変化に
対し、主走査方向及び副走査方向の画素ズレや解像度の
低下等がなく、読取品質の良い画像読取装置として提供
できる。 光学調整及び組み付けも簡単になり、作業性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による画像読取装置の一例の概要平面図
である。
【図2】図1のI−I線断面図である。
【図3】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
10 フレーム 17 第1のラインセンサ 18 第2のラインセンサ 19 第3のラインセンサ 22 等倍集束性ロッドレンズアレイ 23 等倍集束性ロッドレンズアレイ 33 接続部材 38 第2のラインセンサの主走査方向位置決め用の偏
心カム 39 第3のラインセンサの主走査方向位置決め用の偏
心カム 40 第2のラインセンサの副走査方向位置決め用の偏
心カム 41 第3のラインセンサの副走査方向位置決め用の偏
心カム

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれラインセンサと等倍集束性レン
    ズとからなる複数組の等倍光学ユニットを、共通のフレ
    ームに全体として千鳥状に配置し、また該フレームに、
    等倍光学ユニットを個別に位置調整可能に位置決めする
    位置決め機構を各等倍光学ユニットごとに設ける画像読
    取装置において、隣接する前記等倍光学ユニットの各々
    の前記ラインセンサ間に接続部材を前記フレームで支持
    して主走査方向に摺動可能に設け、その接続部材にそれ
    らラインセンサを各々位置決めする前記位置決め機構を
    取り付けてなる、画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記フレームと前記接続部材のいずれか
    一方にピンを立て、他方に長孔を形成し、その長孔に前
    記ピンを入れて前記接続部材の摺動方向を案内してな
    、請求項1記載の画像読取装置
JP1990407193U 1990-12-25 1990-12-25 画像読取装置 Expired - Lifetime JP2536775Y2 (ja)

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JP1990407193U JP2536775Y2 (ja) 1990-12-25 1990-12-25 画像読取装置

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JP1990407193U JP2536775Y2 (ja) 1990-12-25 1990-12-25 画像読取装置

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JPH0491463U JPH0491463U (ja) 1992-08-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5921169A (ja) * 1982-07-28 1984-02-03 Toshiba Corp 原稿読み取り装置
JPH02145866U (ja) * 1989-05-11 1990-12-11

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