JP2536376Y2 - ドレッサ装置 - Google Patents

ドレッサ装置

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JP2536376Y2
JP2536376Y2 JP9969891U JP9969891U JP2536376Y2 JP 2536376 Y2 JP2536376 Y2 JP 2536376Y2 JP 9969891 U JP9969891 U JP 9969891U JP 9969891 U JP9969891 U JP 9969891U JP 2536376 Y2 JP2536376 Y2 JP 2536376Y2
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dresser
grinding wheel
rotary dresser
rotary
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基彰 高原
浩二 小川
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Noritake Co Ltd
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Noritake Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は砥石車の形直しや目直し
を行うドレッサ装置に係り、特に、ロータリドレッサと
砥石車との接触部から発生する振動を検出する技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ロータリドレッサを砥石車に接触させて
回転駆動することにより、その砥石車の目直し或いは形
直しを行うドレッサ装置が従来から知られている。この
ようなドレッサ装置の一種に、上記回転駆動されるロー
タリドレッサの端面に僅かな隙間を隔てて位置固定に振
動検出板を配設するとともに、その振動検出板とロータ
リドレッサとの間の隙間に振動伝達媒体として液体を供
給し、その液体を介してロータリドレッサから振動検出
板に伝達された振動をAEセンサ等の振動検出手段によ
って検出することにより、ロータリドレッサと砥石車と
の接触状態を検知し、その接触状態に基づいて目直しや
形直し開始時の切込み量が常に略一定となるようにした
ものがある。実公昭64−278号公報に記載されてい
る装置はその一例である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のドレッサ装置は、振動伝達媒体として液体を供給
しなければならないため、その液体の飛散を防止したり
回収したりする装置が必要で、装置が大掛かりになるな
ど、必ずしも充分に満足できるものではなかった。
【0004】本考案は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、ロータリドレッサと
砥石車との接触部から発生する振動を液体を介すること
なく検出できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するための第1の手段は、ロータリドレッサを砥石車に
接触させて回転駆動することによりその砥石車の目直し
或いは形直しを行うドレッサ装置であって、(a)前記
ロータリドレッサに配設され、そのロータリドレッサと
砥石車との接触部から発生する振動を検出する振動検出
手段と、(b)その振動検出手段から出力された電気信
号を取り出すために、前記ロータリドレッサと非回転部
材との間に設けられたスリップリングとを有することを
特徴とする。
【0006】
【第1の手段の作用および効果】このようなドレッサ装
置においては、振動検出手段がロータリドレッサに配設
されて、そのロータリドレッサと砥石車との接触部から
発生する振動が直接検出されるとともに、振動検出手段
から出力された電気信号はスリップリングを介して取り
出される。このため、振動伝達媒体として液体を用いる
必要がなく、液体の飛散を防止したり回収したりする装
置が不要になるとともに、乾式で目直しや形直し作業を
行うことが可能となる。
【0007】
【課題を解決するための第2の手段】また、前記目的を
達成するための第2の手段は、前記(b)スリップリン
グの代わりに、(c)前記振動検出手段から出力された
電気信号を取り出すために、その振動検出手段と共に前
記ロータリドレッサに配設されてその電気信号を無線で
送信する送信機を有することを特徴とする。
【0008】
【第2の手段の作用および効果】かかるドレッサ装置
は、ロータリドレッサに配設された振動検出手段から出
力される電気信号が送信機によって無線で送信されるた
め、前記第1の手段と同様に、振動伝達媒体として液体
を用いる必要がなく、液体の飛散を防止したり回収した
りする装置が不要になるとともに、乾式で目直しや形直
し作業を行うことが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】図1において、ロータリドレッサ10はド
レッサ駆動モータ12の出力軸に取り付けられて回転駆
動されるとともに、そのドレッサ駆動モータ12は、切
込み駆動モータ14により回転軸心と直角な方向、すな
わち図の上下方向へ移動させられるようになっている。
上記ロータリドレッサ10の回転軸心と平行に配設され
た取付軸16には、ドレッシング(この明細書では、目
直しおよび形直しの少なくとも一方を含む概念として使
用する)すべき砥石車18が取り付けられ、砥石駆動モ
ータ20によって回転駆動されるようになっており、切
込み駆動モータ14によってドレッサ駆動モータ12が
移動させられることにより、砥石車18の外周面に対す
るロータリドレッサ10の切込み量が調整される。砥石
車18は、ダイヤモンド砥粒或いはCBN砥粒などの超
砥粒をボンド等によって結合したリング状砥石によって
外周面が構成されており、その外周面で研削作業を行う
ものである。
【0011】上記ロータリドレッサ10は、ダイヤモン
ド粉末等を焼結した薄板状の砥石22をホイール24の
外周面に固設したトラバースタイプのものであり、前記
切込み駆動モータ14は、ドレッサ送りモータ26によ
って取付軸16と平行な方向、すなわち図の左右方向へ
移動させられるようになっている。これにより、ロータ
リドレッサ10は砥石車18の軸方向へ移動させられ、
砥石車18の外周面全体にドレッシングが行われる。
【0012】また、上記ロータリドレッサ10には、図
2に示されているように、ホイール24の円筒部内周面
にAEセンサ28が取り付けられている。このAEセン
サ28は振動検出手段に相当するもので、ロータリドレ
ッサ10と砥石車18との接触により砥石車18の砥粒
に亀裂等が生じる際に発生する超音波振動を検出する。
そして、AEセンサ28から出力される電気信号は、ブ
ラケット30を介して前記ドレッサ駆動モータ12に一
体的に配設されたスリップリング32を経て制御装置3
4に供給される。制御装置34は、CPU,RAM,R
OM,インタフェース回路等を含むマイクロコンピュー
タにて構成されており、RAMの一時記憶機能を利用し
つつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処
理を行い、例えば図3のフローチャートに従って前記ド
レッサ駆動モータ12,切込み駆動モータ14,砥石駆
動モータ20,およびドレッサ送りモータ26の作動を
それぞれ制御する。
【0013】図3において、図示しない起動スイッチ等
がONになると、先ずステップS1が実行され、ドレッ
サ駆動モータ12および砥石駆動モータ20がそれぞれ
回転駆動されるとともに、続くステップS2において、
切込み駆動モータ14が回転駆動されてロータリドレッ
サ10が予め定められた一定量だけ砥石車18に対して
接近させられる。ステップS3では、AEセンサ28か
ら供給される電気信号すなわちAE信号が予め定められ
た一定の判定値αを超えたか否かが判断され、判定値α
を超えるまで上記ステップS2が繰り返されて、ロータ
リドレッサ10が砥石車18に少しずつ接近させられ
る。判定値αは、ロータリドレッサ10が未だ砥石車1
8に非接触の場合のAE信号(≒0)より大きく、且つ
ロータリドレッサ10が砥石車18に接触した場合のA
E信号より小さい値に設定されており、両者が接触した
場合にステップS3の判断はYESとなる。そして、か
かるステップS3の判断がYESになると、ステップS
4において、ロータリドレッサ10は切込み駆動モータ
14により更に1μmだけ前進させられ、これにより、
ロータリドレッサ10の砥石車18に対する切込み量が
常に略一定となるように調整される。その後、ステップ
S5においてドレッサ送りモータ26が回転駆動される
ことにより、ロータリドレッサ10が砥石車18の軸方
向へトラバースされ、砥石車18の外周面全体にドレッ
シングが行われる。
【0014】ここで、かかる本実施例のドレッサ装置
は、AEセンサ28がロータリドレッサ10に配設され
て、そのロータリドレッサ10と砥石車18との接触部
から発生する振動を直接検出するとともに、AEセンサ
28から出力された電気信号はスリップリング32を介
して制御装置34に供給されるようになっているため、
振動伝達媒体として液体を用いる必要がなく、液体の飛
散を防止したり回収したりする装置が不要であるととも
に、乾式でドレッシング作業を行うことができるのであ
る。
【0015】以上、本考案の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本考案は他の態様で実施することも
できる。
【0016】例えば、前記実施例ではAEセンサ28の
電気信号をスリップリング32によって取り出す場合に
ついて説明したが、図4に示すように、AEセンサ28
の検出回路40,制御装置34との間で無線通信を行う
送受信回路42,およびそれ等に電源を供給するバッテ
リ44等を前記ロータリドレッサ10のホイール24内
に配設し、AEセンサ28の出力信号を無線で制御装置
34へ送信するようにすることも可能であり、その場合
にも前記実施例と同様の効果が得られる。上記送受信回
路42およびバッテリ44は送信機に相当する。なお、
バッテリ44の代わりに、光を受けて発電する光電池や
マイクロ波を受けて電力を発生する装置等が設けられて
も良い。
【0017】また、前記実施例ではトラバースタイプの
ロータリドレッサ10が用いられていたが、図5に示す
ように、砥石幅が比較的広くてトラバースすることなく
砥石車18の外周面全体をドレッシングできるホイール
タイプのロータリドレッサ46や、カップタイプのロー
タリドレッサ48など、他のロータリドレッサを用いる
ことも勿論可能である。
【0018】また、前記実施例では振動検出手段として
AEセンサ28が用いられていたが、圧電素子等から成
る加速度センサなどの他の振動検出手段を採用すること
もできる。
【0019】また、前記実施例ではAE信号に基づいて
切込み量が自動的に調整されるようになっていたが、A
E信号の波形をブラウン管等に表示したり、AE>αと
なった時にランプを点灯したりすることにより、切込み
駆動モータ14を作業者が手動操作して切込み量の調整
を行うこともできる。ドレッサ送りモータ26について
も、作業者が手動で操作するようになっていても良い。
【0020】また、前記実施例ではドレッサ駆動モータ
12の出力軸に直接ロータリドレッサ10が取り付けら
れていたが、フレキシブルシャフトを介してロータリド
レッサ10を回転駆動するようにすることもできる。
【0021】また、前記実施例では超砥粒の砥石車18
をドレッシングする場合について説明したが、炭化珪素
砥粒や溶融アルミナ砥粒など他の砥石車をドレッシング
できることは勿論である。
【0022】その他一々例示はしないが、本考案は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるドレッサ装置の構成図
である。
【図2】図1のドレッサ装置におけるロータリドレッサ
の一部を切り欠いた図である。
【図3】図1のドレッサ装置の作動を説明するフローチ
ャートである。
【図4】本考案の他の実施例の要部を説明する図で、A
Eセンサと共にロータリドレッサに配設される送受信機
の回路図である。
【図5】ロータリドレッサの別の態様を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10,46,48:ロータリドレッサ 18:砥石車 28:AEセンサ(振動検出手段) 32:スリップリング 42:送受信回路 44:バッテリ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリドレッサを砥石車に接触させて
    回転駆動することにより該砥石車の目直し或いは形直し
    を行うドレッサ装置であって、 前記ロータリドレッサに配設され、該ロータリドレッサ
    と砥石車との接触部から発生する振動を検出する振動検
    出手段と、 該振動検出手段から出力された電気信号を取り出すため
    に、前記ロータリドレッサと非回転部材との間に設けら
    れたスリップリングとを有することを特徴とするドレッ
    サ装置。
  2. 【請求項2】 ロータリドレッサを砥石車に接触させて
    回転駆動することにより該砥石車の目直し或いは形直し
    を行うドレッサ装置であって、 前記ロータリドレッサに配設され、該ロータリドレッサ
    と砥石車との接触部から発生する振動を検出する振動検
    出手段と、 該振動検出手段から出力された電気信号を取り出すため
    に、該振動検出手段と共に前記ロータリドレッサに配設
    されて該電気信号を無線で送信する送信機とを有するこ
    とを特徴とするドレッサ装置。
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