JP2536374B2 - 電子秤装置 - Google Patents

電子秤装置

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JP2536374B2
JP2536374B2 JP32099892A JP32099892A JP2536374B2 JP 2536374 B2 JP2536374 B2 JP 2536374B2 JP 32099892 A JP32099892 A JP 32099892A JP 32099892 A JP32099892 A JP 32099892A JP 2536374 B2 JP2536374 B2 JP 2536374B2
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尚人 大杉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、部品の総重量を計量
し、この総重量と単位重量とから部品の個数を算出して
表示する電子計数秤等の電子秤装置に関し、特に、部品
が収納された部品収納箱の棚からの取り出しおよび棚へ
の戻しを自動的に行う自動倉庫を備えた電子秤装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、電子秤装置と回転ラ
ック(自動倉庫)とを一体化し、電子秤装置が回転ラッ
クを制御するとともに、電子秤装置により多種類の部品
の入出庫作業や在庫の管理等を行う在庫管理装置を提案
した(たとえば、特願平1−225548号および特願
平1−284629号のそれぞれの願書に添付した明細
書および図面参照)。
【0003】この在庫管理装置においては、入出庫する
部品の識別データである部品コードを電子秤装置の操作
部から入力すると、その部品の単位重量や部品コード等
が内部の記憶部から読み出されて表示部に表示されると
ともに、その部品の回転ラックにおける収納位置を示す
収納位置データ(棚番号)が回転ラックに送信される。
これにより、回転ラックは、棚番号に基づいてその部品
が収納された部品収納箱が載置された棚を所定位置に回
動させるとともに、収納位置を示す表示ランプを点灯す
る。したがって、作業者は、棚から部品収納箱を取り出
した後、その部品収納箱から部品を取り出し、電子秤装
置で所望の数だけ計数して出庫作業を行ったり、あるい
は、電子秤装置で計数した数の部品をその部品収納箱に
収納して入庫作業を行うことができる。
【0004】上述した在庫管理装置は、入出庫作業を効
率的に行うために、作業予約(作業プログラム)機能を
有している。この作業予約機能は、入出庫データ(入出
庫すべき部品の部品コードおよび入出庫数)をあらかじ
めまとめて電子秤装置内部の記憶部に記憶しておき、入
出庫作業時に、これらを順番に読み出すことにより、1
部品の作業毎に部品コードを操作部から入力しなくても
済むようにした機能である。
【0005】また、上述した在庫管理装置は、入出庫作
業時の無駄な時間を極力短縮するために、回転ラックの
各棚の移動時間が最短となるように、入出庫データの記
憶部から読み出す順番をソートするソート機能を有して
いる。さらに、上述した在庫管理装置には、緊急に入出
庫する場合を考慮して、予約データによる入出庫作業中
に割り込んで入出庫作業を行う緊急入出庫機能を有して
いるものがある。この緊急入出庫機能は、予約データに
よる入出庫作業を一旦中断し、電子秤装置の操作部から
緊急入出庫する部品の部品コードをキー入力して緊急入
出庫作業を行い、この緊急入出庫作業終了後にもとの予
約データによる入出庫作業を再開する機能である。
【0006】ところで、上述した自動倉庫は、基本的な
機能だけを有する普及型のものから様々な機能を有する
高機能型のものまであり、多種多様である。たとえば、
上述した回転ラックなどのように棚を回動させて所定位
置まで移動させることにより作業者が棚から部品収納箱
を取り出すのではなく、棚から部品収納箱を自動的に取
り出して所定位置に載置し、作業が終了すると、その部
品収納箱を再び棚へ自動的に戻す自動倉庫がある(たと
えば、特開平1−98506号公報参照)。
【0007】この種の自動倉庫においては、作業効率を
考慮し、作業予約により入出庫作業を行う場合には、予
約データの順番に従って前もって複数個(たとえば、最
大9個)の部品収納箱を取り出してコンベア上に待機さ
せておくようにしている。このようにすることにより、
部品収納箱の棚からの取り出しに起因する無駄な時間を
短縮することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平1−98506号公報に開示された従来の自動倉庫
などにおいては、予約データの順番に従った複数個の部
品収納箱が常時コンベア上に待機しているので、緊急入
出庫作業が、上述した在庫管理装置の緊急入出庫機能と
同様な手法で行うことができず、以下に示す手順に従っ
ていた。
【0009】すなわち、図10に示すように、予約デー
タによる作業を中断する(手順1)と、まず、既にコン
ベア上に待機している複数個の部品収納箱の部品の入出
庫作業を行い(手順2)、次に、緊急入出庫すべき部品
の部品コードを電子秤装置の操作部からキー入力(手順
3)する。これにより、緊急入出庫作業を行い(手順
4)、その作業終了後に、予約データによる作業を再開
する(手順5)。
【0010】上述した緊急入出庫手順において、手順2
と手順3との間、および手順4と手順5との間では、コ
ンベア上に待機中の部品収納箱が1つもない状態となる
ため、空き時間が生じてしまい、作業が極めて無駄の多
いものとなる。このため、緊急入出庫作業が頻繁に発生
する場合には、作業効率が著しく低下してしまうという
欠点があった。この発明は、このような背景の下になさ
れたもので、作業予約機能に従った入出庫作業中に、所
定の作業順番に従ってあらかじめ複数個の部品を棚から
取り出してコンベア上に待機させておく電子秤装置にお
いて、緊急の入出庫作業が簡単に行える電子秤装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、部品の重量
を計量する計量機能と、計量した部品の重量をその部品
の単位重量で除算して部品個数を算出表示する計数機能
と、部品コード毎にその部品の在庫数を記憶し、入出庫
数に基づいて前記在庫数を更新する在庫管理機能とを備
えた電子秤装置であって、部品の棚からの取り出しおよ
び棚への戻しを自動的に行う自動倉庫を備えるととも
に、入出庫すべき部品の識別データである部品コードお
よび入出庫数等からなる複数の予約データをあらかじめ
記憶手段に記憶しておき、入出庫作業時に前記複数の予
約データを所定の作業順番に従って読み出す作業予約機
能を有し、前記自動倉庫は、前記作業予約機能に従った
入出庫作業中に、前記所定の作業順番に従ってあらかじ
め複数個の部品を前記棚から取り出し、前記部品が搬送
されるコンベア上に待機させておく電子秤装置におい
て、前記複数の予約データに対応した複数の部品の内、
現在どの部品までがすでに前記棚から取り出され待機し
ているかを記憶する取出部品記憶手段と、前記作業予約
機能に従った入出庫作業中から、緊急に入出庫する緊急
入出庫モードに切り換えるモード切換手段と、該モード
切換手段により緊急入出庫モードに切り換えられた場合
に、操作手段から入力される緊急入出庫用の前記部品コ
ードおよび入出庫数等からなる緊急入出庫データを、前
記取出部品記憶手段に記憶されている、前記緊急入出庫
モードに切り換えられた時にすでに前記棚から取り出さ
待機している部品の前記予約データの次に割り込ませ
る制御手段とを具備することを特徴としている。
【0012】
【作用】上記構成によれば、作業者がモード切換手段に
より緊急入出庫モードに切り換えると、制御手段は、操
作手段から入力される緊急入出庫データを、取出部品記
憶手段に記憶されている、緊急入出庫モードに切り換え
られた時にすでに棚から取り出されている部品の予約デ
ータの次に割り込ませる。これにより、緊急入出庫作業
が簡単に行うことができるとともに、この作業終了後
に、一時中断された作業予約機能に従った入出庫作業が
連続して再開されるので、入出庫作業を効率的に行うこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例による電
子秤装置を適用した在庫管理装置の外観構成を示す概略
上面図であり、1は部品収納箱の自動取出機能を有した
自動倉庫である。なお、この自動倉庫の詳細について
は、上述した特開平1−98506号公報を参照された
い。
【0014】作業台2に載置された電子秤装置3は、こ
れから作業する部品の予約データを内部の記憶部から読
み出し、その予約データの部品が収納された棚の棚番号
を自動倉庫1に送信する。これにより、自動倉庫1は、
その棚番号の棚から該当する部品の部品収納箱4を取り
出して、図中m方向に回動しているコンベア5に載せ
る。電子秤装置3は、センサ6が部品収納箱49の取出
完了を検出すると、次に作業する部品の予約データを内
部の記憶部から読み出し、その棚番号を自動倉庫1に送
信する。
【0015】いっぽう、自動倉庫1は、センサ7が作業
が終了した部品収納箱41を検出すると、その部品収納
箱41を元の棚に戻す。作業者8は、自分の前に搬入さ
れた部品収納箱45から、電子秤装置3の表示部に表示
された部品コードの部品を取り出して同じく表示部に表
示された指示数だけ電子秤装置3で計数して出庫作業を
行ったり、あるいは、表示部に表示された指示数だけ電
子秤装置3で計数した部品をその部品収納箱に収納して
入庫作業を行う。図1において、部品収納箱41〜44
作業が終了した部品収納箱、部品収納箱45は作業中の
部品収納箱、部品収納箱46〜49は作業が終了していな
い部品収納箱である。なお、コンベア5の制御は、専用
のスイッチを作業者8がオン/オフしても、あるいは、
電子秤装置3の操作部のキー操作と連動させてもよい。
【0016】次に、図2は図1に示す在庫管理装置の電
気的構成を示すブロック図、図3は電子秤装置3の外観
構成を示す斜視図である。これらの図において、図1の
各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を
省略する。図2および図3において、9は装置各部を制
御するCPU(中央処理装置)、10および11はそれ
ぞれスケールであり、これらは計量部12を構成してお
り、それぞれ選択されて計量結果に応じた計量信号をC
PU9へ転送する。
【0017】また、13はプラズマディスプレイ等から
なる表示部であり、重量および単位重量等のデータの表
示や風袋引中等の各種の状態表示を行う。14は操作部
であり、表示部13上に配設されたタッチパネル14a
と、テンキーおよびファンクションキー14bと、アル
ファベットキー14cとから構成されている。このう
ち、タッチパネル14aは、表示部13の表示画面に表
示されるキートップ表記部を作業者8がタッチすると、
当該部分の項目が入力されるようになっている。
【0018】さらに、図2において、15はROMであ
り、計量処理、印字処理、表示処理およびデータの書込
み処理等を制御する制御プログラムエリアと、文字パタ
ーンを記憶するテーブルとから構成されている。16は
RAMであり、各種のフラグやレジスタが確保されたワ
ーキングエリアと、部品データを格納するための部品フ
ァイル16a(図4参照)と、集計データを格納するた
めの集計データファイルと、予約データを格納するため
の予約ファイル16b(図5参照)と、緊急入出庫デー
タを格納するための緊急入出庫ファイル16c(図6参
照)と、作業実績データを格納するための作業実績デー
タファイルと、緊急入出庫データの挿入位置が記憶され
る挿入位置カウンタCとから構成されている。
【0019】部品ファイル16aには、部品コード毎
に、部品名、単位重量および棚番号が記憶されており、
作業者8が操作部14のテンキーおよびファンクション
キー14bを操作して部品コードを入力することによ
り、部品データが読み出される。また、作業者8が操作
部14のテンキーおよびファンクションキー14bの予
約モードを設定するためのキーを操作することにより、
この在庫管理装置を予約モードにした後、テンキーおよ
びファンクションキー14bを操作して予約データを入
力することにより、部品コードおよび指示数からなる予
約データが予約ファイル16bに記憶される。なお、予
約データは、棚番号に基づいてソートされる。
【0020】そして、作業者8が、操作部14のテンキ
ーおよびファンクションキー14bの入出庫モードを設
定するためのキーを操作することにより、この在庫管理
装置を入出庫モードにした後、操作部14のテンキーお
よびファンクションキー14bの〔NEXT〕キーを操
作する毎に、予約ファイル16bの先頭に記憶されてい
る予約データが読み出される。
【0021】なお、予約ファイル16bおよび緊急入出
庫ファイル16cにおいて、取出フラグは、自動倉庫1
の所定の棚からその部品コードの部品が収納された部品
収納箱4が取り出されているか否かを示すフラグであ
り、「1」にセットされていれば取り出されていること
を意味し、「0」にリセットされていれば取り出されて
いないことを意味している。また、緊急入出庫ファイル
16cには、最大10アイテムが記憶されるように構成
されている。
【0022】また、図2および図3において、17は印
字部であり、作業者8がテンキーおよびファンクション
キー14bの1つのプリントキーなどを押圧することに
より、CPU9によってRAM16から読み出された入
出庫に関する情報などをラベルやレシートに印字する。
18は交信インターフェイスであり、CPU9がこの交
信インターフェイス18を介して自動倉庫1とデータの
交換等を行う。
【0023】このような構成において、緊急入出庫デー
タ入力処理における作業者8の動作とCPU14の処理
を図7の処理図を参照して説明する。作業予約による入
出庫作業中に緊急入出庫する必要が生じた場合、作業者
8は、操作部14のテンキーおよびファンクションキー
14bの緊急入出庫モードを設定するためのキーを操作
することにより、この在庫管理装置を緊急入出庫モード
にする。これにより、図7に示す処理図がスタートす
る。
【0024】まず、ステップSA1において、作業者8
は、操作部14のテンキーおよびファンクションキー1
4bを操作して、緊急入出庫データを入力する。この緊
急入出庫データは、最大10アイテムまで入力可能であ
る。これにより、CPU9は、ステップSA2の処理へ
進み、現在、既に自動倉庫1の棚から取り出されてコン
ベア5上に載せられているが、作業が終了していない部
品収納箱46〜49の数(この実施例では、「4」)を、
後述する緊急入出庫作業に先んじて処理するアイテム数
として、RAM16の挿入位置カウンタCにセットした
後、ステップSA3へ進む。ステップSA3では、CP
U9は、RAM16の緊急入出庫ファイル16cに、ス
テップSA1の処理で作業者8によって入力された緊急
入出庫データを記憶した後、この緊急入出庫データ入力
処理を終了する。
【0025】次に、CPU9の自動倉庫1とのデータ交
信処理について図8に示すフローチャートを参照して説
明する。センサ6が部品収納箱49の取出完了を検出す
ると、図8に示すデータ交信処理がスタートする。CP
U9は、まず、ステップSB1の処理へ進み、緊急入出
庫データが緊急入出庫ファイル16cに記憶されている
か否かを判断する。この判断結果が「YES」の場合に
は、ステップSB2へ進む。
【0026】ステップSB2では、自動倉庫1に対して
未送信の緊急入出庫データがあるか否かを判断する。こ
の判断は、図6に示す緊急入出庫ファイル16cの取出
フラグの内容、すなわち、「1」にセットされているか
否かを判断して行う。この判断結果が「YES」の場合
には、ステップSB3へ進む。ステップSB3では、緊
急入出庫ファイル16cに記憶された複数の未送信の緊
急入出庫データ(取出フラグが「0」にリセットされて
いるもの)の先頭の緊急入出庫データ(図6の例では部
品コードKN1の緊急入出庫データ)の棚番号を、交信
インターフェイス18を介して転送する。この棚番号
は、上記先頭の緊急入出庫データの部品コードに基づい
て、図4に示す部品ファイル16aから読み出す。次
に、緊急入出庫ファイル16c内の該当する緊急入出庫
データの取出フラグを「1」にセットする。そして、C
PU9は、このデータ交信処理を終了する。
【0027】いっぽう、ステップSB1の判断結果が
「NO」の場合、すなわち、緊急入出庫データが緊急入
出庫ファイル16cに記憶されていない場合には、ステ
ップSB4へ進む。また、ステップSB2の判断結果が
「NO」の場合、すなわち、未送信の緊急入出庫データ
がない場合にも、ステップSB4へ進む。
【0028】ステップSB4では、予約ファイル16b
に記憶された複数の未送信の予約データ(取出フラグが
「0」にリセットされているもの)の先頭の予約データ
(図5の例では部品コードN5の予約データ)の棚番号
を、交信インターフェイス18を介して転送する。この
棚番号は、上記先頭の予約データの部品コードに基づい
て、図4に示す部品ファイル16aから読み出す。次
に、予約ファイル16b内の該当する予約データの取出
フラグを「1」にセットする。そして、CPU9は、こ
のデータ交信処理を終了する。
【0029】以上説明したように、電子秤装置3のCP
U9は、センサ6が部品収納箱49の取出完了を検出す
る毎に、次に作業すべき予約データあるいは、緊急入出
庫データの棚番号を自動倉庫1に送信しているが、コン
ベア5上が満杯でそれ以上部品収納箱4をコンベア5上
に搬入できない場合には、自動倉庫1は、棚からの部品
収納箱4の取り出しを行わない。
【0030】次に、作業者8が、操作部14のテンキー
およびファンクションキー14bの入出庫モードを設定
するためのキーを操作することにより、この在庫管理装
置を入出庫モードにした後、操作部14のテンキーおよ
びファンクションキー14bの〔NEXT〕キーを操作
した場合のCPU9のデータ読出処理について図9のフ
ローチャートを参照して説明する。作業者8が〔NEX
T〕キーを操作すると、CPU9は、まず、図9のステ
ップSC1の処理へ進み、緊急入出庫データが緊急入出
庫ファイル16cに記憶されているか否かを判断する。
この判断結果が「YES」の場合には、ステップSC2
へ進む。
【0031】ステップSC2では、緊急入出庫データを
緊急入出庫ファイル16cから読み出すか否かを判断す
る。この判断は、RAM16の挿入位置カウンタCの値
が0であるか否かを判断して行う。この挿入位置カウン
タCには、上述した緊急入出庫データ入力処理(図7の
ステップSA2の処理)において、緊急入出庫作業に先
んじて処理するアイテム数(この実施例では、「4」)
がセットされる。ステップSCの判断結果が「NO」の
場合、すなわち、挿入位置カウンタCの値が「0」でな
いため、緊急入出庫データを緊急入出庫ファイル16c
から読み出さない場合には、ステップSC3へ進む。
【0032】ステップSC3では、挿入位置カウンタC
の値から1だけディクリメントする。これにより、作業
予約による通常の予約データの中に緊急入出庫データを
挿入する場所が確保されるのである。そして、CPU9
は、ステップSC4へ進む。また、ステップSC1の判
断結果が「NO」の場合、すなわち、緊急入出庫データ
が緊急入出庫ファイル16cに記憶されていない場合に
も、ステップSC4へ進む。
【0033】ステップSC4では、図5に示す予約ファ
イル16bに記憶されている複数の予約データの内、先
頭のアドレスに記憶される予約データを読み出した後、
予約ファイル16bを更新する。すなわち、ファースト
イン・ファーストアウト方式により、今読み出した予約
データのアドレスのところにその次のアドレスに記憶さ
れている予約データをオーバーライトし、以下同様に、
あるアドレスのところに、そのアドレスより1つ大きな
アドレスに記憶されている予約データを順次オーバーラ
イトしていく。そして、CPU9は、ステップSC6へ
進む。
【0034】いっぽう、ステップSC2の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、挿入位置カウンタCの値
が「0」であるため、緊急入出庫データを緊急入出庫フ
ァイル16cから読み出す場合には、ステップSC5へ
進む。ステップSC5では、図6に示す緊急入出庫ファ
イル16cに記憶されている複数の緊急入出庫データの
内、先頭のアドレスに記憶される緊急入出庫データを読
み出した後、緊急入出庫ファイル16cを更新する。す
なわち、予約ファイル16bと同様、ファーストイン・
ファーストアウト方式により、今読み出した緊急入出庫
データアドレスのところにその次のアドレスに記憶され
ている緊急入出庫データをオーバーライトし、以下同様
に、あるアドレスのところに、そのアドレスより1つ大
きなアドレスに記憶されている緊急入出庫データを順次
オーバーライトしていく。そして、CPU9は、ステッ
プSC6へ進む。
【0035】ステップSC6では、上述したステップS
C4あるいは、ステップSC5の処理において読み出し
た予約データあるいは、緊急入出庫データのそれぞれの
部品コードに基づいて、図4に示す部品ファイル16a
から部品データを読み出して、予約データあるいは、緊
急入出庫データとともに、RAM16のワークエリアの
対応するレジスタに記憶するとともに、表示部13の所
定の表示エリアに表示した後、このデータ読出処理を終
了する。
【0036】これにより、作業者8は、自分の前に搬入
された部品収納箱45から、電子秤装置3の表示部13
の所定のエリアに表示された部品コードの部品を取り出
して同じく表示部13の所定のエリアに表示された指示
数だけ電子秤装置3で計数して出庫作業を行ったり、あ
るいは、表示部13の所定のエリアに表示された指示数
だけ電子秤装置3で計数した部品をその部品収納箱45
に収納して入庫作業を行う。
【0037】なお、上述した説明においては、コンベア
5の制御については説明していないが、コンベア5の制
御方法としては以下に示すものが考えられる。 (1)入出庫作業中はコンベア5が一時停止しており、
作業者8が作業が終了した部品収納箱45を手で下流に
(図1において、m方向に)押しやると、このことを検
出するセンサがオンして、コンベア5が作動し、次の部
品収納箱44を作業者8の前に搬送する。
【0038】(2)入出庫作業中はコンベア5の電源を
オフにしておき、1つの部品収納箱45についての入出
庫作業が終了した後、作業者8がコンベア5の電源をオ
ンにすると、コンベア5が作動し、次の部品収納箱44
を作業者8の前に搬送する。 (3)入出庫作業中はコンベア5が一時停止しており、
1つの部品収納箱45についての入出庫作業が終了した
後、作業者8が操作部のテンキーおよびファンクション
キーの〔NEXT〕キーを操作すると、コンベア5が作
動し、次の部品収納箱44を作業者8の前に搬送する。
【0039】なお、上述した一実施例においては、予約
ファイル16bとは別個に緊急入出庫ファイル16cを
設け、予約データと緊急入出庫データとを別々に記憶す
る例を示したが、これに限定されず、たとえば、予約フ
ァイル16bの中に緊急入出庫データを挿入するように
してもよい。また、自動倉庫1は、部品収納箱4の棚か
らの取り出しおよび棚への戻しが自動的に行われるもの
であれば、どのような構造のものでもよい。
【0040】さらに、上述した一実施例においては、電
子秤装置3から自動倉庫1へ棚番号を送信した例を示し
たが、電子秤装置3から自動倉庫1へ部品コードを送信
するようにしてもよい。ただし、この場合は、自動倉庫
1側で部品コードと棚番号との関係を記憶しているファ
イルを備えている必要がある。加えて、上述した一実施
例においては、作業者8が予約データを操作部14のテ
ンキーおよびファンクションキー14bを操作して入力
する例を示したが、これに限定されない。たとえば、予
約データをパーソナルコンピュータ等においてあらかじ
めフロッピーディスクやハードディスク等に記憶してお
き、フロッピーディスクあるいは、オンラインで電子秤
装置3に供給するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、作業予約機能に従った入出庫作業中に、所定の作業
順番に従ってあらかじめ複数個の部品を棚から取り出
し、コンベア上に待機させておく電子秤装置において、
操作部から入力される緊急入出庫データは、既に棚から
取り出されている部品の予約データの次に割り込まれる
ので、緊急の入出庫作業が簡単に行うことができるとい
う効果がある。また、緊急の入出庫作業が終了した後
に、一時中断された作業予約機能に従った入出庫作業が
連続して再開されるので、入出庫作業を効率的に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による電子秤装置を適用し
た在庫管理装置の外観構成を示す概略上面図である。
【図2】図1の在庫管理装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】電子秤装置3の外観構成を示す斜視図である。
【図4】部品ファイル16aの構成の一例を示す図であ
る。
【図5】予約ファイル16bの構成の一例を示す図であ
る。
【図6】緊急入出庫ファイル16cの構成の一例を示す
図である。
【図7】緊急入出庫データ入力処理における作業者8の
動作とCPU9の処理を表す処理図である。
【図8】CPU9の自動倉庫1とのデータ交信処理を表
すフローチャートである。
【図9】CPU9のデータ読出処理を表すフローチャー
トである。
【図10】従来の自動倉庫における緊急入出庫作業時の
作業手順を説明するための図である。
【符号の説明】
1 自動倉庫 3 電子秤装置 41〜49 部品収納箱 5 コンベア 6,7 センサ 8 作業者 9 CPU 10,11 スケール 12 計量部 13 表示部 14 操作部 14a タッチパネル 14b テンキーおよびファンクションキー 14c アルファベットキー 15 ROM 16 RAM 16a 部品ファイル 16b 予約ファイル 16c 緊急入出庫ファイル 17 印字部 18 交信インターフェイス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品の重量を計量する計量機能と、計量
    した部品の重量をその部品の単位重量で除算して部品個
    数を算出表示する計数機能と、部品コード毎にその部品
    の在庫数を記憶し、入出庫数に基づいて前記在庫数を更
    新する在庫管理機能とを備えた電子秤装置であって、
    品の棚からの取り出しおよび棚への戻しを自動的に行う
    自動倉庫を備えるとともに、入出庫すべき部品の識別デ
    ータである部品コードおよび入出庫数等からなる複数の
    予約データをあらかじめ記憶手段に記憶しておき、入出
    庫作業時に前記複数の予約データを所定の作業順番に従
    って読み出す作業予約機能を有し、前記自動倉庫は、前
    記作業予約機能に従った入出庫作業中に、前記所定の作
    業順番に従ってあらかじめ複数個の部品を前記棚から取
    り出し、前記部品が搬送されるコンベア上に待機させて
    おく電子秤装置において、 前記複数の予約データに対応した複数の部品の内、現在
    どの部品までがすでに前記棚から取り出され待機してい
    るかを記憶する取出部品記憶手段と、 前記作業予約機能に従った入出庫作業中から、緊急に入
    出庫する緊急入出庫モードに切り換えるモード切換手段
    と、 該モード切換手段により緊急入出庫モードに切り換えら
    れた場合に、操作手段から入力される緊急入出庫用の前
    記部品コードおよび入出庫数等からなる緊急入出庫デー
    タを、前記取出部品記憶手段に記憶されている、前記緊
    急入出庫モードに切り換えられた時にすでに前記棚から
    取り出され待機している部品の前記予約データの次に割
    り込ませる制御手段とを具備することを特徴とする電子
    秤装置。
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