JP2536113Y2 - デイスク状記録媒体の移動装置 - Google Patents

デイスク状記録媒体の移動装置

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JP2536113Y2
JP2536113Y2 JP1990074742U JP7474290U JP2536113Y2 JP 2536113 Y2 JP2536113 Y2 JP 2536113Y2 JP 1990074742 U JP1990074742 U JP 1990074742U JP 7474290 U JP7474290 U JP 7474290U JP 2536113 Y2 JP2536113 Y2 JP 2536113Y2
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龍一 藤江
敏夫 前川
光博 藤田
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Description

【考案の詳細な説明】 概要 近年、コンパクトデイスクの連続演奏機能のために、
複数のデイスクをマガジンに収納し、前記マガジンから
選択的に架台によつてデイスクを取出して再生機構へ誘
導し、再生する構成が普及している。前記デイスクの損
傷回避および同一マガジンによる異種寸法のデイスク許
容のために、前記デイスクはトレイに載置されてマガジ
ンに収納される。本考案においては、前記架台上には取
出されたトレイに載置されるデイスクを前記トレイと挟
圧支持するローラなどの支持部材を設ける。これによつ
て再生機構までに亘つて誘導されるデイスクの不所望な
振動を回避し、不快音の発生を防止する。またデイスク
が載置されるトレイ上から脱落することを確実に解消
し、デイスクの挿排不良を防止する。前記脱落解消によ
つて、デイスク再生装置の、いわゆる垂直置きなどのよ
うに取付け自由度が向上し、構成の小型化をも図れる。
また前記支持部材はデイスクが再生機構付近にもたら
された際には、たとえば支持解除手段による角変位移動
によつてデイスクから離間され、前記支持状態を解除す
る。こうしてデイスクの再生動作に支障が生じることは
ない。
産業上の利用分野 本考案は、たとえばコンパクトデイスクなどのデイス
ク状記録媒体を連続再生するために、複数枚のデイスク
状記録媒体を収納するマガジンが装備されるデイスク再
生装置において、前記マガジンから再生機構までに亘つ
て、トレイとを称される載置体に載置されるデイスク状
記録媒体を誘導するデイスク状記録媒体の移動装置に関
する。
従来の技術 従来から、コンパクトデイスク(以下「デイスク」と
いう。)を再生するデイスク再生装置が広く普及してお
り、さらに前記デイスクを連続再生するために、複数枚
のデイスクか積層して収納される、いわゆるマガジンが
装備される傾向がある。前記マガジンが再生装置に装着
されると、所望のデイスクを誘導する架台が前記マガジ
ンの挿排口端部にもたらされて所望のデイスクが取出さ
れ、ターンテーブルなどが備わる再生機構へ誘導され
て、以後再生される。前記デイスク再生後、再び架台に
よつてマガジン内の収納位置へ、前記デイスクは再収納
され、続くデイスクが選択され、こうして順次連続再生
が実行される。
ところで前記デイスクには、たとえば8cmおよび12cm
などのように、直径の寸法が異なる複数種類のデイスク
が存在する。したがつて、前記デイスクを直接マガジン
内に収納する構成であつては、前記寸法の種類別にマガ
ジンが変更されなければならず、使い勝手が低下してい
た。そこで、近年では、いわゆるトレイと称される外形
が同一の略板状体に前記各種類のデイスクを載置し、前
記トレイ毎マガジン内に積層収納する。すなわち前記ト
レイによつて、前記マガジンと再生機構との間に亘つて
誘導されるデイスクを支持する構成とし、同一マガジン
による異種類のデイスクの許容およびデイスク損傷回避
を図つている。
第8図は、従来のトレイ1の簡略化した構造を示す斜
視図である。略板状体から成るトレイ1の予め定める一
方端部には、係合片2が形成されており、図示しない架
台上に設けられる係合部材と、係合する。前記係合によ
つて、デイスク3が載置されるトレイ1は前記架台へ移
動自在であつて、マガジンから再生機構までに亘つて誘
導される。すなわち、前記架台がデイスクを誘導する移
動装置を成す。また前記トレイ1の中央部付近には、そ
れぞれ載置されるデイスク3の寸法に応じた収納溝4が
形成されており、前記収納溝4に収まるように対応する
寸法のデイスク3が載置される。前記収納溝4の底面部
4aには、開口5が形成されており、再生機構まで誘導さ
れた前記トレイ1に対して、ターンテーブルなどが遊通
し、前記デイスク3を前記底面部4aから僅かに離脱させ
て回転自在に支持する。さらに前記開口5からはピツク
アツプがデイスク3の記録面に臨み、以後再生動作が実
行される。
考案が解決しようとする課題 このように、従来のトレイ1の構造では、単にデイス
ク3は収納溝4内に収まるように載置されるのみであ
る。
ところで、従来から、デイスク再生装置においては、
前記デイスク3を水平面内に沿つて移動させる、すなわ
ち水平置きが一般的であつたけれども、近年において
は、前記デイスク再生装置の配置される空間占有量や小
形化などの観点を考慮し、前記デイスクを垂直平面内に
沿つて移動させる、すなわち垂直置きの構成もまた実用
化されつつある。
第9図には、垂直置き構造のデイスク再生装置の簡略
化した構成が示される。マガジン7内には、個別にデイ
スク3a〜3c,…を載置するトレイ1a〜1c,…が垂直置き
で、第9図において左右方向に積層して収納されてい
る。前記積層方向に沿つて移動する架台8は、所望のデ
イスク3bを支持するトレイ1bを取出し、ターンテーブル
9などが備わる再生機構10へ前記トレイ1bを誘導する。
前記トレイ1bを誘導する際、ターンテーブル9の軸線
11と、前記ターンテーブル9上に支持されるべきデイス
ク3bの回転軸線12とはほぼ一致しなければならない。け
れども、従来のように単にデイスク3が収納溝4内に載
置されるのみのトレイ1の構造では、前記トレイ1bの架
台8による誘導中に、前記垂直平面内に沿う移動のため
に、前記デイスク3bが収納溝4から離脱してしまう危険
性がある。すなわち、前記ターンテーブル9の軸線11と
デイスク3bの回転軸線12とが大きくずれ、その結果、デ
イスク3bがターンテーブル9上に装着できないことにな
る。また、前記デイスク3がトレイ1から離脱した場合
には、前記トレイ1を移動させると、デイスク3を損傷
する危険性がある。したがつて前記トレイ1は移動でき
ず、再びマガジン7内に収納させることもできない。
また、前述のようなトレイ1からのデイスク3の離脱
は、デイスク3の損傷とともに周縁部品への衝突によつ
て不快音の発生を招いてしまう。このように、操作者の
使用面に関して多大な不都合が発生する。
したがつて本考案の目的は、簡素な構成によつて、収
納容器から再生機構までに亘つて、載置体から離脱させ
ることなくデイスク状記録媒体を確実に誘導し、さらに
前記誘導に伴う不快音の発生をも回避することができる
デイスク状記録媒体の移動装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 本考案は、個別にデイスク状記録媒体が載置されるト
レイを複数枚積層して収納する収納容器に対して、1枚
のトレイを挿排し、再生機構の予め定める装置位置との
間で、前記記録媒体を誘導するデイスク状記録媒体の移
動装置において、 前記収納容器から排出されるトレイ上の記録媒体を圧
接する第1および第2支持部材と、 一端に前記第1支持部材が設けられ、第1回転軸によ
つて角変位可能とされ、前記記録媒体から第1支持部材
を離反させるために駆動される駆動片を有する第1レバ
ー片と、 一端に前記第2支持部材が設けられ、第2回転軸によ
つて角変位可能とされる第2レバー片と、 前記第1および第2レバー片の相互に接近した他端を
係合する係合部と、 第1および第2支持部材が記録媒体をトレイ上に圧接
する方向にばね力を与えるばねと、 記録媒体の装着位置で駆動片をばねのばね力に抗して
駆動する手段とを備えることを特徴とするデイスク状記
録媒体の移動装置である。
作用 本考案に従えば、デイスク状記録媒体は、載置体に個
別に載置され収納容器に複数枚に亘つて積層して収納さ
れる。移動装置は前記収納容器に対して1枚の載置体を
挿排し、再生機構の予め定める装着位置との間で前記デ
イスク状記録媒体を誘導する。本考案においては、前記
移動装置には、収納容器からのトレイ上の記録媒体は、
ばねのばね力によつて第1および第2レバー片の一端に
設けられた第1および第2支持部材によつて圧着され
る。したがつて記録媒体は、トレイから離脱することな
く、確実に装着位置まで誘導される。また前記離脱など
による不所望な振動が防止されるので、不快音の発生が
回避される。
記録媒体が装着位置に誘導されると、駆動手段は第1
レバー片の駆動片を、ばねのばね力に抗して相互に係合
部によつて係合された第1および第2レバー片の前記一
端に設けてある第1および第2支持部材を記録媒体から
離間させる。したがつて装着位置に記録媒体が装着され
たときには、第1および第2支持部材による支障を生じ
ることなく、記録媒体の再生動作を実行することができ
る。
実施例 第1図および第2図は本考案の一実施例の移動装置で
ある架台20の簡略化した構成を示す図であり、第3図は
デイスク再生装置21の簡略化した構成を示す斜視図であ
る。第3図に示されるデイスク再生装置21は、コンパク
トデイスク(以下、「デイスク」という)Dを垂直平面
内に沿つて移動させる、いわゆる垂直置きの構成であ
る。まず第3図を参照して、本実施例の架台20が装備さ
れるデイスク再生装置21の構成を説明する。
デイスクDは個別にトレイ23の対応する寸法の収納溝
23aに収納して載置される。前記トレイ23は、収納容器
であるマガジン23内に複数枚に亘つて積層して収納さ
れ、前記マガジン22は前記トレイ23の挿排口24を下方側
へ向けてデイスク再生装置21のマガジンホルダ25へ装着
される。なお、前記トレイ23の側端部などには、たとえ
ば係止部材が設けられており、前述のように下方側へ挿
排口24を向けてマガジン22を傾斜しても、収納されたト
レイ23が前記マガジン22から脱落することはない。
前記マガジンホルダ25に装着されたマガジン22の挿排
口24が臨むデイスク再生装置21の下方側には、前記トレ
イ23の積層方向に沿つて移動自在な架台20が配置する。
前記架台20に設けられる係合部材によつて、トレイ23上
の係合片26が係合され、所望のデイスクDを支持するト
レイ23がマガジン22から前記架台20上へ取出される。前
記架台20上に取出されたトレイ23は、前記トレイ23の積
層方向に沿つて誘導され、ターンテーブルなどが備わる
再生機構27へ案内され、以後前記ターンテーブル上にデ
イスクDが装着されて再生動作が実行される。前記再生
動作終了後、ターンテーブル上に支持されるデイスクD
をマガジン22へ再収納する際には、前述とは反対の動作
が実行され、再生機構27からマガジン22の収納位置へ架
台20によつて誘導されてデイスクDは再収納される。こ
のように、前記マガジン22と再生機構27との間に亘つて
デイスクDが載置されるトレイ23を誘導する架台20が移
動装置である。
ここで、第1図および第2図を参照して、架台20の構
成を説明する。第1図(1)は第3図の矢符A1から見た
平面図であり、第1図(2)は第1図(1)の切断面線
A2−A2から見た断面図、さらに第1図(3)は第1図
(1)の切断面線A3−A3から見た断面図である。架台20
は大略的にマガジン22に積層するトレイ23が成す仮想平
面に沿つて延在する平面図28と、前記平面部28の周縁に
立設する側面部29とによる組立体から成る。前記架台20
上には、トレイ23の前記挿排口24へ臨む端部に形成され
る係合片26に係合する係合突起30が形成される移動体31
と、前記移動体31をトレイ23の移動方向32に沿つて移動
させる弯曲レバー片33、前記弯曲レバー片33を角変位駆
動するための動力伝達手段34と、さらに架台20に取出さ
れたトレイ23上でのデイスクDの振動を防止する支持レ
バー片35とが構成される。
前記架台20において、マガジン22に積層されるトレイ
23の係合片26を臨む部位28aは平面部28から突出形成さ
れており、前記部位28aから前記移動方向32に沿つて案
内溝36と案内軸37とが配設されている。前記移動体31の
中央付近に形成される挿通孔38には前記案内軸37が挿通
され、前記移動体31の下端部に形成される突部39が前記
案内溝36に嵌合し、こうして移動体31は平面部28から脱
落することなく、前記案内軸37に沿つて移動可能であ
る。前記移動体31の上方部には、嵌合突起40が固定され
ており、前記弯曲レバー片33の一方端に形成される案内
溝41に嵌合している。
動力伝達手段34は、正逆回転可能なモータ42と、前記
モータ42の回転軸に設けられるウオームギア43と、さら
に前記ウオームギア43から順次噛合する複数の歯車列44
とから成る。前記歯車列44の最終ギア45には、前記弯曲
レバー片33の他方端が固定されており、こうしてモータ
42の回転駆動力が伝達されて、前記弯曲レバー片33が他
方端を中心として矢符46方向へ角変位することができ
る。弯曲レバー片33が角変位すると、前記案内溝41に沿
つて嵌合突起40が摺動し、こうして前記移動体31は移動
方向32に沿つて移動する。前記移動体31の移動に伴つ
て、係合突起30が係合片26にて係合されるトレイ23が前
記移動方向32に沿つてマガジン22から架台20へ取出され
ることになる。
なお、架台20に関して取出されるトレイ23の移動方向
32に直角な幅方向端部を案内支持する図示しない案内溝
が設けられており、移動するトレイ23が架台20から脱落
することはない。ここで第2図(1),(2)は、第1
図(1),(2)に示されるトレイ23の排出前状態から
移行して架台20へ取出された排出後状態が示されてい
る。なお、第2図(2)は第2図(1)の切断面線A4−
A4から見た断面図に相当する。
第4図は、支持レバー片35の具体的構成を示す分解斜
視図である。以下、第4図を参照して支持レバー片35の
構成を説明する。
本実施例における支持レバー片35は、前記移動方向32
に沿つて対向する一対の第1レバー片50aと第2レバー
片50bとから成り、架台20を成す平面部28の一方側面
(第1図(1)の紙面上方側面)に亘つて配置される。
前記移動方向32上流側に配置する一方の第1レバー片50
aは、たとえば板金から形成され、前記移動方向32に沿
つて太幅の胴部51aと、前記胴部51aに関して移動方向32
上流側端部から前記移動方向32に直角な方向へ延在して
連続する突出部52aと、前記胴部51aに関して前記移動方
向32下流側端部から前記移動方向32に沿つて突出する細
幅な頭部53aとを有する。
前記胴部51には、前記架台20の平面部28を臨む表面側
にブラケツト54a,55a,56aが立設されている。胴部51aに
関して移動方向32下流側付近に形成されるブラケツト54
aと、ブラケツト55aとには、前記移動方向32に直角な軸
線を有する軸部57aが回転自在に枢止される。前記軸部5
7aの各ブラケツト54a,55aから突出する両端部は、前記
平面部28上にたとえば切削形成されて前記第1レバー片
50a側に突出するブラケツト58a,59aにそれぞれ枢止さ
れ、軸受60a,61aによつて支持される。こうして、前記
第1レバー片50aは架台20上に固定される軸部57aの軸線
まわりに角変位することができる。また前記胴部51aに
おいて一方の軸受61aを臨む部位付近には開孔62aが形成
されている。前記開孔62aの周縁には、たとえば後述の
ように軸受61aに巻掛けられるねじりばね71が係止され
る場合がある。
また前記胴部51aに関して移動方向32上流側端部付近
に形成されるブラケツト56aと前記ブラケツト55aとに
は、前記移動方向32に直角な軸線を有するローラ63aが
回転自在に枢止され、軸受64a,65aによつて支持され
る。前記ローラ63aは、たとえばゴムなどの弾性材料か
ら成る。前記ローラ63aは架台20の平面部28上に形成さ
れる開孔66aを臨んでおり、前記軸部57aの軸線まわりに
おける第1レバー片50aの角変位に応じて、前記ローラ6
3aは開孔66aを介して平面部28の他方表面側(第1図
(1)の紙面下方側)に対して突出/退去することがで
きる。
また前記第1レバー片50aの突出部52aの遊端部は、前
記平面部28の他方表面側へ向けて突出形成する駆動片67
aを構成しており、デイスク再生装置21のシヤーシ68上
に配置される当接片69を臨んでいる。後述のようにトレ
イ23を取出した架台20が再生機構27へ誘導されてきた際
に、前記駆動片67aが当接片69に当接し、軸部57aの軸線
まわりに第1レバー片50aを角変化させる。
また前記第1レバー片50aの頭部53aには、係合突起70
aが形成されており、連動する他方の第2レバー片50bと
の係合状態を形成する。
前記移動方向32下流側に配置される他方の第2レバー
片50bは前記一方の第1レバー片50aと同様な構造を有し
ており、前記頭部53aの係合突起70aを境界として対称的
な配置関係にある。第2レバー片50bにおいて第1レバ
ー片50aと同一もしくは対応する部分には同一の数値の
参照符に添字aに置換して添字bを付して示す。
したがつて、第2レバー片50bにおいては、胴部51aお
よび突出部52aに亘つてブラケツト54b〜56bが突設され
て、移動方向32上流側端部には軸部57bが枢止される。
前記軸部57bの両端部は架台20の平面部28に切削形成さ
れるブラケツト58b,59bに枢止され、さらに軸受60b,61b
に支持され、こうして第2レバー片50bは架台20に固定
される軸部57bの軸線まわりに角変位可能である。また
第2レバー片50bに関して移動方向32下流側端部付近に
はローラ63bが載置し、軸受64b,65bによつて支持され
る。前記ローラ63bは平面部28に形成される開孔66bを臨
み、前記第1レバー片50aの角変位駆動によるローラ63a
の突出/退去に応じて、前記ローラ63bもまた前記開孔6
6bを介して平面部28の他方表面側に対して突出/退去移
動する。
また、前記胴部51bにおいて軸受60bを臨む部位には開
孔62bが形成されており、前記軸受60bの軸線まわりに
は、ねじりばね71が巻掛けられている。前記ねじりばね
71の一方端は平面部28上に固定され、他方端は胴部51b
の平面部28を臨まない表面側に固定される。こうして前
記ねじりばね71の軸部57bの軸線まわりに沿うばね力に
よつて、前記第2レバー片50bは前記ローラ63bが開孔66
bから突出した状態が自然状態となるようにばね付勢さ
れる。
また第2レバー片50bの頭部53bには、前記第1レバー
片50aの係合突起70aと係合する係合凹所70bが形成され
る。前記係合突起70aと係合凹所70bとの係合状態に関し
て、第4図のA5方向から臨んだ形状が第5図に示されて
いる。前記係合状態によつて、前記第1レバー片50aと
第2レバー片50bとが相互に連動することができる。た
とえば前記駆動片67aの当接片69への当接によつて、第
1レバー片50aが軸部57aの軸線まわりに角変位すると、
係合突起70aが係合凹所70bを平面部28へ押圧し、第2レ
バー片50bも軸部57bの軸線まわりにばね付勢に抗して角
変位する。こうして各ローラ63a,63bは平面部28の開孔6
6a,66bから退去する。また前記駆動片67aの当接片69へ
の当接が解除されると、第2レバー片50bがばね71のば
ね力によつて角変位して自然状態へ復帰し、係合凹所70
bが係合突起70aを押圧し、第1レバー片50aを軸部57aの
軸線まわりに角変位する。こうして各ローラ63a,63bが
平面部28の開孔66a,66bを介して突出する。
なお、そのように第2レバー片50bは第1レバー片50a
に連動するので、第1レバー片50aにおける駆動片67aの
ような構成は第2レバー片50b上には必要ではない。
第6図は、再生機構27へデイスクDを誘導する架台20
上での支持レバー片35の状態を示す図である。以下、第
2図および第6図を参照して、架台20へマガジン22から
取出されたデイスクDが再生機構27のターンテーブル75
へ誘導される際の各動作を説明する。
第6図(1)には、第2図の示されるように架台20に
よつて所望のデイスクDを支持するトレイ23が移動した
後、前記デイスクDが収納溝23aに形成される開孔を介
してターンテーブル75を臨んでいる状態が示されてい
る。なお、架台20上であつて、デイスクDに関してター
ンテーブル75と反対表面側には離間してクランパ機構76
が配置しており、前記架台20とともに移動する。マガジ
ン22から架台20上へ排出されたトレイ23上に載置される
デイスクDは、架台20の平面部28から突出配置するロー
ラ63a,63bを臨む。したがつて、デイスクDはトレイ23
の収納溝23a(第6図(1)のトレイ23左側表面)とロ
ーラ63a,63bとによつて挟圧保持される状態となる。し
たがつて、本実施例のように垂直置きの構成であるデイ
スク再生装置21であつて、垂直平面内に沿つてデイスク
Dが移動する場合であつても、前記トレイ23に載置され
るデイスクDは前記ローラ63a,63bによつて支持され
る。したがつてデイスクDが再生機構へ誘導される際
に、前記デイスクDが不所望に振動することがなく、不
快音の発生を確実に防止することができる。また、前述
のようにローラ63a,63bによつて支持するので、トレイ2
3からのデイスクDの脱落を確実に防止することができ
る。
なお、前記ローラ63a,63bは誘導されるデイスクDに
常時当接する構成ではなく、僅かに離間配置する位置関
係であつてもよい。これによつて、ローラの常時当接に
よる不所望な応力によつてデイスクDへ歪みが作用する
ことが回避できる。これらのローラとデイスクDとの間
隔は、たとえばローラの材質などが考慮されて適当に選
ばれる。したがつて前記ローラ63a,63bが支持部材であ
り、第1レバー片50aの駆動片67a、当接片69および軸部
57aなどが支持解除手段に相当する。
前記架台20が移動し、トレイ23が再生機構57のターン
テーブル75近辺に案内されてくると、トレイ23は前記収
納溝23aの開孔を介してターンテーブル75を通過させ
る。このとき支持レバー片35の駆動片67aはデイスク再
生装置21のシヤーン68上の当接片69に当接する。前記当
接に応じて、第1レバー片50aは軸部57aの軸線まわりに
矢符77方向に角変位し、頭部53a,53bでの係合による連
動によつて、第2レバー片50bは軸部57bの軸線まわりに
矢符78に沿つて角変位移動する。こうしてローラ63a,63
bは平面部28の開孔66a,66bから退去し、デイスクDから
離間する方向へ移動する。すなわち、デイスクDの支持
が開放される。
一方、同時に、第6図(2)に示されるように、前記
開孔を通過してターンテーブル75によつてデイスクDが
支持され、さらに架台20とともに移動してきたクランパ
機構76によつて前記デイスクDがターンテーブル75との
間でクランプされる。こうしてローラによる支持が解除
されたデイスクDは回転駆動自在となり、以後開孔から
ピツクアツプがデイスクDの記録面に臨み、再生動作が
実行される。したがつて、前記支持レバー片35によるデ
イスクDの支持はマガジン22から再生機構27までに亘つ
てデイスクDが誘導される際においてのみ有効に機能
し、前記デイスクDの不所望な振動による不快音の発生
を回避し、トレイ23からの脱落をも確実に防止する。一
方、再生機構へデイスクDがもたらされた際には、効率
よく前記ローラによる支持は解除され、再生動作に支障
が生じることはない。
以後、第6図(2)に示される状態での再生動作終了
後、デイスクDはマガジン22へ再収納する際には、前述
とは逆の動作が実行される。すなわち、架台20の移動と
ともに、デイスクDは再びトレイ23上に載置され、駆動
片67aの当接片69からの離間に伴つて前記ばね71によつ
て支持レバー片35の各レバー片50a,50bは初期位置へ復
帰し、ローラ63a,63bによつて前記デイスクD支持され
る。こうして前記デイスクDはトレイ23からの脱落が回
避されながら、架台20によつて誘導されて前記マガジン
22まで案内される。
このように、デイスクDのトレイ23からの脱落を確実
に解消することができるので、いかなる平面内に沿つて
でもデイスクDを移動することができる。すなわち水平
置き構造の他に、垂直置き構造の再生装置であつてもよ
く、デイスク再生装置の取付け自由度が向上する。その
結果、デイスク再生装置の小形化を図ることもできる。
また前記トレイ23からの脱落が解消できるので、デイス
ク再生装置でのデイスクの挿排不良は確実に防止でき
る。
第7図は、本考案の他の実施例の構成を示す図であ
る。前述の実施例においては垂直置きのデイスク再生装
置21の構成における架台20の構造を説明している。一
方、第7図には、水平置きの構成のデイスク再生装置に
おける架台80の構造が示されており、第2図と同一もし
くは対応する部分には同一の参照符を付して示す。なお
第7図(2)は第7図(1)の切断面線A6−A6から見た
断面図であり、第7図(3)は第7図(1)の矢符A7方
向から見た図である。
水平置きのデイスク再生装置においては、誘導される
トレイ23上のデイスクDは水平面内に沿つて移動するの
で、垂直置きの構成に比べて脱落を回避するためにデイ
スクDを支持するローラの構成は小さく、もしくは少な
くてよい。したがつて第7図においては支持レバー片35
は第1レバー片50aのみの構成から成り、第2レバー片5
0bは設けられていない。すなわち、前記デイスクDはロ
ーラ63aのみによつて確実に不所望な振動およびトレイ2
3上からの脱落を回避することができる。
前記支持レバー片35は前述のように駆動片67aがシヤ
ーシ68上の当接片69に当接することで角変位移動し、ロ
ーラ63aによるデイスクDの支持を解除する。一方、前
記ローラ63aによる支持状態への復帰のために、軸部57a
を支持する軸受61aには、ねじりばね71が巻掛けられ
る。第7図(3)に示されるように、前記ねじりばね71
の一方端は平面部28上に固定され、他方端は開孔62aの
周縁であつて、平面部28を臨まない表面側に固定され
る。こうして駆動片67aの当接片69への当接が解除され
ると、前記ばね71によるばね付勢が作用し、ローラ63a
は開孔66aを介して突出配置し、デイスクDを支持す
る。
また前述の実施例においては、軸部57a,57bの軸線ま
わりにレバー片50a,50bを角変位させてローラ63a,63bを
デイスクDから離間する方向に移動するように構成して
いる。
したがつて本実施例によれば、支持レバー片から成る
簡素な構成によつて、マガジンから再生機能までに亘つ
て架台によつて誘導されるデイスクの不所望な振動を確
実に回避し、不快音の発生を防止することができる。ま
た垂直平面沿いなどのいかなる平面内に沿うデイスクの
移動に応じてもトレイからのデイスクの脱落を確実に解
消することができ、デイスク再生装置の取付け自由度が
向上し、構成の小形化も可能である。
考案の効果 本考案によれば、収納容器から再生機構の装着位置ま
で誘導されるデイスク状記録媒体は、支持部材から成る
簡素な構成によつて確実に支持される。したがつて多少
の振動に拘わらず、デイスク状記録媒体が不所望な振動
を生じることがなく、不快音の発生が回避できる。また
前記支持によつて、前記デイスク状記録媒体をいかなる
平面内に沿つて移動させる場合であつても、載置される
載置体上からデイスク状記録媒体を脱落することを確実
に防止することができる。したがつて安定な再生動作が
実現できるとともに装置の取付け自由度が向上し、小形
化も図れる。
記録媒体が再生位置にもたらされたときには、駆動手
段によつて第1レバー片の駆動片が駆動されて第1支持
部材が記録媒体から離反され、係合部によつて係合され
ている第2レバー片の第2支持部材もまた、記録媒体か
ら離反される。したがつて第1および第2支持部材が記
録媒体の再生動作に支障を生じることはない。
本考案によれば、第1および第2レバー片の他端を係
合部で連結しているので、駆動手段69によつて駆動片67
aを駆動して第1および第2支持部材を記録媒体から離
反させることができ、またばね71によつて第1および第
2支持部材を記録媒体がトレイに圧接させて離脱を防
ぎ、このようにして構成を簡略化することができるとと
もに、必要な空間がわずかでよく、小形化が可能である
という優れた効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例の移動装置であ
る架台20の簡略化した構成を示す図、第3図はデイスク
再生装置21の簡略化した構成を示す斜視図、第4図は支
持レバー片35の具体的構成を示す分解斜視図、第5図は
第4図の矢符F方向から見た図、第6図は再生機構27へ
デイスクDを誘導する架台20上での支持レバー片35の状
態を説明するための図、第7図は本考案の他の実施例の
構成を示す図、第8図は従来のトレイ1の簡略化した構
成を示す斜視図、第9図は垂直置き構造のデイスク再生
装置の簡略化した構成を示す図である。 20……架台、21……デイスク再生装置、22……マガジ
ン、23……トレイ、27……再生機構、28……平面部、35
……支持レバー片、50a……第1レバー片、50b……第2
レバー片、57a,57b……軸部、63a,63b……ローラ、67a
……駆動片、69……当接片、71……ねじりばね、75……
ターンテーブル、D……コンパクトデイスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−82555(JP,A) 特開 昭64−7364(JP,A) 実開 平2−16456(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】個別にデイスク状記録媒体が載置されるト
    レイを複数枚積層して収納する収納容器に対して、1枚
    のトレイを挿排し、再生機構の予め定める装置位置との
    間で前記記録媒体を誘導するデイスク状記録媒体の移動
    装置において、 前記収納容器から排出されるトレイ上の記録媒体を圧接
    する第1および第2支持部材と、 一端に前記第1支持部材が設けられ、第1回転軸によつ
    て角変位可能とされ、前記記録媒体から第1支持部材を
    離反させるために駆動される駆動片を有する第1レバー
    片と、 一端に前記第2支持部材が設けられ、第2回転軸によつ
    て角変位可能とされる第2レバー片と、 前記第1および第2レバー片の相互に接近した他端を係
    合する係合部と、 第1および第2支持部材が記録媒体をトレイ上に圧接す
    る方向にばね力を与えるばねと、 記録媒体の装着位置で駆動片をばねのばね力に抗して駆
    動する手段とを備えることを特徴とするデイスク状記録
    媒体の移動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0640417B2 (ja) * 1985-10-07 1994-05-25 パイオニア株式会社 マルチデイスクプレ−ヤ
JPS647364A (en) * 1987-03-04 1989-01-11 Sanyo Electric Co Auto-changer for disk player
JPH0216456U (ja) * 1988-07-20 1990-02-01

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