JP2535945Y2 - 液体用容器 - Google Patents

液体用容器

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JP2535945Y2
JP2535945Y2 JP1990108366U JP10836690U JP2535945Y2 JP 2535945 Y2 JP2535945 Y2 JP 2535945Y2 JP 1990108366 U JP1990108366 U JP 1990108366U JP 10836690 U JP10836690 U JP 10836690U JP 2535945 Y2 JP2535945 Y2 JP 2535945Y2
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Japan
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panels
folded
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rib
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JP1990108366U
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祥雄 飯田
武嗣 國弘
均 関野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は液体用容器に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ジュース、酒、醤油等の各種液体を収納する
容器として、PE、Al、紙等を複数積層してなる材料によ
り形成されたゲーベルトップ型の容器が広く知られてい
る。
第2図はこのようなゲーベルトップ型の容器の斜視図
である。この容器101は胴部102とゲーベルトップ型の頂
部閉鎖部103とを有する。胴部102は互いに対向する2組
の側板104,104,…で形成されている。そして、ゲーベル
トップ型の長部閉鎖部103は、屋根パネル105,105の上端
部が重合接着された中央積層リブ106を有している。
この容器101に装填された液体の抽出は、相対向する
両方の屋根パネル105を左右に開いて、中央積層リブ106
の一部を剥離させ、妻パネル107を外折れさせることに
より、容器の上部を全開放させるようになっている。
ところで、上述のような液体用容器においては、中央
積層リブ106はPE同志が熱融着され、極めて強固に貼着
されている。これは、特に長期保存用を目的とした、内
容物を例えば酒、醤油、乳製品等といったものの容器に
おいてこのような容器が使用される。
一方、この貼着部全面に抗ヒートシール剤を塗布し、
貼着部の強度を低下させることによって、中央積層リブ
106の剥離を容易に行なうことができる液体用容器が提
案されている。これは、牛乳、ジュース等の長期保存を
前提としない内容物に有効である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上述のように中央積層リブの貼着が強固に
なされている場合には漏れ等といった問題は生じない
が、開封が不便であるといった問題点がある。また、貼
着部全面に抗ヒートシール剤を塗布する場合には、長期
保存を前提としない内容物にあっては有効であるが、長
期保存を前提とした内容物に使用すると、シール不良に
よる漏れあるいは腐敗を生じるといった問題点がある。
本考案は上述のような問題点に鑑みてなされたもので
あって、漏れ等の心配がなく、しかも開封し易いゲーベ
ルトップ型の液体容器を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、四角筒状の胴部と、この胴部の一方の開口
端部に形成されたゲーベルトップ型の頂部閉鎖部と、上
記胴部の他方の開口端部い形成された底部閉鎖部とを備
え、上記胴部は4枚の側板と、この側板の1枚に連設さ
れるとともに隣接する側板に接続する接着フラップとを
有し、上記頂部閉鎖部は上記側板に連設された相対向す
る1組の屋根パネルと、他の相対向する1組の妻パネル
とで形成されるとともに、各屋根パネルと各妻パネルと
は交互に順次環状に連設され、上記相対向する1組の屋
根パネルは、四角形状の傾斜パネルと、外側リブパネル
とで形成され、上記相対向する1組の妻パネルは、側板
に連設された折込みパネルと、の折込みパネルに連設さ
れるとともに、上記傾斜パネルに連設された1対の折返
しパネルと、この1対の折返しパネルに連設した1対の
内側リブパネルとで形成され、上記各境界線を折り線と
して、上記折込みパネルと折返しパネルとの境界線を内
側に折込むようにして、相対向する上記妻パネルを上記
屋根パネル間に折込み、かつ相対向する上記傾斜パネル
を内側に折込み、上記外側リブパネルにより上記各内側
リブパネルを重合させ、この重合部を接着することによ
り形成される液体用容器において、上記外側リブパネル
の容器内面側および上記内側リブパネルの容器内面の各
傾斜パネルおよび折返しパネルとの境界側であって、上
記接着フラップが重合する箇所およびこの重合する箇所
の近傍を除いて第一剥離剤が塗布され、上記外側リブパ
ネルの頂端辺近傍に第二剥離剤が塗布されることによっ
て、上記内側リブパネルの頂端辺および上記外側リブパ
ネルの上記第一剥離剤と上記第二剥離剤との中間部に強
シール部が形成されていることを特徴とする。
〔作用〕
中央積層リブの両側の内側リブパネル同志の貼着をは
がすようにして拡げる。そして、内側リブパネル間の境
界線を外に出すようにして、内側リブパネルと外側リブ
パネルとの貼着を剥離し、頂部側を全開放する。このと
き、この内側リブパネルと外側リブパネルとには、剥離
剤が塗布されていることから、剥離作業を容易に行なう
ことができる。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について
説明する。
第1図は本考案における液体用容器を形成するブラン
ク板1の容器内面側の正面図である。第1図において、
ブランク板1は4枚の側板2,2,…が折り線aを介して連
設され、一端の側板2には折り線bを介して接着フラッ
プ3が連設されている。また、側板2,2,…の上部には折
り線cを介して屋根パネルP1,P3と妻パネルP2,P4とが
交互に連設されている。
屋根パネルP1は、側板2に折り線cを介して連設され
た傾斜パネル4と、この傾斜パネル4の上部に折り線d
を介して連設された外側リブパネル5とを有している。
また、妻パネルP2は、側板2に折り線cを介して連設
された三角形状の折込みパネル6と、この折込みパネル
6に折り線e,eを介して連設された一対の折返しパネル
7,7と、の折返しパネル7,7に折り線dを介して連設され
た一対の内側リブパネル8,8とを有している。
なお、屋根パネルP3、妻パネルP4は同様の構成を呈し
ており、図中に同一符号を付し、詳細な説明は省略す
る。
このように構成されたブランク板1において、外側リ
ブパネル5と内側リブパネル8の折り線d側に、この折
り線dの延びる方向にある一定の幅(外側リブパネルの
約1/4〜1/3の幅)をもって抗ヒートシール剤9を塗布す
る。なお、ここで、貼着時に接着フラップ3に重合する
箇所およびこの重合する箇所の近傍には抗ヒートシール
剤9は塗布されない。これは、接着フラップ3による境
界部に段部が形成されてしまい、この段部の接着を確実
にし、接着不良を防止するために、抗ヒートシール剤9
の塗布を行なっていない。これによって、接着フラップ
3による段部の接着が強固になされる。また、屋根パネ
ルP1,P3の外側リブパネル5の上端辺には抗ヒートシー
ル剤10が塗布されている。このため、この外側リブパネ
ル5においては、抗ヒートシール剤9と抗ヒートシール
剤10との間に抗ヒートシール剤を塗布しない強固シール
部11が形成され、ブランク板11を組立てて中央積層リブ
が形成された際に、この強固シール部11によって密着さ
れるので、内容物の漏れを防止することができる。
以下に、この液体用容器を組立てる際について説明す
る。
まず、折り線aおよび折り線bを折り、接着フラップ
3を他端側の側板2に重合させ、ヒートシールする。こ
の胴貼りされたカートンを角筒状におこし、公知のボト
ムを成形する。そして、内容物を充填した後、折り線c
によって、妻パネルP2,P4の折込みパネル6,6を内側に
折込む。これと同時に、折り線eによって折返しパネル
7,7,…を折返すようにして折る。すると、これによって
屋根パネルP1,P3の傾斜パネル4,4が内側に折込まれ
る。一方、内側リブパネル8,8,…が外側リブパネル5,5
によって、挟み込まれ、挟持された状態となる。これに
よって中央積層リブが形成される。この状態で、ヒート
シールすると、抗ヒートシール剤9.10が塗布された箇所
はほとんどシールされない状態なる。また、抗ヒートシ
ール剤が塗布されていない箇所では、強固にシールされ
る。これによって、中央積層リブ部には、ほとんどシー
ルされない位置と強固にシールされた位置とが併存する
こととなり、剥離し易いとともに、漏れを防止すること
ができる。
なお、本実施例におけるブランク板1の層構造として
は表面よりPE/紙/PE/Al/PET/PEである。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように構成したことによって、中央積
層リブの接着状態をほとんど接着されない状態と、強固
な接着状態とを併存させることができるので、きわめて
容易に容器の開封作業を行なうことができるとともに、
液漏れを確実に防止することができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第一考案における液体用容器を形成するブラン
ク板の部分拡大正面図、 第2図は一般に使用されているゲーベルトップ型の液体
用容器の斜視図である。 2…側板、3…接着フラップ、4…傾斜パネル、5…外
側リブパネル、6…折込みパネル、7…折返しパネル、
8…内側リブパネル、9,10,12,13…抗ヒートシール剤、
P1,P3…屋根パネル、P2,P4…妻パネル。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四角筒状の胴部と、この胴部の一方の開口
    端部に形成されたゲーベルトップ型の頂部閉鎖部と、上
    記胴部の他方の開口端部に形成された底部閉鎖部とを備
    え、 上記胴部は4枚の側板と、この側板の1枚に連設される
    とともに隣接する側板に接続する接着フラップとを有
    し、 上記頂部閉鎖部は上記側板に連設された相対向する1組
    の屋根パネルと、他の相対向する1組の妻パネルとで形
    成されるとともに、各屋根パネルと各妻パネルとは交互
    に順次環状に連設され、 上記相対向する1組の屋根パネルは、四角形状の傾斜パ
    ネルと、外側リブパネルとで形成され、 上記相対向する1組の妻パネルは、側板に連設された折
    込みパネルと、この折込みパネルに連設されるととも
    に、上記傾斜パネルに連設された1対の折返しパネル
    と、この1対の折返しパネルに連設された1対の内側リ
    ブパネルとで形成され、 上記各境界線を折り線として、上記折込みパネルと折返
    しパネルとの境界線を内側に折込むようにして、相対向
    する上記妻パネルを上記屋根パネル間に折込み、かつ相
    対向する上記傾斜パネルを内側に折込み、上記外側リブ
    パネルにより上記各内側リブパネルを重合させ、この重
    合部を接着することにより形成される液体用容器におい
    て、 上記外側リブパネルの容器内面側および上記内側リブパ
    ネルの容器内面の各傾斜パネルおよび折返しパネルとの
    境界側であって、上記接着フラップが重合する箇所およ
    びこの重合する箇所の近傍を除いて第一剥離剤が塗布さ
    れ、上記外側リブパネルの頂端辺近傍に第二剥離剤が塗
    布されることによって、上記内側リブパネルの頂端辺お
    よび上記外側リブパネルの上記第一剥離剤と上記第二剥
    離剤との中間部に強シール部が形成されていることを特
    徴とする液体用容器。
JP1990108366U 1990-10-15 1990-10-15 液体用容器 Expired - Lifetime JP2535945Y2 (ja)

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JPH0465720U JPH0465720U (ja) 1992-06-09
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JP4515138B2 (ja) * 2004-04-20 2010-07-28 大日本印刷株式会社 易開封性紙容器

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