JP2582860Y2 - 円柱状体の袋詰め包装体 - Google Patents

円柱状体の袋詰め包装体

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JP2582860Y2
JP2582860Y2 JP1992044939U JP4493992U JP2582860Y2 JP 2582860 Y2 JP2582860 Y2 JP 2582860Y2 JP 1992044939 U JP1992044939 U JP 1992044939U JP 4493992 U JP4493992 U JP 4493992U JP 2582860 Y2 JP2582860 Y2 JP 2582860Y2
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JP1992044939U
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保久 神田
邦彦 大矢
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HOKKAICAN CO.,LTD.
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HOKKAICAN CO.,LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、円柱状体の袋詰め包装
体に関し、例えば、缶詰用の複数枚の缶蓋を積み重ねる
ことによって形成された円柱状の缶蓋群のような円柱状
体を、輸送或いは保管の際に袋詰めして形成される円柱
状体の袋詰め包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平4−45206号公報に示
される包装体が知られる。
【0003】この種の包装体は、多数の缶蓋を積み重ね
ることによって形成された円柱状体を、一方が閉塞され
他方が開口された紙袋に収納し、該紙袋の開口側に形成
される折畳部を折り畳んで密封したものである。即ち、
該包装体は、先ず、前記折畳部の一部を外方から内方へ
水平に折り曲げて円柱状体の上端面を覆う折曲被覆部を
形成し、次いで、折曲被覆部を形成することによって残
された起立状態の折畳部の一側端縁側を外方から内方へ
水平に折り曲げて前記折曲被覆部の一部に重合する第1
の重合部を形成し、最後に、該第1の重合部を形成する
ことによって残された起立状態の折畳部を外方から内方
へ水平に折り曲げて前記折曲被覆部の非重合部及び前記
第1の重合部の上面に重合して第2の重合部を形成した
ものである。このとき、前記折曲被覆部の非重合部及び
前記第1の重合部の上面には接着剤が分散して塗布さ
れ、該接着剤によって前記第2の重合部が接着されて密
封される。
【0004】このように、前記包装体は、前記第2の重
合部が前記折曲被覆部の非重合部及び前記第1の重合部
の上面に接着されることにより、折曲被覆部と各重合部
とが互いに接着されて比較的強固な密封状態となる。
【0005】しかし、前記包装体は、折曲被覆部と各重
合部とが互いに接着されているので、これを開封する場
合には、これらの接着部を剥離若しくは破断して取り除
く必要があり、例えば、手作業によって開封作業をする
際に手間がかかる不都合がある。
【0006】また、一般に、この種の包装体に使用され
る紙袋は、コストの低減や密封作業時の折り畳み易さ等
を実現するために比較的薄手の紙材によって形成される
傾向にある。
【0007】このため、前記包装体のように、紙袋の紙
材一枚分のみで構成されている前記折曲被覆部の非重合
部に接着剤を塗布すると、該接着剤が折曲被覆部にしみ
込んで円柱状体の表面に達し、これによって、前記折曲
被覆部と円柱状体とが接着状態となって、該包装体の開
封が困難となる不都合があるばかりでなく、円柱状体に
接着剤が付着すると品質的にも問題がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本考案は、密封状態を確実に維持することができて
かつ開封が容易であり、しかも、紙袋が薄手であっても
接着剤が円柱状体に達することのない円柱状体の袋詰め
包装体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、下端が閉塞され上端が開口された筒状
の紙袋に円柱状体を収納し、該円柱状体を収納したとき
該円柱状体の上端面と前記紙袋の開口側の端縁との間
に形成される該紙袋の折畳部を折り畳んで接着剤により
接着して密封して成る包装体において、前記折畳部の一
部を外方から内方へ水平に折り曲げて円柱状体の上端面
を覆う折曲被覆部を形成し、該折曲被覆部を形成するこ
とによって折返された端縁両側端縁に形成された起立
状態の折畳部の一方の側端縁側を他方の側端縁に向かっ
外方から内方へ水平に折り曲げて前記折曲被覆部の
部分に重合する第1の重合部を形成し、該第1の重合部
を形成することによって残された起立状態の折畳部を
記他方の側端縁が前記一方の側端縁に一致するように
方から内方へ水平に折り曲げて前記折曲被覆部の非重合
部を覆うことなく該第1の重合部の大部分に重合する
2の重合部を形成し、前記第1の重合部の上面にのみ接
着剤を塗布し、該接着剤を介して第1の重合部の上面に
前記第2の重合部の下面を接着して密封して成ることを
特徴とする。
【0010】
【作用】本考案の包装体は、前記紙袋の開口側から円柱
状体を収納し、その開口側に形成される折畳部を折り畳
んで接着剤により接着することにより開口側が閉塞され
て密封される。この密封状態においては、前記折畳部の
大部分が第1の重合部に重合されていることにより、前
記折曲被覆部による円柱状体の上端面を覆う状態が維持
される。更に、前記第1の重合部の上面にのみ塗布され
た接着剤により、前記第1の重合部の上面に前記第2の
重合部の下面を重合して両者を接着するので、前記折曲
被覆部による密封状態が確実に維持される。このとき、
前記第2の重合部は、前記折曲被覆部と重合することな
く該第1の重合部に接着剤により接着されている。これ
により、該包装体を開封する場合には、前記第1の重合
部の上面から前記第2の重合部を剥離するか、又は、例
えば、前記第2の重合部を形成した際に折り曲げ状態と
なる該第2の重合部の基端部を破断するだけで開封され
る。また、前記第1の重合部に前記第2の重合部を接着
する前記接着剤と前記折曲被覆部との間には前記第1の
重合部が介在していることにより、該接着剤が前記折曲
被覆部までしみ込むことが防止される。
【0011】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0012】図1は本実施例の包装体を示す説明的斜視
図、図2(a)乃至(d)は密封作業を示す説明図、図
3は開封状態の一例を示す説明図である。
【0013】図1に示すように、本実施例の包装体1
は、円柱状体、例えば、缶詰用の缶蓋を複数枚積み重ね
ることによって形成された円柱状の缶蓋群2を紙袋3の
内部に収納して密封されたものである。
【0014】前記紙袋3は、底部4が閉塞され上部5が
開口されており、図2(a)に示すように、その内部に
前記缶蓋群2を収納したとき、該缶蓋群2の上側面と該
紙袋3の開口側の端縁6との間に折畳部7が形成され
る。
【0015】本実施例の包装体1は、図1に示すよう
に、缶蓋群2を紙袋3の内部に収納した後、前記折畳部
7を折り畳むことにより紙袋3の開口側を閉塞して密封
状態に形成される。
【0016】次に、紙袋3の開口側を閉塞する包装体1
の密封作業を説明する。
【0017】先ず、図2(a)に示すように、前記折畳
部7の一部を外方から内方へ水平に折り曲げて、図2
(b)に示すように、缶蓋群2の上側面を覆う折曲被覆
部8を形成する。
【0018】次いで、前記折曲被覆部8を形成すること
によって起立状態の折畳部7aの両側端縁9,10のう
ち一方の端縁9側を、図2(b)及び(c)に示すよう
に、外方から内方へ水平に折り曲げて前記折曲被覆部8
の一部に重合する第1の重合部11を形成する。また、
図2(d)に示すように、前記折曲被覆部8に重合しな
い非重合部8aが形成される。このように、第1の重合
部11が折曲被覆部8の一部に重合することにより、折
曲被覆部8に非重合部8aが形成されても、折曲被覆部
8による缶蓋群2の上端面を覆う状態を維持することが
できる。
【0019】続いて、前記第1の重合部11の上面に接
着剤12を塗布する。
【0020】そして、前記第1の重合部11を形成する
ことによって残された起立状態の折畳部7bを外方から
内方へ水平に折り曲げて、図1に示すように、第1の重
合部11に重合して第2の重合部を形成する。このと
き、第2の重合部13の端縁10と前記第1の重合部1
1の端縁9とを一致させて互いに重合する。これによ
り、前記折曲被覆部8の非重合部8aを覆うことなく第
1の重合部11に重合して第2の重合部13が形成され
る。このとき、前記第1の重合部11の上面に接着剤1
2が塗布されているので、該第1の重合部11と第2の
重合部13とが接着状態となり、紙袋3の開口側が閉塞
される。
【0021】このように、前記第1の重合部11と前記
第2の重合部13とを接着剤12により接着するので、
前記折曲被覆部8による密封状態を確実に維持すること
ができる。しかも、前記接着剤12と前記折曲被覆部8
との間には前記第1の重合部11が介在していることに
より、該接着剤12が前記折曲被覆部8までしみ込むこ
とを防止することができる。
【0022】また、前述したように、前記第2の重合部
13が、前記折曲被覆部8の非重合部8aを覆うことな
く前記第1の重合部11に接着されていることから、本
実施例の包装体1を開封する場合には、例えば、図3に
示すように、前記第2の重合部13の基端部13aを破
断するだけで容易に開封することができる。なお、本実
施例の包装体1を開封する場合には、前記第1の重合部
11の上面から前記第2の重合部13のみを剥離すれば
よく、これによっても開封作業を容易に行うことができ
る。
【0023】
【考案の効果】以上のことから明らかなように、本考案
の包装体は、前記折曲被覆部の大部分に重合する前記第
1の重合部の上面にのみ接着剤を塗布して、前記第1の
重合部に前記第2の重合部を両者の端縁を一致させて
合して両者を接着することにより、前記折曲被覆部によ
り円柱状体の上端面を覆う状態を維持するので、前記折
曲被覆部の非重合部に接着剤を塗布することなく密封状
態を比較的強固に維持することができる。
【0024】また、前記第2の重合部が、前記折曲被覆
部の非重合部を覆うことなく該第1の重合部に接着剤に
より接着されていることにより、該包装体を開封する場
合には、前記第1の重合部の上面から前記第2の重合部
を剥離するか、又は、例えば、前記第2の重合部を形成
した際に折り曲げられた状態となる該第2の重合部の基
端部を破断すればよく、これによって手作業による開封
を容易に行うことができる。
【0025】更にまた、前記第1の重合部に前記第2の
重合部を接着する前記接着剤と前記折曲被覆部との間に
は前記第1の重合部が介在していることにより、比較的
薄手の紙材により形成された紙袋を使用しても、該接着
剤が前記折曲被覆部までしみ込むことがなく、前記円柱
状体と折曲被覆部との接着を防止して確実に密封状態と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の包装体を示す説明的斜視図。
【図2】本実施例の包装体の密封作業を示す説明図。
【図3】本実施例の包装体の開封状態の一例を示す説明
図。
【符号の説明】
1…包装体、2…缶蓋群(円柱状体)、3…紙袋、7,
7a,7b…折畳部、8…折曲被覆部、11…第1の重
合部、12…接着剤、13…第2の重合部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端が閉塞され上端が開口された筒状の紙
    袋に円柱状体を収納し、該円柱状体を収納したとき
    円柱状体の上端面と前記紙袋の開口側の端縁との間に形
    成される該紙袋の折畳部を折り畳んで接着剤により接着
    して密封して成る包装体において、前記折畳部の一部を
    外方から内方へ水平に折り曲げて円柱状体の上端面を覆
    う折曲被覆部を形成し、該折曲被覆部を形成することに
    よって折返された端縁両側端縁に形成された起立状態
    の折畳部の一方の側端縁側を他方の側端縁に向かって
    方から内方へ水平に折り曲げて前記折曲被覆部の大部分
    に重合する第1の重合部を形成し、該第1の重合部を形
    成することによって残された起立状態の折畳部を前記他
    方の側端縁が前記一方の側端縁に一致するように外方か
    ら内方へ水平に折り曲げて前記折曲被覆部の非重合部を
    覆うことなく該第1の重合部の大部分に重合する第2の
    重合部を形成し、前記第1の重合部の上面にのみ接着剤
    を塗布し、該接着剤を介して第1の重合部の上面に前記
    第2の重合部の下面を接着して密封して成ることを特徴
    とする円柱状体の袋詰め包装体。
JP1992044939U 1992-06-29 1992-06-29 円柱状体の袋詰め包装体 Expired - Lifetime JP2582860Y2 (ja)

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JP4548580B2 (ja) * 2004-06-02 2010-09-22 東洋製罐株式会社 袋口折込装置及び袋口折込方法
JP7241383B2 (ja) * 2017-11-24 2023-03-17 福島興産株式会社 缶蓋用包装袋の封止方法

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DE3907615A1 (de) * 1989-03-09 1990-09-13 Focke & Co Vorrichtung (verpackungsmaschine) zum verpacken von gegenstaenden unterschiedlicher groesse

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