JPH02109843A - 包装容器及びその製造のための素材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は折畳み可能の材料から成る包装容器であって底
壁と側壁と開封可能の閉鎖手段を有し、該閉鎖手段が互
いに封着された２個の主パネル及びこれらの間に位置さ
れる蛇腹折畳部であって前記主パネルに面するその表面
が封緘妨害手段としてのコーティングを有する折返しパ
ネルを含むものを有するものに係る。本発明はまた折畳
み可能の包装材料から成る包装容器を製造づるための素
材であって折り目線によって底壁、側壁及び開１４可能
の閉鎖手段を形成Ｊるための多数の壁パネルに区分され
これら壁パネルが２個の壁パネル及びそれらの闇に位置
される折返しパネルを含み、折返しパネルが封緘妨害手
段としてのコーティングを有１ｙるものに係る。

口、従来技術及び発明が解決しようとする問題点 可撓の包装材料、例えば紙とプラスチックの積層材即ち
ラミネート、から成る包装容器は極めて多数の形式を以
て存在しそしてとり１）液状食品例えばミルク及びジュ
ースを包装するために使用されている。このタイプの包
装容器であって頻繁に見うけられるものは、４個の側壁
、平底及び屋根型の頂部であってＵいに向かって傾斜し
た主パネルを有し、それらの上部分が封緘ひれを形成す
るように互いに封着されたものを有するいわゆるゲーブ
ルトップ包装容鼎である。

上に説明されたタイプの包装容器においては、−膜内に
頂部の−・部を開封してイれらを放出口になるように形
づくることが可能である。開封手段自体は多数の異なる
様式で設計され得るが、普通は、頂部に含まれる異なる
壁パネルまたはフィールドの上端間の実頂部封緘即ちト
ップシールが開封手段として利用される。包装容器が開
封さるへきとき、包装容器の製造間に形成されたトップ
シールが破られ、それにより、内方へ折込まれたパネル
の若干が放出口を形成するように外方へ折り出され得る
。従って、包装容鼎聞封可能性はトップシールの強さに
著しく左右され、このことは、実際上、良好な、従って
液密性において優れた、トップシールと、容易に開封さ
れるが液密性にａ３いて比較内省るトップシールとの間
の選択を意味する。この問題を無くするため、包装材料
の好適位置に他のタイプの開封手段、例えばパーフォレ
ーションね、を設けることによって封緘機能と開封機能
とを分離することが提案された。しかし、これは製造工
程をより複雑化することを意味し、そしてバ〜フオレー
ション線は包装容器のトップシールの下に配置されなく
てはならないから、開封手段は包装容器内の液面に対し
より接近し、このことは開封時のみならず包装容器から
の液状内容物の放出時に不利になる。

トップシールに開封手段を組合せた原始構成が一般的に
好適とされ、従って、最近はこの構成を良好な封緘及び
液密性と同時に良好な開封可能性を確保するように最適
化することが提案されている。通常、包装容器の頂部は
包装材料の外側に位置される熱塑性材料層を一緒に熔融
することによって熱封されるから、これら提案の若干は
、包装容器の開封に使用されるトップシールの限定区域
内における封緘強さを封緘温度と封緘圧力とを維持しつ
つ削減することを基礎とされた。封緘強さのこのような
削減は、例えば、容易に開封きるべき区域内において包
装材料に凹凸面を設け、それにより、この区域内の全接
着面積が削減されるようにする（ＥＰ−Ａ−１８５３２
５）ことによって達成され得る。しかし、この技法は幾
つかの欠点を免れないことが判明しており、予定された
所望封緘強さを得ることは実際上器しいことが認められ
た。この欠点は他の既知技術（ＥＰ−Ａ−２７０８６９
）　、即ちトップシールにお番ノる開封さるべき区域に
、印刷工程によって予め包装材料に配置され得る封緘妨
害手段のコーティングを塗設する技術、の助けによって
克服され得る。この技術は容易に開封され得る包装容器
を提供するが、それは封緘妨害手段と包装材料のプラス
チックコーティングとの組合わせ如何によっては漏れる
包装容器を生じさせる可能性がある。この問題は無菌内
容液のために使用さるべきタイプの包装容器においては
特に深刻化される。このタイプの内容液及び包装容器に
対しては、液密性に関する要求は極度に厳しい。いわゆ
る微小漏れ（マイクロリーク）ですら滅菌状態を毀損し
モし−Ｃ製品の保存特性を顕著な程度にまで低減させる
からである。

さらに他の一既知技術（ＵＳ−八−４７１２７２７）は
投数の接着剤層を有する積層細長片であって、素材にお
ける限定閉鎖力が所望される区域、即ち特に内方へ折り
込まれた放出口の両側、に配置されるものを使用する。

しかし、素材−ヒの正確な位置における個々の細長片の
取扱い及び配置は習熟するのに困難でありそして方法ら
比較的高い費用を要する。

上の説明から明らかであるように、包装容器の開封が意
図されたとき頂部封緘（トップシール）が容易に開封さ
れ、しかも完璧に液密な包装容器が保証されるようなゲ
ープルトップ型の包装容器を提供することは今までは不
可能であった。かくのごとき要求を無菌包装容器におい
て満たすことは特に困難であった。トップシールを貫く
極度に小さい流路によってずら容器の滅菌性は損なわれ
、従って製品の保存特性はもはや保証され得ないからで
ある。

ハ９問題点を解決するための手段 従って、本発明の目的は、容易に開封され得そして、そ
れにもかかわらず、包装容器が無菌製品の包装のために
有利に使用されるのに十分なほど液密である頂部ｒｔｌ
鎖手段を億え７Ｃ１折畳み可能の材料から成る包装容器
を提供することである。

本発明のもう一つの目的は、既知の同様構成に影響を及
ぼした諸欠点を排除された開封手段を有する包装容器を
提供することである。

本発明の更にもう一つの目的は、その液密性と開封特性
とが、様々の異なる封緘温度及び封緘圧力においてすら
良好に保たれる頂部閉鎗手段を備えた包装容器を提供す
ることである。

これら及びその他の目的は、底壁、側壁及び開封可能の
閉鎖手段を有する折畳み可能の材料から成る包装容器で
あって、前記閉鎖手段が互いに封着された２個の主パネ
ルと、これらの間に位置されて折返しパネルを有する蛇
腹折畳部とを有し、前記主パネルに対面する折返しパネ
ルの而が封緘妨害手段としてのコーティングを有するも
のが、熱封フィルムが封緘妨害手段としての前記コーテ
ィングを覆って延びるという特徴を付与されたことによ
って、本発明に従って達成された。

本発明に従った包装容器の好適実施例は、さらに、従属
特許請求の範囲第２項−第４項から明らかである特徴を
付与された。

本発明のざらにもう一つの目的は、開封可能の頂部開鎖
手段を有する包装容器を製造するための素材であって、
所望の液密性と開封特性とを有する頂部封緘（トップシ
ール）の達成が保−［されるように設計されそして調製
されたものを提供することである。

本発明のさらにもう一つの目的は、このタイプの素材で
あって既知素材が典型的に有する諸欠点を排除されたも
のを提供することである。

本発明のさらにもう−・つの目的は、本発明に基づく包
装容器の製造に特によく適する包装容器素材を提供する
ことである。

これら及びその他の目的は、底壁、側壁及び開封可能の
頂部閉鎖手段を形成するように折り目線によって多数の
壁パネルに区分され、これら壁パネルが２個の主パネル
とそれらの間に位置される折返しパネルであって封緘妨
害手段としてのコーティングを有するものとを含む折畳
み可能の包装材料から成る包装容器を製造するための素
材が、熱封可能材料から成るフィルムが前記折返しパネ
ルの封緘妨害手段としてのコーティングを覆って延びる
という特徴を付与されたことによって、本発明に従って
達成された。

本発明に基づく包装容器素材の好適実施例は、さらに、
従属特許請求の範囲第６項から第１２項において明らか
である特徴をも付与された。

本発明に従って封緘妨害手段としてのコーティングを覆
う熱封フィルムを包装容器及び素材に配設することによ
って、一方において、熱封フィルムと封緘妨害手段との
間に良好に限定された予測可能の封緘強さが得られ、そ
して、他方において、熱封フィルムによって覆われた頂
部封緘区域くトップシール）に含まれる異なる種々の封
着内聞に良好な相互封緘が得られる。これによって、一
方においては、良好な開封可能性が獲得され、そして他
方においては、熱封フィルムが流路及び微小漏れ（マイ
クロリーク）の発生を阻止することに効果的に寄与する
良好な封緘が達成される。これによって、滅菌容器内に
無菌内容液を包装するためにも本発明に従って前記包装
容器及び素材を使用することが可能にされる。

本発明に阜づく包装容器並びに素材の好適実施例が、本
発明の理解に不可欠である細部のみを示す添付された概
略図を特に参照しつつ、以下にざらに詳細に説明される
。

二、実施例 解説用として選ばれた本発明に基づく包装容器並びに包
装容器素材の好適実施例はいわゆるゲーブルトップ容器
であるが、本発明はこのタイプの包装容器または包装容
器素材に限定されるものではなく、開口装置して封入蛇
腹折畳部を採用するすべての包装容器に適用され得る。

図示されるゲーブルトップ型の包装容器１は概して在来
タイプでありそして図示包装容器素材２（既知タイプの
熱塑性外層を有する積層材）は従って垂直の折り目線４
によって区分された４個の側壁パネル３を有する。４個
の側壁パネル３はそれらの下端において４個の底パネル
５を設けられる。これら底パネル５は既知の様式で包装
容器１の底を形成するように内方へ折曲げられて封緘さ
れ得るが、このことは本発明の部分ではなく、従って、
さらに詳細には説明されない。

４個の側壁パネル３はそれらの上端において、水平の折
り目線６によって４個の偵パネル７から区分される。頂
パネル７は既に３及された折りし１［１４によって互い
から区分されている。４個の偵パネル７は２個の主パネ
ル８と、これらの間に位置されるパネルであって斜め折
り目線によって中心の実質的に三角形の内折曲げパネル
９とその両側に位置される２個の同様に三角形の折返し
パネル１ｏとに分けられたものとから成る。頂パネル７
はその上自由端において細長い封緘区域１１であって前
記２個の主パネル８に対応する部分が中断されずに実質
的に矩形であり、一方、それらの中間に位置される部分
が垂直折り目線１３によってそれぞれの折返しパネル１
０に付属するより小さい部分に分けられたものを有する
。これらに加えて、包装容器素材２は、さらに、在来の
様式で他の封緘パネル及び折り目線及びその他の細部構
造を有するが、それらは当業者には前から知られており
、そして本発明のｌ！ＩＮにとって重要でない。

２個の折返しパネル１０の間に位置される内折曲げパネ
ル９と共同して完成包装容器１において外方へ逆に折り
出され得る放出口１４を形成するように設計されたこれ
ら２個の折返しパネル１０は、封緘区域１１内に封緘妨
害手段、例えばシリコーン、のコーティング１５を塗設
される。本発明に基づく封緘妨害のためのコーティング
１５は熱封フィルム１６によって被覆される。熱封フィ
ルム１６は封緘区１ａ１１の全長に沿って延びる細長片
の形式にされ得、そしてそれを事実上掩蔽することが好
ましい。熱封フィルム１６は封緘妨害用の］−ティング
１５を包囲して包装容器素材２の熱塑性物表面層に対し
封着され、従って、前記コーティング１５は完成された
包装容器において包装容器１の内部から液密の態様で遮
断される。

封緘妨害用のコーティング１５の上境界は包装容器素材
２の頂縁と、モして熱封フィルム１６の頂縁とも、合致
することが好ましい。

本発明に基づく包装容器素材２をゲーブルトップ型（第
３図）の包装容器に変換するとき、包装容器素材２は既
知の方式で４本の折り目線４に沿って折られそして互い
に密封結合され、その結果、正方形の横断面を有する実
質的に筒形の本体が形成される。その後、底パネル５が
内方へ折られそして熱封されて液密の底部封緘即ちボト
ムシールが達成され、次いで包装容器は適切なレベルま
で内容液体を注入されそして頂部を閉鎖される。頂部の
開鎖は、内折曲げパネル９と折返しパネル１０とが２個
の主パネル間で内方へ折られると同時に２個の主パネル
８が折り目線の関連部分をヒンジとして互いに向かって
低）されることによって行われる。その優、頂パネル７
の封緘区域１１が加熱と圧縮とによって互いに密封結合
され、続いて放冷され、その結果として液密の頂部封緘
即ち１−ツブシールが達成される。

トップシールの外観は第４図に図示される。第４図は第
３図に基づく包装容器の上部分の所内を示しそして２個
の主パネル８の封緘区域１１が直立づる封緘ひれ１７に
密封結合される態様を示ず。

封緘ひれ１７は、放出口１４を形成するようにされた、
従って、封緘妨害手段即ちコーティング１５を塗設され
ている封緘区域１１に含まれる折返しパネル１０の上部
分を囲い込む。熱封フィルム１６が封緘ひれ１７内に閉
じ込められた異なる材料層間にどのように位置されそし
てトップシールの液密性の増強にどのように寄与するか
、図面から明らかである。特に第４図において認められ
得るごとく、２個の主パネル８の封緘区域１１は封緘ひ
れ１７の頂部分において互いに直接に封緘され、このこ
とは極めて強力且つ高液密性の相互封着を保証する。封
緘ひれ１７の下部分には、折込まれた放出１］１４であ
って封緘妨害用のコーティング１５と熱封フィルム１６
とを配置されたものが２個の主パネル８間に封入されて
おり、このことはこの区域における封緘強さが減じられ
ていることとそしてそれが排他的に封緘妨害用のコーテ
ィング１５と熱封フィルム１６との間の接着力のみによ
って決定されることを意味する。この構成の故に、前記
区域内の封緘強さは包装容器素材２の製造間に既に精密
に決定され得、従って封緘強さはその他の要因、例えば
完成包装容器の内容液充填後にお番ブる封緘ひれ１７の
相ｎ封着時における温度及び圧力、によっては明らかに
感知されるほどには影響されない。封緘区域１１におけ
る熱封フィルム１６の存在は、さらに、液密性を増す結
果を生む他の熱塑性材料の付加的配設を可能にする。何
故ならば、そのような材料は封緘作業間に生じ得る溝路
及び凹所をより良好に充填閉鎖し得るからである。この
ような増進されだ液密性は、細菌が無菌包装品内に侵入
することを阻止するのに特に必要であるのみならず、費
用に関連しても−利点を提供する。何故ならば、包装材
料の液密熱塑性物層は今や液密機能を果だずに過ぎない
からその厚さを減らすことが可能であるからである。

既に言及されたように、包装材料素材２は、熱塑性材料
から成る薄い液密１１１９を両側面に塗設された紙から
成る中心層１８（第２図）を有する積層材から構成され
ることが好ましい。包装容器素材２の、内方へ面するよ
うに設計され従って内容液ど接触する側において、さら
に、前記材料は好ましくはアルミニウム箔から成るバリ
ヤ）ｆＪ２０を配設され、そしてさらにバリヤ層の表面
は熱塑性材料から成るもう一つの液密層１９によって覆
われる。第２図に示される拡大された区域から、最も内
側の液密層１９は封緘妨害用のコーティング１５によっ
て部分的に覆われ、コーテイング１５自体は熱封フィル
ム１６によって覆われていることが明瞭である。

熱封フィルム１６は好ましくは熱封可能材料例えばポリ
テンから成り封緘妨害用コーティング１５に面する側に
おいて包装積層材即ちラミネートの内側に対して封着可
能の層を有する。熱塑性物、通常はＬＤＰＥ、から成る
内コーティングを有する前記層は、アクリル酸を基剤と
する重合体または共重合体から成ることが適切であり、
そしてこのタイプの典型的フィルムは、従って、包装ラ
ミネートのポリテン層に対し熱封するように計画された
アクリル酸を基剤とする重合体または共重合体の層と、
ポリテン層とを有する一緒に押出されたフィルムである
。全すざは概ね２５μｌであり、そのうちＬＤＰＥの厚
さは概ね７５％を占める。

包装容器が滅菌内容液を無菌包装するために計画される
とき、または特に高度の要求が気密性に関して為される
ときは、熱封フィルムはさらにバリヤ用プラスチック、
例えばナイロンまたはポリエステル、から成る層を設け
られ得る。この場合における熱封フィルムは、それに付
加される諸層を互いに接着するために必要な追加の諸層
、即ち任意の好適な接着剤、を当然含む。本発明に従っ
たこの目的のための典型的フィルムは、（包装積層材に
封着される、そして、封緘妨害用コーティング１５に面
する側から列挙するとき）、アクリル酸を基剤とする重
合体または共重合体の層、ボンド接着剤の層、バリヤ用
プラスチック（ナイロン、ポリエステルなど）の層、ボ
ンド接着剤の層及び熱封可能材料層、例えばポリテンを
含む。

包装容器素材２の製造間、熱封フィルム１６が封緘区Ｉ
ｊ１１１に沿って付着されるとき、熱封フィルム１６は
その全長に沿って包装積層材の内側層に対して熱封され
る。かくして、熱封フィルム１６は前記内側層に対して
強力に接着されるが、封緘妨害用コーティング１５に対
する封緘は比較的弱く、それは専ら封緘妨害用コーティ
ング１５とそれに対面する熱封フィルム１６の材料タイ
プとの選択された組合せによって決定される。包装容器
素材２が包装容器への変換後に頂部において封緘さるべ
きとき、封緘妨害用コーティング１５と熱封フィルム１
６との間の封緘強さは、封緘温度及び封緘圧力によって
変更または影響されない。

このことは、前記材料選択を通じて決定された接着力が
維持されることを保証する。容器の頂部の封緘間、封緘
妨害用コーティング１５上方に位置される熱封フィルム
１６の部分は、熱封部分１６の隣接部分、即ち２個の主
パネル８の隣接する半分を覆う熱封フィルム１６の部分
、に対し強固に封緘される。包装容器が開封さるべきと
きは、封緘ひれ１７の上部分に形成された２個の主パネ
ル８間の比較的強固な封緘が最初に破られ、次に、コー
ティング１５と熱封フィルム１６との間の封緘が破られ
、従って放出口１４を形成する２個の折返しパネル１０
が外方へ折り出され得る。封緘妨害用コーティング１５
上に何名された熱封フィルム１６の部分は、２個の主パ
ネル８の前記隣接部分上に残留し、従って封緘妨害用コ
ーティング１５は放出口１４の注ぎ縁に沿って露出され
る。

その結果、包装容器内に存在する内容液の放出は、封緘
区域からの引きちぎり部分または残留断片の存在しない
奇麗で平坦な面を越えて生じ得る。しかし、封緘妨害用
コーティング１５下方の区域においては、熱封フィルム
１６の残留断片または残存物が生じ得るが、これら残留
断片は放出口１４の注ぎ縁から比較的大ぎい距離に位置
し、従って実際上放出に影響を及ぼさない。

既に言及されたように、通常、包装材料はとりわけ熱塑
性物から成る外囲（即ち、後に内容液に隣接する層）を
有する積層材から構成されるから、この熱塑性層は言う
までもなく、本発明の代替実施例に従って、別個に貼付
されるストリップ状のフィルムに代えて、熱封フィルム
１６として使用され得る。この場合は、明らかに、封緘
妨害用コーティング１５は積層材の外熱塑性層の直接下
に、即ち該外層とその下に在る層１１１Ｊら、包装材料
のタイプに従って、もう一つの（内）熱塑性層、バリヤ
層または、もしバリヤ層を欠くならば、紙から成る中心
キャリヤー１８、との間に接着されなくてはならない。

この場合における封緘妨害手段の接着は、熱封フィルム
が包装材料の全面に貼付される前に、計画された区域内
において行われる。

包装容器が開封きるべきとぎは、前に説明された本発明
の実施例の場合と同様に、コーティング１５と熱封フィ
ルム１６（熱塑性層）との間の封緘が破られ、従って放
出口１４が折り出され得る。

熱塑性層はコーティングの下縁に沿って破れるが、この
過程において生じて離れないいかなる残招片または断片
も内容液の放出を妨害しない。

放出口の封緘妨害用コーティング１５上に熱封フィルム
１６を配置することによって、主として二つの利点が得
られる。第１に、開口区域における封緘強さが萌以て決
定、され得そして包装容器素材の製造間に爾後に行われ
る作業例えば包装容器の頂部封緘によって影響されない
ような様式で限定され得る。封緘強さは包装容器素材が
包装容器の内側に面する側において有する層の品質及び
タイプから独立しておりそしてその他の要因例えば変化
する材料の品質、汚染または機械的裂所によっても彰冑
されない。また、頂部封緘は積極的に影響される。何故
ならば、本発明に基づく機構が無菌タイプの包装容器に
おいて使用されるときの実質的な利点である微小漏れの
防止を可能にするようにより強固でより均質な封緘を提
供する補助材料として熱封フィルムが働くからである。

封緘４゜ 妨害用コーティング１５並びに熱封フィルム１６は材料
の製造と関連して簡単に配置される。封緘妨害用、コー
ティング１５は比較的簡単な印刷工程によって所望の位
置に正確な形式で配置され得る。

一方、熱封フィルム１６は包装材料の内側層に熱封され
る連続する予め組立てられたストリップの形式で配置さ
れ得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従った包装容器素材を示す平面図、第
２図は第１図に示された包装容器素材の一部の断面図で
あり部分的に過度に拡大して図示した図面、第３図は開
封状態に在り、包装容器のパネルの一部分が図示の明瞭
化のために省略されている本発明に基づく包装容器の斜
視図、第４図は開鎖状態における第３図に基づく包装容
器の一部分を拡大スケールによって示した断面図である
。 図面上、１・・包装容器、２・・包装容器素材、３・・
側壁パネル、５・・底パネル、７・・頂パネル、８・・
主パネル、９・・内折曲げパネル、１０・・折返しパネ
ル、１１・・封緘区域、１４・・放出口、１５・・封緘
妨害用コーティング、１６・・熱封フィルム、１７・・
封緘ひれ。

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. （１）底壁、側壁及び開封可能の閉鎖手段を有する折畳
   み可能の材料から成る包装容器（１）であつて、前記閉
   鎖手段が互いに封着された２個の主パネル（８）とこれ
   らの間に位置されて折返しパネルを有する蛇腹折畳部と
   を有し、前記主パネルに対面する前記折返しパネルの面
   が封緘妨害手段であるコーティング（１５）を有するも
   のにおいて、熱封フィルム（１６）が前記封緘妨害手段
   であるコーティング（１５）を覆つて延びていることを
   特徴とする包装容器。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の包装容器において、
   熱封フィルム（１６）が封緘妨害手段であるコーティン
   グ（１５）を覆いそして包装材料に対し結合され、その
   結果として、前記コーティング（１５）が包装容器（１
   ）の内側から液密の態様で遮蔽されることを特徴とする
   包装容器。
3. （３）特許請求の範囲１項または第２項記載の包装容器
   において、熱封フィルム（１６）が熱塑性材料の細長片
   の形状にされ、この細長片が包装容器（１）の上縁に沿
   つて延びており、そこにおいて、包装容器（１）の閉鎖
   状態においては、前記細長片が主パネル（８）と折返し
   パネル（１０）との間に封入されていることを特徴とす
   る包装容器。
4. （４）特許請求の範囲第１項または第２項記載の包装容
   器において、熱封フィルム（１６）が熱塑性材料の層の
   形状にされ、そして包装容器（１）の内側全体を覆うこ
   とを特徴とする包装容器。
5. （５）底壁、側壁及び開封可能の頂部閉鎖手段を形成す
   るために複数の折り目線によつて多数の壁パネルに区分
   され、これら壁パネルが２個の主パネル（８）とそれら
   の間に位置される折返しパネル（１０）であつて封緘妨
   害手段としてコーティング（１５）を有するものとを含
   む折畳み可能の包装材料から成る包装容器を製造するた
   めの素材において、熱封可能材料からなるフィルム（１
   ６）が折返しパネル（１０）の封緘妨害手段としてのコ
   ーティング（１５）を覆つて延びることを特徴とする包
   装容器を製造するための素材。
6. （６）特許請求の範囲第５項記載の素材において、熱封
   フィルム（１６）が主パネル（８）並びに折返しパネル
   （１０）の一部分を覆つて延びる細長片から構成される
   ことを特徴とする包装容器を製造するための素材。
7. （７）特許請求の範囲第５項または第６項記載の素材に
   おいて、熱封フィルム（１６）が封緘妨害手段としての
   コーティング（１５）を包囲して包装材料に封着される
   ことを特徴とする包装容器を製造するための素材。
8. （８）特許請求の範囲第７項記載の素材において、素材
   （２）の一縁に沿つて熱封フィルム（１６）がそれに対
   し熱封される熱塑性材料から成る液密層（１９）を配さ
   れたキャリヤー（１８）を有することを特徴とする包装
   容器を製造するための素材。
9. （９）特許請求の範囲第６項から第８項の何れか一つの
   項に記載される素材において、熱封フィルム（１６）が
   主パネル（８）並びに折返しパネル（１０）の上縁に位
   置される封緘区域（１１）を実質的に覆うことを特徴と
   する包装容器を製造するための素材。
10. （１０）特許請求の範囲第６項から第９項の何れか一つ
    の項に記載される素材において、熱封フィルム（１６）
    が包装積層材の内側に対し封着され得る材料から成る封
    緘妨害用のコーティング（１５）に対面する層を有する
    ことを特徴とする包装容器を製造するための素材。
11. （１１）特許請求の範囲第１０項記載の素材において、
    前記層がアクリル酸を基剤とする重合体または共重合体
    から成ることを特徴とする包装容器を製造するための素
    材。
12. （１２）特許請求の範囲第１０項または第１１項記載の
    素材において、熱封フィルムがさらにバリヤプラスチッ
    ク層をも含むことを特徴とする包装容器を製造するため
    の素材。