JP2535767Y2 - 作業用走行車におけるボンネツトの取付構造 - Google Patents

作業用走行車におけるボンネツトの取付構造

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JP2535767Y2
JP2535767Y2 JP1990404287U JP40428790U JP2535767Y2 JP 2535767 Y2 JP2535767 Y2 JP 2535767Y2 JP 1990404287 U JP1990404287 U JP 1990404287U JP 40428790 U JP40428790 U JP 40428790U JP 2535767 Y2 JP2535767 Y2 JP 2535767Y2
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bonnet
fuel tank
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fitting
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隆 布野
芳樹 横山
泰行 和田
芳夫 石飛
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歩行型田植機等の作業
用走行車におけるボンネツトの取付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種作業用走行車のなかには、エンジン等が配設され
る機体前部を着脱自在なボンネツトにより上方から覆う
べく構成されるものがあり、そしてこのものでは、ボン
ネツト側と機体側とに、互いに係合してボンネツトを固
定せしめる係合部がそれぞれ設けられることになる。し
かるに従来、このものでは、ボンネツトを装着する際
に、上記係合部同志を位置合わせするのが容易でないた
め、装着に手間取る不都合があり、また、機体側にはボ
ンネツト側係合部を係合するための部材を別途設けなけ
ればならず、部品点数が増加するという問題があつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用走
行車におけるボンネツトの取付構造を提供することを目
的として創案されたものであつて、機体後部に運転ハン
ドルを配し、機体前部に燃料タンクを配し、機体前部を
ボンネツトを介して上方から着脱自在に覆うように構成
してなる作業用走行車において、前記ボンネツトに、燃
料タンク上面に突設された燃料補給口に嵌合してボンネ
ツトの燃料タンクに対する位置決めをするための嵌合孔
を形成すると共に、燃料タンクを機体側に取付けるため
の取付ブラケツト、機体フレームに設けた後部ステー、
およびボンネツト下面の前後部に、前記嵌合孔と燃料補
給口との嵌合による位置合わせによつて互いに位置合せ
されて係合するボンネツト固定用の係合部をそれぞれ設
け、さらに後部ステーに、変速レバー等の機体後部で操
作するための操作具を支持したことを特徴とするもので
ある。
【0004】そして本考案は、この構成によつて、ボン
ネツトを装着する際の位置決めが簡単で、しかも部品の
共通化が計れるようにしたものである。
【0005】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は歩行型の田植機であつて、
該田植機1の機体フレーム1a前端部にはトランスミツ
シヨンケース2が一体的に固定され、該トランスミツシ
ヨンケース2の上部にエンジン3が搭載されている。そ
してエンジン3の出力動力は、エンジン3とトランスミ
ツシヨンケースを一体的に連結する伝動ケース4を経由
してトランスミツシヨンケース2に入力され、該トラン
スミツシヨンケース2に内装される変速機構を経由して
スイングケース5の先端部に軸支される車輪6や機体後
部の植付作業部7に伝動されるようになつている。
【0006】8は前記スイングケース5を上下揺動せし
める油圧シリンダであつて、該油圧シリンダ8は、所謂
両ロツド型シリンダに形成されるものであるが、不動の
ロツド8aは、エンジン3から前方に突設される上側ス
テー9と、トランスミツシヨンケース2から前方に突設
される下側ステー10との間に介設されることで、エン
ジン3とトランスミツシヨンケース2とを一体的に連結
する連結部材に兼用されている。
【0007】さらに、11はエンジン3の後方に配設さ
れる燃料タンク12の取付ブラケツトであつて、該取付
ブラケツト11は燃料タンク12の底面に沿うよう段差
状に形成され、その前端部には、燃料タンク12の前端
部をボルト固定するための一対の立上り片11a、11
bが左右に並列して設けられる一方、後端部には、燃料
タンク12の後端部をボルト固定するための立上り片1
1cが設けられるが、さらに、取付ブラケツト11の後
端側には、下端がトランスミツシヨンケース2にボルト
固定される垂下片11dが形成され、また前端側には、
取付ブラケツト11をエンジン3の上面にボルト固定す
るための取付孔11eが穿設されており、これによつて
取付ブラケツト11は、トランスミツシヨンケース2お
よびエンジン3にボルト固定されることによりエンジン
3をトランスミツシヨンケース2に一体的に連結するた
めの連結部材に兼用されるようになつている。即ち、本
実施例のエンジン3は、前記伝動ケース4と、油圧シリ
ンダ8と、取付ブラケツト11との3部材によつてトラ
ンスミツシヨンケース2に一体的に連結されるようにな
つている。
【0008】一方、13は機体前部を上方から覆うボン
ネツトであつて、該ボンネツト13の前側は、前記取付
ブラケツト11の立上り片11aに延設された係止片1
1fに係止される一方、後側は機体フレーム1aの後端
部から立ち上がる後部ステー14の上端部に係止される
ことで、機体に対して着脱自在に取付けられている。つ
まり、ボンネツト13の下面前側には、係止片11fに
穿設された係止孔11gに嵌合係止される係止爪13a
が突設される一方、下面後側には、後部ステー14の上
端部に穿設された係止孔14aに嵌合係止される係止爪
13bが突設されるが、前側係止爪13aの近傍位置に
は燃料タンク12上面に突設される燃料補給口12aと
嵌合する嵌合孔13cが形成されるため、ボンネツト1
3を取付ける際には、上記嵌合による位置合わせで係止
爪13aを容易に係止孔11gに嵌合係止させることが
できるようになつている。さらに、13dはボンネツト
13の下面に突設される接当片であつて、該接当片13
dは、ボンネツト13の取付状態において燃料タンク1
2上面に押圧状に接当するよう突出長さが設定されるこ
とでボンネツト13の支持を行うが、このとき燃料タン
ク12から弾圧的な反力を受けて嵌合係止部における遊
びを吸収することによりボンネツト13のガタ付きを防
止するようになつている。
【0009】ところで、前記後部ステー14には、3箇
所に貫通孔14b、14c、14dが穿設されるが、各
貫通孔14b、14c、14dには、変速レバー15、
リコイルスタータレバー16、チヨークロツド17がそ
れぞれ支持されている。つまり後部ステー14は、上記
各部材を支持する支持部材に兼用されるようになつてい
る。
【0010】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、ボンネツト13を装着する場合には、嵌合孔13
cを燃料タンク12の燃料補給口12aに嵌合させれ
ば、燃料タンク12の近傍位置に設けられる係止孔11
gに係止爪13aが略位置合わせされた状態となり、そ
してこの状態でボンネツト13を押せば係止爪13aが
係止孔11gに容易に係合することになる。従つて、従
来の様に係合部の位置合わせができずにボンネツト13
の装着に手間取る不具合を悉皆解消し得て、この結果、
ボンネツト13の着脱を要する点検整備時等の作業性を
向上できる。
【0011】しかも、係止爪13aを嵌合孔13cの近
傍に形成し、係止孔11gが形成される取付ブラケツト
12を燃料タンク12の近傍に組付けるため、製造時の
位置出しが容易となつて生産性も向上できる。
【0012】さらに、ボンネツト13の前側は燃料タン
ク12によつて支持されることになるので、殊更支持部
材を設けることを不要にして部品点数の削減ならびに構
造の簡略化を計ることができる。
【0013】また、ボンネツト13下面に突設される接
当片13dが弾圧的な反力を受けるよう燃料タンク12
に接当するので、嵌合係止部における遊びを吸収してボ
ンネツト13のガタ付きを防止することができる。
【0014】またさらに、ボンネツト13の係止爪13
aを係止する係止孔11gを燃料タンク12を取付ける
ための取付ブラケツト11に形成しているので、殊更専
用の係止部材を設ける必要がなく、さらに部品点数を削
減することができる。
【0015】一方、ボンネツト13の後側を支持する後
部ステー14は、変速レバー15、リコイルスタータレ
バー16、チヨークロツド17等をも支持するべく構成
されるので、部材の一層の兼用化が計れて都合がよい。
【0016】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、着脱自在なボンネツトによつて機
体前部を上方から覆うべく構成されるものでありなが
ら、燃料タンク上面に突設の燃料補給口に嵌合孔を嵌合
することでボンネツトの機体に対する位置合せが自動的
になされる。この結果、ボンネツトの装着に際しての係
合部同志の係合は、前記嵌合孔を燃料補給口に嵌合させ
た位置合せ状態にすることで簡単にできることになつ
て、従来の様に係合部同志の位置合わせ作業に手間取る
ことが解消され、ボンネツトの着脱を要する点検整備時
等における作業性が向上する。しかも、機体側の係合部
は、燃料タンクを機体側に取付けるための取付ブラケツ
トと、変速レバー等の操作具を支持する後部ステーとに
それぞれ形成されるため、取付ブラケツトや後部ステー
の部材兼用化が計れることになつて構造の簡略化、部品
点数の削減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を断面した田植機の側面図である。
【図2】田植機の平面図である。
【図3】田植機の要部側面図である。
【図4】フレーム構造を示す斜視図である。
【図5】後部ステーの背面図である。
【図6】取付ブラケツトの斜視図である。
【図7】ボンネツトの取付構造を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 田植機 2 トランスミツシヨンケース 3 エンジン 11 取付ブラケツト 12 燃料タンク 12a 燃料補給口 13 ボンネツト 13c 嵌合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石飛 芳夫 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−77136(JP,U) 実公 昭54−3449(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体後部に運転ハンドルを配し、機体前
    部に燃料タンクを配し、機体前部をボンネツトを介して
    上方から着脱自在に覆うように構成してなる作業用走行
    車において、前記ボンネツトに、燃料タンク上面に突設
    された燃料補給口に嵌合してボンネツトの燃料タンクに
    対する位置決めをするための嵌合孔を形成すると共に、
    燃料タンクを機体側に取付けるための取付ブラケツト、
    機体フレームに設けた後部ステー、およびボンネツト下
    面の前後部に、前記嵌合孔と燃料補給口との嵌合による
    位置合わせによつて互いに位置合せされて係合するボン
    ネツト固定用の係合部をそれぞれ設け、さらに後部ステ
    ーに、変速レバー等の機体後部で操作するための操作具
    を支持したことを特徴とする作業用走行車におけるボン
    ネツトの取付構造。
JP1990404287U 1990-12-22 1990-12-22 作業用走行車におけるボンネツトの取付構造 Expired - Lifetime JP2535767Y2 (ja)

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