JP2535726Y2 - 自動車用カップホルダ - Google Patents
自動車用カップホルダInfo
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- JP2535726Y2 JP2535726Y2 JP1989023121U JP2312189U JP2535726Y2 JP 2535726 Y2 JP2535726 Y2 JP 2535726Y2 JP 1989023121 U JP1989023121 U JP 1989023121U JP 2312189 U JP2312189 U JP 2312189U JP 2535726 Y2 JP2535726 Y2 JP 2535726Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の室内に設けられ飲料用のカップ類
を保持するカップホルダに関し、とくにカップ類の高さ
に応じて受け面の高さを可変させるようにした自動車用
カップホルダの構造に関する。
を保持するカップホルダに関し、とくにカップ類の高さ
に応じて受け面の高さを可変させるようにした自動車用
カップホルダの構造に関する。
[従来の技術] 従来から飲料用のカップホルダは種々知られており、
自動車の室内に設けられるカップホルダの一例として、
たとえば第16図および第17図に示すものが知られてい
る。
自動車の室内に設けられるカップホルダの一例として、
たとえば第16図および第17図に示すものが知られてい
る。
第16図および第17図において、1は車体(図示略)側
に取付けられるカップホルダのリテーナを示しており、
2はリテーナ1に摺動自在に保持されるホルダを示して
いる。ホルダ2には、カップ類(図示略)の外周面を保
持するための穴3が形成されている。ホルダ3の下方に
はカップ類の底面を受けるトレイ4が配置されている。
トレイ4の一方には、カップ受け面5が形成されてお
り、他方には支持用の突起部6が形成されている。トレ
イ4の突起部6は、ホルダ2と係合されており、トレイ
4はホルダ2に対して上下方向に揺動可能となってい
る。また、トレイ4の側面には可動アーム7が取付けら
れており、可動アーム7はホルダ2の側面に形成された
長孔8に係合されている。
に取付けられるカップホルダのリテーナを示しており、
2はリテーナ1に摺動自在に保持されるホルダを示して
いる。ホルダ2には、カップ類(図示略)の外周面を保
持するための穴3が形成されている。ホルダ3の下方に
はカップ類の底面を受けるトレイ4が配置されている。
トレイ4の一方には、カップ受け面5が形成されてお
り、他方には支持用の突起部6が形成されている。トレ
イ4の突起部6は、ホルダ2と係合されており、トレイ
4はホルダ2に対して上下方向に揺動可能となってい
る。また、トレイ4の側面には可動アーム7が取付けら
れており、可動アーム7はホルダ2の側面に形成された
長孔8に係合されている。
このように構成されたカップホルダにおいては、ホル
ダ2を自動車本体側から引出すと、これに伴なってトレ
イ4が前方に移動し、トレイ4は自重によって降下す
る。この状態を第17図に示す。この状態では、トレイ4
のカップ受け面5からホルダ2の上面までの高さは、h
に設定されている。
ダ2を自動車本体側から引出すと、これに伴なってトレ
イ4が前方に移動し、トレイ4は自重によって降下す
る。この状態を第17図に示す。この状態では、トレイ4
のカップ受け面5からホルダ2の上面までの高さは、h
に設定されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記のカップホルダの構造では、第18
図に示すように、トレイ4のカップ受け面5からホルダ
2の上面までの高さhに対して、著しく背の高いカップ
9や缶等を置いた時には不安定になり、自動車の振動で
カップが傾くおそれがある。また、背の高いカップや缶
に合せて高さhを設定すると、背の低いカップを置いた
ときに、カップの上端がホルダ2の上面近傍に位置して
しまうため、カップが非常に取づらくなる。
図に示すように、トレイ4のカップ受け面5からホルダ
2の上面までの高さhに対して、著しく背の高いカップ
9や缶等を置いた時には不安定になり、自動車の振動で
カップが傾くおそれがある。また、背の高いカップや缶
に合せて高さhを設定すると、背の低いカップを置いた
ときに、カップの上端がホルダ2の上面近傍に位置して
しまうため、カップが非常に取づらくなる。
本考案は、カップの高さの高低にかかわらずカップを
安定して保持することのできる自動車用カップホルダを
提供することを目的とする。
安定して保持することのできる自動車用カップホルダを
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的に沿う本考案に係る自動車用カップホルダ
は、次の通りである。
は、次の通りである。
(1)車体側に出し入れ自在に設けられカップ類の外周
面を保持するホルダに、前記カップ類の底面を受ける受
板と該受板のホルダに対する高さを調整する伸縮アーム
から構成される高さ可変手段とを有するトレイを折りた
たみ可能に取付け、前記伸縮アームは、ホルダに揺動可
能に支持される揺動アームと、該揺動アームに出し入れ
自在に支持される摺動アームとを有し、該揺動アーム
に、摺動アームと係合し押圧時には摺動アームとの係合
を解除する板ばねを固定し、前記受板を摺動アームに対
して回動可能としたことを特徴とする自動車用カップホ
ルダ。
面を保持するホルダに、前記カップ類の底面を受ける受
板と該受板のホルダに対する高さを調整する伸縮アーム
から構成される高さ可変手段とを有するトレイを折りた
たみ可能に取付け、前記伸縮アームは、ホルダに揺動可
能に支持される揺動アームと、該揺動アームに出し入れ
自在に支持される摺動アームとを有し、該揺動アーム
に、摺動アームと係合し押圧時には摺動アームとの係合
を解除する板ばねを固定し、前記受板を摺動アームに対
して回動可能としたことを特徴とする自動車用カップホ
ルダ。
(2)車体側に出し入れ自在に設けられカップ類の外周
面を保持するホルダに、前記カップ類の底面を受けるト
レイを折りたたみ可能に取付け、前記ホルダに、回動に
よってカップ受け面が前記トレイのカップ受け面の直上
に位置する補助トレイから構成される高さ可変手段を設
けたことを特徴とする自動車用カップホルダ。
面を保持するホルダに、前記カップ類の底面を受けるト
レイを折りたたみ可能に取付け、前記ホルダに、回動に
よってカップ受け面が前記トレイのカップ受け面の直上
に位置する補助トレイから構成される高さ可変手段を設
けたことを特徴とする自動車用カップホルダ。
(3)車体側に出し入れ自在に設けられカップ類の外周
面を保持するホルダに、前記カップ類の底面を受けるト
レイを折りたたみ可能に取付け、前記ホルダとトレイの
いずれか一方に、該トレイの上下方向の移動操作により
ホルダに対するトレイの支持角度を調整する可変係合機
構部から構成される高さ可変手段を設けたことを特徴と
する自動車用カップホルダ。
面を保持するホルダに、前記カップ類の底面を受けるト
レイを折りたたみ可能に取付け、前記ホルダとトレイの
いずれか一方に、該トレイの上下方向の移動操作により
ホルダに対するトレイの支持角度を調整する可変係合機
構部から構成される高さ可変手段を設けたことを特徴と
する自動車用カップホルダ。
[作用] このように構成された上記(1)ないし(3)の自動
車用カップホルダにおいては、高さ可変手段によってカ
ップ受け面の高さを可変することが可能となるので、ホ
ルダに対するカップ受け面の高さを適宜調整することに
より、カップ類を安定よく保持することができる。すな
わち、カップ受け面の位置を可変させることで、カップ
類の底面と外周面とを適度な間隔をもって保持すること
が可能となり、自動車の振動に対してカップのふらつき
が防止される。
車用カップホルダにおいては、高さ可変手段によってカ
ップ受け面の高さを可変することが可能となるので、ホ
ルダに対するカップ受け面の高さを適宜調整することに
より、カップ類を安定よく保持することができる。すな
わち、カップ受け面の位置を可変させることで、カップ
類の底面と外周面とを適度な間隔をもって保持すること
が可能となり、自動車の振動に対してカップのふらつき
が防止される。
上記(1)では、受板は摺動アームに対して回動可能
となっているので、カップの底面と受板のカップ受け面
とを密着させることができ、トレイに対するカップの落
着きがよくなる。また、板ばねを押圧するのみで摺動ア
ームと板ばねとの係合が解除されるので、揺動アームに
対する摺動アームの位置調整を素早く行うことが可能と
なり、カップ受け面の高さ調整が容易となる。
となっているので、カップの底面と受板のカップ受け面
とを密着させることができ、トレイに対するカップの落
着きがよくなる。また、板ばねを押圧するのみで摺動ア
ームと板ばねとの係合が解除されるので、揺動アームに
対する摺動アームの位置調整を素早く行うことが可能と
なり、カップ受け面の高さ調整が容易となる。
[実施例] 以下に、本考案に係る自動車用カップホルダの望まし
い実施例を、図面を参照して説明する。
い実施例を、図面を参照して説明する。
第1実施例 第1図ないし第3図は、本考案の第1実施例を示して
いる。図中、21は図示されない車体側に固定されるケー
スを示しており、ケース21の開口部の形状は、水平方向
に長い長方形となっている。ケース21には、ホルダ22が
車両の前後方向に出し入れ自在に収納されている。ホル
ダ22には、カップ類(図示略)の外周面を保持する穴23
が2個形成されている。ホルダ22の内側面には、カップ
類の底面を受けるトレイ24が取付けられている。
いる。図中、21は図示されない車体側に固定されるケー
スを示しており、ケース21の開口部の形状は、水平方向
に長い長方形となっている。ケース21には、ホルダ22が
車両の前後方向に出し入れ自在に収納されている。ホル
ダ22には、カップ類(図示略)の外周面を保持する穴23
が2個形成されている。ホルダ22の内側面には、カップ
類の底面を受けるトレイ24が取付けられている。
トレイ24は、伸縮アーム25と受板26とから構成されて
いる。高さ可変手段としての伸縮アーム25は、第3図に
示すように揺動アーム27、摺動アーム28、ホルダ29およ
び板ばね30とから構成されている。揺動アーム27の厚肉
部の背面側には、長手方向に延びる収納溝27aが形成さ
れている。収納溝27aには、摺動アーム28が出し入れ自
在に支持されている。ホルダ29は、揺動アーム27の収納
溝27aが形成される背面側に取付けられており、摺動ア
ーム28が収納溝27aから外れるのを阻止している。揺動
アーム27の表面側には、長手方向に延びるガイド長孔27
bが形成されている。ガイド長孔27bは、収納溝27aの底
面に開口している。
いる。高さ可変手段としての伸縮アーム25は、第3図に
示すように揺動アーム27、摺動アーム28、ホルダ29およ
び板ばね30とから構成されている。揺動アーム27の厚肉
部の背面側には、長手方向に延びる収納溝27aが形成さ
れている。収納溝27aには、摺動アーム28が出し入れ自
在に支持されている。ホルダ29は、揺動アーム27の収納
溝27aが形成される背面側に取付けられており、摺動ア
ーム28が収納溝27aから外れるのを阻止している。揺動
アーム27の表面側には、長手方向に延びるガイド長孔27
bが形成されている。ガイド長孔27bは、収納溝27aの底
面に開口している。
摺動アーム28の一端部には、円柱状の突起28aが形成
されている。突起28aは、揺動アーム27のガイド長孔27b
に挿通されている。揺動アーム27の収納溝27aから突出
した摺動アーム28の突起28aは、揺動アーム27に固定さ
れた板ばね30の穴30aと係合可能になっている。板ばね3
0の中央部には、支持穴30bが穿設されている。板ばね30
は、支持穴30bに挿通される揺動アーム27の突起27cの熱
かしめ(樹脂の熱変形)によって揺動アーム27に固定さ
れている。
されている。突起28aは、揺動アーム27のガイド長孔27b
に挿通されている。揺動アーム27の収納溝27aから突出
した摺動アーム28の突起28aは、揺動アーム27に固定さ
れた板ばね30の穴30aと係合可能になっている。板ばね3
0の中央部には、支持穴30bが穿設されている。板ばね30
は、支持穴30bに挿通される揺動アーム27の突起27cの熱
かしめ(樹脂の熱変形)によって揺動アーム27に固定さ
れている。
揺動アーム27は、上述したように収納溝27aが形成さ
れる部分は厚肉部となっており、収納溝27aの上方は薄
肉部に形成されている。突起27cによって固定された板
ばね30の一方は、薄肉部に突出しており、板ばね30の一
方を薄肉部側に押圧することにより、板ばね30と摺動ア
ーム28の突起28aとの係合が外れるようになっている。
揺動アーム27の薄肉部には突起27dが設けられており、
突起27dはホルダ22の内側面と係合されている。これに
よって、揺動アーム27はホルダ22に対して上下方向に揺
動自在となっている。摺動アーム28の他方には、支持穴
28bが形成されている。
れる部分は厚肉部となっており、収納溝27aの上方は薄
肉部に形成されている。突起27cによって固定された板
ばね30の一方は、薄肉部に突出しており、板ばね30の一
方を薄肉部側に押圧することにより、板ばね30と摺動ア
ーム28の突起28aとの係合が外れるようになっている。
揺動アーム27の薄肉部には突起27dが設けられており、
突起27dはホルダ22の内側面と係合されている。これに
よって、揺動アーム27はホルダ22に対して上下方向に揺
動自在となっている。摺動アーム28の他方には、支持穴
28bが形成されている。
受板26は帯板状部材から構成されており、上面にはカ
ップ類の底面を受けるカップ受け面26aが形成されてい
る。受板26の両端面には、突起26bが形成されており、
この突起26bは摺動アーム28の支持穴28bに挿通されてい
る。これによって、受板26は摺動アーム28に対して軸芯
まわりに回動可能となっている。
ップ類の底面を受けるカップ受け面26aが形成されてい
る。受板26の両端面には、突起26bが形成されており、
この突起26bは摺動アーム28の支持穴28bに挿通されてい
る。これによって、受板26は摺動アーム28に対して軸芯
まわりに回動可能となっている。
つぎに、第1実施例における作用について説明する。
ケース21内に収納されたホルダ22が搭乗者によってケー
ス側から引出されると、トレイ24は自重によって降下す
る。この場合、揺動アーム27の支持近傍がホルダ22のス
トッパ22aに当接するので、揺動アーム27はホルダ22に
対して所定の角度をもって停止される。
ケース21内に収納されたホルダ22が搭乗者によってケー
ス側から引出されると、トレイ24は自重によって降下す
る。この場合、揺動アーム27の支持近傍がホルダ22のス
トッパ22aに当接するので、揺動アーム27はホルダ22に
対して所定の角度をもって停止される。
ここで、カップホルダに保持させるカップ類の高さが
比較的高くない場合は、トレイ24はこのままの状態で使
用される。つまり、図示されないカップが穴23に挿通さ
れ、カップはトレイ24の受板26によって受止められ、か
つカップの外周面はホルダ22の穴23の周壁によって保持
される。この場合は、カップの上端がホルダ22の上面か
ら適度に突出するので、カップの取出しも容易となる。
比較的高くない場合は、トレイ24はこのままの状態で使
用される。つまり、図示されないカップが穴23に挿通さ
れ、カップはトレイ24の受板26によって受止められ、か
つカップの外周面はホルダ22の穴23の周壁によって保持
される。この場合は、カップの上端がホルダ22の上面か
ら適度に突出するので、カップの取出しも容易となる。
カップの高さが普通のものより高くなる場合は、揺動
アーム27に固定された板ばね30の一方が押圧され、板ば
ね30と摺動アーム28との係合が外される。これによっ
て、摺動アーム28は収納溝27aに沿って引出され、受板2
6の位置は第2図に示す位置まで下降する。この場合、
摺動アーム28の突起28aが揺動アーム27のガイド長孔27b
の端部と係合するので、受板26は所望の位置に位置決め
される。この状態で背の高いカップが穴23に挿通され、
カップはさらに下降した受板26によって受け止められ
る。この場合は、カップが背が高くてもホルダ22の上面
から突出量も少なくなるので、従来構造よりもカップの
安定が著しく向上する。なお、受板26は摺動アーム28に
対して回動可能となっているので、カップの底面は受板
26のカップ受け面26aと密着しカップの落着きがよくな
る。
アーム27に固定された板ばね30の一方が押圧され、板ば
ね30と摺動アーム28との係合が外される。これによっ
て、摺動アーム28は収納溝27aに沿って引出され、受板2
6の位置は第2図に示す位置まで下降する。この場合、
摺動アーム28の突起28aが揺動アーム27のガイド長孔27b
の端部と係合するので、受板26は所望の位置に位置決め
される。この状態で背の高いカップが穴23に挿通され、
カップはさらに下降した受板26によって受け止められ
る。この場合は、カップが背が高くてもホルダ22の上面
から突出量も少なくなるので、従来構造よりもカップの
安定が著しく向上する。なお、受板26は摺動アーム28に
対して回動可能となっているので、カップの底面は受板
26のカップ受け面26aと密着しカップの落着きがよくな
る。
なお、本実施例では、揺動アーム27の溝27bを直線状
に形成したが、この溝27bの両壁面を摺動アーム28の突
起28aが係合可能な波状に形成すれば、摺動アーム28の
係止位置を可変させることが可能となり、カップ受け面
26aを最適な位置に位置決めすることができる。
に形成したが、この溝27bの両壁面を摺動アーム28の突
起28aが係合可能な波状に形成すれば、摺動アーム28の
係止位置を可変させることが可能となり、カップ受け面
26aを最適な位置に位置決めすることができる。
第2実施例 第4図ないし6図は、本考案の第2実施例を示してい
る。図において、41は車体側に固定されるリテーナを示
している。リテーナ41の内側には、リテーナ41に対して
出し入れ自在なホルダ42が設けられている。ホルダ42に
は、カップ類(図示略)の外周面を保持する穴43が2個
形成されている。ホルダ42の側部には、支持穴42a、42
b、42cがそれぞれ形成されている。支持穴42aはホルダ4
2の前部側に位置しており、支持穴42cはホルダ42の後部
側に位置している。支持穴42bは出入方向に延びる長孔
に形成されており、支持孔42aと支持孔42cとの間に位置
している。ホルダ42の後端部には、前記リテーナ41と係
合可能な係合部42dが形成されている。係合部42dはホル
ダ42が所定の位置まで引出された時にリテーナ41と当接
するようになっており、これによってホルダ42が必要以
上にリテーナ41から突出するのが阻止される。
る。図において、41は車体側に固定されるリテーナを示
している。リテーナ41の内側には、リテーナ41に対して
出し入れ自在なホルダ42が設けられている。ホルダ42に
は、カップ類(図示略)の外周面を保持する穴43が2個
形成されている。ホルダ42の側部には、支持穴42a、42
b、42cがそれぞれ形成されている。支持穴42aはホルダ4
2の前部側に位置しており、支持穴42cはホルダ42の後部
側に位置している。支持穴42bは出入方向に延びる長孔
に形成されており、支持孔42aと支持孔42cとの間に位置
している。ホルダ42の後端部には、前記リテーナ41と係
合可能な係合部42dが形成されている。係合部42dはホル
ダ42が所定の位置まで引出された時にリテーナ41と当接
するようになっており、これによってホルダ42が必要以
上にリテーナ41から突出するのが阻止される。
ホルダ42の下方には、カップ類の底面を受けるトレイ
45が位置している。トレイ45の先端部には、カップ受け
面45aが形成されている。カップ受け面45aの近傍には、
カップの外周面との干渉を防止するための半円形状の逃
がし部45bが形成されている。ホルダ42の側面には、突
起45cと支持穴45dが形成されている。突起45はホルダ42
の支持孔42cに係合されており、これによってトレイ45
はホルダ42に対して上下方向に揺動自在に保持されてい
る。また、トレイ45の支持孔45dにはアーム46の一方が
係合されており、アーム46の他方はホルダ42の支持孔42
bと係合されている。この場合、アーム46の他方は長孔
に形成された支持穴42bに対して摺動自在になってお
り、トレイ45の降下時には、アーム46と支持穴42bの端
部との当接によってトレイ45が所定の角度に傾斜される
ようになっている。
45が位置している。トレイ45の先端部には、カップ受け
面45aが形成されている。カップ受け面45aの近傍には、
カップの外周面との干渉を防止するための半円形状の逃
がし部45bが形成されている。ホルダ42の側面には、突
起45cと支持穴45dが形成されている。突起45はホルダ42
の支持孔42cに係合されており、これによってトレイ45
はホルダ42に対して上下方向に揺動自在に保持されてい
る。また、トレイ45の支持孔45dにはアーム46の一方が
係合されており、アーム46の他方はホルダ42の支持孔42
bと係合されている。この場合、アーム46の他方は長孔
に形成された支持穴42bに対して摺動自在になってお
り、トレイ45の降下時には、アーム46と支持穴42bの端
部との当接によってトレイ45が所定の角度に傾斜される
ようになっている。
ホルダ42の下面側には、高さ可変手段としての補助ト
レイ51が設けられている。補助トレイ51側には、カップ
類の底面を受けるカップ受け面51aが形成されている。
補助トレイ51の両端には、突起51bが形成されており、
突起51bはホルダ42の支持穴42aに係合されている。ま
た、補助トレイ51の中央部に位置する延設部にも突起51
cが形成されており、この突起51cはホルダ42の一方の穴
43と他方の穴43の間に位置する支持穴42eに係合されて
いる。上述の各突起51b、51cは同心上に配置されてお
り、補助トレイ51はホルダ42に対して上下方向に揺動可
能となっている。補助トレイ51の中央部には、ホルダ42
に向って突出する係止部51dが形成されている。係止部5
1dはホルダ42の前端近傍に形成される角穴42fと係合可
能になっている。補助トレイ51は、係止部51dがホルダ4
2の角穴42fから外された場合は自重によって下降し、カ
ップ受け面51aがトレイ45のカップ受け面45aの直上に位
置するようになっている。
レイ51が設けられている。補助トレイ51側には、カップ
類の底面を受けるカップ受け面51aが形成されている。
補助トレイ51の両端には、突起51bが形成されており、
突起51bはホルダ42の支持穴42aに係合されている。ま
た、補助トレイ51の中央部に位置する延設部にも突起51
cが形成されており、この突起51cはホルダ42の一方の穴
43と他方の穴43の間に位置する支持穴42eに係合されて
いる。上述の各突起51b、51cは同心上に配置されてお
り、補助トレイ51はホルダ42に対して上下方向に揺動可
能となっている。補助トレイ51の中央部には、ホルダ42
に向って突出する係止部51dが形成されている。係止部5
1dはホルダ42の前端近傍に形成される角穴42fと係合可
能になっている。補助トレイ51は、係止部51dがホルダ4
2の角穴42fから外された場合は自重によって下降し、カ
ップ受け面51aがトレイ45のカップ受け面45aの直上に位
置するようになっている。
第6図の(イ)ないし(ハ)は、カップホルダの使用
時における各部の動きを示している。図の(イ)は、ホ
ルダ42が車体側に収納されている状態を示している。こ
の状態でホルダ42を矢印A方向に引出すと、図の(ロ)
に示すように、ホルダ42に支持されるトレイ45が自重に
よって降下し、アーム46と支持穴42bとの係合によって
トレイ45のカップ受け面45aは所定の位置に位置決めさ
れる。本実施例では、トレイ45は背の高いカップ類に合
わせて製作されているため、第6図の(ロ)に示す状態
では、ホルダ42の穴43には背の高いカップC1が挿通さ
れ、カップC1の底面はトレイ45のカップ受け面45aによ
って受け止められる。したがって、ホルダ42からのカッ
プC1の突出量も従来構造に比べて小に抑えられ、カップ
C1を安定化よく保持することが可能となる。
時における各部の動きを示している。図の(イ)は、ホ
ルダ42が車体側に収納されている状態を示している。こ
の状態でホルダ42を矢印A方向に引出すと、図の(ロ)
に示すように、ホルダ42に支持されるトレイ45が自重に
よって降下し、アーム46と支持穴42bとの係合によって
トレイ45のカップ受け面45aは所定の位置に位置決めさ
れる。本実施例では、トレイ45は背の高いカップ類に合
わせて製作されているため、第6図の(ロ)に示す状態
では、ホルダ42の穴43には背の高いカップC1が挿通さ
れ、カップC1の底面はトレイ45のカップ受け面45aによ
って受け止められる。したがって、ホルダ42からのカッ
プC1の突出量も従来構造に比べて小に抑えられ、カップ
C1を安定化よく保持することが可能となる。
つぎに、背の低いカップを保持する場合は、第5図の
矢印に示すように、搭乗者によって補助トレイ51の係止
部51dが下方に向って押圧され、係止部51dとホルダ42の
角孔42fとの係合が解除される。補助トレイ51の係合が
解除されると、図の(ハ)に示すように、補助トレイ51
は自重によって降下し、補助トレイ51のカップ受け面51
aがトレイ45のカップ受け面45aの直上に位置される。そ
して、この状態でホルダ42の穴43に背の低いカップC2が
挿通され、カップC2の底面は補助トレイ51のカップ受け
面51aによって受け止められる。この場合、補助トレイ5
1のカップ受け面51aからホルダ42の上面までの高さh
2は、図の(ロ)に示すトレイ45のカップ受け面45aから
ホルダ42の上面までの高さh1よりも短縮されるので、背
の低いカップC2でもその上端はホルダ42の上面から十分
に突出させることが可能となり、背の低いカップ類の取
出しも改善される。
矢印に示すように、搭乗者によって補助トレイ51の係止
部51dが下方に向って押圧され、係止部51dとホルダ42の
角孔42fとの係合が解除される。補助トレイ51の係合が
解除されると、図の(ハ)に示すように、補助トレイ51
は自重によって降下し、補助トレイ51のカップ受け面51
aがトレイ45のカップ受け面45aの直上に位置される。そ
して、この状態でホルダ42の穴43に背の低いカップC2が
挿通され、カップC2の底面は補助トレイ51のカップ受け
面51aによって受け止められる。この場合、補助トレイ5
1のカップ受け面51aからホルダ42の上面までの高さh
2は、図の(ロ)に示すトレイ45のカップ受け面45aから
ホルダ42の上面までの高さh1よりも短縮されるので、背
の低いカップC2でもその上端はホルダ42の上面から十分
に突出させることが可能となり、背の低いカップ類の取
出しも改善される。
第3実施例 第7図ないし第11図は、本考案の第3実施例を示して
いる。本実施例が第2実施例と異なるところは、補助ト
レイの有無と高さ可変手段の構成であり、その他の部分
は第2実施例に準じるので、準じる部分に第4図と同一
の付号を付すことにより準じる部分の説明を省略し、異
なる部分についてのみ説明する。後述する他の実施例も
同様とする。
いる。本実施例が第2実施例と異なるところは、補助ト
レイの有無と高さ可変手段の構成であり、その他の部分
は第2実施例に準じるので、準じる部分に第4図と同一
の付号を付すことにより準じる部分の説明を省略し、異
なる部分についてのみ説明する。後述する他の実施例も
同様とする。
第7図ないし第9図において、図中、61はホルダ42に
設けられた高さ可変手段としての可変係合機構部を示し
ている。可変係合機構部61は、ホルダ42の側面部に形成
された溝62と凸状部63、64とから構成されている。凸状
部63は、ハートカム状に形成されており、この凸状部63
の外周に凹状部62が位置している。凹状部62の一端に
は、トレイ45の上面に対して平行に先端方向へ延びる延
設部62aが形成されている。この凹状部62にアーム46の
一方が凹状部62に沿って移動可能に係合されている。ア
ーム46の一方は第11図に示すように、3個所に位置する
ようになっている。
設けられた高さ可変手段としての可変係合機構部を示し
ている。可変係合機構部61は、ホルダ42の側面部に形成
された溝62と凸状部63、64とから構成されている。凸状
部63は、ハートカム状に形成されており、この凸状部63
の外周に凹状部62が位置している。凹状部62の一端に
は、トレイ45の上面に対して平行に先端方向へ延びる延
設部62aが形成されている。この凹状部62にアーム46の
一方が凹状部62に沿って移動可能に係合されている。ア
ーム46の一方は第11図に示すように、3個所に位置する
ようになっている。
ホルダ42が車体側に完全に収納されている場合は、ア
ーム46の一方は凹状部62の延設部62aに位置するように
なっており、ホルダ42が下降し背の高いカップ類を保持
する場合は、ハートカム状の先端部62bに位置するよう
になっている。そして、背の低いカップ類を保持する場
合は、アーム46の一方はハートカム状の上端窪み部62c
に位置するようになっている。
ーム46の一方は凹状部62の延設部62aに位置するように
なっており、ホルダ42が下降し背の高いカップ類を保持
する場合は、ハートカム状の先端部62bに位置するよう
になっている。そして、背の低いカップ類を保持する場
合は、アーム46の一方はハートカム状の上端窪み部62c
に位置するようになっている。
凹状部62の上端窪み部62cの近傍には、翼形の凸状部6
4が位置している。凹状部64の上端窪み部62cと反対側に
は上り坂と下り坂とを有する傾斜部62dが形成されてお
り、この傾斜部62dによってハートカム状の先端部62bに
位置するアーム46の一方がスムーズに延設部62aに導か
れるようになっている。
4が位置している。凹状部64の上端窪み部62cと反対側に
は上り坂と下り坂とを有する傾斜部62dが形成されてお
り、この傾斜部62dによってハートカム状の先端部62bに
位置するアーム46の一方がスムーズに延設部62aに導か
れるようになっている。
つぎに、第3実施例における作用について説明する。
第10図の(イ)ないし(ハ)は、カップホルダの使用
時における各部の動きを示している。また、第11図の
(イ)ないし(ハ)は、可変係合手段61におけるアーム
46の動きを示している。
時における各部の動きを示している。また、第11図の
(イ)ないし(ハ)は、可変係合手段61におけるアーム
46の動きを示している。
第10図の(イ)は、ホルダ42が車体側に収納されてい
る状態を示している。この状態では、アーム46の一方
は、第11図の(イ)に示すように、凹状部62の延設部62
aに位置している。この状態でホルダ42を矢印方向Aに
引出すと、ホルダ42に支持されるトレイ45が自重によっ
て降下し、第11図の(ロ)に示すようにアーム46と凹状
部62の先端部62bとが係合される。これによってカップ
受け面45aからホルダ42上面までの高さはh3に設定され
る。
る状態を示している。この状態では、アーム46の一方
は、第11図の(イ)に示すように、凹状部62の延設部62
aに位置している。この状態でホルダ42を矢印方向Aに
引出すと、ホルダ42に支持されるトレイ45が自重によっ
て降下し、第11図の(ロ)に示すようにアーム46と凹状
部62の先端部62bとが係合される。これによってカップ
受け面45aからホルダ42上面までの高さはh3に設定され
る。
トレイ45の高さの位置決めが終了すると、第10図の
(ロ)に示すように、ホルダ42の穴43には背の高いカッ
プC1が挿通され、カップの底面はトレイ45のカップ受け
面45aによって受け止められる。したがって、ホルダ42
からのカップの突出量も従来構造に比べて小に抑えら
れ、カップC1の安定化がはかれる。また、トレイ45を車
体側に収納する場合は、ホルダ42をリテーナ41側に押込
むことにより、アーム46が凹状部62の傾斜部62dを通過
して延設部62aに至る。すなわち、傾斜部62dを最初は上
り坂とし後半は下り坂としているので、アーム46の延設
部62aの戻り時には、第11図の(ロ)に示すように、ア
ーム46は窪み部62cに向うことはなくなる。したがっ
て、ホルダ46の押込みによってトレイ45は円滑に上昇
し、車体側に収納される。
(ロ)に示すように、ホルダ42の穴43には背の高いカッ
プC1が挿通され、カップの底面はトレイ45のカップ受け
面45aによって受け止められる。したがって、ホルダ42
からのカップの突出量も従来構造に比べて小に抑えら
れ、カップC1の安定化がはかれる。また、トレイ45を車
体側に収納する場合は、ホルダ42をリテーナ41側に押込
むことにより、アーム46が凹状部62の傾斜部62dを通過
して延設部62aに至る。すなわち、傾斜部62dを最初は上
り坂とし後半は下り坂としているので、アーム46の延設
部62aの戻り時には、第11図の(ロ)に示すように、ア
ーム46は窪み部62cに向うことはなくなる。したがっ
て、ホルダ46の押込みによってトレイ45は円滑に上昇
し、車体側に収納される。
つぎに、背の低いカップを保持する場合は、第10図の
(ハ)の矢印に示すようにトレイ45を若干持ち上げ、ア
ーム46を凹状部62の窪み62cと係合させる。これによっ
て、トレイ45のカップ受け面45aからホルダ42の上面ま
での高さはh4に設定される。この状態でホルダ42の穴43
に背の低いカップC2が挿通され、カップの底面は高さが
上昇されたトレイ45のカップ受け面45aによって受け止
められる。したがって、ホルダ42の上面からのカップの
突出量も適度に確保され、カップC2の取出しが容易とな
る。トレイ45を車体側に収納する場合は、ホルダ42をリ
テーナ41側に押込むことにより、アーム46は第11図の
(ハ)に示すように凹状部62の窪み部62cからそのまま
延設部62に至り、ホルダ42は円滑に車体側に収納され
る。
(ハ)の矢印に示すようにトレイ45を若干持ち上げ、ア
ーム46を凹状部62の窪み62cと係合させる。これによっ
て、トレイ45のカップ受け面45aからホルダ42の上面ま
での高さはh4に設定される。この状態でホルダ42の穴43
に背の低いカップC2が挿通され、カップの底面は高さが
上昇されたトレイ45のカップ受け面45aによって受け止
められる。したがって、ホルダ42の上面からのカップの
突出量も適度に確保され、カップC2の取出しが容易とな
る。トレイ45を車体側に収納する場合は、ホルダ42をリ
テーナ41側に押込むことにより、アーム46は第11図の
(ハ)に示すように凹状部62の窪み部62cからそのまま
延設部62に至り、ホルダ42は円滑に車体側に収納され
る。
このように、本実施例ではトレイ45の上下方向の移動
操作によりアーム46の係合位置を変化させ、トレイ45の
支持角度を可変させるようにしているので、第2実施例
のように背の低いカップを支持する補助トレイを設ける
必要がなくなり、構造の簡素化がはかれる。
操作によりアーム46の係合位置を変化させ、トレイ45の
支持角度を可変させるようにしているので、第2実施例
のように背の低いカップを支持する補助トレイを設ける
必要がなくなり、構造の簡素化がはかれる。
なお、本実施例では可変係合機構部61の溝の形状をハ
ートカム状としたが、高さ可変手段は第12図に示す略Y
字状の可変係合機構部71としてもよいし、第13図に示す
ような逆F字状の可変係合機構部72としてもよい。
ートカム状としたが、高さ可変手段は第12図に示す略Y
字状の可変係合機構部71としてもよいし、第13図に示す
ような逆F字状の可変係合機構部72としてもよい。
第4実施例 第14図および第15図は、本考案の第4実施例を示して
いる。第3実施例は、可変係合機構部をトレイ側に設け
た場合を示したが、本実施例はホルダ側に設けた場合を
示している。図中、42bはアーム46が係合される支持穴
を示している。支持穴42bは長穴に形成されており、ア
ーム46はトレイ45の上下方向の揺動に伴なって支持穴42
b内を移動するようになっている。支持穴42bのリテーナ
41側の端部には、高さ可変手段としての溝からなる可変
係合機構部81が設けられている。可変係合機構部81は、
斜め下方に延びるように形成されており、アーム46が溝
端部の円弧面81aと当接可能になっている。
いる。第3実施例は、可変係合機構部をトレイ側に設け
た場合を示したが、本実施例はホルダ側に設けた場合を
示している。図中、42bはアーム46が係合される支持穴
を示している。支持穴42bは長穴に形成されており、ア
ーム46はトレイ45の上下方向の揺動に伴なって支持穴42
b内を移動するようになっている。支持穴42bのリテーナ
41側の端部には、高さ可変手段としての溝からなる可変
係合機構部81が設けられている。可変係合機構部81は、
斜め下方に延びるように形成されており、アーム46が溝
端部の円弧面81aと当接可能になっている。
このように、構成された第4実施例においては、上述
した実施例と同様にホルダ42を引出すと、トレイ45が自
重によって降下し、第14図に示すように所定の位置に位
置決めされる。この状態からトレイ45をさらに引下げる
と、アーム46が溝からなる可変係合機構部81に沿って移
動し、アーム46は可変係合機構部81の円弧面81aに当接
する。これにより、ホルダ42に対するトレイ45の支持角
度がさらに大きくなり、トレイ45のカップ受け面45aと
ホルダ42の上面との距離が増加される。
した実施例と同様にホルダ42を引出すと、トレイ45が自
重によって降下し、第14図に示すように所定の位置に位
置決めされる。この状態からトレイ45をさらに引下げる
と、アーム46が溝からなる可変係合機構部81に沿って移
動し、アーム46は可変係合機構部81の円弧面81aに当接
する。これにより、ホルダ42に対するトレイ45の支持角
度がさらに大きくなり、トレイ45のカップ受け面45aと
ホルダ42の上面との距離が増加される。
したがって、トレイ45の移動操作によりカップ受け面
45aの位置が降下した分だけ背の高いカップ類を安定よ
く保持することが可能となる。なお、カップ受け面45a
を水平方向にスライド可能にすれば、カップ類の底面を
さらに安定よく受け止めることができる。
45aの位置が降下した分だけ背の高いカップ類を安定よ
く保持することが可能となる。なお、カップ受け面45a
を水平方向にスライド可能にすれば、カップ類の底面を
さらに安定よく受け止めることができる。
上述した第3実施例および第4実施例では、可変係合
機構部をいずれも溝状に形成したが、突状に形成した場
合でも各実施例に示した効果と同様な効果が得られる。
機構部をいずれも溝状に形成したが、突状に形成した場
合でも各実施例に示した効果と同様な効果が得られる。
[考案の効果] (1)請求項1ないし3の自動車用カップホルダによれ
ば、高さ可変手段を設けたので、ホルダに対するカップ
の底面を受ける位置を調整することができる。したがっ
て、カップの高さの高低にかかわらず、カップを安定し
た状態で保持することが可能となり、自動車の走行時の
振動に対するカップのぐらつきの発生を防止することが
できる。
ば、高さ可変手段を設けたので、ホルダに対するカップ
の底面を受ける位置を調整することができる。したがっ
て、カップの高さの高低にかかわらず、カップを安定し
た状態で保持することが可能となり、自動車の走行時の
振動に対するカップのぐらつきの発生を防止することが
できる。
(2)請求項1の自動車用カップホルダでは、受板を伸
縮アームに対して回動可能としたので、カップの底面と
受け板のカップ受け面とを密着させることができ、トレ
イに対するカップの落着きがよくなる。また、板ばねを
押圧するのみで摺動アームと板ばねとの係合が解除され
るので、揺動アームに対する摺動アームの位置調整を素
早く行うことが可能となり、カップ受け面の高さ調整が
容易となる。
縮アームに対して回動可能としたので、カップの底面と
受け板のカップ受け面とを密着させることができ、トレ
イに対するカップの落着きがよくなる。また、板ばねを
押圧するのみで摺動アームと板ばねとの係合が解除され
るので、揺動アームに対する摺動アームの位置調整を素
早く行うことが可能となり、カップ受け面の高さ調整が
容易となる。
第1図は本考案の第1実施例に係る自動車用カップホル
ダの斜視図、 第2図は第1図の伸縮アームを延ばした状態を示す斜視
図、 第3図は第1図におけるトレイの分解斜視図、 第4図は本考案の第2実施例に係る自動車用カップホル
ダの斜視図、 第5図は第4図における補助トレイとホルダとの係合時
の拡大断面図、 第6図(イ)ないし(ハ)は第4図の自動車用カップホ
ルダの動きを示す側面図、 第7図は本考案の第3実施例に係る自動車用カップホル
ダの斜視図、 第8図は第7図における高さ可変手段近傍の斜視図、 第9図は第7図における高さ可変手段近傍の断面図、 第10図(イ)ないし(ハ)は第7図の自動車用カップホ
ルダの動きを示す側面図、第11図(イ)ないし(ハ)は
第10図におけるアームの動きを示す斜視図、 第12図は第8図の変形例を示す斜視図、 第13図は第8図の別の変形例を示す斜視図、 第14図は本考案の第4実施例に係る自動車用カップホル
ダの側面図、 第15図は第14図における高さ可変手段近傍の部分拡大側
面図、 第16図は従来の自動車用カップホルダの一例を示す分解
斜視図、 第17図は第14図の自動車用カップホルダの側面図、 第18図は第15図の自動車用カップホルダに背の高いカッ
プを保持させた状態を示す側面図、 である。 22、42……ホルダ 24、45……トレイ 25……高さ可変手段としての伸縮アーム 26a、45a、51a……カップ受け面 51……高さ可変手段としての補助トレイ 61、81……高さ可変手段としての可変係合機構部
ダの斜視図、 第2図は第1図の伸縮アームを延ばした状態を示す斜視
図、 第3図は第1図におけるトレイの分解斜視図、 第4図は本考案の第2実施例に係る自動車用カップホル
ダの斜視図、 第5図は第4図における補助トレイとホルダとの係合時
の拡大断面図、 第6図(イ)ないし(ハ)は第4図の自動車用カップホ
ルダの動きを示す側面図、 第7図は本考案の第3実施例に係る自動車用カップホル
ダの斜視図、 第8図は第7図における高さ可変手段近傍の斜視図、 第9図は第7図における高さ可変手段近傍の断面図、 第10図(イ)ないし(ハ)は第7図の自動車用カップホ
ルダの動きを示す側面図、第11図(イ)ないし(ハ)は
第10図におけるアームの動きを示す斜視図、 第12図は第8図の変形例を示す斜視図、 第13図は第8図の別の変形例を示す斜視図、 第14図は本考案の第4実施例に係る自動車用カップホル
ダの側面図、 第15図は第14図における高さ可変手段近傍の部分拡大側
面図、 第16図は従来の自動車用カップホルダの一例を示す分解
斜視図、 第17図は第14図の自動車用カップホルダの側面図、 第18図は第15図の自動車用カップホルダに背の高いカッ
プを保持させた状態を示す側面図、 である。 22、42……ホルダ 24、45……トレイ 25……高さ可変手段としての伸縮アーム 26a、45a、51a……カップ受け面 51……高さ可変手段としての補助トレイ 61、81……高さ可変手段としての可変係合機構部
Claims (3)
- 【請求項1】車体側に出し入れ自在に設けられカップ類
の外周面を保持するホルダに、前記カップ類の底面を受
ける受板と該受板のホルダに対する高さを調整する伸縮
アームから構成される高さ可変手段とを有するトレイを
折りたたみ可能に取付け、前記伸縮アームは、ホルダに
揺動可能に支持される揺動アームと、該揺動アームに出
し入れ自在に支持される摺動アームとを有し、該揺動ア
ームに、摺動アームと係合し押圧時には摺動アームとの
係合を解除する板ばねを固定し、前記受板を摺動アーム
に対して回動可能としたことを特徴とする自動車用カッ
プホルダ。 - 【請求項2】車体側に出し入れ自在に設けられカップ類
の外周面を保持するホルダに、前記カップ類の底面を受
けるトレイを折りたたみ可能に取付け、前記ホルダに、
回動によってカップ受け面が前記トレイのカップ受け面
の直上に位置する補助トレイから構成される高さ可変手
段を設けたことを特徴とする自動車用カップホルダ。 - 【請求項3】車体側に出し入れ自在に設けられカップ類
の外周面を保持するホルダに、前記カップ類の底面を受
けるトレイを折りたたみ可能に取付け、前記ホルダとト
レイのいずれか一方に、該トレイの上下方向の移動操作
によりホルダに対するトレイの支持角度を調整する可変
係合機構部から構成される高さ可変手段を設けたことを
特徴とする自動車用カップホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989023121U JP2535726Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 自動車用カップホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989023121U JP2535726Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 自動車用カップホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02115033U JPH02115033U (ja) | 1990-09-14 |
JP2535726Y2 true JP2535726Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=31241852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989023121U Expired - Fee Related JP2535726Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 自動車用カップホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535726Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100472648B1 (ko) * | 2001-12-27 | 2005-03-08 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 컵 홀더 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48102731U (ja) * | 1972-03-03 | 1973-12-01 | ||
JPS5241009U (ja) * | 1975-09-17 | 1977-03-23 | ||
JPS5639329U (ja) * | 1979-09-03 | 1981-04-13 | ||
JPH0623469Y2 (ja) * | 1986-12-03 | 1994-06-22 | 日産自動車株式会社 | 車両用コツプ立て構造 |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP1989023121U patent/JP2535726Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02115033U (ja) | 1990-09-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |