JP2535584Y2 - 密閉型圧縮機の保護装置 - Google Patents

密閉型圧縮機の保護装置

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JP2535584Y2
JP2535584Y2 JP1991016240U JP1624091U JP2535584Y2 JP 2535584 Y2 JP2535584 Y2 JP 2535584Y2 JP 1991016240 U JP1991016240 U JP 1991016240U JP 1624091 U JP1624091 U JP 1624091U JP 2535584 Y2 JP2535584 Y2 JP 2535584Y2
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忠司 藤崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は空調装置に用いられる圧
縮機内の油面高さを検知して,圧縮機の軸受け焼損等を
防止する密閉型圧縮機の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の空調装置の冷媒回路図であ
る。空調装置に用いられる圧縮機では軸受部などの潤滑
のために,圧縮機を収容した密封容器1内に油が封入さ
れている。しかし、従来の圧縮機では密封容器1内に所
定の油量が確保されているか,どうかを検知する手段が
なく、油量が危険油量以下となって軸受部の焼付き等の
故障を発生するおそれがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の冷凍サイク
ルには解決すべき次の課題があった。
【0004】即ち、軸受部の焼付き等が発生しやすかっ
たが、この軸受焼損等の事故を妨ぐには圧縮機内部の油
量を内部の圧縮作用に支障がないようにしながら検知
し、その結果、油面が危険油面以下であれば運転を停止
する必要がある。そのために、本出願人は実願平2−1
13074号にて、図5に示されるように、超音波セン
サ10を用いて密封容器1内の圧縮機の外部から油面の
高さを検出して制御器12に入力することによって、油
面の危険レベルを検知して圧縮機の運転を停止するよう
にしたものを提案した。尚、図5において2は凝縮器、
3はキャピラリチューブ、4は蒸発器である。
【0005】しかしながら,上記のものにおいては,油
面が危険レベル以下になった都度,圧縮機が停止されて
しまうという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題の解決
手段として、密閉容器を備え、その内部に圧縮機構とモ
ータとを一体に連結して内蔵するとともに、油を封入し
てなる密閉型圧縮機において、前記密閉容器外部に設け
られ、超音波センサから超音波パルスを発信し、そのエ
コーを前記超音波センサで受信して、容器外部から内部
の油面レベルを計測する超音波計測手段と、前記密閉容
器及び圧縮機の吸入にそれぞれ電磁弁を介して接続さ
れると共にヒータが付設された油たまり容器と、前記超
音波計測手段により計測した油面レベルが上限レベル以
上のとき、前記電磁弁をそれぞれ所定のパターンで開閉
して油たまり容器内に油を回収し、油面レベルが下限レ
ベル以下のとき、前記ヒータをオンとすると同時に密閉
容器と油たまり容器間の電磁弁を開として油たまり容器
内の油を密閉容器側へ放出させる制御手段とを備えたこ
とを特徴とする密閉型圧縮機の保護装置を提供しようと
するものである。
【0007】
【作用】本考案は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
【0008】即ち,本考案においては,上記構成を具え
ているため,超音波計測手段によって密閉容器内部の油
面を計測し,圧縮機を収めた密閉容器内部の油面高さが
一定高さ以上あれば油を油たまり容器に回収する。ま
た,油面高さが密閉容器内部の危険油面以下に低下した
時には油を油たまり容器内から放出して,油を密閉容器
内へ戻すことができる。これにより,圧縮機を収めた密
閉容器内の油面を適正レベルに維持できる。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例を図1〜図4により説明す
る。なお,従来例と同様の構成品には同符号を付し,説
明を省略する。
【0010】図1は本実施例の冷凍サイクル図である。
図において、圧縮機密封容器1の下方に超音波センサ1
0が取り付けられて、その検出信号は制御器12に入力
され、この検出信号に基づく制御器12からの指令によ
り圧縮機の運転が制御されるようになっている。2は凝
縮器、3はキャピラリチューブ、4は蒸発器、5は電磁
弁(SV1)、6はキャピラリチューブ、7は油たまり
容器、8は電磁弁(SV2)、9はクランクケースヒー
タであり、運転前の電磁弁(SV1)5および電磁弁
(SV2)8は閉状態である。なお、13は油、30は
基準ステー、31,31aは油面である。
【0011】次に上記構成の作用について説明する。な
お,冷凍サイクルは公知なのでその作用の詳細説明は省
略する。
【0012】運転中に圧縮機の油面高さをチェックする
には電磁弁(SV1)5は閉じたまま電磁弁(SV2)
8を閉じて圧縮機を運転し,圧縮機密封容器1外部下方
に配設されている超音波センサ10から上方油面に向け
て発信された第1回目の超音波パルスは圧縮機密封容器
1の底板から内部の油13を通過して基準ステー30に
達する。その時,油13と基準ステー30との音響イン
ピーダンスの差異により超音波は基準ステー30の下面
で反射してエコーとなって再び超音波センサ10に戻
る。このエコーレベルを波形整形すると図2(a)に示
される受信1のようになる。次に第2回目の超音波パル
スを発生すると共に基準ステー30から反射してくるエ
コーをマスク(読み取らないようにして)し,図2
(b)に示される受信2のようになる。
【0013】この場合には,油面高さLを次の式 (1)
のように計算する。 L=(t2 /t1)×L1 ----------------- (1) ここにt1 は図2(a)で測ったエコー反射時間 t2 は図2(b)で測ったエコー反射時間 L1 は基準ステーの高さ である。
【0014】そして図3に従って油面高さLが上限リミ
ットHL以上の時に油13の回収動作を行う。
【0015】次に反射してくるエコーが図2(c)のよ
うにt3 がt2 以下であれば図3に従って油面高さLが
LL以下の時の油13の放出動作を行う。その他の場合
には通常の運転を行う。
【0016】回収動作は運転中は圧縮機油面の圧力は低
圧なので図4(a)に従ってSV1開にして吸入配管と
油たまり容器7をつなぎ、油たまり容器7の内部を低圧
にしておき,圧縮機を停止してバランス圧力の状態から
油たまり容器7へ油を回収させる。
【0017】放出動作は図4(b)に従ってクランクケ
ースヒータφNにより油たまり容器7を加熱することに
より内部の圧力を上げて,その後,SV2を開にして圧
縮機へ油を放出する。
【0018】以上の通り本実施例によれば超音波センサ
10から発信される超音波パルスのエコーによって圧縮
機密封容器1内の油面31のレベルを検知し,高すぎれ
ば油たまり容器7へ回収し,低くすぎれば油たまり容器
7から圧縮密封容器1内へ放出するので,圧縮機密封容
器1内は常に適正な油面に保たれ,油13の不足によっ
て軸受等が焼損を生じることがないという利点がある。
【0019】
【考案の効果】本考案は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
【0020】即ち,本考案においては,超音波センサよ
り発信する超音波パルスのエコーにより常時圧縮機密封
容器内の油面高さをチェックし,油面高さが一定高さ以
上の時は油たまり容器へ油を回収し,油面高さが危険油
面以下に低下した時には油たまり容器から油を戻すよう
にしたので圧縮機の潤滑不良による損傷を保護できる。
【0021】また,超音波による液面検知方式なので圧
縮機内部の圧縮作用を妨害することがない。
【0022】また,圧縮機の運転を止めずに長く運転で
きるので冷凍システムの信頼性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る空調装置の冷媒回路図
である。
【図2】上記実施例を用いた油面レベルの検出方法を示
す説明図である。
【図3】上記実施例による油の回収と放出の関係説明図
である。
【図4】上記実施例による油回収,放出のフローチャー
トで(a)は油面高さが一定高さ以上の時の油回収を示
すフローチャート図,(b)は油面高さが危険油面以下
まで低下した時の油放出を示すフローチャート図であ
る。
【図5】従来の空調装置を示す冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機密封容器 5 電磁弁(SV1) 7 油たまり容器 8 電磁弁(SV2) 9 クランクケースヒータ 10 超音波センサ12 制御器 13 油 30 基準ステー 31,31a 油面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器を備え、その内部に圧縮機構と
    モータとを一体に連結して内蔵するとともに、油を封入
    してなる密閉型圧縮機において、前記密閉容器外部に設
    けられ、超音波センサから超音波パルスを発信し、その
    エコーを前記超音波センサで受信して、容器外部から内
    部の油面レベルを計測する超音波計測手段と、前記密閉
    容器及び圧縮機の吸入にそれぞれ電磁弁を介して接続
    されると共にヒータが付設された油たまり容器と、前記
    超音波計測手段により計測した油面レベルが上限レベル
    以上のとき、前記電磁弁をそれぞれ所定のパターンで開
    閉して油たまり容器内に油を回収し、油面レベルが下限
    レベル以下のとき、前記ヒータをオンとすると同時に
    閉容器と油たまり容器間の電磁弁を開として油たまり容
    器内の油を密閉容器側へ放出させる制御手段とを備えた
    ことを特徴とする密閉型圧縮機の保護装置。
JP1991016240U 1991-03-19 1991-03-19 密閉型圧縮機の保護装置 Expired - Fee Related JP2535584Y2 (ja)

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JPS5933915Y2 (ja) * 1977-11-18 1984-09-20 トキコ株式会社 空気圧縮機
JPS6019785U (ja) * 1983-07-18 1985-02-09 松下冷機株式会社 圧縮機の起動保護装置
JPS6365199A (ja) * 1986-09-05 1988-03-23 Shinsaku Muto 揚水ポンプ
JPH0269724U (ja) * 1988-11-14 1990-05-28

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