JP2535558Y2 - 液体注出容器 - Google Patents
液体注出容器Info
- Publication number
- JP2535558Y2 JP2535558Y2 JP8520890U JP8520890U JP2535558Y2 JP 2535558 Y2 JP2535558 Y2 JP 2535558Y2 JP 8520890 U JP8520890 U JP 8520890U JP 8520890 U JP8520890 U JP 8520890U JP 2535558 Y2 JP2535558 Y2 JP 2535558Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- cylinder
- mouth
- intake hole
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、市販のポンプ形のボトル用注出器本体をチ
ューブあるいは袋体の容器体に組込んだ液体注出容器に
関する。
ューブあるいは袋体の容器体に組込んだ液体注出容器に
関する。
「従来の技術」 前記注出器本体を用いた場合を用いた場合、一般の容
器のように使用の都度キャップを外し、また締める操作
の必要がなく、頂部を押込むワンタッチ操作で収納物が
注出できる便利さから、水溶体からクリーム条物までの
注出に広く用いられており、そしてこの注出器本体は独
立品として市販されている。
器のように使用の都度キャップを外し、また締める操作
の必要がなく、頂部を押込むワンタッチ操作で収納物が
注出できる便利さから、水溶体からクリーム条物までの
注出に広く用いられており、そしてこの注出器本体は独
立品として市販されている。
この注出器本体は極く周知なので、簡単に概要を説明
すると、ボトルの口部に内設したシリンダーから上方外
部に立ち上げたステム上端にノズル管付き押下げヘッド
を連通固定し、この押下げヘッドを復帰ばねに抗し押下
げ操作することによりステム下端の筒状ピストンにより
シリンダー内液を加圧し、この加圧液でステム部の吐出
弁を開弁させてノズル管から外部に注出させる。
すると、ボトルの口部に内設したシリンダーから上方外
部に立ち上げたステム上端にノズル管付き押下げヘッド
を連通固定し、この押下げヘッドを復帰ばねに抗し押下
げ操作することによりステム下端の筒状ピストンにより
シリンダー内液を加圧し、この加圧液でステム部の吐出
弁を開弁させてノズル管から外部に注出させる。
注出が終了すると筒状ピストン、ステム、押下げヘッ
ドの可動部が復帰ばねにより上方に復帰し、この復帰で
シリンダー内が負圧化することを利用しシリンダー底部
の吸込み弁を開弁してシリンダー内に容器体から液を吸
上げ、つぎの注出にそなえる。
ドの可動部が復帰ばねにより上方に復帰し、この復帰で
シリンダー内が負圧化することを利用しシリンダー底部
の吸込み弁を開弁してシリンダー内に容器体から液を吸
上げ、つぎの注出にそなえる。
「考案が解決しようとする課題」 この種液体注出容器の容器体は通常剛性のボトル形で
あり、このため注出器本体のシリンダー上部に吸気孔を
介して外気をボトル内に吸気させ、液注出でボトル内が
減圧しボトル変形等の支障をきたすことのないよう防止
しており、市販の注出器本体の殆んどはこの吸気用孔が
開孔してある。
あり、このため注出器本体のシリンダー上部に吸気孔を
介して外気をボトル内に吸気させ、液注出でボトル内が
減圧しボトル変形等の支障をきたすことのないよう防止
しており、市販の注出器本体の殆んどはこの吸気用孔が
開孔してある。
このように、注出器本体でボトル用のものの場合、吸
気用孔によりボトル内に強制的に外気を吸気させるの
で、空気に触れると変質するおそれのある液の場合には
好ましくなく、このような液の場合はチューブ容器を用
いることが考えられる。即ち、チューブ容器の場合、注
出で減圧すれば圧潰して対応するので外気吸入の必要が
ない。
気用孔によりボトル内に強制的に外気を吸気させるの
で、空気に触れると変質するおそれのある液の場合には
好ましくなく、このような液の場合はチューブ容器を用
いることが考えられる。即ち、チューブ容器の場合、注
出で減圧すれば圧潰して対応するので外気吸入の必要が
ない。
しかし、コストの関係から市販のボトル用の注出器本
体をチューブ容器に組込むと、前述した吸気用孔から外
気が吸気され、収納物が影響をうける。そこで、この場
合には注出器本体の吸気用孔を閉塞して使用することが
考えられるが、そのための手数と加工は市販製品使用の
利点を損ねる。
体をチューブ容器に組込むと、前述した吸気用孔から外
気が吸気され、収納物が影響をうける。そこで、この場
合には注出器本体の吸気用孔を閉塞して使用することが
考えられるが、そのための手数と加工は市販製品使用の
利点を損ねる。
本考案は、チューブあるいは袋状の容器体口頸部に容
器体内を吸気用孔を含む外気に対ししゃ断できるしゃ断
板を予め一体的に形成しておき、市販のボトル用注出器
本体を再加工の必要なくその組込みを可能とした液体注
出容器を得るにある。
器体内を吸気用孔を含む外気に対ししゃ断できるしゃ断
板を予め一体的に形成しておき、市販のボトル用注出器
本体を再加工の必要なくその組込みを可能とした液体注
出容器を得るにある。
「課題を解決するための手段」 本考案の液体注出容器は、チューブあるいは袋状の柔
軟な収納銅部１を持つ容器体２の口頸部３内周面からフ
ランジ状に、この口頸部３に市販の注出器本体４を内設
したとき、この本体４のシリンダー５の吸気用孔６下方
部外面に気密に圧接し、容器体２内を吸気用孔６を含む
外気に対ししゃ断するしゃ断板７を突設したことを特徴
とした構成のものである。
軟な収納銅部１を持つ容器体２の口頸部３内周面からフ
ランジ状に、この口頸部３に市販の注出器本体４を内設
したとき、この本体４のシリンダー５の吸気用孔６下方
部外面に気密に圧接し、容器体２内を吸気用孔６を含む
外気に対ししゃ断するしゃ断板７を突設したことを特徴
とした構成のものである。
「作用」 通常、吸気用孔６はシリンダー５の上部に開孔される
ので、注出器本体４を容器体２の口頸部３に内設する
と、吸気用孔６は口頸部３の中腹部近辺に位置する。
ので、注出器本体４を容器体２の口頸部３に内設する
と、吸気用孔６は口頸部３の中腹部近辺に位置する。
そこで、第１図あるいは第２図のようにしゃ断板７を
口頸部３上端内周からフランジ状に、斜め内下方向に傾
斜させて突設するかあるいは下部内周から水平に突設し
ておくことにより、注出器本体４を取りつけたときしゃ
断板７は吸気用孔６下方のシリンダー５外面に気密に圧
接し、容器体２内を吸気孔６を含む外気からしゃ断する
ことができる。即ち、市販のボトル用注出器本体４を組
込んでも、容器体２内に空気が吸入されることがないの
で、収納物の変質のおそれがなく、また注出が進んでも
容器体２の圧潰作用を損ねたりする懸念がない。この場
合しゃ断板７は予め容器体２と一体に形成してあるので
注出器本体４は単に容器体２に組込めばよく、この本体
４の吸気用孔６を別途閉塞する手段は不要なので、市販
製品使用の利点は失われない。
口頸部３上端内周からフランジ状に、斜め内下方向に傾
斜させて突設するかあるいは下部内周から水平に突設し
ておくことにより、注出器本体４を取りつけたときしゃ
断板７は吸気用孔６下方のシリンダー５外面に気密に圧
接し、容器体２内を吸気孔６を含む外気からしゃ断する
ことができる。即ち、市販のボトル用注出器本体４を組
込んでも、容器体２内に空気が吸入されることがないの
で、収納物の変質のおそれがなく、また注出が進んでも
容器体２の圧潰作用を損ねたりする懸念がない。この場
合しゃ断板７は予め容器体２と一体に形成してあるので
注出器本体４は単に容器体２に組込めばよく、この本体
４の吸気用孔６を別途閉塞する手段は不要なので、市販
製品使用の利点は失われない。
「実施例」 以下図面を参照して一実施例を説明するに、本考案で
は第１図に示すように、柔軟なチューブの銅部１を持つ
容器体２の剛性の口頸部３の内周面上端からフランジ状
に斜め内下方向に傾斜させてしゃ断板７を垂設し、この
しゃ断板７を、ねじキャップ８により口頸部３に市販の
注出器本体４を内設したとき、この本体４のシリンダー
５の吸気用孔６下方部外面に圧接させ、この容器体２内
を吸気用孔６を含む外気に対し気密にしゃ断させた構成
としている。即ち、しゃ断板７の内径をシリンダー５の
外径より幾分小さめとし、シリンダー５をしゃ断板７に
押し込むようにすればよい。
は第１図に示すように、柔軟なチューブの銅部１を持つ
容器体２の剛性の口頸部３の内周面上端からフランジ状
に斜め内下方向に傾斜させてしゃ断板７を垂設し、この
しゃ断板７を、ねじキャップ８により口頸部３に市販の
注出器本体４を内設したとき、この本体４のシリンダー
５の吸気用孔６下方部外面に圧接させ、この容器体２内
を吸気用孔６を含む外気に対し気密にしゃ断させた構成
としている。即ち、しゃ断板７の内径をシリンダー５の
外径より幾分小さめとし、シリンダー５をしゃ断板７に
押し込むようにすればよい。
第２図は他の実施例を示したもので、しゃ断板７を口
頸部３下部内面から略水平に突設した例であり、第１図
実施例同様の作用、効果を奏する。
頸部３下部内面から略水平に突設した例であり、第１図
実施例同様の作用、効果を奏する。
上記第１図、第２図実施例において、しゃ断板７の内
周縁部を肉薄とし、この部に弾性を付与するようにして
もよい。
周縁部を肉薄とし、この部に弾性を付与するようにして
もよい。
なお、注出器本体４は極く周知であり、この本体４に
考案の要旨があるわけでないので簡単に概要を説明する
と、９はシリンダー５に内嵌された筒状のピストン、10
は下端をこの筒状ピストン９に固定して上方外部に立上
げられたステム、11は一側にノズル管12を突出してステ
ム10上端に連通された押下げヘッド、13はシリンダー５
に内装され、前記筒状ピストン９、ステム10、押下げヘ
ッド11の可動部を上方に押上げ付勢する復帰ばね、14と
15はボール状の吸込み弁、16はシリンダー５の軸芯部に
固定された棒部材で、可動部の上限位置と吸込み弁14の
上昇上限位置を定めており、そして17は押下げ誤操作防
止ロック用のめねじ部材である。即ち、可動部を通常の
押下げ位置より更に下方の図示位置まで押下げヘッド11
裏面部のねじ18をめねじ部材17にねじ込んでおくことに
より、流通通過時における不用意な押下げ操作が防止で
きる。図はこのロック状態時を示している。
考案の要旨があるわけでないので簡単に概要を説明する
と、９はシリンダー５に内嵌された筒状のピストン、10
は下端をこの筒状ピストン９に固定して上方外部に立上
げられたステム、11は一側にノズル管12を突出してステ
ム10上端に連通された押下げヘッド、13はシリンダー５
に内装され、前記筒状ピストン９、ステム10、押下げヘ
ッド11の可動部を上方に押上げ付勢する復帰ばね、14と
15はボール状の吸込み弁、16はシリンダー５の軸芯部に
固定された棒部材で、可動部の上限位置と吸込み弁14の
上昇上限位置を定めており、そして17は押下げ誤操作防
止ロック用のめねじ部材である。即ち、可動部を通常の
押下げ位置より更に下方の図示位置まで押下げヘッド11
裏面部のねじ18をめねじ部材17にねじ込んでおくことに
より、流通通過時における不用意な押下げ操作が防止で
きる。図はこのロック状態時を示している。
この注出器本体４で、押下げヘッド11を復帰ばね13に
抗し押下げ操作すると、同体に下降する筒状ピストン９
がシリンダー５内の液を加圧するので、この加圧液が吐
出弁15を押下げ開弁しノズル管12から外部に注出され
る。注出が終了すると筒状ピストン９、ステム10、押下
げヘッド11の可動部が復帰ばね13により上方に復帰し、
この復帰でシリンダー５内が負圧化するので吸込み弁14
が開弁し、容器体２内から液を吸上げ、この吸上げに応
じ容器胴部位置は圧潰して吸上げに対応する。 前記し
たように、容器体２内はしゃ断板７により吸気用孔６を
含む外気をしゃ断しており、復帰の吸上げ時においても
容器体２内に吸気されることはなく、収納物の品質は保
証される。
抗し押下げ操作すると、同体に下降する筒状ピストン９
がシリンダー５内の液を加圧するので、この加圧液が吐
出弁15を押下げ開弁しノズル管12から外部に注出され
る。注出が終了すると筒状ピストン９、ステム10、押下
げヘッド11の可動部が復帰ばね13により上方に復帰し、
この復帰でシリンダー５内が負圧化するので吸込み弁14
が開弁し、容器体２内から液を吸上げ、この吸上げに応
じ容器胴部位置は圧潰して吸上げに対応する。 前記し
たように、容器体２内はしゃ断板７により吸気用孔６を
含む外気をしゃ断しており、復帰の吸上げ時においても
容器体２内に吸気されることはなく、収納物の品質は保
証される。
上記説明では、容器体２としてチューブ容器の例を挙
げたが、袋状容器体でも同様である。
げたが、袋状容器体でも同様である。
「考案の効果」 上記したように、本考案では液体注出容器の容器体２
としてチューブあるいは袋状のものを用いる場合に、こ
の容器体２の口頸部３に容器体２内を注出器本体４側の
吸気用孔６を含む外気に対ししゃ断できるしゃ断板７を
予め一体に設けておくようにしたので、収納物の品質を
損ねることなく、市販の安価なボトル用の注出器本体４
を何の加工をすることなくそのまま組込むことが可能と
なり、低コストで提供することができる。
としてチューブあるいは袋状のものを用いる場合に、こ
の容器体２の口頸部３に容器体２内を注出器本体４側の
吸気用孔６を含む外気に対ししゃ断できるしゃ断板７を
予め一体に設けておくようにしたので、収納物の品質を
損ねることなく、市販の安価なボトル用の注出器本体４
を何の加工をすることなくそのまま組込むことが可能と
なり、低コストで提供することができる。
第１図は本考案液体注出容器の一実施例の半部縦断面
図、第２図は他実施例の一部縦断面図である。 ２……容器体、４……注出器本体 ６……吸気用孔、７……しゃ断板
図、第２図は他実施例の一部縦断面図である。 ２……容器体、４……注出器本体 ６……吸気用孔、７……しゃ断板
Claims (1)
- 【請求項１】チューブあるいは袋状の柔軟な収納胴部１
を持つ容器体２の口頸部３内周面からフランジ状に、こ
の口頸部３に市販の注出器本体４を内設したとき、この
本体４のシリンダー５の吸気用孔６下方部外面に気密に
圧接し、容器体２内を吸気用孔６を含む外気に対ししゃ
断するしゃ断板７を突設したことを特徴とする液体注出
容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8520890U JP2535558Y2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 液体注出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8520890U JP2535558Y2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 液体注出容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0441754U JPH0441754U (ja) | 1992-04-09 |
| JP2535558Y2 true JP2535558Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=31634211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8520890U Expired - Lifetime JP2535558Y2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 液体注出容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2535558Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6362170B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2018-07-25 | 株式会社吉野工業所 | ポンプ式吐出容器 |
-
1990
- 1990-08-09 JP JP8520890U patent/JP2535558Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0441754U (ja) | 1992-04-09 |
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