JP2535318Y2 - 化粧用塗布芯 - Google Patents
化粧用塗布芯Info
- Publication number
- JP2535318Y2 JP2535318Y2 JP1989103424U JP10342489U JP2535318Y2 JP 2535318 Y2 JP2535318 Y2 JP 2535318Y2 JP 1989103424 U JP1989103424 U JP 1989103424U JP 10342489 U JP10342489 U JP 10342489U JP 2535318 Y2 JP2535318 Y2 JP 2535318Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating liquid
- coating
- core
- longitudinal direction
- rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pens And Brushes (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、化粧用粘性塗液、特に高粘性塗液、例え
ば、液状アイシャドウ、液状口紅、液状マスカラー、爪
エナメル等を塗布するための塗布芯に関する。
ば、液状アイシャドウ、液状口紅、液状マスカラー、爪
エナメル等を塗布するための塗布芯に関する。
(従来技術) 従来より低粘性塗液、例えば筆記用インク、マーカー
用インクを用いて紙面等に文字等を書くために、繊維を
束ねて合成樹脂で固めて形成した化繊芯、または、ダイ
スを使用して引抜き成型した、軸芯に向かいかつ長手方
向に延びた複数の毛管作用を営むインクみぞを有する棒
状のプラスチックペン芯等が多々提案され、実用化もさ
れている。また、高粘性塗液を塗布するために太い円柱
状のスポンジ体の中心に細い貫通孔を穿った塗布具があ
る。
用インクを用いて紙面等に文字等を書くために、繊維を
束ねて合成樹脂で固めて形成した化繊芯、または、ダイ
スを使用して引抜き成型した、軸芯に向かいかつ長手方
向に延びた複数の毛管作用を営むインクみぞを有する棒
状のプラスチックペン芯等が多々提案され、実用化もさ
れている。また、高粘性塗液を塗布するために太い円柱
状のスポンジ体の中心に細い貫通孔を穿った塗布具があ
る。
(考案が解決しようとする課題) 最近、新製品の開発が進み、高粘性塗液を使用する分
野が拓けてきている。化粧品の分野では液状アイシャド
ウ、液状口紅、液状マスカラー、爪エナメル等がある
が、目的の箇所に所望の太さの線または点を描くために
はびん等に入れた高粘性塗液を専用の刷毛、筆等によっ
て塗布していた。
野が拓けてきている。化粧品の分野では液状アイシャド
ウ、液状口紅、液状マスカラー、爪エナメル等がある
が、目的の箇所に所望の太さの線または点を描くために
はびん等に入れた高粘性塗液を専用の刷毛、筆等によっ
て塗布していた。
高粘性塗液を刷毛等によって塗布するのは、使用性、
携帯性が悪く、また、化繊芯、プラスチックペン芯等を
取付けた筆記具のようなものでは、毛管が細過ぎて高粘
性塗液が芯体の筆記端まで流れないので、これに適さな
いものであった。しかも、高粘性塗液であってもリザー
バタンクから化繊芯等のような塗液手段を介して直接目
的の箇所に塗布できることが取扱いまたは使用の面から
も望まれている。前掲のスポンジ製の塗布具は単に広範
囲に塗るためのもので、それ自体軟弱であるので変形し
やすく、所望の箇所に所望の線引きまたは点書きをする
ことができない。また、弾力性を備えた塗布芯の筆記端
を細くした場合細くすると先端部が第3図のように首を
振り安定した筆記等は得られない。
携帯性が悪く、また、化繊芯、プラスチックペン芯等を
取付けた筆記具のようなものでは、毛管が細過ぎて高粘
性塗液が芯体の筆記端まで流れないので、これに適さな
いものであった。しかも、高粘性塗液であってもリザー
バタンクから化繊芯等のような塗液手段を介して直接目
的の箇所に塗布できることが取扱いまたは使用の面から
も望まれている。前掲のスポンジ製の塗布具は単に広範
囲に塗るためのもので、それ自体軟弱であるので変形し
やすく、所望の箇所に所望の線引きまたは点書きをする
ことができない。また、弾力性を備えた塗布芯の筆記端
を細くした場合細くすると先端部が第3図のように首を
振り安定した筆記等は得られない。
本考案は、筆記圧によって極端にたわむことない多孔
質の棒状体を利用することによって、化粧用の高粘性塗
液を直接所望の箇所に塗布することのできる塗布用芯を
提供することを目的とする。
質の棒状体を利用することによって、化粧用の高粘性塗
液を直接所望の箇所に塗布することのできる塗布用芯を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、複数本の極細
巻縮繊維を長手方向に引き揃え、各繊維を相互にポリウ
レタン樹脂合成樹脂に浸漬することにより部分的に接合
し、長手方向に沿って延在する毛管作用を営む空隙を有
する、筆記圧によって先端が極端にたわむことのない多
孔質の棒状体からなる塗布芯であって、前記棒状体の直
径は15mmを越えないものであり、その全長に通りかつそ
の中心の長手方向に沿って粘性の高い塗液を流すのに適
した径を有する単一の塗液用貫通孔を形成したことを特
徴としたものである。
巻縮繊維を長手方向に引き揃え、各繊維を相互にポリウ
レタン樹脂合成樹脂に浸漬することにより部分的に接合
し、長手方向に沿って延在する毛管作用を営む空隙を有
する、筆記圧によって先端が極端にたわむことのない多
孔質の棒状体からなる塗布芯であって、前記棒状体の直
径は15mmを越えないものであり、その全長に通りかつそ
の中心の長手方向に沿って粘性の高い塗液を流すのに適
した径を有する単一の塗液用貫通孔を形成したことを特
徴としたものである。
(作用) 本考案の塗布芯は、化粧用の高粘性塗液の充填された
リザーバタンク等に装着されて使用するもので、塗液が
リザーバタンク等から塗布芯に供給されると、塗液は単
一の塗液用貫通孔の中を流入し、貫通孔の内周壁に面す
る空隙を浸潤しつつ先端に向って流下し、塗布面(例え
ば、皮膚上)に達したとき、塗布芯を一方に移動させれ
ば高粘性塗液は塗布芯の移動に伴い塗液用貫通孔を通っ
て塗布面に円滑に塗布されることになる。塗布芯は巻縮
繊維を長手方向に引き揃え、各繊維を相互にポリウレタ
ン合成樹脂により部分的に接合した、直径15mmを越えな
い細いものであるから、皮膚に当てても不快な刺激はな
く、またその先端が筆記圧によって極端にたわむことが
ないので所望の細い線等を描くことができる。
リザーバタンク等に装着されて使用するもので、塗液が
リザーバタンク等から塗布芯に供給されると、塗液は単
一の塗液用貫通孔の中を流入し、貫通孔の内周壁に面す
る空隙を浸潤しつつ先端に向って流下し、塗布面(例え
ば、皮膚上)に達したとき、塗布芯を一方に移動させれ
ば高粘性塗液は塗布芯の移動に伴い塗液用貫通孔を通っ
て塗布面に円滑に塗布されることになる。塗布芯は巻縮
繊維を長手方向に引き揃え、各繊維を相互にポリウレタ
ン合成樹脂により部分的に接合した、直径15mmを越えな
い細いものであるから、皮膚に当てても不快な刺激はな
く、またその先端が筆記圧によって極端にたわむことが
ないので所望の細い線等を描くことができる。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本考案の塗布芯1は第1図に示すように円柱状の棒状体
であって、その中心、長手方向に貫通孔2が穿設されて
いる。そして、塗布芯1の左端部は斜めに切断されてお
り、ここが筆記端となる。
であって、その中心、長手方向に貫通孔2が穿設されて
いる。そして、塗布芯1の左端部は斜めに切断されてお
り、ここが筆記端となる。
塗布芯1は、複数本の巻縮繊維3を長手方向に引き揃
え、これをコーテング用合成樹脂液に浸漬し、その後棒
状体に成型したものである。貫通孔2は塗布芯1の成型
時に形成しうる。成型された巻縮繊維3は第2図に示す
ように相互に弾力性を有する合成樹脂4により部分的に
接合され、長手方向に沿って延在する毛管作用を営む空
隙5を有している。
え、これをコーテング用合成樹脂液に浸漬し、その後棒
状体に成型したものである。貫通孔2は塗布芯1の成型
時に形成しうる。成型された巻縮繊維3は第2図に示す
ように相互に弾力性を有する合成樹脂4により部分的に
接合され、長手方向に沿って延在する毛管作用を営む空
隙5を有している。
巻縮繊維3としては、ポリエステル繊維、ポリアマイ
ド繊維等が挙げられる。40デニール以下の繊度のものが
利用することができる。
ド繊維等が挙げられる。40デニール以下の繊度のものが
利用することができる。
巻縮繊維3を接合する弾力性を有する合成樹脂4とし
てはポリウレタン樹脂が挙げられる。
てはポリウレタン樹脂が挙げられる。
塗布芯1は線または点を描くために外形的には棒状で
あることが前提であり、直径が15mm以下のものである。
あることが前提であり、直径が15mm以下のものである。
貫通孔2の孔径は高粘性塗液の粘度によって決定され
ることであり、粘度が高い程その径は大きくなる。
ることであり、粘度が高い程その径は大きくなる。
塗布芯1は平常の筆記圧によっては首を振らない(極
端にたわむことのない)直立性を備えているが、これは
専ら巻縮繊維3の繊度および合成樹脂の弾力性を組合わ
せることにより得られる。
端にたわむことのない)直立性を備えているが、これは
専ら巻縮繊維3の繊度および合成樹脂の弾力性を組合わ
せることにより得られる。
なお、筆記端は円錐状、くさび状等に研削してもよい
ものである。
ものである。
試験例: 塗布芯の寸法 外径 4.5mm 孔径 1.2mm 繊維 ナイロン 3デニール 合成樹脂 高純度ウレタン変性樹脂 (100%引張応力 136kgf/cm) 塗液粘度 2000〜3000cps. (効果) 本考案は、上記の構成から成るものであるから、化粧
用の高粘性塗液をリザーバタンク等から直接塗布芯を通
して皮膚の表面に線または点の状態で塗布することがで
き、ポリウレタン合成樹脂で繊維が部分的に接合されて
いるので、皮膚への当りが良く、また、塗液を流すのに
適した径の貫通孔の周囲の壁面には筆記端に向かう空隙
があるので、筆記端に塗液を送るとともに湿潤性を維持
して塗液の塗布を円滑にすることができる。しかも直径
15mmを越えないものであって平常の筆記圧によっては首
を振らない直立性を備えているので、塗液を所望の箇所
に所望の線または点として描くことができる。
用の高粘性塗液をリザーバタンク等から直接塗布芯を通
して皮膚の表面に線または点の状態で塗布することがで
き、ポリウレタン合成樹脂で繊維が部分的に接合されて
いるので、皮膚への当りが良く、また、塗液を流すのに
適した径の貫通孔の周囲の壁面には筆記端に向かう空隙
があるので、筆記端に塗液を送るとともに湿潤性を維持
して塗液の塗布を円滑にすることができる。しかも直径
15mmを越えないものであって平常の筆記圧によっては首
を振らない直立性を備えているので、塗液を所望の箇所
に所望の線または点として描くことができる。
第1図は本考案の一部切欠き斜視図、第2図はその一部
拡大横断面図、第3図は従来の塗布芯に筆記圧を与えた
状態を示す図である。 1……塗布芯,2……貫通孔,3……巻縮繊維 4……合成樹脂,5……空隙。
拡大横断面図、第3図は従来の塗布芯に筆記圧を与えた
状態を示す図である。 1……塗布芯,2……貫通孔,3……巻縮繊維 4……合成樹脂,5……空隙。
Claims (1)
- 【請求項1】複数本の極細巻縮繊維を長手方向に引き揃
え、各繊維を相互にポリウレタン合成樹脂に浸漬するこ
とにより部分的に接合し、長手方向に沿って延在する毛
管作用を営む空隙を有する、筆記圧によって先端が極端
にたわむことのない多孔質の棒状体からなる塗布芯であ
って、前記棒状体の直径は15mmを越えないものであり、
その全長に通りかつその中心の長手方向に沿って粘性の
高い塗液を流すのに適した径を有する単一の塗液用貫通
孔を形成したことを特徴とする化粧用粘性塗液の塗布
芯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989103424U JP2535318Y2 (ja) | 1989-09-02 | 1989-09-02 | 化粧用塗布芯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989103424U JP2535318Y2 (ja) | 1989-09-02 | 1989-09-02 | 化粧用塗布芯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0341607U JPH0341607U (ja) | 1991-04-19 |
JP2535318Y2 true JP2535318Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=31652265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989103424U Expired - Lifetime JP2535318Y2 (ja) | 1989-09-02 | 1989-09-02 | 化粧用塗布芯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535318Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4551914B2 (ja) * | 2007-06-18 | 2010-09-29 | 三菱鉛筆株式会社 | 液体塗布具 |
JP2010119435A (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-03 | Shiseido Co Ltd | 粘性化粧料用容器 |
JP2016059432A (ja) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | 東京パーツ株式会社 | 液塗布用具 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025798A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-08 | パイロツトインキ株式会社 | 液体導出用繊維加工体及びその製造方法 |
JPS6080718U (ja) * | 1983-11-10 | 1985-06-05 | 株式会社 小林コ−セ− | ペ−スト状化粧料用容器 |
JPH0642876Y2 (ja) * | 1987-06-10 | 1994-11-09 | 株式会社吉野工業所 | 筆ペン |
JPH0437550Y2 (ja) * | 1987-11-02 | 1992-09-03 |
-
1989
- 1989-09-02 JP JP1989103424U patent/JP2535318Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0341607U (ja) | 1991-04-19 |
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