JPH0642876Y2 - 筆ペン - Google Patents

筆ペン

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JPH0642876Y2
JPH0642876Y2 JP1987089398U JP8939887U JPH0642876Y2 JP H0642876 Y2 JPH0642876 Y2 JP H0642876Y2 JP 1987089398 U JP1987089398 U JP 1987089398U JP 8939887 U JP8939887 U JP 8939887U JP H0642876 Y2 JPH0642876 Y2 JP H0642876Y2
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JP
Japan
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liquid
storage member
liquid storage
ear
shaft
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JP1987089398U
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JPS63197185U (ja
Inventor
茂雄 飯塚
忠雄 斉藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、化粧用等として使用する筆ペンに係るもので
ある。
「従来の技術」 従来、この種の筆ペンに、第10図A,Bに示すものがあ
る。Aは、穂先を平坦にしたもの、Bは、穂先を尖らせ
たものであり、いずれも、軸1の先端に穂2を穂座3、
ゴム製補強筒4及び支持筒5にて装着し、穂2の基礎21
に細いパイプ6を内装して、軸1内に収容した内容液を
そのパイプを通じて穂先22へと案内するようにしてお
り、その供給量は、内容液の粘度、穂2の状況、パイプ
6の径等より適宜に設定される。
この場合、内容液は、例えば、実開昭58−163287号公報
のもののように繊維芯などの浸透手段を介することな
く、直接的に穂先22へと供給できて、軸1内から穂先22
へと所要量を速やかに供給でき、また、同公報のものの
ように軸内に内容液の吸蔵体を設ける必要なく、軸1内
に液体だけで収容できて、その収容量を多くでき、長時
間の使用にも円滑に供給できる。
なお、図示していないが、軸1の末端から、内溶液に入
ったカートリッジを挿入できるようになっており、か
つ、これをノックすることによりその内溶液を穂先22へ
向けて押し出せるようになっている。
「考案が解決しようとする課題」 しかし、この場合、キャップを着け忘れたり、長時間使
用しないで放置したりすると、穂先が乾燥してしまい、
次回の使用に不便を来す欠点があった。
本考案は、かかる従来の欠点を除去しようとするもので
ある。
「課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、本考案は、軸1の先端に中空の穂
2を設け、該穂の内側に、多量の液体を貯留させる多く
の隙間を形成させた含侵性液体貯留部材7を穂に密接乃
至近接させて内装し、該含侵性液体貯留部材7の内外適
所に軸1からの内容液を穂先22へ案内する液体流路72,7
3を形成したことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であるから、使用に当たり、軸1の内容液
は、穂2内の含侵性液体貯留部材7にある液体流路72,7
3を通じて穂先22へと流出し、従来通り支障なく使用で
き、また、その液体流路72,73内に入った内溶液の一部
は当該含侵性液体貯留部材7内に含侵されて停留し、こ
れが液体の毛細管現象乃至表面張力により適度に穂2へ
と供給されて使用後の穂2を湿潤させ、穂先22の乾燥を
防止する。
「実施例」 その1. 第1図、第2図は、第1例で、第10図Bに示す従来のも
のにおいて、穂2内のパイプ6を排し、穂2の内部を外
形とほぼ相似の中空に形成して、その内部に、内部形状
に適合させた含侵性液体貯留部材7を嵌挿して成る。
穂2には、第9図Aに示すテーパブリッスルタイプの合
成樹製人工毛201を用い、含侵性液体貯留部材7には、
その人工毛を更に縮れ加工した第9図Cに示すテーパク
リンプタイプの人工毛701を用いる。
穂2及び含侵性液体貯留部材7の基端は焼固め、かつ、
外向きフランジ23,71を形成させて、後者のフランジ71
を前者のフランジ23に抱かせており、これらのフランジ
を穂座3、ゴム製補強筒4及び支持筒5にて支えてい
る。
このように形成した含侵性液体貯留部材7は、縮れ加工
の人工毛が集結される結果、部材自体に、液体の表面張
力を利用して多量の液体を貯留できる多くの隙間を有す
ることとなる。なお、含侵性液体貯留部材7は、そのよ
うな性質を備えたものであれば、人工毛自体が凹凸部分
を有するもの、その他のもので形成してもよい。
また、含侵性液体貯留材7には、中心に液体流路72を貫
通させている。
したがって、軸1内の内容液は、その液体流路72を通じ
て穂2の穂先22へと供給され、同時に、含侵性貯留部材
7に停留されて、不使用時に毛細管現象にて穂先22へと
適度に供給され、穂先22の湿潤に供される。
その2. 第3図、第4図は、第2例で、この場合は、前例のもの
において、ゴム製補強筒4を排し、穂2及び含侵性液体
貯留部材7を円筒状に形成して成る。ただし、この場
合、穂2には、第9図Bに示すストレートブリッスルタ
イプの合成樹脂製人工毛202を、また、含侵性液体貯留
部材2には、ストレートブリッスルタイプの上記人工毛
202を縮れ加工した同図Dに示すストレートクリンプタ
イプの人工毛702を用いる。
このストレートクリンプタイプの人工毛702でも、内部
に多量の液体を貯留させる多くの隙間を有する含侵性液
体貯留部材7を形成できる点では前例と同じである。
その3. 第5図、第6図は、第3例で、この場合は、上記第1例
のものにおいて、フランジ71を切欠き、かつ、穂2と含
侵性液体貯留部材7との間にわずかな間隙を形成して、
含侵性液体貯留部材7の外周に液体流路73を形成すると
ともに、上記第1例の中心の液体流路72を排し、而し
て、穂座3の上面に該液体流路73に通じる凹段部31又は
適数の凹溝を形成している。
なお、この場合、含侵性液体貯留部材7と穂2との間に
上述のように間隔を生ずることとなるが、含侵性液体貯
留部材7の外側に液体流路73を形成している関係上、液
体流路73として必要な流路断面はわずかな間隔で十分に
形成でき、このわずかな間隔では液体の表面張力を都合
よく作用させることができるので、かかる間隔があって
も、含侵性液体貯留部材7に貯留された液体は途切れる
ことなく穂2へと供給させることができる。
その4. 第7図、第8図は、第4例で、この場合は、上記第3例
のものにおいて、上記第2例同様に構成して成る。
「考案の効果」 本考案によれば、穂の内側に、多量の液体を貯留させる
多くの隙間を形成させた含侵性液体貯留部材7を穂に密
接乃至近接させて内装し、該含侵性液体貯留部材7の内
外適所に軸1からの内容液を穂先22へ案内する液体流路
72,73を形成しているので、含侵性液体貯留部材7に内
容液を含侵貯留させることができ、かつ、この貯留液を
液体の毛細管現象乃至表面張力にて穂2へと適度に供給
できて、不使用時にも穂2を適宜に湿潤させることがで
き、キャップを着け忘れたり、長時間使用しないで放置
したりしても、穂先22の乾燥を大幅に遅らせることがで
き、従来の不便を解消できる。
構造並びに製作が簡単で、安価に提供できることと相ま
って実用上頗る有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は、本考案の実施例で、第1図は、第
1例の縦断側面図、第2図は、同例の要部例の截断分解
斜視図、第3図は、第2例の縦断側面図、第4図は、同
例の要部部材の截断分解斜視図、第5図は、第3例の縦
断側面図、第6図は、同例の要部部材の截断分解斜視
図、第7図は、第4例の縦断側面図、第8図は、同例の
要部部材の截断分解斜視図、第9図A乃至Dは、各実施
例における使用部材の側面図、第10図A,Bは、それぞれ
従来例を示す截断側面図である。 1…軸、2…穂 3…穂座、4…ゴム補強筒 5…支持筒、6…パイプ 7…含侵性液体貯留部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸1の先端に中空の穂2を設け、該穂の内
    側に、多量の液体を貯留させる多くの隙間を形成させた
    含侵性液体貯留部材7を穂に密接乃至近接させて内装
    し、該含侵性液体貯留部材7の内外適所に軸1からの内
    容液を穂先22へ案内する液体流路72,73を形成したこと
    を特徴とする筆ペン。
JP1987089398U 1987-06-10 1987-06-10 筆ペン Expired - Lifetime JPH0642876Y2 (ja)

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JP1987089398U JPH0642876Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10 筆ペン

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987089398U JPH0642876Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10 筆ペン

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JPS63197185U JPS63197185U (ja) 1988-12-19
JPH0642876Y2 true JPH0642876Y2 (ja) 1994-11-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010274541A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Mitsubishi Pencil Co Ltd 塗布具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2535318Y2 (ja) * 1989-09-02 1997-05-14 司フェルト商事株式会社 化粧用塗布芯

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JPS58163287U (ja) * 1982-04-26 1983-10-31 セーラー万年筆株式会社 筆ぺん

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JP2010274541A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Mitsubishi Pencil Co Ltd 塗布具

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