JP2535138B2 - 連結部材 - Google Patents

連結部材

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JP2535138B2
JP2535138B2 JP6193107A JP19310794A JP2535138B2 JP 2535138 B2 JP2535138 B2 JP 2535138B2 JP 6193107 A JP6193107 A JP 6193107A JP 19310794 A JP19310794 A JP 19310794A JP 2535138 B2 JP2535138 B2 JP 2535138B2
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芳徳 札場
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、2本のパイプ又は平板
を連結するのに用いられる連結部材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建築現場の足場組み立てに於いて、基礎
パイプ(4)に支持パイプ(5)を継ぎ足す際に用いられる
連結部材には、図11に示すものが知られている。これ
は鍔付きピン(9)の先端部に開設された孔(91)に、番線
を折曲してなるクリップ(90)の一方の脚部を嵌め、他方
の脚部で、鍔付きピン(9)の側部を押圧挟持したもので
ある。クリップ(90)を使用するときには、図12に示す
ように、まず基礎パイプ(4)の上端部に、支持パイプ
(5)の下端部を合わせ、この状態で鍔付きピン(9)を挿
入する。挿入完了状態で鍔付きピン(9)の先端部にクリ
ップ(90)を取り付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】足場を撤去した後に、
基礎パイプ(4)と支持パイプ(5)を連結したままの状態
で、足場を機械洗浄することがある。このときに、クリ
ップ(90)に衝撃荷重が加わって、クリップ(90)が鍔付き
ピン(9)から外れることがある。かかる不良に鑑み、ク
リップ(90)を外れないような形状に形成すると、両パイ
プ(4)(5)の切り離しが困難で、鍔付きピン(9)の再使
用ができなくなる。また、クリップ(90)を弾性変形させ
て、鍔付きピン(9)に取り付ける際に大きな力を要し、
作業性が悪い。本発明の目的は、両パイプ(4)(5)を簡
単かつ堅固に連結し、繰り返して使用できる連結部材を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】連結部材は、一端に抜止め
部(6)を設け、連結すべき両部材の軸心に直交して貫通
する筒体(1)と、筒体(1)の他端部に、筒体(1)の軸心
を含む面内で回転可能に支持され、長手方向が筒体(1)
の軸方向と略一致した状態では、筒体(1)の外周面から
はみ出さず、長手方向が筒体(1)の軸方向と略直交した
状態では、両端が筒体(1)の外周面から突出する抜止め
片(2)と、筒体(1)内に配備され、抜止め片(2)を常時
外側に押圧する圧縮バネ(7)とによって構成される。ま
た、抜止め片(2)は、抜止め片(2)の長手方向に延びる
長孔(8)と、抜止め片(2)が筒体(1)の軸方向と略直交
した状態で、長孔(8)中央部から筒体(1)に向かって短
く延びる切欠き(80)とが一体に開設されて、筒体(1)内
に架けられた支持ピン(3)がスライド可能に嵌合し、筒
体(1)側壁には、支持ピン(3)が孔(80)に嵌合した状態
での抜止め片(2)の回転を規制し、支持ピン(3)が長孔
(8)の端部に位置した状態で、抜止め片(2)の回転を許
すスリット(10)(11)が開設されている。
【0005】
【作用及び効果】基礎パイプ(4)と支持パイプ(5)を連
結するときには、連結部材の抜止め片(2)を、長手方向
が筒体(1)の軸方向に合わさるように向けて、筒体(1)
に挿入する。挿入後は、抜止め片(2)を圧縮バネ(7)に
抗しながら、長手方向が筒体(1)の軸方向に直交するよ
うに回転させ、筒体(1)の抜止めとする。また、抜止め
片(2)を回転させ、長手方向を筒体(1)の軸方向に向け
ることで、筒体(1)をパイプ(4)(5)から抜くことがで
きる。従って、両パイプ(4)(5)を簡単かつ堅固に連結
し、繰り返して使用することができる。また、抜止め片
(2)に長孔(8)と切欠き(80)を一体に開設したもので
は、抜止め片(2)は支持ピン(3)が切欠き(80)に嵌合し
たままでは、抜止め状態から挿入可能状態に移行できな
い。従って、連結部材を抜止め状態にして、両パイプ
(4)(5)を連結したまま洗浄しても、容易に連結部材が
両パイプ(4)(5)から外れることはない。
【0006】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明の一実施例につき、図面に沿
って詳述する。図1に示すように、連結部材は筒体(1)
の一端を開放し、他端を閉塞し、閉塞側に抜止め部(6)
を嵌着自在に設けている。筒体(1)の他端部内側には、
支持ピン(3)が筒体(1)の直径方向に設けられ、図2の
如く、側壁には該ピン(3)に直交して、2本のスリット
(10)(11)が開設され、スリット(10)(11)は筒体(1)の先
端に開口している。
【0007】図3に示すように、支持ピン(3)には両端
が丸くなった細長い形状の抜止め片(2)が回転可能に支
持される。抜止め片(2)の偏心位置に支持ピン(3)が余
裕のある状態に嵌まる丸孔(20)が開設されており、丸孔
(20)は抜止め片(2)の中心部から偏心しているので、丸
孔(20)から抜止め片(2)の各先端までの距離は異なる。
図6(a)に示すように、抜止め片(2)回転時に、丸孔(2
0)までの距離が短い方の先端部aは、スリット(10)(11)
内を貫通できる。しかし、図6(b)に示すように、丸孔
(20)までの距離が長い方の先端部bは、スリット(10)(1
1)の閉じ端部に接して、回転することができない。従っ
て、抜止め片(2)を回転させるときに、回し過ぎること
を規制される。抜止め片(2)の長手方向が筒体(1)の軸
方向を向いた状態では、抜止め片(2)の両側縁は、筒体
(1)の側壁より外側にはみ出さない。
【0008】筒体(1)内には、先端部が丸く凹んだ押圧
子(70)がスライド可能に設けられ、前記栓体(71)と押圧
子(70)(71)間に圧縮バネ(7)が介装され、該圧縮バネ
(7)によって押圧子(70)は抜止め片(2)に圧接されてい
る。この状態で、押圧子(70)の先端面は、抜止め片(2)
の先端に、略合わさる。連結部材を用いて、足場に用い
るパイプを連結するには、以下のようにして行なう。ま
ず、図4に示すように、基礎パイプ(4)の上端部の内側
に、支持パイプ(5)の下端部を挿入し、基礎パイプ(4)
の孔(40)と支持パイプ(5)の孔(50)を合わせる。抜止め
片(2)を回転させて、長手方向を筒体(1)の軸方向に向
ける。抜止め片(2)は圧縮バネ(7)に押圧され、抜止め
片(2)は先端が筒体(1)の軸方向を向いた状態を保つ。
抜止め片(2)及び筒体(1)を、パイプ(4)(5)の孔(40)
(50)に挿入する。
【0009】抜止め片(2)が孔(40)(50)から突出する
と、図5に示すように、圧縮バネ(7)に抗して抜止め片
(2)を約90゜回転させ、長手方向を筒体(1)の軸方向
と直交させる。押圧子(70)が抜止め片(2)の側縁を押圧
し、抜止め片(2)は先端が筒体(1)の軸方向と直交方向
を向いた状態に保持される。このようにして、筒体(1)
は両パイプ(4)(5)を連結し、抜止め部(6)と抜止め片
(2)によって、パイプ(4)(5)から抜け落ちることがな
い。筒体(1)を外して、両パイプ(4)(5)を分解すると
きには、抜止め片(2)を再び回転させて、長手方向を筒
体(1)の軸方向と一致させて、両パイプ(4)(5)から筒
体(1)を抜く。従って、簡単に両パイプ(4)(5)を連結
でき、かつ連結部材を繰り返して使用できる。尚、両パ
イプ(4)(5)は、図7のように内側に段部を設けてもよ
い。
【0010】(第2実施例)図8に示すように、抜止め片
(2)には、長手方向と平行に延びた長孔(8)と、抜止め
片(2)が筒体(1)の軸方向と直交した状態で、長孔(8)
の中央部から筒体(1)に向かって短く延びた切欠き(80)
とが一体に開設されている。支持ピン(3)は、長孔(8)
及び切欠き(80)に嵌合可能であり、第1実施例と同様
に、抜止め片(2)の長手方向が、筒体(1)の軸方向と直
交した抜止め状態では、抜止め片(2)が圧縮バネ(7)に
付勢されて、支持ピン(3)は切欠き(80)に嵌まる。抜止
め片(2)の長手方向が、筒体(1)の軸方向と一致した挿
入可能状態では、抜止め片(2)が圧縮バネ(7)に付勢さ
れて、支持ピン(3)は長孔(8)の端部に当たる。
【0011】図9(a)に示すように、抜止め片(2)を挿
入可能状態から抜止め状態にするには、抜止め片(2)を
押し込みながら、支持ピン(3)を中心に反時計方向に回
転させる。抜止め片(2)は、長孔(8)の端縁が支持ピン
(3)に沿って摺動し、スリット(10)(11)を擦り抜ける。
切欠き(80)と支持ピン(3)が対向したときに押圧子(70)
により付勢されて、図9(b)に示すように、支持ピン
(3)と切欠き(80)が嵌まり、抜止め状態となる。抜止め
状態から挿入可能状態にするには、支持ピン(3)が切欠
き(80)に嵌合した状態で、回転させようとすると、図1
0(a)に示すように、抜止め片(2)がスリット(10)(11)
の閉じ端部に当たり回転できない。従って、抜止め状態
から、一旦抜止め片(2)を圧縮バネ(7)に抗して押し込
み、切欠き(80)と支持ピン(3)の当接を解除してから、
図10(b)に示すように、抜止め片(2)を上方向に移動
させ、支持ピン(3)と長孔(8)の端部を嵌合させる。
【0012】切欠き(80)から抜止め片(2)の下端部まで
の距離cより、長孔(8)の下端部から抜止め片(2)の下
端部までの距離dの方が短いので、抜止め片(2)は支持
ピン(3)を中心としてスリット(10)(11)内を擦り抜けな
がら、反時計方向に回転可能となる。このようにして、
抜止め片(2)は挿入可能状態になる。上記のように、抜
止め片(2)は支持ピン(3)が切欠き(80)に嵌合したまま
では、抜止め状態から挿入可能状態に移行できない。従
って、連結部材を抜止め状態にして、両パイプ(4)(5)
を連結したまま洗浄しても、容易に連結部材が両パイプ
(4)(5)から外れることはない。尚、上記の説明では、
抜止め状態から挿入可能状態にするには、抜止め片(2)
を一旦上方向に移動させるとしたが、下方向に移動させ
てもよいのは勿論である。また、上記連結部材の作用
は、円形パイプについて説明したが、角形パイプや互い
に平行な2枚の平板を繋ぐにも有効であるのは、言うま
でもない。
【0013】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結部材を一部破断した図である。
【図2】連結部材を図1のA方向から見た図である。
【図3】図1の連結部材の挿入可能状態を示す図であ
る。
【図4】連結部材をパイプに挿入する状態を示す図であ
る。
【図5】連結部材の抜止め状態を示す図である。
【図6】(a)は抜止め片がスリットを擦り抜ける状態を
示す断面図、(b)は抜止め片がスリット閉じ端部により
阻止される状態を示す断面図である。
【図7】他の実施例に於けるパイプの接続状態を示す断
面図である。
【図8】他の実施例に於ける連結部材を一部破断した図
である。
【図9】(a)は同上の抜止め片がスリットを擦り抜ける
状態を示す断面図、(b)は抜止め状態を示す断面図であ
る。
【図10】(a)は同上の抜止め片が、スリット閉じ端部
により回転を阻止される状態を示す断面図、(b)は抜止
め片がスリットを擦り抜ける状態を示す断面図である。
【図11】従来の連結部材の斜視図である。
【図12】同上の取り付けを示す説明図である。
【符号の説明】
(1) 筒体 (2) 抜止め片 (3) 支持ピン (7) 圧縮バネ (8) 長孔 (10) スリット (11) スリット (80) 孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の細長い部材を、部材軸方向に直交
    して繋ぐ連結部材に於いて、 一端に抜止め部(6)を設け、連結すべき両部材の軸心に
    直交して貫通する筒体(1)と、 筒体(1)の他端部に、筒体(1)の軸心を含む面内で回転
    可能に支持され、長手方向が筒体(1)の軸方向と略一致
    した状態では、筒体(1)の外周面からはみ出さず、長手
    方向が筒体(1)の軸方向と略直交した状態では、両端が
    筒体(1)の外周面から突出する抜止め片(2)と、 筒体(1)内に配備され、抜止め片(2)を常時外側に押圧
    する圧縮バネ(7)とによって構成されることを特徴とす
    る連結部材。
  2. 【請求項2】 抜止め片(2)は、抜止め片(2)の長手方
    向に延びる長孔(8)と、抜止め片(2)が筒体(1)の軸方
    向と略直交した状態で、長孔(8)中央部から筒体(1)に
    向かって短く延びる切欠き(80)とが一体に開設されて、
    筒体(1)に架けられた支持ピン(3)がスライド可能に嵌
    合し、筒体(1)側壁には、支持ピン(3)が切欠き(80)に
    嵌合した状態での抜止め片(2)の回転を規制し、支持ピ
    ン(3)が長孔(8)の端部側に位置した状態で、抜止め片
    (2)の回転を許すスリット(10)(11)が開設された請求項
    1に記載の連結部材。
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