JP2006336376A - 連結具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2つの被連結部材を連結するために挿脱自在に貫通する筒状の連結杆21の一端部に抜け止め部22を設けるとともに、連結杆21の軸心方向に沿ってこの連結杆21に収納される収納姿勢Aと連結杆21の軸心方向に交差する抜け止め姿勢Bとに姿勢変更可能な抜け止め部材23を枢支軸30を介して連結杆21の他端部に設けた連結具において、前記抜け止め部材23の一端部に、収納姿勢A時に前記連結杆21の他端部の端面に当接する当接面33と打撃工具に叩かれる打撃面32とを有する拡大部27を設けた。
【選択図】図5
Description
従来の梯子取付装置は、柱材のコーナー部両側面にまたがって当接される当接部、柱材囲繞用締め付けベルト、このベルトの締付金具、および梯子を固定保持する固定枠部を有している。
この梯子取付装置を使って梯子を柱材に取り付ける場合には、予め前記連結部を梯子の側杆に連結具(取付杆)を介して連結する必要がある。
この連結具を使って梯子取付装置と梯子の2つの被連結部材を連結するには、前記抜け止め部材54を収納姿勢とした状態で、この連結杆51の端部を、梯子の踏桟に貫通し、さらに固定枠部に設けられた杆挿通孔に挿通し、その後、抜け止め部材54を収納姿勢から抜け止め姿勢に変更する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、2つの被連結部材から連結杆を挿脱するときに、抜け止め部材を打撃工具で叩いてもこの抜け止め部材および枢支軸が極力変形しないようにした連結具を提供することを目的とする。
すなわち、第1に、2つの被連結部材を連結するために挿脱自在に貫通する筒状の連結杆21の一端部に抜け止め部22を設けるとともに、連結杆21の軸心方向に沿ってこの連結杆21に収納される収納姿勢Aと連結杆21の軸心方向に交差する抜け止め姿勢Bとに姿勢変更可能な抜け止め部材23を枢支軸30を介して連結杆21の他端部に設けた連結具において、前記抜け止め部材23の一端部に、収納姿勢A時に前記連結杆21の他端部の端面に当接する当接面33と打撃工具に叩かれる打撃面32とを有する拡大部27を設けたことを特徴とする。
第2に、前記抜け止め部材23の他端部を収納姿勢A時に連結杆21に挿入して廻り止めされる先細り状に形成したことを特徴とする。
第3に、前記抜け止め部22に抜き出し工具を係合可能にする環状係合部24を設けたことを特徴とする。
これによれば、環状係合部24に抜き出し工具を係合させることで、2つの被連結部材を貫通した連結杆21を容易に取り外すことができる。
本発明に係る連結具1は、例えば、建物の鉄骨構造物の施工に際して、梯子取付部材2を用いて鉄骨構造物の柱材3に梯子4を固定する場合に、梯子取付部材2と梯子4の2つの被連結部材を連結するために使用される。
梯子取付部材2は、図4〜6に示すように、梯子4を柱材3に取り付ける取付枠体5を有している。この取付枠体5には、柱材3に当接する当接部6と、梯子4を固定保持する固定枠部7が設けられている。
当接部6は締付ベルト8とともに柱材3を締め付けるようになっている。締付ベルト8は、その一端部が当接部6の一側端部に設けられたベルト取付部9に取り付けられており、締付ベルト8の他端部は、締付金具10を介して当接部6の他側端部に取り付けられている。
前記固定枠部7は、2本の角パイプ材12をほぼ90°の角度で交差させて、その交差部分を溶接することによって形成されている。それぞれの角パイプ材12の一端部側には、前記当接部6が設けられており、この角パイプ材12の各他端部側には、梯子4を連結する一対の連結部13が設けられている。この連結部13には、前記連結具1を挿通する挿通孔14が形成されている。なお、この2本の角パイプ材12の中途部同士は、補強部材15によって連結されている。
図1〜3に示すように、前記連結具1は、アルミ等の金属製で、梯子取付部材2と梯子4の2つの被連結部材を挿脱自在に貫通する連結杆21を有している。この連結杆21は円筒状に形成されており、一端部に抜け止め部22が形成され、他端部に姿勢変更可能な抜け止め部材23が設けられている。
前記抜け止め部材23は、連結杆21の軸心方向(又は長手方向)に沿ってこの連結杆21に収納される収納姿勢Aと、連結杆21の軸心方向(又は長手方向)に交差する抜け止め姿勢Bとに姿勢変更自在となっている。
前記本体部26の他端部は先細り状に形成されており、また、この本体部26の中途部分には、その長手方向に沿った長孔29が形成されている。抜け止め部材23は、この長孔29に挿通された枢支軸30を介して連結杆21に連結されており、これによって、抜け止め部材23は、この長孔29の長手方向に沿ってスライド自在となるとともに、前記枢支軸30廻りに回動可能となっている。
抜け止め部材23が設けられた連結杆21の端部には、その端面21aから連結杆21の軸心方向に沿った長溝34が形成されている。この長溝34は、連結杆21の軸心に対して対称となるように連結杆21に2条形成されている。また、この長溝34は、連結杆21の端面21aからその軸心方向に沿って直線状に形成されており、互いに対向する対の壁面34a、34bを有している。
図3に示すように、枢支軸30にはコイルバネ31が設けられており、このコイルバネ31は、抜け止め部材23を枢支軸30の軸心方向に付勢している。これによって、前記本体部26の一方の面が前記長溝34の一方の壁面34aに当接している。
抜け止め部材23は、本体部26の中途部の幅が、連結杆21の内径よりも大きく、連結杆21の外径よりも小さくなるように設定されており、この収納姿勢Aでは、抜け止め部材23の中途部が連結杆21の2つの長溝34に嵌るとともに、抜け止め部材23の先細り状とされた先端部26aが前記連結杆21の長溝34よりも奥の内部に嵌っており、これによって抜け止め部材23は、枢支軸30廻りに回動しないように廻り止めされている。このとき、拡大部27の当接面33は、連結杆21の端面21aに当接している。
連結具1によって梯子取付部材2と梯子4を連結するには、まず、梯子取付部材2の連結部13に梯子4の支柱17を当接させ、連結部13の挿通孔14と、支柱17に形成された孔19とを一致させる。次に、一致させたこれらの孔14、19に抜け止め部材23を収納姿勢Aにして連結杆21の端部を挿通し、この端部を反対側の孔19、挿通孔14から突出させる。
このとき、抜け止め部材23は、本体部26の一方の面が長溝34の一方の壁面34aにコイルバネ31の付勢力によって当接しているので、これによる摩擦力によって、その位置が規制されている。なお、抜け止め部材23は、コイルバネ31の付勢力によって常に長溝34の一方の壁面34aに押し付けられているため、これによる摩擦力によって連結杆21を2つの被連結部材に挿通する際にも動かずに収納姿勢Aを維持している。
このとき、抜け止め部材23は、拡大部27を有しているので、打撃工具によって叩かれた場合でも変形しにくく、しかも連結杆21の端面21aに当接した当接面33との面接触によって打撃面32が受けた力を確実に連結杆21に伝えることができる。さらに、長孔29の中途部に位置している枢支軸30に衝撃が伝わることがないので枢支軸30の変形をも防止できる。これによって、連結杆21の抜き取り作業を容易かつ確実に行うことができる。
また、この抜き取りの際、連結杆21の環状係合部24に抜き出し工具を差し込んで引き抜くようにしてもよい。これによって、連結杆21を2つの被連結部材から容易に抜き取ることができる。
図7は、連結具1の応用例を示している。この図7には、長方形状の台板36の端部に対の支持脚37a、37bを折り畳み可能に設け、台板36の中途部に補強用の支持脚37cを着脱自在の設けた作業台38を例示している。
台板36の中途部に設けられた支持脚37cは、連結具1を介して台板36に着脱自在とされている。この支持脚37cの上部には台板36に連結される板状の連結部42が設けられ、台板36の中途部には、この連結部42と連結される板状の被連結部43が設けられている。連結部42および被連結部43には連結具1の連結杆21を挿通する挿通孔が一対ずつ設けられている。
なお、本発明は上記の実施形態に限らず、以下のように種々の変更・変形が可能である。例えば、連結杆21の一端部に設けられた抜け止め部22に代えて、姿勢変更可能な前記抜け止め部材23を設けるようにしてもよい。抜け止め部材23の拡大部27は、円柱状に限らず、連結杆21の外径よりも小さく、連結杆の内径よりも大きい形状のものであれば、角柱状その他の種々の形状にすることができる。連結杆21は、円筒状に限らず、角筒状その他の種々の筒形状にすることができる。また、連結具1は、上記した梯子取付部材2と梯子4、台板36と支持脚37に限らず、他の種々の被連結部材を連結できる。
21 連結杆
22 抜け止め部
23 抜け止め部材
24 環状係合部
27 拡大部
32 打撃面
33 当接面
A 収納姿勢
B 抜け止め姿勢
Claims (3)
- 2つの被連結部材を連結するために挿脱自在に貫通する筒状の連結杆(21)の一端部に抜け止め部(22)を設けるとともに、連結杆(21)の軸心方向に沿ってこの連結杆(21)に収納される収納姿勢(A)と連結杆(21)の軸心方向に交差する抜け止め姿勢(B)とに姿勢変更可能な抜け止め部材(23)を枢支軸(30)を介して連結杆(21)の他端部に設けた連結具において、
前記抜け止め部材(23)の一端部に、収納姿勢(A)時に前記連結杆(21)の他端部の端面(21a)に当接する当接面(33)と打撃工具に叩かれる打撃面(32)とを有する拡大部(27)を設けたことを特徴とする連結具。 - 前記抜け止め部材(23)の他端部を収納姿勢(A)時に連結杆(21)に挿入して廻り止めされる先細り状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の連結具。
- 前記抜け止め部(22)に抜き出し工具を係合可能にする環状係合部(24)を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の連結具。
Priority Applications (1)
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