JP2535074B2 - 熱感知器 - Google Patents

熱感知器

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JP2535074B2
JP2535074B2 JP1208315A JP20831589A JP2535074B2 JP 2535074 B2 JP2535074 B2 JP 2535074B2 JP 1208315 A JP1208315 A JP 1208315A JP 20831589 A JP20831589 A JP 20831589A JP 2535074 B2 JP2535074 B2 JP 2535074B2
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悟 須崎
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、温度を感知する感熱素子を加熱手段により
加熱して擬似的な火災状況を作り、そのときの熱感知器
の発報状況から火災受信機が熱感知器が正常であるかど
うかの診断を行う自動火災報知システムに用いられる熱
感知器に関するものである。
[従来の技術] 自動火災報知システムでは火災熱感知器を一対の信号
線からなる感知器回線で火災受信機に接続し、熱感知器
の出力を火災受信機が監視して火災を監視するようにし
ている。この種の自動火災報知システムで火災感知器と
して熱感知器を用いたものでは、温度を感知するセンサ
をヒータにより加熱して擬似的な火災状況を作り、その
ときの熱感知器の発報状況から火災受信機が熱感知器が
正常であるかどうかの診断を行うものがある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この熱感知器においては、ヒータに電流を
流す回路のばらつき、ヒータ自身の特性のばらつき、あ
るいはヒータとセンサとの設置状態のばらつき等によ
り、センサの温度上昇特性は一定にはならない。そこ
で、ヒータに電流を流す回路を調整して、センサをヒー
タにより一定状態で加熱するようにしていたが、この場
合にもセンサの温度上昇特性にばらつきを生じ、精度の
よい診断を行うことは難しかった。
本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、診断の精度を上げることができる
熱感知器を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は加熱手段による
感熱素子の加熱パターンを設定する際に加熱手段により
実際に感熱素子を加熱して、そのときの感熱素子の出力
が所望の出力状態となったときの電流供給パターンを求
める信号処理回路と、上記電流供給パターンを記憶する
記憶回路とを備えている。
[作用] 本発明は、上述のように加熱手段による感熱素子の加
熱パターンを設定する際に加熱手段により実際に感熱素
子を加熱して電流供給パターンを求め、この電流供給パ
ターンで診断時にセンサを加熱することで、加熱手段や
センサの特性にばらつきがあっても、一定の状態でセン
サを加熱することができるようにして、診断の精度を上
げるようにしたものである。
[実施例] 第1図乃至第3図に本発明の一実施例を示す。本実施
例では温度上昇率が一定以上になると警報を出力する差
動式の熱感知器に本発明を適用したものであり、この熱
感知器は感知器回線で火災受信機(図示せず)に接続さ
れている。この熱感知器のセンシング部10は、第1図に
示すように、熱を感知するセンサ1と、このセンサ1の
出力を例えば電圧信号に変換するといった処理を行う入
力回路2と、入力回路2の出力を増幅する増幅回路3と
で構成してある。そして、この熱感知器では、上記増幅
回路3の出力から温度上昇率を判定して火災であるかど
うかを判断する信号処理回路4と、この信号処理回路4
で火災であると判断されたときに警報信号を火災受信機
に送る出力回路5とを備えている。さらに、この熱感知
器の上記信号処理回路4は外部から診断信号が入力され
た際に、センサ1を加熱して擬似的な火災状況を作る機
能を備えており、センサ1の加熱はヒータ6により行
い、このヒータ6への通電をコントロール回路7で行う
ようにしてある。ところで、この種の差動式の熱感知器
では、第2図に示す警報を発すべき最低の温度上昇率
(図中のイで示し、この特性を以下急上昇特性と呼
ぶ。)と、警報を発してはならない最高温度上昇率(図
中のロで示し、以下緩上昇特性と呼ぶ。)との夫々にお
いて診断を行う必要があり、これらの温度上昇特性を得
るための電流供給パターン(第3図中のイ,ロで示し、
夫々は第2図のイ,ロに対応する。)を記憶する記憶回
路8を備えている。ここで、上記記憶回路8としてはデ
ータを書換え可能で且つ無給電状態でデータを保持する
不揮発性メモリ(E2PROM)を用いて構成してある。
センサ1を第2図に示す急上昇特性と緩上昇特性で加
熱するための電流供給パターンの設定方法を説明する。
この場合、信号処理回路4が実際にヒータ6によりセン
サ1の加熱を行うことを繰り返し、このときのセンシン
グ部10の出力を信号処理回路4が監視しておき、上記セ
ンサ1の温度上昇特性が得られるように電流供給パター
ンを調整する。つまり、本実施例では上記電流供給パタ
ーンを得るための調整を信号処理回路4により自動的に
行うのである。このように、信号処理回路4が実際にセ
ンサ1をヒータ6で加熱して診断のための電流供給パタ
ーンを求めると、結果的にコントロール回路7やセンサ
1の特性のばらつき等の影響を受けることなく、電流供
給パターンを設定できる。そして、その求めた電流供給
パターンを記憶回路8に記憶しておく。
以下、この熱感知器の診断動作を説明する。まず、急
上昇特性でセンサ1を加熱する場合には急上昇用の診断
信号を外部から信号処理回路4に入力する。このときに
は、信号処理回路4は記憶回路8に記憶したセンサ1を
急上昇特性で加熱する電流供給パターンを読み出し、こ
の電流供給パターンでコントロール回路7を動作させる
ことによりヒータ6を加熱する。そして、このときのセ
ンシング部10の出力を信号処理回路4が警報を発する判
定値を比較する。この場合には実際の火災と同じセンシ
ング部10の出力となるので、何等の異常もない場合には
熱感知器は火災受信機に警報信号を出力する。なお、何
等かの異常がある場合には警報信号が出力されないた
め、火災受信機で熱感知器の異常が判る。
次に、緩上昇特性でセンサ1を加熱する場合について
説明する。なお、この診断は上記急上昇特性の場合の診
断により加熱されたセンサ1やヒータ6が冷えるまで時
間をおいて行う必要がある。この場合には緩上昇用の診
断信号を外部から入力して上述の場合と同様にして診断
を行う。この診断においては熱感知器から警報信号が出
力されない場合が正常で、警報信号が出力されると異常
となる。
つまり、この熱感知器ではセンサ1の温度を急上昇さ
せた際に警報信号が出力され、緩上昇させた際に警報信
号が出力されない場合に正常であるということになる。
なお、上述の説明では火災受信機に熱感知器が個別の
感知器回線で接続された場合について説明したが、勿論
火災受信機に感知器回線を介して複数の熱感知器が接続
され、火災受信機との間で時分割多重伝送により信号伝
送を行って警報信号を火災受信機に送る自動火災報知シ
ステムの熱感知器にも適用できることは言うまでもな
く、この場合には診断信号等は火災受信機から送る。ま
た、上述の場合には熱感知器で診断を行うようにしてあ
ったが、熱感知器が温度上昇率を示す感知データを火災
受信機に送り、火災受信機が上述の場合と同様の診断を
行うようにしても良い。
[発明の効果] 本発明は上述のように、加熱手段による感熱素子の加
熱パターンを設定する際に加熱手段により実際に感熱素
子を加熱して、そのときの感熱素子の出力が所望の出力
状態となったときの電流供給パターンを求める信号処理
回路と、上記電流供給パターンを記憶する記憶回路とを
備えているので、加熱手段による感熱素子の加熱パター
ンを設定する際に加熱手段により実際に感熱素子を加熱
して電流供給パターンを求め、この電流供給パターンで
診断時にセンサを加熱することで、加熱手段やセンサの
特性にばらつきがあっても、一定の状態でセンサを加熱
することができ、よって診断の精度を上げることができ
る利点がある。しかも、差動式の熱感知器のようにセン
サ出力の変化率によって火災を感知するような場合にも
対応することができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図、第2図は同上の診断時のセンサの加熱状態を示す説
明図、第3図は第2図の加熱特性を得るためのヒータの
電流供給パターンを示す説明図である。 1はセンサ、4は信号処理回路、6はヒータ、8は記憶
回路である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱感知器を一対の信号線からなる感知器回
    線で火災受信機に接続し、熱感知器の出力を火災受信機
    が監視して火災を監視し、温度を感知する感熱素子を加
    熱手段により加熱して擬似的な火災状況を作り、そのと
    きの熱感知器の発報状況から火災受信機が熱感知器が正
    常であるかどうかの診断を行う自動火災報知システムに
    用いられる熱感知器であって、上記加熱手段による感熱
    素子の加熱パターンを設定する際に加熱手段により実際
    に感熱素子を加熱して、そのときの感熱素子の出力が所
    望の出力状態となったときの電流供給パターンを求める
    信号処理回路と、上記電流供給パターンを記憶する記憶
    回路とを備えて成る熱感知器。
JP1208315A 1989-08-12 1989-08-12 熱感知器 Expired - Lifetime JP2535074B2 (ja)

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JP1208315A JP2535074B2 (ja) 1989-08-12 1989-08-12 熱感知器

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JPH0373098A JPH0373098A (ja) 1991-03-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5377199A (en) * 1976-12-20 1978-07-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd Fire detector
JPS61247918A (ja) * 1985-04-26 1986-11-05 Hochiki Corp アナログセンサの出力補正装置

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JPH0373098A (ja) 1991-03-28

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