JP2535008Y2 - コンソールボックス - Google Patents

コンソールボックス

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JP2535008Y2
JP2535008Y2 JP5060591U JP5060591U JP2535008Y2 JP 2535008 Y2 JP2535008 Y2 JP 2535008Y2 JP 5060591 U JP5060591 U JP 5060591U JP 5060591 U JP5060591 U JP 5060591U JP 2535008 Y2 JP2535008 Y2 JP 2535008Y2
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JP
Japan
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console box
cylinder
lid
piston shaft
piston
Prior art date
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JP5060591U
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JPH053040U (ja
Inventor
三瓶義雄
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Publication date
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車に設備されるコ
ンソールボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車室内に設備されるコンソール
ボックスの従来構造としては、例えば図1に示す如き構
造のものがある。
【0003】すなわち、この従来構造のコンソールボッ
クスにあっては、コンソールボックス本体1と、このコ
ンソールボックス本体1の上側開口部にヒンジ3を介し
て開閉自在に被着される蓋体2とこの蓋体2とコンソー
ルボックス本体1との間に介装されて、その蓋体2の開
放度合を規制すると共に、蓋体2の閉塞時における閉塞
衝撃を解消せしめるためのエアダンパ4を有している。
なおそのエアダンパ4は、シリンダ部材41とピストン
部材42とを有し、そのシリンダ部材41はコンソール
ボックス本体1に支軸43を介して軸支され、また蓋体
2にはピストン部材42の先端が連結部材44を介して
連結されているものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところがこのような構
造のコンソールボックスにあっては、その蓋体2の裏側
小物収容スペース5を作成して、該スペース5内に例え
ばカセットテープ等の小物を収容することができるよう
に構成されたものがあるが、このような蓋体2構造にお
いてそのスペース5内に小物を収容保持させると、一坦
開放した蓋体2が、その小物の重量が加わって即座に閉
塞されてしまいコンソールボックス本体1より内容物が
取り出されないうちに蓋体が閉塞されてしまうという不
便があった。
【0005】この不便を解消するために例えばエアダン
パ4とは別部材である蓋体開放保持用のストッパを設け
ることが考えられるが、この場合新たにストッパ部材を
増設しなければならず、部品点数の増加は勿論のこと組
立作業性も低下するという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる従来の問
題点に着目してなされたもので、シリンダとピストン軸
とを有するエアダンパにおいて、そのピストン軸に、該
ピストン軸がシリンダより完全に引き出されたとき、シ
リンダ口縁に係止される弾性係止片を具備せしめて、そ
のエアダンパを取付けるコンソールボックスの蓋体が完
全開放されたとき、上記弾性係止片の作用で、蓋体の閉
塞が一時的に阻止できるコンソールボックスを提供する
ことにある。
【0007】
【実施例】以下に本考案を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0008】図2において、11は容部12を有するコ
ンソールボックス本体であって、このコンソールボック
ス11には支軸13を有する蓋体支持アーム14が固定
されている。そして上記支軸13にはコンソールボック
ス本体の容部12開口部を開閉するための蓋体15が開
閉可能に軸支されているものである。16はその蓋体の
閉塞時における閉塞衝撃を皆無とするエアダンパであっ
て、このエアダンパ16構造は図3及び図4に示す如く
エアシリンダ17と、このエアシリンダ17の内部にお
いて密嵌合されているピストン18と、このピストン1
8と一体のピストン軸19、エアシリンダ17の開口部
に被着されるキャップ20を有している。さらに上記ピ
ストン軸19のピストン18側端部には略く字状に形成
された板ばね21の一端が固定されている。なお22は
シリンダ17に形成された取付孔、23はピストン軸1
9の先端に形成された取付孔を示す。
【0009】そして上記取付孔22を利用してシリンダ
17をコンソールボックス本体11に軸支させ、また取
付孔23を利用してピストン軸19の先端を蓋体15に
軸支させる(図2参照)。
【0010】以上が本実施例の構造であるが、次にその
作用について述べると、コンソールボックス本体11と
蓋体15との間にエアダンパ16が連結されていること
から、この蓋体15を開放した後、この蓋体15をその
蓋体15の自重で閉塞させようとするとき、そのエアダ
ンパ作用で蓋体15は急激には閉塞されず、緩和閉塞さ
れるために、蓋体15の閉塞時における衝撃力が未然に
防止できるものである。そして本実施例にあっては、ピ
ストン軸19に板ばね21が取付られていて、蓋体15
の完全開放のとき、板ばね21の自由端がシリンダ17
の外部に引き出されて図4に示す如くキャップ20の孔
縁に係止されるため、ピストン軸19の押入が阻止され
るストッパーとなるために、蓋体15の自然閉塞が抑制
され、これによって、コンソールボックス容部への物の
出し入れが自由にできる。
【0011】次いでその蓋体15を閉塞動作させたいと
きは、ピストン軸19の側面に突出される板ばね21を
その弾性に抗して押圧偏平化すれば、その板ばね21と
キャップ20口縁との係止力が解け、その結果、ピスト
ン軸19をシリンダ17内へ押入することが可能であっ
て蓋体の閉塞動作が可能となる。
【0012】
【考案の効果】以上のようにこの考案は、シリンダ17
と、このシリンダ17内で摺動可能に嵌合されているピ
ストン18に設けられているピストン軸19を有するエ
アダンパにおいて、そのピストン軸19に、該ピストン
軸19がシリンダ17より完全に引き出されたとき、シ
リンダ口縁に係止される弾性係止片21を設け、さらに
上記シリンダ17をコンソールボックス本体に、及びピ
ストン軸をコンソールボックスの蓋体15に夫々軸支さ
せて、蓋体15が完全開放されたとき、上記弾性係止片
21がシリンダ17の口縁に係止されて蓋体15の閉塞
が抑制されるコンソールボックスであるから、これによ
れば、蓋体の閉塞を抑制するストッパ片、すなわち、弾
性係止片21をエアダンパ内に組込んだ構造であるか
ら、このエアダンパが、緩衝作用と共にストッパ作用を
有し、従って従来例のように別部材であるダンパとスト
ッパを夫々設ける必要もなく、部品管理、部品の取付作
業性、等の点で有利であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図。
【図2】本考案よりなるコンソールボックスの実施例を
示した説明図。
【図3】エアダンパの内部構造を示した説明図。
【図4】エアダンパの動作説明図。
【符号の説明】
11:コンソールボックス本体 12:容部 13:支軸 14:蓋体支持アー
ム 15:蓋体 16:エアダンパ 17:エアシリンダ 18:ピストン 19:ピストン軸 20:キャップ 21:板ばね 22:取付孔 23:取付孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(17)と、このシリンダ(1
    7)内で摺動可能に嵌合されているピストン(18)に
    設けられているピストン軸(19)を有するエアダンパ
    において、そのピストン軸(19)に、該ピストン軸
    (19)がシリンダ(17)より完全に引き出されたと
    き、シリンダ口縁に係止される弾性係止片(21)を設
    け、さらに上記シリンダ(17)をコンソールボックス
    本体に、及びピストン軸をコンソールボックスの蓋体
    (15)に夫々軸支させて、蓋体(15)が完全開放さ
    れたとき、上記弾性係止片(21)がシリンダ(17)
    の口縁に係止されて蓋体(15)の閉塞が抑制されるこ
    とを特徴とするコンソールボックス。
JP5060591U 1991-07-01 1991-07-01 コンソールボックス Expired - Lifetime JP2535008Y2 (ja)

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JPH053040U JPH053040U (ja) 1993-01-19
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ID=12863603

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KR100341499B1 (ko) * 2000-05-25 2002-06-21 이계안 자동차용 콘솔
KR101462556B1 (ko) * 2007-08-31 2014-11-18 가부시키가이샤 파이오락꾸스 댐퍼 장치
JP5169142B2 (ja) * 2007-10-26 2013-03-27 トヨタ紡織株式会社 リアコンソールボックス
JP5629136B2 (ja) * 2010-06-17 2014-11-19 株式会社ニフコ ダンパ付き開閉蓋

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